2016年11月09日

F先生

お久しぶりです。相変わらずハードな日々ですが、半年たった今はチームが変わって少しだけ余裕が出てきました。
入局後半年間は、毎日家に着くのは24時、休日は日曜の午後だけ(大体寝るか妻の買い物に付き合うだけだった)、日曜の深夜は月曜日のプレゼンの準備、月に6回当直(これは今も変わらず)・・・
病院内の他科の同期には「今は顔が少し生き生きしてるね。前は顔が死んでたよ」と言われます。


一旦、この話は置いといて、初期研修の病院で出会った先生方について書こうと思います。
あまり隠す必要もないので書きますが、自分が初期臨床研修を行ったのは”横須賀市立うわまち病院”という病院です。
大学病院に来た今振り返ってみることが多いのですが、いい初期臨床研修だったと思います。
大学病院の枠には収まらないだろうなぁっていう先生が何人かいて、そういう先生達から大きな影響を受けました。


今回は内科の時のF先生について

F先生はおそらく40代の女医で独身です。多分。
というのも、色々恐れ多くてプライベートについては聞けないですからね(苦笑)
詳しい経歴は知りませんが、血液内科が専門で最初は大学に属していたはずです。

F先生の何がすごいかというと、圧倒的な仕事量。
内科の中ではダントツに入院患者の受け持ちが多く、外来患者も多かったです。
朝7:30には病院にいて、帰るのは病棟業務を終えた22:30頃
体力的にもキツイと思いますが、F先生の口から仕事の辛さに関しての発言を一度も聞いたことがありません。
(東医体のテニスか何かで優勝したというような噂をきいたことがあるので、元々体力はあるのでしょうが)

回診では患者さんの病状から、社会的な事までよく把握していて患者さんからの信頼も絶大でした。
血液内科専門ということでF先生の入院患者は悪性リンパ腫や骨髄腫の患者さんが多かったのですが、まあやはり、比較的若くして亡くなっていく方が多いのですね。
予後の悪い人を多く診ざるをえない事もあり、血内の先生って何か神々しさを感じるのですが淡々と激務をこなしていくF先生もまさに聖人のように見えました。

自分がF先生についたのは1か月で、F先生は自分で何でもやってしまうので研修としては正直物足りなかったのですが、医師としてのスタンスのようなものに関しては大きな影響を受けました。

印象的だったエピソードを2つ。

CVカテを入れる時。うわまちでは初期研修医に多く経験させてくれるのですが、ベテランの先生が多いためかエコー無しの事も多いです。
「エコーガイド下はやらないんですか?」とF先生に聞いたところ
「私の時代はそんなのなかったわよ」と説得力のある返答
結局エコー無しでやりましたw

自分が消化器内科をローテートしていた時、F先生が病棟当直で、イレウス管の入った患者で自然に管が抜けてきてしまったので、F先生が用手的に出た分を入れたということを大学の派遣で来ていた中堅の消化器内科の医師より聞きました。もちろん胃の中で管はトグロを巻いていたのですが・・・
消化器の先生曰く、「ありえない。普通はxpで確認して、そのままウチに連絡してくれればいいのに。」と、結構な非難を口にしていました。
初期研修で内科を回り、今は専門科で研修している身として自戒を込めて思うのは、このような専門科ではありえないようなミスを内科の医師がしても決して責めてはいけない。できるだけ嫌味にならないようにアドバイスができればよいな、と思います。
雑多な疾患をまとめて管理してくれているジェネラリストがいるおかげで、自分たちの専門の疾患を診れている訳で、スペシャリストはもっとジェネラリストをリスペクトすべきだ、ということをうわまちの内科で学んだように思います。
まあ今の職場の大学病院には一般内科というものが存在しないのですがw・・・・


m-12_97236 at 21:03|PermalinkComments(0)TrackBack(0)初期研修 | 医療

2016年07月07日

ルート

内の病院はルートをとるのはナースではなく、ドクター。
一応、術前とケモだけはドクターとのことになっているけど、実際はほとんどドクターがとってる。

市中の時はほぼナースがやってくれていた。。。

ルートが下手な事には自信のある俺には地獄のような職場です。


なぜナースがルートをとらないかというと、大学病院というところは医者の立場が弱いので医者のする雑用が物凄いおおいのですね。医者の仕事じゃないだろってこともどんどん回される。
ナースとか他の職種と違って残業代もつかないですしね。

ではなんでそんな奴隷みたいに働かさせられる所なのに医者が集まってくるのか?というとそれなりにエサがぶら下げられているから。
医局に守られているという安心感、マイナーなら豊富な症例、関連病院の多さ、などなど。
でもだんだん、それにしてもやりすぎだろ、って事に皆気付いて医局は半分崩壊してますけどね。

m-12_97236 at 00:22|PermalinkComments(0)TrackBack(0)後期研修 

2016年05月17日

異端医師

泌尿器科関連のネットサーフィンをしていてたどり着いたこのblog

「異端医師の独り言」

著者は北里大泌尿器科出身でリー湘南クリニックを開業された李先生
残念ながら2013年に食道がんでお亡くなりになられており、更新はストップしている。


異端医師の題名通り現代医療に対するかなり攻撃的な発言が目立つけれど、発言の根拠はしっかりとしていて一考に値するものだと個人的には思います。

面白かったのが、著者がバリバリの現役の勤務医の頃のエピソードの数々。
時期で言うとちょうど3〜40年前くらいだろうか。

日野原は聖路加で患者から付け届けをせびる金の亡者だった、とか(爆笑)
麻雀で教授の恨みを買って人気のない派遣先に飛ばされた
手術が下手な部長がワキガ手術をすると必ず合併症が起こる
医局員で温泉地に出かけコンパニオンの華電車を見に行ったり

などなど

こういうひと昔前のリアルな描写って、なかなか表に出てこないものだけど、ここまで詳細に、しかも実名で記されている文章って貴重だと思います。
さすが、異端医師!

