11月13日、今回の講義テーマは「位置情報」についてです。
 
 「位置情報」を使ったシステムと言えば、GPSです。元々は、アメリカ軍が特定の地点や現在地の緯度・経度を求めるために用いていたものですが、この仕組みを利用して、現在では様々なサービスが生まれています。
 まず、Googleマップを始めとする地図検索サービスです。これらはユーザーの現在地の位置情報を元に、周辺の施設や任意の目的地までの距離・時間などを割り出してくれます。Googleマップの「ストリートビュー」では、位置情報と写真を組み合わせ、まるでそこにいるかのような景色を見る事が出来ます。
 LINEやFacebookでは、位置情報を用いてメッセージとして自身の現在地を送ったり、「今此処にチェックインしました」という投稿を簡単にすることが出来ます。 
 また、近年は「ポケモンGO」のような位置情報を上手く利用したゲームやアプリも登場し、現実世界の位置情報でバーチャルの世界を攻略していく、新しい遊びの形も生まれました。
 
 一方で、ネット上にも位置情報が存在します。それが「IPアドレス」です。
 これは「ネット上における住所」のようなもので、Webサイトやページごとにアドレスが異なるため、何処にアクセスしているかが分かります。また、IPアドレスの中にはサーバーなどの所在地も含まれている為、ユーザーが何処からアクセスしているのかもわかる仕組みになっています。


 しかし、そんな位置情報サービスにも危険性が潜んでいます。それは、「使用者の位置情報が、悪意のある人物に渡ってしまい、悪用される」というものです。
 例えば、特定の人物をつけ狙っている人物が、その人のFacebookで「チェックイン」の情報を得たとしたらどうでしょうか。その人物は簡単にターゲットの現在位置を知る事が出来てしまい、実際に行動を起こされる危険があります。
 オンライン上に写真をアップロードする場合にも注意が必要です。スマホやデジタルカメラで撮られた写真には位置情報が添付されている事があり、それを知られたくない場合には、アップロード前にしっかり確認する必要があります(投稿時に、サイトやアプリ側が自動的に位置情報を削除してくれる場合もあります)。 
 そして、スマホでは「本体の位置情報設定」を確認する事も大切です。スマホは購入時の設定のままにしておくと、使用者の位置情報を勝手に記録し続け、自宅の情報を割り出してサービスに利用してしまったりするので、気になる場合は任意の機能をオフにしておくのが良いでしょう。また、位置情報を利用したくないアプリへの「位置情報の利用許可」を切っておく事も有効です。


 位置情報を用いたサービスのおかげで、様々なシーンで便利な面がありますが、情報の漏洩にはより一層注意を払わなければいけないという事を忘れないようにしなければいけないと感じました。


*今回の講義資料(SlideShare) 
 情報リテラシー論 7)位置情報で激変の生活習慣
 著者/講師:横田秀珠