2020年03月31日

日本の新型コロナウイルス(COVID-19)の感染者数が統計上では圧倒的に少ないことに対し、欧米メディアは、日本が単に検査不足で実態が反映されていないのか、それとも感染抑止がうまくいっているのか疑心暗鬼になっているようだ。国内でもその点を不安に思っている人も多いだろう。筆者もその一人だ。

一方で死者数に関しては、比較的実態に即したデータが得られていると見られており、日本の死者数が少ないことを根拠に、日本の感染抑止は「いまのところ」機能しているとされている。

人口が多ければ死者数も多くなるので、各国の人口で除して100万人あたりの死者数の推移を示したのが以下のグラフだ(対数軸)。インタラクティブ版では右上のメニューボタンから各国の表示ON/OFFをできるように作成しているので気になる人は試してみてほしい。

COVID-19-2020-03-31

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lunarmodule7 at 22:15│Comments(3)││COVID-19 

2020年01月29日

この稼業だ、色々と汚いものも見てきたが…見たけりゃみてもいいよ。
普段眠ってる「正義の心」ってやつがムクムクと頭をもたげてくるぞ。

これは、ゆうきまさみ著機動警察パトレイバー17において、パレットの人身売買カタログに興味を示す遊馬に対し後藤隊長が投げかけたセリフだ。本エントリはそういう類いだ。

UNDOC-TIP


不正薬物とグローバル組織犯罪と闘う国連薬物犯罪事務所(UNODC)は人身売買に関する包括的な報告となる、TRAFFICKING IN PERSONSを定期的に公開している。このレポートを読めば普段触れることの少ない人類の闇の部分を覗くことができる。

GLOTiP_2018_002


上図はUNDOCに報告された人身売買犠牲者の人数推移だ。人数は年々増加しており2016年ではおよそ25,000人が報告されている。2007年比では67%の増加だ。UNDOCに人身売買を報告した国は97カ国に上り、一国あたりの平均犠牲者は年々増加を続け、2016年には254人となっている。あくまでこの数字は顕在化したものであり、実数はこの何十何百倍にも上ることは想像に難くない。続きを読む

lunarmodule7 at 20:00│Comments(1)││社会 | 国際

2020年01月26日

JAPAN_OF_COLORS_JP

あなたの住んでいる地域はどんな色をしているだろう?田畑があり緑豊かな土地だろうか、それとも、ビルとアスファルトが覆う都会だろうか?
本Vizは都道府県ごとの登記された土地の地目割合を示している。都道府県ごとに異なる人の営みによる土地利用の分布が可視化されているので、興味深い結果になっている。

本Vizは、Tristan Guillevin(@ladataviz)氏によるOECD諸国の土地割合を可視化したLand Of Colorsの日本版である。氏はTableauでVoronoi Treemapを作成するチュートリアルBuild a Voronoi Treemap in Tableau in two steps - La Datavizも公開されており、致せり尽くせりである。氏には改めて感謝したい。

ただし、残念ながら都道府県単位の土地種別データは見つけることができなかった(森林率だけは林野庁がデータを公開している)。そこで、国土交通省が公開している利用形態別土地面積を利用した。これは登記されている土地を地目ごとに分類したものである。

登記されている土地の総面積は16万k㎡、日本の総面積は38万k㎡なので、およそ4割程度のカバー率となる。カバーされていない部分の大半は非可住地であると推測され、主に森林率や池沼率は実際の面積割合よりも小さく、宅地、田、畑などは実際の面積割合よりも大きく算出されているはずだ。

それでも各都道府県の特色が可視化された興味深いVizになっていると思うのでぜひ触ってみてほしい。スマホでは画面が小さくて体験が困難なので、PCブラウザを推奨する。
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lunarmodule7 at 10:00│Comments(0)││視覚化 | Tableau

2019年07月29日

スマホの急速な普及に伴い、特に若年層は毎日多くの時間をスマホ利用に費やしている。それだけスマホに時間を取られていると、当然他の事にしわ寄せが来るわけで、おそらくテレビの視聴時間が減少しているのだろうという推測が成り立つ。

7月頭に総務省が令和初となる令和元年版情報通信白書を公開した(とはいえ、2018年までのデータなので令和は含まれてない)。令和時代のメディア利用実態はどのようになるだろうか? 昭和、そして平成からどのように変化するだろう?



上のVizは主要メディアである、テレビのリアルタイム視聴、録画視聴、ネット利用、新聞購読、ラジオ聴取に関して、平日と休日の行為者率を示したものである。右上のラジオボタンで平日と休日を切替可能だ。
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lunarmodule7 at 22:16│Comments(0)

2019年06月09日



厚生労働省が7日に発表した人口動態統計によれば、2018年の出生数は91万8397人で過去最低となり、3年連続100万人を下回った。合計特殊出生率は1.42と政府の目標値1.8とは依然として大きな隔たりがある。

出生数から死亡数を引いた人口の自然増減は44万4085人のマイナスで、人口減少のトレンドはこの先ずっと続くことになる。この人口減少は、おそらく多くの人たちが思っているよりも急激で、多くの人が思っているよりも致命的だ

この先100年にわたりどの程度日本の人口は減少していくのか。国立社会保障・人口問題研究所が発表している日本の将来推計人口(平成29年推計)の2015年から2115年の人口に基づき、2015年時点の各都道府県の人口が失われるのかを可視化してみた。消失する都道府県の選択は人口の少ない順である。右上のスライダーを操作することで年を増減でき、その時点で存続している都道府県のみ地図上に表示される。ただし当該自治体が実際に存続あるいは消失するということでは無いことに留意願いたい。

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lunarmodule7 at 19:00│Comments(11)