どうも、中川です。

出張の空き時間に、iphoneのフリック入力でブログ記事執筆に挑戦しています。

毎年年末が近づいてくると、各方面からホットなスクープネタが舞い込んで来てワクワクします。

どデカいネタがありそうな雰囲気も感じ、今から来年のフィッシングショーが楽しみです。

そんな中、古い話で恐縮ですが、前回のフィッシングショーの富士工業ブースでひっそりと展示されていた、新世代ガイド、トルザイトのデリバリーが徐々に始まっています。

トルザイトリングとは、SiC(シリコーンカーバイド/炭化ケイ素)ガイドリングに代わる可能性を秘めた、新しいリングです。

ただ、生産供給が安定していなかったこともあり(フィッシングショーでの富士工業ブースのスタッフ談)、前回のフィッシングショーではさほど喧伝されていませんでした。

性能はSiCリングと同等のまま、さらに薄く細く加工できるため、従来品よりも軽量化できるのがその特徴だそうです。

他のメーカーに先駆けてこれを搭載したロッドをリリースしたのは、西の総合釣り具メーカー、シマノで、トラウト用のものでした。

近々、メジャークラフトからも同ガイドを搭載したソルト用モデルがリリースされます。早くそのフィーリングを試してみたいですね。

一方、富士工業の寡占状態にあるガイド市場に切り込むべく、東の総合釣り具メーカーDAIWAが開発したのがAGS(エアーガイドシステム)です。

これは、ガイドリング(SiC素材)を支持するフレームにカーボン素材を採用した意欲的な製品で、ステンレスやチタンといった金属素材と比較して、より軽量で高い剛性を持つのがその特徴とのこと。

当初は製造コストの高さからその普及は限定的でしたが、スケールメリットを生かしたコストダウンに成功し、同社以外にエバーグリーンやAPIAといった人気メーカーにもAGSの供給を開始することを発表。世間の注目を集めました。

長らく平穏だったガイド業界が、にわかに賑わいを見せています。

こうなると、AGSフレームにトルザイトリングを搭載したらどうなの? ということをつい想像したくなります。

では、その可能性はあるのでしょうか?
各方面への聴き取り調査の結果から考えると、残念ながら今のところその可能性は低いだろうというのが私の予想です。

なぜ、富士工業はシマノと手を組み、他メーカーに先駆けてトルザイトをデリバリーしたのか? また、両社の判断にAGSがとのような影響を与えたのか? そこら辺を考察してみると、その理由が透けて見えてくるような気がします。

革新的な技術は、それまで均衡を保っていた状況を一変させる可能性を持っています。次号掲載のタックルオブザイヤーの結果を眺めていると、つくづくそう思わされます。

いずれにせよ、各メーカーがしのぎを削る技術革新が、エゴはひとまず置いておき、アングラーへの恩恵を第一義に据えて進んでくれることを願ってやみません。