ビッグコミックオリジナルを購読しているのですが、それの6月5日号のオリジナリズムというコラムに「アイドルたちが過酷な目に遭う理由」と題したコラムが掲載されていました。
このコラムよれば「アイドルたちが過酷な目に遭う理由」は「アイドルは物語装置であるから」であり「映画研究者ローラ・マルヴィの定式『物語はサディズムを要請する』にならえば、アイドルもまたサディズムによって作動する物語装置なのだ」そうで。
 
なるほどと思う反面、果たして物語がサディズムを要請しているのだろうか?と。
私は物語とは、とある世界があり、そこへ配置された(生み出された)キャラクターが、彼ら同士の関係性や個々の性質・性格に則って行動した結果、 その世界に石のように自然と転がる『過酷』に遭遇する、その瞬間を起もしくは転と位置づけてその周辺の時間と空間を起承転結になるようトリミングしたものである、と考えます。
世界とキャラクターがリアルであるほど、『過酷』への遭遇は必然になるはずで、要請するものではないのです。続きを読む