8月が終わってしまいました。
長々と引っ張ってきた折羽ル子さんの主宰するモウテルアンソロジー用の原稿が、ぎりぎり8月中に脱稿できました。疲れた。
息抜きのつもりで参加した企画モノだったのに、まさかここまで難儀するとは思いもよらず。まったく、安請け合いはするもんじゃないですね。
タイトルは『新城アキラの欲望という名の迷宮』。以前書いた『新城アキラの密かな愉しみ』の続編、というかシリーズ2作目になります。これが不味かった。「ウシ」「モーテル」「エロ」の三題噺が、四題噺になってしまい、また「新城アキラ」は微妙に「ほつま」ブランドなので思い切り振り切ることもできず、こつこつバントするように、慎重に書き進めなければならなくなって、しかもそれって面白くなりようがないことに気付いてしまい、途中からは、「負けない」ことだけが目的の撤退戦の様相と成り果てました。
『エレファントトーク』と同じ展開ですね。技術のみで書いた小説。学習能力がないのか、私は。
最低限の面白味だけを確保した、という辛い状況。終らせるにはこれしかなかった。
あー、もう、当分は頼まれ仕事はしませんよ。上手く回す自信は木っ端微塵になくなりました。

さて、9月になってしまって、次の仕事は大掛かりな「このセルパブがすごい!」になります。これがまたしんどい。自分だけならまだしも、他人を巻き込むことがこんなにしんどいってのは、まぁわかっていたけれども(笑)、始めてしまったからにはしょうがない。
当初から、最低3回は続けよう、と思っていたので、今年と来年は確定です。
本格始動する前に、ちょい英気を養う意味で、ゲームとかさせてね、疲れてんだよ、これでも。