2017年05月03日

Tableauはバージョン10.2で空間情報ファイルの読み込みに対応しシェープファイル(Shapefile)やKMLなどが直接読み込めるようになった。国土数値情報 ダウンロードサービスでは日本の様々な区域のデータをシェープファイルで配布しているが、これらがそのまま利用できるのは大きい。以前配布していた日本市区町村ポリゴンデータ for Tableauはもう用済みである。

ただ、そのまま市区町村レベルで日本全国を描画するとどうしても重くなってしまうので、頂点数を簡素化したデータを用意した。拡大しても待たされることなく表示されるはずだ。

  • 元データ
    • 国土数値情報行政区域データ(平成28(2016)年1月1日時点)
    • 使用許諾条件(上記ページより抜粋)
      • 「国土数値情報利用約款」を充分に理解し、了承すること。
      • 出典が「国土数値情報」であることと加工した者の名前を表示すること。
      • 本データをさらに二次利用する場合には、国土地理院の利用条件に抵触しないようにすること。(国土地理院に申請等必要な場合があります)
  • 配布データ

属性は次の通り(かっこ内はshp属性名)。

都道府県名(N03_001) 当該区域を含む都道府県名称。 Prefecture name.
支庁・振興局名(N03_002)当該都道府県が「北海道」の場合、該当する支庁・振興局の名称。Subprefecture name in Hokkaido prefecture.
郡・政令都市名(N03_003)当該行政区の郡又は政令市の名称。County name or designated city name.
市区町村名(N03_004)当該行政区の市区町村の名称。City, ward, town, village name
行政区域コード(N03_007)都道府県コードと市区町村コードからなる、行政区を特定するためのコード。全国地方公共団体コードの検査数字を除く上5桁。Japan local ID.

空間情報ファイルの利用方法は実にシンプルで、N03-16_160101.shpをTableauに読み込んだあと、メジャーにある"ジオメトリ"をダブルクリックすればそれだけで地図が表示される。そのままだと日本全体がひとまとまりとして扱われるので"行政区域コード(N03_007)"を詳細に入れて市区町村単位に分割すれば完成だ。使用許諾条件を守った上で活用してほしい。



lunarmodule7 at 10:00│Comments(0)TrackBack(0)││Tableau 

2017年04月25日

日本学生支援機構が学校毎の貸与及び返還に関する情報を公開した。大学別の奨学金の貸与者数、延滞者数などを示したものだ。UIは1校ずつしか検索できないようになっており極めて一覧性に乏しいが、東洋経済が独自集計!全大学「奨学金延滞率」ランキングでそれを一覧化し話題になっている(画像のため検索性に乏しいが)。

気になるのは大学入試偏差値との相関だ。やはりレベルの低い大学は延滞率が高くなるのだろうか。そこで最新!大学偏差値情報 2017から各大学の平均偏差値を算出し、延滞率との関係を見たのが次のVizだ。クリックするとTableau Publicに遷移し、マウスポイントで詳細情報を取得でき大学名で検索可能なインタラクティブなVizにアクセスできる。青が国立、緑が公立、赤が私立でそれぞれON/OFF可能だ。円の大きさは学生数を表している。

入試偏差値-奨学金延滞率


Tableauが見られない人のために高解像度画像(3628x1981)も置いておくので参照してほしい。続きを読む

lunarmodule7 at 23:00│Comments(0)TrackBack(0)││社会 | Tableau

2017年04月03日

人生の成功に重要なことは何か?」という質問を金持ち、中流、貧乏人の3つのグループに行った結果が興味深いので紹介したい(THE SECRET OF SUCCESS)。結果はそれぞれの社会階層ごとに大きく異なる。

人生の成功の秘訣
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lunarmodule7 at 23:16│Comments(9)TrackBack(0)││社会 

2017年03月20日

過疎化などで人口の50%以上が65歳以上の高齢者になって社会的共同生活の維持が困難になっている集落を限界集落と呼ぶ。先日の将来推計人口マップ2010-2040で取り上げた日本の地域別将来推計人口(平成25年3月推計)を用いれば将来の限界集落数の動向を知ることができる。本来限界集落は市町村よりも小さい単位で判断されるものだが、ここでは市町村単位の判断となっていることに注意。小さい単位の集計では限界集落数はより大きくなるだろう。注:福島県については震災直後という時期から県全体まとめて一つの推計となっている。

次のグラフは2040年までの限界集落およびその予備群の推移を示したものである。限界集落は人口の50%以上が65歳となる自治体だが、同45%以上となる自治体を予備群として合わせてプロットしてある(55歳以上が50%を超える準限界集落という定義があるのだが、55歳以上の人口構成比のデータがないので代替)。

限界集落数推移


これによれば2015年時点で限界集落は17存在し、2040年にはその10倍の169に増加すると予想される。限界集落予備群も合わせれば2040年にはおよそ400の自治体において社会的共同生活の維持が難しくなる続きを読む

lunarmodule7 at 22:28│Comments(0)TrackBack(0)││社会 | Tableau

2017年03月18日

先の国勢調査において確認されたように日本の人口は2008年をピークに減少に転じた。総人口は5年前の前回調査より100万人弱減少し、65歳以上の高齢者は26.64%に達している。日本は老い衰える国となった。

国立社会保障・人口問題研究所は国勢調査を元に将来推計人口・世帯数を定期的に発表している。これは市町村ごとにまとめられた詳細なものだが、細かな数字が羅列された表がずらずらと並ぶだけの報告書を読んだ人は少数派だろう。

そこで今回Tableau Publicを用いて日本の地域別将来推計人口(平成25年3月推計)を可視化した。基本的に市町村単位で推定されているが、東日本大震災で大きな被害を受けた福島県については市町村のデータがなく、福島県単位の推定となっている。また、市町村は2013年時点のものであり、政令指定都市の行政区については分割されていないもの(大阪市、横浜市など)が多い。

インタラクティブVIZには次の図をクリックすることで遷移できる。自分の住んでいる地域が将来どのようになるのか調べてみて欲しい(マップを動かした後は左上に出るホームマークのアイコンをクリックすると元に戻せる)。ちなみに東京都は小笠原が入っているので地図の縮尺が上手くないが、ルーペツールを使って欲しい。

将来推計人口マップ2010-2040

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lunarmodule7 at 10:03│Comments(1)TrackBack(0)││社会 | Tableau