10月23日、今回の講義のテーマは、今や多くの人が持つようになったスマートフォンについてでした。
  
 
 世界の国の中でもいわゆる先進国である日本ですが、「スマホ保有率」は約50%に留まっており、アメリカ、フランス・約70%、イギリス・約80%、韓国、シンガポール・約90%と、スマホ保有率の高い国と比べるとさほど高くないことが分かります。
 一方で、「ガラケーのみ保有率」は約25%と、上記の国の中ではトップクラスに高いそうです。その理由としては、「片手での操作性を重視している」、「画面のサイズがスマホに比べ小さく、情報を直接覗かれる心配が少ない」などの理由があるようです。

 
 これからさらにスマホの利用率が高まっていくであろう現代、WEBページやアプリのデザイン、キーワード検索の傾向等もスマホならではのものが見られます。 
 スマホ版のWEBページを作る際に注意したいのが、リンクやバナー、ボタンのデザインだそうです。PCでWEBページのリンクやボタン等にカーソルを合わせると、色が変わったりして「押せる」と分かるようになっているものをよく見かけると思います。しかし、スマホには基本、カーソルが存在しないため、文章とリンクの違いをより明確にしたり、ボタンは「押せる」というイメージをユーザーが自然と持てるように、立体感のあるデザインにするなどの工夫が必要になってきます。また、スマホの画面上に表示された際に指の太い人でも押しやすいような幅を持たせるなど、スマホでの操作感を意識したつくりが大切です。
 キーワード検索も、短い略語等が検索されやすい傾向にあります。また、音声検索の際には「明日の天気」等、PCでは検索されない、助詞や話し言葉の入ったキーワードも、スマホならではと言えるかもしれません。
 スマホの検索数がPCの検索数を上回っている年代もある中、検索でヒットするサイトにするには様々な工夫が必要になってきているようです。

 
 スマホの普及(+SNSの普及)の影響で生まれたものの1つが「ハッシュタグ(#)」です。Twitterのとあるユーザーが提案して、Twitterが公式に採用してリンク化したのが始まりだそうです(提案したユーザー、何気に目の付け所が凄いと思うのです…)。その後、Instagramやその他のSNS系サービスにも導入されましたが、上手く普及しているのはやはりTwitterとInstagramと言えそうです(実際、Facebookのハッシュタグは普及には至っていないようです…私もFacebookにハッシュタグがあること自体気づいていませんでした)。

 そして、スマホの普及によって打撃を受けている製品もあります。固定電話やゲーム機、音楽プレーヤー、紙の辞書等、スマホによって代用されてしまう機会が増えたもの達です。
 例としてゲーム機を挙げてみます。私はゲームが好きなのでゲーム業界のニュースをよく見ますが、PlayStationを発売しているSONYでは、「ゲーム機を作るほど赤字になっている」とまで言われているという話を聞いた事があります。スマホゲーム市場が活気づいている中で、家庭用ゲーム機を売るというのも大変なようです。


 最後に、スマホとSNSの普及による悪影響が紹介されました。
 Twitter等、比較的短い文章を短絡的に用いるツールを使い続けていると、長い文章を構成する力が無くなってくる事があるそうです。「自分の思考を直接言語化」出来るツールだったからこそ普及したSNSですが、あまり短い文章に触れる機会が増えすぎた点ではあまり良くないのかもしれません。


*今回の授業資料
(SlideShare)
 情報リテラシー論 4)スマートフォン普及と課題
 著者/講師:横田秀珠