2019年02月04日

なぜ使いもしない数学を勉強しなくてはならないのか、数学を苦手とする生徒の怨嗟の声は途切れることがない。つい先日も橋下氏の次の発言が多くの反発を招いた。


「最低限、学ばなきゃいけないことは見えてきていると思うので、それ意外のことは選択制でいいと思う。だって元素記号やサイン・コサイン・タンジェント、どこで使うの?使ったためしがない。勉強のできる人たちは"そういうのも教養だ"というが、今はインターネットで色々なことは調べられる」



確かに彼は三角関数を使わないのかも知れない。しかし、世の中には三角関数や数学を使わないと成り立たない仕事は山のようにあり、それらを習得できなければ、そうした仕事に就く可能性を閉ざすことになる。

Hal Saundersは著書When Are We Ever Gonna Have to Use This?において、100の職業において利用されている数学の項目をまとめている。これを見れば実際の仕事においてどのような数学が使われているのか、逆に数学のある単元を投げ出せばどのような仕事の可能性が閉ざされるのかを知ることができる。

それをTableauでまとめたのが次の表である。数学の単元は米国における学習レベルに従って60にまとめられている。さらに100の仕事においてそれらが利用されているかどうかを示している。100の仕事は要求される単元数の降順に物理学者からDJまで並べられている。



続きを読む

lunarmodule7 at 22:31│Comments(0)││社会 | 視覚化

2019年01月06日

The Puddingは、New York Timesの741,682本の見出しを分析し、1900年から2018年にかけて毎月最も言及されている国を抽出し、The World through the Eyes of the USにおいて可視化した。20世紀以降、米国が世界をどのように見ていたかがよく分かる可視化になっており、大変興味深い。

縦軸が年、横軸が月になっていて、その月に最も言及された国の国旗が表示されている。ただ、惜しむらくは国旗は一覧時の判読性が低く、全体を俯瞰するのも難しい。そこでTableauで作り直したのが次のVizである。ただし、複数国が挙げられている月については、Viz作成の都合上、1国のみの表示となっている。



右部にある凡例をクリックするとその国だけハイライトされるので、その国がいつ米国に注目されていたかを簡単に知ることができる。凡例は登場数の降順に並んでおり、上位国については別色を割り当てている。参考までに日本語版Wikipedia(たとえば1900年 - Wikipedia)より各年月の出来事を引用し、マウスポイント時に表示するようにしてある。あくまで参考なので、米国が最も注目していた国に関する記述があるとは限らない。知りたい場合には、元記事を参照いただきたい。


続きを読む

lunarmodule7 at 22:00│Comments(0)││社会 | 視覚化

2018年11月04日

homeless_furousya


日本国憲法ではすべての人が享受すべき基本的権利として、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有するとされている。ならば、日本でホームレスが存在して良いはずが無いのだが、厳然としてホームレスは日本の各地に今も生きている。

厚生労働省はホームレスの実態に関する全国調査を定期的に行っており、ホームレスの実態把握を行っている。本エントリでは最新の平成28年度調査に基づき、ホームレスの姿を明らかにしたい。

Tableau Publicのデータは次にある。続きを読む

lunarmodule7 at 22:00│Comments(1)││社会 | 視覚化

2018年10月05日



前の台風の爪痕も癒えないうちに、また猛烈な台風が生まれ、強い勢力を保ったまま週末にかけて日本列島を襲う予定だ。今年は間違いなく台風の当たり年だが、近年の台風が強くなっている、あるいは日本に襲来する数が増えていると言えるのだろうか。

冒頭のVizは気象庁の台風位置表に基づき2001年から2018年までの台風経路を可視化したものだ。猛烈な台風は青く表示され、非常に強い台風が濃い赤、弱くなるに連れて薄くなるようにしている。ただし、2018年についてはまだ13号までしかデータが提供されていないため、一見少なく見える。周知のように今年はすでに25号が発生している。

おそらく毎年非常に多くの台風が日本を襲来している事実に驚く人が多いだろう。年によっては日本列島が台風経路で隠れてしまうくらいだ。名古屋大学の坪木和久教授(気象学)によれば、今年の状況は2004年に状況が似ているらしい。

今年の台風の発生数は1日現在で25個。およそ半数が日本に接近し、5個が上陸した。名古屋大の坪木和久教授(気象学)によると、10個が上陸した2004年に状況が似ているという。この年は10月に甚大な台風被害が相次いだ。進路を決める太平洋高気圧の縁が日本列島に迫るように張り出しており、台風が日本列島に沿って北上する気圧配置が共通する。勢力を保つのに十分な海水温も維持されているという。

一方、地球温暖化に伴って大気も海水温も上昇傾向にあり、非常に強い勢力のまま北上しやすい環境になりつつある。


2004年の状況を再掲すると次のとおりだ。もう絶望しか見えない。2004年は10月に大きな被害が出たわけだが、今年の10月はどうなるだろう?

台風2004

続きを読む

lunarmodule7 at 08:00│Comments(0)

2018年09月09日

大坂なおみが全米OPを制したことは紛れもない偉業であり、真に称賛されるべきことだ。しかし、全米OPが彼女に対して行った仕打ちは真に残念なものだった。NEW YORK POSTはIt's shameful what US Open did to Naomi Osaka(全米OPが大坂なおみに対して行ったことは恥ずべきことだ)という記事を発表し、激しく糾弾している。

大坂にとってセレーナ・ウィリアムズに全米OPの舞台で勝つことは幼い頃からの夢だった。それにもかかわらず彼女は祝福されず、全米OPは彼女にスポーツマンシップに悖る仕打ちをした。

続きを読む

lunarmodule7 at 22:06│Comments(1)