買ってきました『メフィスト 2009 Vol.3』。とにかく気になって何も手がつかない状態なので、今日の作業はブッチして、ざっと座談会を読み始めます。座談会は結構分量があるので、読み進めるのがもどかしい。取り敢えずタイトルだけポツポツと拾い読み。

前半……、ない。
後半……、あ……、おい……、大丈夫か?

何か私の作品が載ってるんですけど……、座談会の肴として。
ウワァァァイ、マジですか? 最後から二番目ですよ、どうよコレ(意味不明)。
エエエ、良いのかホントに? 目的達成しちゃっていますたよ?

しかし見出しが、
応募要項的には零点です

ウワァァァ、何か規定とは全然違う文字組みで送っちゃってたみたい。す、スミマセン。恥ずかしい〜。
これでボツにされなかっただけでも有り難いです。頭が上がりません。
ああ、ちょっと、とにかく、落ち着こう。

さて、タイトルは『ケタチガイシンドローム』と言います。
座談会の評価では、割と楽しんでもらえたようです。良かった。
私の作品の部分だけ座談会を引用してみますね。
Z 次は『ケタチガイシンドローム』、「あなたの数字は何点ですか?」。
U 大学生の主人公ケンジは、小学生のときの高熱がきっかけで、人々の頭の上に数字が見える能力を身につけます。点数が高い人は能力が高く人徳がある人、点数が低い人は能力が劣って犯罪を犯す人だと、ケンジは考えていました。周りは圧倒的に二桁の人が多いんですが、小学校時代に知り合った少年と少女が三桁だったんですね。彼らとともに成長して一流大学に進学しますが、劣等感から彼らと距離を置き、そして一桁の少女や英語講師との出会いによって深く数字について考えるようになります。そんな中、殺人事件や大学テロが起き、彼が巻き込まれていきます。とても面白く読めたので評価は高いのですが、一つだけ注意を。文字組みが応募要項で求められているものと全く違います。ぜひ私たちがお願いしているスタイルでご応募ください。
S 小さい子どもの親が、事件に巻き込まれるのを心配して、人々の点数がわかっていたらいいという、そんな発想から生まれたんだろうね。オリジナルな思いつきで、人間は点数じゃないよという方向へもっていったり、物語を作ろうという姿勢が好ましくて、僕も評価は高いな。
X 前半はいい感じです。小学校時代の話は、描写がポップで、笑えますよね。それに主人公がわりと大人びて、学校とか家族とか、いろんなものをひいた視点で観察し、点数と照らし合わせてみたいなところなんかにもセンスを感じました、ただオチはあまり意外性を感じずがっかり。全体的に面白かっただけに残念。
P これは面白かった! ただ、Xさんと違って、僕は前半の小学生パートが冗長で嫌。それに一文が長すぎてこなれてないし。それにひきかえ後半は最高! 事件が立て続けに起こる部分は、ほんとに読ませるし、点数が低い人を自分の周りから排除したり、点数がわかるだけに悩みが大きい主人公の姿は、今の社会をしっかりと捉えて描いている。奥が深いです。読者のみなさんに読んでほしいです!
Z 高評価なのに意見が分かれてるね。私も読みましたけど最初のほうはたるい。会話とかも辛かった〜。
S でも、あれよあれよという間に、変な話にいくから。
P 後半との対比や伏線のために、意図的に間延びさせたのかもしれないけど、そこを読んでる時間は辛かった〜。
Z この構成のままだと、書店で冒頭を読んでも購入してもらうところまではいけないでしょうね。
S その部分に事件とか、現代の話をもってきてというほうがいいのかも。
P それに前半だと点数に絡んだ話をあまりしないでしょ。こんな面白い設定があるのになんでそのネタ振らないんだろうって。だから飽きちゃうんです。
U この方に連絡取ってみたいです。
S 君は何点だねとかって言われたりして(笑)。
P 僕だったらこの方との初対面のときに「絶対言わないで」って平伏する。
Z 計測不能って言われるほうが怖くない? 人じゃありませんみたいな。ねっ、3点のYさん。
Y わあ、何で急に僕に振る!? それに僕の評価がそんな点数だなんて……。
P これがさっき言ってた「精神的手討ち」ってやつか……。
う〜ん、何か、かなり? 高評価? ですよね?(汗)。良いのかホントに。
逆に、同じネタで三本目書いてます、とか言ったら呆れられそうな気配がある(汗)。全然、雰囲気違うんだもの。三作合わせ技とか、小細工する必要なかったのかなぁ。

