こんにちは!
Lullmです。

今回は四間飛車最強の使い手
藤井猛先生の棋書を購入したのでご紹介したいと思います。

最強藤井システム (プレミアムブックス版)』です。
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元々こちらは1999年頃に発売された書籍という事もあり長らく絶版となっていたのですが、最近になってめでたく復刊されたという感じです(*'▽')

どうやらこちらの書籍、オンデマンド印刷なるもので復刊されたもののようで、
私も詳しくは分かりませんが、
より一般的な印刷方法である『オフセット印刷』よりも、この『オンデマンド印刷』は小ロットから手軽に印刷が行える方式だそうです。

この方式は印刷の質が落ちる代わりに製版を必要とせず、納品の早さと低コスト性に優れているのが特徴のようですが、残念ながら棋書のお値段は発売当時の価格から下がるどころか値上げです(笑)

【当時】税込み2100円(オフセット印刷)→【現在】税込み3024円(オンデマンド印刷)

藤井猛先生ファンとしては復刊して頂けただけ有難いと割り切るしかありません( ;∀;)
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ちなみに、印刷の質も劣ると聞いていたため実際のところはどうなのか興味があったのですが、その点は問題ありませんでした。
原書を持っているわけではないので厳密に比較はできませんが、率直に言って手作り印刷感は感じられるものの、読みずらいという事はありません。
ページも厚めでしっかりしてるように思います。

印刷具合を強いて例えるならば、自宅のスキャナーで本を読み取って画像化、それを印刷したような鮮明度でしょうか。
印刷のプロからすると賛否両論あるのかもしれませんが、素人観としては読みにくさはありません。
きちんと藤井先生のお言葉が一言一句書かれていますよ(*´ω`)

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さて、それでは肝心の内容の話に移りたいと思います。

構成としては、
①定石編
②実戦編
全2章となっています。

総ページ数は248pで、うち106pが定石編、残りが実戦編です。
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①の定石編では、藤井システムの基本的な指し方について幾つかの盤面と共に文章形式で説明されています。※有名な『指しこなす本』とは違い、一手ずつ解説というものではありません。

②の実戦編では、実戦譜を振り返って解説されており、羽生善治先生や谷川浩司先生等の複数人の先生方との"解説棋譜"が12局、"棋譜だけ"の参考棋譜が8局、全20局という収録数です。

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内容レベルとしては、有段者、級位者の上位が対象だと思います。
最低でも『指しこなす本』を読破し、対穴熊の四間飛車の基本を理解したうえで取り組まないと厳しいのではないでしょうか。

先手番だけでも4六歩型藤井システム1五歩型藤井システム等があり、加えて相手の穴熊の囲い方に応じて当然に指し手も変える必要があるため変化は多いです。

文体は易しいですし、藤井先生の解説自体はいつも通り分かりやすいので読み物としてはスラーっと読めるのですが、実戦で生かせる知識として消化するとなるとそれなりの棋力は要する、そんな感じの棋書です。
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私は先手番だと石田流、後手番だと角交換四間飛車を指すことが多いため、実際のところは穴熊相手に戦うことは殆どありません。

時々ノーマル四間飛車を指した際に穴熊にされる事はありますが、
私はそれならば『指しこなす本シリーズ』に収録されている角交換挑戦型四間飛車で対抗するのを選びます。
これならば玉は美濃囲いですし、角を手持ちにしつつ4筋から戦いを起こしていく将棋は角交換四間飛車で経験のある将棋なので実戦的に勝ちやすいというのが理由です。

ノーマル四間飛車は4~5局に1局くらいで指しているので藤井システムを習得したいという思いはあるのですが、居飛車からの反撃筋を見るとやはり玉型が祟り易い藤井システムはまだまだ私には難易度が高そうです。

しかし、やはりこんな格好いい駒組みを見てしまうとついつい指してみたくなる、そんな戦法が藤井システムですよね(*´ω`)

↓ちなみにこれは先手番4六歩型藤井システムです。

本当にカッコいい。
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いつかは指しこなせることを願いつつ頑張ります(*'▽')!!
それではまた!
Lullm


P.S.
余談ですが、ここ数か月、将棋本の在庫復活が著しいです。
Amazon徘徊癖のある私だからこそ気付いたのかもしれませんが、
入荷予定なしの売り切れ状態であった棋書がことごとく在庫復活しています。
例えば、菅井竜也先生の『菅井ノート』や、戸辺誠先生の『4→3戦法』本等です。

これは将棋ブームで増刷がなされたためなのか、Amazonがなんとか仕入れを頑張ってくれたのかどうか分かりませんが、将棋ファンにとっては嬉しい限りですね。