まあやはり、昔はおおらかな時代だったというか今の感覚からいうと狂ってるんですが(笑)
自分は今の医者の世界も十分狂ってると思いますね。
どう狂ってるかを説明するのは、まだ異端になり切れない自分には荷が重いです・・・(苦笑)


もし、紹介したblogのような、昔の医療界のクレイジーさを生々しく描写した文章を知っている方は、コメント欄でいいので教えてほしいです。

m-12_97236 at 01:15|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2016年05月08日

死にかけた話

私、現在はフリーメールであるYahooメールをメインのメアドとして15年以上使っています。
業務的なことからプライベートなことまで全てこのメアドで行っています。
もちろんamazonやら通販もこのメアド。

で、いつもと同じくログインしようとしたら、
「ずっと同じパスワードなので、パスワードを再設定してください」
みたいな表示が出てログインできない!

で、その際に 登録した生年月日が必要、と。

しかし、生年月日を入力したが受け付けてくれない!
原因は分からないけれど、もしかしたら生年月日を適当に入れていた?
父・母の生年月日を入力してみるもどちらもダメ。

で、次の手段として連絡先のメアドへ再設定のメール送信、というのがあったのだけど
15年以上前に設定した連絡先アドレスが今は無きhotmailのアドレス!!!
(長らくログインして無かったのでアカウントが消滅したし、そもそもhotmailサービスも終了している)


これは困ったぞと思い、同じような人がいないかググってみたところ、
生年月日も連絡メールも無理な人で、yahooウォレットというキャッシング機能も使っていない人は、
この時点で「The end!」
まさかの積みらしい。。。


うーん、仮にこのアドレスが使えなくなるとすると、通販から学会から業務連絡まで
全て変更する必要がある・・・
とてつもなく面倒くさい・・・


しばし放心状態になっていたところ
一つの案が頭に。

「hotmailのアカウントをもう一度同じIDで取り直せば何とかなる?」

調べてみると、hotmail.comというアドレスはoutlook.comというサービスに統合されたが、まだ利用可能らしい。
もう一つの問題がID名。過去の自分のID名が他の人に使われていたら、その時点でほぼ積んでしまう。。。
祈りながら、アカウントの登録をしてみると、、、


できた〜〜〜!!!!


そしてyahooの方の再設定も無事終了し、なんとかメインのメールアカウントの消失は免れることができました。

しかし、仮にメアドが使えなくなっていたと考えると・・・
恐ろしすぎる。このネット社会、ある意味財布を落とすよりも痛いのかもしれない。

まあ教訓としてはフリーのメアドをあまり信用しすぎるなってことですかね。
でも懲りずに使い続けるんですが。。。(もちろん設定は見直します)


m-12_97236 at 00:13|PermalinkComments(0)TrackBack(0)日常 

2016年04月28日

もうすぐ1か月

もうすぐ入局1か月。


この前は仙台の学会に1泊2日で行ってきました。
仙台に着いた日の夜は1つ上の先輩と、夜のお店で色々楽しもう!という計画があったのですが、、
その前にまず医局員全員の1次会があって、10時頃にそれが終わっていざ出陣!
・・・って思ってたら自分だけ上の先生2人に掴まり2次会へ。。。

そこから2時までひたすら激励されてました。。。
入局したばかりだけど、医局の人数が少なくてとても激務ということもあって、その辺のフォローなのかなぁなんて気もしました。

そしてホテルに戻って疲れ果ててそのまま一人ベッド・イン(苦笑)


当初の予定通り夜を楽しんできた先輩と同行した学生は、まあ楽しんだとか期待外れだったとかそんな事を言ってましたw



この頃、市中病院での2年間の初期研修の日々を何かにつけて思い出します。
研修が終了したころは、研修センター長とウマが合わなかったり、院長がいかにもな民間病院の院長(笑)って感じで少しネガティブな印象だったのですが、大学で働いてみて、前の病院も悪くはなかったんだなと思うようになりました。
大学には組織が巨大であるためか、柔軟性が無いように思えます。
色々と無駄とかがあると思うのですが、なかなかそれが解消されずブクブクとしがらみだけが増えていく感じです。(膨大な同意書の類とか。こういう時代というのもあると思いますが)
そして電子カルテのクソさによって医師の負担が物凄く増えている点(富士通のEGMAIN!こいつが主犯!)

市中は組織が大学とは比べて小さいためか、いろいろと小回りが利いて、たとえばCTやMRIのオーダーは比較的気軽に出すことができました。(安易なCT・MRIに関しては賛否がありますが・・)
そして他科へのコンサルトも大学と比べてよりやりやすい気がしました。大学だと医者が多すぎてコンサルトする先の先生がどんな先生かということが分からなかったりするのですが、市中だと医者の数も少ないので、どんな先生か前もって分かっているという安心感があります。


まあ、今後どこまで大学に残るのか、数年なのか、十年以上なのか、まだまだ自分でも分かりませんが、とりあえず、がむしゃらにやっていこうと思います。
まずはウロの勉強と並行して、電子カルテや院内ルールとの格闘がしばらくの間続きそうです。。。

m-12_97236 at 01:12|PermalinkComments(0)TrackBack(0)後期研修