2016年07月25日

ポケモンGOが世界各所で話題だ。筆者もリリース日にインストールしてみたが、ポケストップと呼ばれるアイテムやモンスターが出る地点には多くのポケモンGOプレイヤーがプレイしている様子が散見された。



公式プロモーション動画の描く世界とはまだ大きな乖離があるが、それでも、リリース後初めての週末であった先週末には各地でスマホを手にゲームに熱中する人の姿が目立ったし、夜の公園で熱中する大勢のプレイヤーに地元住民から懸念の声も挙がっているほどだ。

ポケモンGOではルアーモジュールというアイテムをポケストップに使用することで、その周辺のモンスター(ポケモン)の出現率を上げることができる。この効果は別のプレイヤーにも適用されるため、ルアーモジュールが使用されたポケストップには多くのプレイヤーが集まることになる。これが各地で目撃されているポケモンGOプレイヤーの正体だ。彼らは特定の箇所に集められているのだ。

特定の箇所に集まった複数のプレイヤーがプレイする様子が目撃され、他の人に伝えられていく。これはバンドワゴン効果(Bandwagon Effect)と呼ばれる現象だ。ある選択が多数に受け入れられている、流行しているという情報が流れることで、その選択への支持が一層強くなることを指し、これを利用したマーケティングに行列商法がある。
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lunarmodule7 at 10:30│Comments(2)TrackBack(0)

2016年07月14日

天皇陛下が生前退位の意向を関係者に伝えられているということで、俄に新元号が話題になっている。明治、大正、昭和、平成と同様に漢字二文字で、かつ、頭文字がM, T, S, Hと被らないようにする事等が最低条件であり、いざ事が具体化すればプロセスに則って粛々と決められていくことだろう。

しかし元号の利用には次に上げるようなデメリットが存在する(元号 - Wikipedia)。

  1. 西暦との換算が面倒で間違いの元ととなる。
  2. 西暦には終わりがないが元号は天皇の崩御を機に変更されてしまう。
  3. 元号より前の過去を表現する紀元前N年といった表記ができない。
  4. 未来を表現できない。平成40年としても、そこまで平成が続くかどうか保証はない。
  5. 外国人には通用しない。
  6. 西暦の1年に対し、複数の元号が対応する場合がある。昭和64年と平成元年など。
  7. 元号の修正のたびに各種印刷物等の修正費用がかかる。費用の観点から古いまま放置されるケースもある。
  8. 年度の区切りが改元の区切りと一致せず、改元後年度の終了日までの呼称は旧元号を利用することになるため混乱を生じる。
  9. 日本史の学習者に無用な混乱を与える。
  10. コンピュータシステムの修正が大変(「天皇陛下が生前退位の意向示す」と聞いて震え上がるエンジニアたちの悲鳴を御覧ください - Togetterまとめ)。


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lunarmodule7 at 07:09│Comments(24)TrackBack(0)

2016年07月07日

東京気温推移


今日は山梨・静岡で38℃を超えるなど、全国50地点で35℃以上の猛暑日となり、全国的に酷暑の一日となった。

昔はこんなに暑くなかったと感じる方の感覚は正しく、日本列島は着実に毎年暑くなっている。

冒頭の画像は気象庁による観測記録がある、1875年から今までの140年にわたる東京の月ごとの平均気温と、1981年から2010年までの30年平均値との差を表現したものだ。徐々にグラフが上に上がっていくことが分かるだろう。ピンときた方もおられるだろうが、元ネタはSpiralling global temperaturesである。
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lunarmodule7 at 20:21│Comments(0)TrackBack(0)││視覚化 

2016年07月05日

選挙権年齢が18歳に引き下げられて初めての国政選挙である参院選が今週末に迫っている。新たに240万人が有権者となるが、自らの将来のためにその権利を放棄せずに、信じる選択をしてほしい。先日の英国の国民投票においても、若者の多くはEU離脱に反対だったにも関わらず、投票しなかったことが伝えられている。棄権しておいて後から文句を言っても誰も聞いてはくれない。

日本は若者にとって良い国なのだろうか。健やかに成長することができ、将来に必要な学問を学ぶことができ、良い職を就くことができ、良いパートナーと子供を育むことができる国だろうか。仮に今はそうだったとしてもその先は?



Youthpolicy.orgは世界各国の青少年政策(youth policy)を取りまとめている。上記は最新版のファクトシートを一覧し、地域ごとに他国と比較できるようにしたものだ。日本の置かれている状況を知ることができるだろう。続きを読む

lunarmodule7 at 10:00│Comments(0)TrackBack(0)

2016年06月25日

直前の世論調査では残留派がリードという報道がなされていたため、英国民は無難な選択をするのだろうと思っていたら、なんと離脱派が勝ってしまった。世界経済は大混乱に陥り、少なくとも短期的には悪影響のほうが目立つことになるだろう。



上図は縦軸に離脱に投票した割合、横軸に投票者数をとった散布図である。赤は離脱が多く、青は残留が多いことを示している。イングランドでは首都であるGreater Londonのみが残留を支持し、その他は軒並み離脱支持だ。左に行くほど極端に上下による傾向がある事を見ると、狭い地域ごと離脱/残留に振れる空気が醸成されたということだろうか。

Brexit_telegraph01


上図はTelegraphのEU referendum results and maps: Full breakdown and find out how your area votedからの引用であり、投票行動をマッピングしたものだ。イングランドはほぼ全土に渡り赤く染まっており、EUからの移民流入が多くその影響を実感する地域ほど忌避感が深刻だったということだろう。医療や福祉などの社会サービスにただ乗りされ、仕事も奪われるとなれば我慢も限界だったに違いない。続きを読む

lunarmodule7 at 20:00│Comments(0)TrackBack(0)││国際