2022年12月04日

Tableau Publicでは毎日世界中で公開される多くのVizの中から優れたものについてViz of the Day (VOTD)としてピックアップしている。毎日公開されるVizの数は年々増加しているため、VOTDを獲得することは年々困難になっているが、密かに獲得を目標としているTableauユーザ、DATA Saberもいることだろう。





先日筆者の作成したVizが久々(VOTD Overviewによれば38ヶ月ぶり7回目)にVOTDに選出された。Tableau Tips * Tabjo Advent Calendar 2022に参加するにあたって、なんか良いネタはないかなと探していたところだったので、このVizを作るにあたって利用したTipsを紹介することにしたい。本当はVOTDの獲り方とか解説できれば良いのだが、残念ながらそれを記述するには力不足なので、興味がある人はVOTD - How to get Viz of the Dayをチェックすると良いだろう。
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lunarmodule7 at 00:00│Comments(0)││Tableau 

2022年09月12日

AgedJapan60


日本は老いた。団塊の世代が現役を退き、人口のボリュームゾーンはもはや高齢者だ。冒頭のVizは日本全国の220,360の町丁目レベルに分割されたエリアにおいて、平均年齢が60歳を超えるエリアを赤く塗りつぶしたものだ。日本の国土の多くが赤く塗りつぶされていることに気づくだろう。

このVizは以下でインタラクティブに操作可能だ。右にあるスライダを操作して赤く塗りつぶす閾値となる年齢を変化させることができる。


念のために言及しておくと、面積の広い過疎地の田舎が赤く塗られることで、実態よりも強調されて表示されている。それでもこの国の現状を識る一つの見方を提供していると言えるだろう。

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lunarmodule7 at 21:47│Comments(0)││社会 | 視覚化

2022年01月27日

かつて無いほどに緊張感が高まっている米中関係。中国は海洋進出の野望を隠そうともせず、米国はウイグル自治区での人権問題を理由に北京オリンピックの外交ボイコットを表明した。一国二制度の下当面維持されるはずだった香港の自治権は大きく揺らいでおり、台湾侵攻が未来永劫起こらないとは誰も言えない状況になっている。

スタンフォード大学フーバー研究所のMichael R. Auslinは、The Sino-American War of 2025において、近い将来起こりうる米中戦争の顛末を記している。現在の地政学、軍事力から導き出される予想は、(途中の経緯には大いに異論があるだろうが)いかにもありそうな決着を見せてくれる。

本エントリでは上記の概要に地図などの図表を加えてわかりやすく構成したものだ。詳細については原文に当たっていただきたい。また、艦船等の写真はWikipediaからの引用である。

はじめに


2025年、米国と中国が軍事衝突を起こした際に、核戦争はおろか全面戦争を回避できたのはいくつかの幸運が味方をしたからだ。米国はアジアにおける地位の一部を失い、中国は獲得した利益が予想外の重荷となった。火種を将来に残すことにはなったが、この結果は人類にとってはマシな方だったのは明らかだ。核戦争で人類が絶滅することは回避されたのだから。ただし、現実も同じように回避できるかどうかはわからない。

政治的背景


この米中戦争の種を蒔いたのはバラク・オバマ政権だ。オバマ政権の間に、中国は南シナ海の紛争地域に島を建設し要塞化を進めた。2013年以降、中国はスプラトリー諸島で大規模な埋め立てを開始し、港湾施設や滑走路を整備、レーダを設置し、対艦・対空兵器を配備した。


防衛白書2021-1
令和3年版防衛白書より南シナ海の中国軍事拠点化の例


世界貿易の70%が通過し、日本のシーレーンにかかるこの南シナ海の要衝に、中国は軍事力を投射することが可能になった。オバマ政権は中国に有効な圧力をかけることができず、結果的に中国のこの暴挙を見逃した(もちろん日本は何もしなかった)。もしここで中国にこの海域を自由にさせない、という強い意志を示すことができていれば、結果は違ったかもしれない。しかし現実は航行の自由作戦(FONOP)を控えめに実施しただけに留まり、アメリカが中国の進出を防ぐ意志があるのか、アジアの同盟国──とりわけフィリピンに疑念を抱かせる結果となった。

ドナルド・トランプは中国に対して史上最も強硬な態度をとった大統領だ。巨額な関税の掛け合いが発生し、中国のテクノロジー企業は米国市場から排斥された。米国による南シナ海のFONOP・空中飛行の実施回数は急増し、両国は水面下で戦争への準備を進めることとなった。