それにしても、前半と後半で評価が全然違うのですね。これはどうしたらいいのだろうか。
私自身の感覚からすると、前半の方が私の本来のリズムです(いや、むしろ、それでもかなり削りました(笑))。後半は文章の密度が足りないと思いながら書いていました。スカスカな感じがする。時間があれば、もっと書き込んでいたと思います。
でも前半が良いという人もいれば、冗長だ、たるいという人もいる。たるいのかぁ。確かにもっと事件を起こしてメリハリを付けた方が良さそうですね。
一文の長さも、自分的には短く切ると物足りなく感じてしまって、自分の気持ちの良い長さにしてしまうのですが、長い、こなれていない、と言われるのならば、短くテンポよく書くのにやぶさかではありません。やろうと思えばいつでも出来ますし、その方向性で楽しんで書くことも出来ます。
後半は、アクションシーンは割と自分でも気に入っています。そこを「最高!」と言ってもらえたのだから、ホント最高! 
あと、「あなたは○点ね」みたいな遊びをしてくれているのが、凄く嬉しいです。マニアックなものではなくて、より多くの人が読めるポピュラリティーのあるものを目指しているので、読書が趣味の人でなくても面白い、ノリが分かる、話題にできる、などを目標にして書きました。エンタメはそうでなければダメだと私は思っています。
映像で言えば、テレビドラマ的なものを目指しました。映画やアニメではなく。

また、ヒジョーに言いにくいことなんですが……。Sさんには「オリジナルな思いつき」と言っていただけたのですが……。実は元ネタがあります。例えば『ドラゴンボール』のスカウターとか、『デスノート』の寿命が見える眼、とかも意識していますが、決定的なのは、『あずみ』、『がんばれ元気』などで有名な小山ゆう先生の『愛がゆく』です。
かなり古い作品で、現在絶版状態? だと思うのですが、これに人の額に偏差値が現れる、という秀逸なネタがあるのです。
もちろん細かい仕込みは全然違いますし、『愛がゆく』はむしろ『ターミネーター』的な未来人と現代人の超能力戦がメインの話なのですが、数字のネタに関してはここから借用しました。
小学生の頃に読んで、ものすごく衝撃を受けた作品で、これが今絶版状態なんてホントかよ! とか思います。人の殺し方とか凄すぎる。小山先生、サイコーです。
他にも多分、色々と意識せずにゴチャマゼで影響を受けています。ほとんどマンガばかりでしょうが(笑)。だって私、活字の本、あまり読まないんですもの。

それと、連絡をいただけるようなことが書かれているのですが……。
どうも座談会に取り上げられた作品の中でも気に入ってもらえた作者には、この「連絡入れ」が行われているらしいのです。座談会って多分、ひと月以上前に行われていると思われるので、この「連絡入れ」って、その直後くらい、遅くても発表号の発売前には行っているのだとばかり思っていました。発売後なのですねぇ。それとも忘れられてるのかもしれないなぁ(笑)。
でもこれって、もしかするとメフィスト賞、いただけるかもしれない、ということなんでしょうか? 手直しをすれば。
それはすごーく有り難いことなんですけども、しかしやっぱり申し訳ないというか、いいんですか? ホントに? って感じが拭えない。

嬉しいですけどね。いやもう、本気で嬉しいなぁ。自分で書いたものを褒めてもらったのって、大学時代の亡くなった恩師以来です。

このブログでは散々書いていますが、実は小説家になるつもりはなくて……、とか言ったら怒られそうですよねぇ。
自己評価では、私は、小説専業で食ってくのは無理だと思ってますよ。
だから、映像とか、アニメのシナリオとか、同人ノベルゲームとかに欲がある。
こういう考えは、最初にちゃんと言っておいた方が良いでしょうね。

いずれにせよ、投稿二作目にして「座談会の肴になる」という目的は達成できてしまいました。
何だか色々と小細工していたのに拍子抜けというか、これからメフィストどうしよう……、という感じです。欲張って、メフィスト賞を取りに行くべきなのは分かっていますが、予想外の評価を受けてしまったので、慌てふためいています。
さて、本当にどうしよう。



追記:『愛がゆく』、Yahoo!コミックで電子書籍として買えるみたいですね。数字の設定は中盤以降です。興味がある方は是非読んでみて下さい。

追記:「連絡入れ」、電話だとばかり思っていたら、メールを頂きました。そう言えば、メールアドレスも書いて送っていたんだっけ。応募要項無視しまくりだな、我ながら。詳しい話はまた後日になりそうです。