タロットカード残りあと5枚です。
17LETOILLE17星。
この絵ちょっとかわいくないですか?
大アルカナの中で私が一番好きなカードは星ですね。
もっともNoblet版とBesancon版には鳥がいません。
Vieville版だとそもそも裸の女ではなく、着衣の男がコンパスのようなものを持って座っている絵です。
これはDodal版に忠実に描きましたが、他にも壷の色が左右で違ったり同じだったり、鳥がフクロウだったり蝶だったりするものもあります。
女が何をしているのかは、解釈調べましたが正直よくわからなかったですw
17は2番目の8で、凝縮・蓄積したものを外へ放出するという意味になるので、だから水を流しているみたいな感じらしいです。
とりあえずなんとなく爽やかで明るく解放的な雰囲気を、私はこの絵から感じます。
実際カードの意味は希望・新しいビジョン・ひらめきです。
裸なので、何もない・無防備・不安定という側面もありますが、裸ゆえに星からのメッセージを受け取ることができる素直な受容性があると考えられているようです。

18LALVNE18月。
いわゆるマルセイユ版は中央に道がないのが一般的なのですが、節制の考察で紹介した夢然堂さんによれば、『血の滴の撒き散らされた道』はBesancon版が元祖なのだそうです。
中二心をそそる表現なので採用しましたw
あと月を横顔にするか正面にするか、かなり悩みました。
Lequart版以外は正面を向いているんですが、このデザイン、ひょっとしてエジプトの月神コンスが頭上に載せている三日月と満月を組み合わせたものが原型ではないか?と思ったのですが、どうでしょうか?
もしこの月がエジプト起源だとすると、背景の建物はピラミッド、手前の動物はスフィンクス、ザリガニはサソリと考えることもできそうです。
ザリガニは、無意識や本能を暗示する動物よりもさらに原始的な存在として、無意識の深部を象徴しているそうです。
隠しておきたい本性のようなものを指摘するカードって感じですかね。
意味するところは不安・不穏・隠れた危険・隠し事の表面化・過去からの脱却などだそうです。
うーん実はいまいちよくわからなかったりしますw

19LESOLEIL19太陽。
滴の向きはDodal版含め多くの場合、月のカードと同じ向きで描かれているのですが、Besancon版のみ外へ放出するように描かれています。
月と太陽で異なる雰囲気を出したかったのでBesancon版を採用しました。
数字の19は3番目の1です。
1~9までの世界と11~18までの世界は今まで相反するものでしたが、19でお互いの違いを認め合うに至り、異なる価値観が共存する様子が、2人の子供とそれを見守る太陽として表現されているらしいです。
子供は、片方は塔の中に囲われていた存在で、もう片方は月のカードでザリガニだった存在らしいです。
人物は特に違いがないように私は描きましたが、明確に男女の別がある場合もあります。
容姿が同じでも、異質な他者同士であるのがポイントみたいです。
カードが意味するのは協調・両立・祝福・互いの尊重、逆位置では対立・無理解・不調となります。

正直、塔が崩壊した後の展開は私にはよくわからないです。
塔の崩壊に対する解釈がずれているのかもしれません。
外的な世界って少しずつ変化してはいるけど、社会のような集合体の考え方や価値観が急激に崩壊したり切り替わったりしたように見える瞬間って、私は経験ないんですよね。
個人的にパラダイムシフトを起こした人は、つまり13を経過した人は、勝手にすでに新世界で生きているので塔とか関係ない感じ。
そういう人が増えたら塔が崩壊するのか?というと、塔が打ち棄てられて朽ちることはあってもカードのようなイベントが起こる想像はできないです。
例えば今もアフターコロナの世界とか言っているけど、社会全体では正常化バイアスをかけて無理にでも昔の日常を続けようとしているように感じます。
塔にはもう雷が落ちているんですが、まだ塔にいる人はそれを絶対に認めず塔にしがみついていて、そのまま焦げ死ぬので塔の崩壊を目にすることはないんだろうな、みたいなのが私の世界観です。
ひょっとしてつまり、もう戻る場所もなくなったことを新しいパラダイムの視点から確認するシーンが、塔のカードなのでしょうか?
確認した後の気持ちが星のカードとするなら、納得がいきます。
そして太陽のカードで集う子供の一方は、塔の中にいて崩壊により放り出された子供という話でした。
焦げ死ぬことなく、たいした怪我もせずに塔から脱出できた人もいたのです。
塔の子供が太陽の下へたどり着く前の紆余曲折が月のカードだと仮定すれば、ザリガニとは11から始めた新しいパラダイムを、塔の子供の目から見た姿なのかもしれません。
もう1人の片割れは元はザリガニだったとは、そういう意味でしょうか?
既存の世界観から見ればまるでザリガニのような、理解不能だった異質な他者とも手を取り合えるようになる、太陽の祝福とは一旦なんなのでしょうか・・・
しかも太陽は19番目なのでまだこの世界は完璧ではありません。
審判を経て大団円となるわけですが、審判が何なのかも私にはよくわからないのです。