ジョセフ・バイデンは、基本的に中国への圧力を維持し、習近平を専制主義者と名指しで批判し、「中国は世界のリーダーとなり、最も豊かで強い国になるという目標を持っている。私が大統領でいる限りそうはさせない。」と警告した。米国は北京五輪の外交ボイコットを主導し、非難の姿勢を明確にした。一方で、サプライチェーンの対中依存度脱却を図ることや、中国に依存しない5G産業の立ち上げは上手くはいかなかった。

2022年11月に開催された中国共産党第20回全国大会では、習近平の最高指導者としての地位が延長され、2049年までに南シナ海の派遣を目指すとの政策方針が決定された。2024年に実施された世論調査では、中国、米国ともに相手国に対するポジティブな評価は一桁まで低下し、相手国を仮想敵国とみなしていた。すなわち、2025年には米中の政治的関係は修復不可能なほど悪化していた。



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lunarmodule7 at 20:00│Comments(0)││国際 

2021年12月26日

今回も先日開催されたJTUG(Japan Tableau User Group)冬におけるLM-7の講演内容を一部アップデートしてTableauに関連するマニアックなテクニックを紹介する。

This entry introduces a maniacal technique related to Tableau, which is partly an update of the presentation at LM-7 in JTUG (Japan Tableau User Group) winter 2021.

Tableauに関連すると書いたが、本手法自体はTableauと関係がない。Tableauではテキストラベルを任意の座標に配置することができるが、回転させることができない(バージョン2021.4時点)。そのため、Vizの内容に合わせて回転させたテキストラベルがほしいときには、別途作成した画像を配置して組み合わせる必要がある。

I mentioned that it is related to Tableau, but this technique itself is not a Tableau technique. In Tableau, text labels can be placed at arbitrary coordinates, but they cannot be rotated (as of version 2021.4). Therefore, if you want a text label that is rotated to match the contents of the viz, you need to use a separately created image.

ただ所望の位置、回転角のテキスト画像を作成するのは手間がかかる。Pythonなどのスクリプトを駆使すれば可能だが、誰でもできる方法はないかと考えて、SVGとExcelを組み合わせて実現するようにしたのが本手法だ。

However, it takes time and effort to create a text image with the desired position and rotation angle. While this can be done by using Python or other scripting tools, I wondered if there was a way for anyone to easily generate the desired text label images, and discovered this method, which is achieved by combining SVG and Excel.

本手法を用いることによってTableauで次のようなvizを作成することができる。

By using this method, the following viz can be created in Tableau.

svg01
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lunarmodule7 at 23:44│Comments(0)

2021年12月15日

今回は先日開催されたJTUG(Japan Tableau User Group)冬におけるLM-7の講演内容を一部アップデートしてTableauのマニアックなテクニックを紹介する。なお、本手法は講演内容を考えているときに試行錯誤して見出したものなので、先に思いついている人がいなければ世界初のテクニックとなるはずだ。まず完成版のvizを示す。

This entry introduces a maniacal technique of Tableau by updating a part of the content of my presentation at the recent JTUG (Japan Tableau User Group) Winter. This technique was discovered through trial and error when I was thinking about the content of the talk, so it should be the world's first technique if no one else has thought of it before me. First of all, I will show the completed version of the viz.

viz03


一見簡単そうに見えるが、このvizは通常の方法では作れない。形状に画像を割り当て、色に所望のフィールドを適用させればできる気がする。

At first glance it looks simple, but this viz cannot be created in the usual way. It may seem that it can be done by assigning an image to the shape and applying the desired field to the color.

viz04


しかし、実際にやってみると、画像が単色で塗りつぶされてしまう。これは、画像のRGBチャネルがすべて指定した色で置き換えられるためだ。ただし、透明度を扱うアルファチャネルは維持されている。

However, when I actually try it, the image is filled with a single color. This is because all RGB channels of the image are replaced by the specified color. However, the alpha channel, which controls the transparency, is not changed.

viz05


つまり、冒頭のようなvizを実現するには、画像のハイライト色である白色を透明度に置き換えたベース画像を用意し、背景をマスクする白色のマスク画像と重ねて利用すれば良いことになる。もちろん、背景が白色であるならばマスク画像は不要だ。

In other words, to achieve the viz shown at the beginning of this article, you should prepare a base image in which the highlight color of the image, white, is replaced by transparency, and use it overlaid with a white mask image that masks the background. Of course, if the background is white, the mask image is unnecessary.

viz06
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lunarmodule7 at 19:36│Comments(0)││Tableau