音楽

October 30, 2005

Scabdates

ca1a367b.jpgThe mars voltaのライブ盤『Scabdates』を聴いた。
普通のライブ盤と違って、スタジオ編集を重ねに重ねた作品。冒頭の一声で心臓を鷲掴みにされる。予想通りと言ったらそれまでの音なんだけれど、相変わらず極上の気狂いサウンドを展開してくれる。
特に『Cicatriz (D) Pt IV』の狂いっぷりったら、もう。複数の楽曲を織り交ぜたサウンドスケープは圧巻。もはや、ライブ盤ではないような気もするが。言葉では形容しがたいオトの洪水。
ふと、奏者達は音をどこまで制御出来ているのかが気になる。未熟ながらモノづくりの楽しみと恐ろしさをひとつあげると『作品が作者の手を離れていく瞬間』がある。作品の一人歩き、これに勝る快感はないし恐怖もない。1stアルバムでは15分程の曲であった『Cicatriz』はライブ中のインプロゼーションで20分、30分と時間を増していき、本作ではいよいよ40分越え。The mars voltaのオトは、すでに奏者の手を離れてしまってるんじゃないだろうか。前作『Frances the Mute』から、より一層の追求が進んでいる様にそんなことを思うのであった。
1stアルバムが出た頃には、あまりのエネルギーに「このバンドは長くはもたない。短命だ」なんて思ったけれど、何だかんだ3枚目のアルバムリリース。意外に長命である。太く生きたからと言って、人生が短いとは限らない。今後も深化(進化)を続けていって欲しいものだ。続きを読む

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September 26, 2005

world S END

bd79e9c0.jpgMr.Children新譜『I[LOVE]U』を聴いている。
「最高傑作」なんて常套句を使う誘惑に駆られる程、素晴らしい出来。一曲目『Worlds end』から見事心臓を鷲掴みにされた。なぜか空を仰ぎたくなる衝動。Mr.childrenのキラートラックにはそんな力がある。例えば『I'll be』、例えば『HERO』、例えば『Drawing』。多くの場合、バラード。それに対して『World send』、結構なロックチューンでありながら、この感覚。それも初っ端に持ってこられるのだから、たまらない。

四次元からせレクトされた『未来』『and i love you』『ランニングハイ』も新たな曲順に配置されて絶妙の回転をみせる。『and I love you』はすげぇ曲。なんでも、ライブでは『I'll be』の後にセット組んでるそう。死ぬまで一度観ておきたい。

ラストトラックの『潜水』は、タイトルからして過去の名作『深海』を想起させる曲で、不思議なテンションで耳に入ってきた。刺激されるはノスタルジーか、それとも。

m-13_30380 at 18:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

September 23, 2005

オマー・ロドリゲス

cc8bac89.jpg今、世界で最も熱いアフロ、オマー・ロドリゲス。元At The Drive-in、現The Mars Voltaメンバー。
パンク、エモ、プログレ、アンビエント、ジャズ、果てにはサルサまで。分類不能の変態サウンド。時に静かに、時に激しく。静寂から音が爆発する瞬間の乱舞っぷりったら、もう。今年2月に恵比寿リキッドルームで観た彼の姿は、未だ僕の角膜から剥がれない。彼が繰り広げるサウンドスケープは、ライブ中僕の聴覚に、普段存在しない第六の音を響かせた。
複雑怪奇な音の洪水は、言葉など有さず(分からず)とも宗教的、或いは哲学的な超越存在の連想を促がす。理由はわからないんだけれど、なぜか、そうなのだ。どこまで言語、思考を発達させようと、押し寄せる衝動の類。
最近寝る時のBGMがもっぱら、The Mars Voltaの『Frances the Mute』。
特に『Miranda, that Ghost Just Isn't Holy Anymore』にあわせて覚醒と睡眠の間を浮遊できた日は最高。とても気持ちいい。これは、Pink Floydの『Echoes』を<泳ぐ>感覚に似ている。

静かなパートで気持ちよく眠りに入れたと思ったら、激しいパートに転調し、起こされることもしばしば。本末転倒な日々が続くのであった。

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September 17, 2005

Yahweh

9e367c20.jpgU2のYahwehがよい。
現時点での最新作、How To Dismantle An Atomic Bombのラストトラックを飾るこの曲は、U2の楽曲の中で異色な立ち居地にある。
というのも、彼らのアルバムの最期を〆る曲の大半が、暗く静かに沈んでいくようなタイプのもの。其れに対してYahwehは明るい。HTDAABを聴いた時、最も驚いたのがその明るさである。
陳腐な言葉であるが、『希望』なんてものの想起を許してしまう。そんな曲。



ヤハウェ、ヤハウェ
子が生まれる前には常に痛みがある
ヤハウェ、ヤハウェ
なぜ夜明け前は暗いんだろう?

まだ夜明けを待っている、太陽が昇ってくる
太陽が大海原の上に昇る
この愛は大海原の滴ひとつみたいなもの


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September 12, 2005

リアム・ギャラガー

77eeae7d.jpgoasisのボーカル、リアムが好きなのである。
歯に物着せぬ発言の数々は、最高で。
ホントかどーか知らないが、先日カナダのラジオでこんな発言をしたらしい。
「この前、日本のフェスでアジアンカンフージェネレーションとかいうバンドと 楽屋で会ったんだけど、ボーカルのチビメガネに『おまえらカンフーできんのかよ?』 って聞いたら下手くそな英語で『い、いえ、できません・・』って言われたよ。もう笑うとか そんなレベルじゃなくて悶絶しそうになったよ。」

いやー、やっぱ最高。

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March 27, 2005

Top of The World

823319fb.jpg小さなライブハウスに立つ少女一人。
『11。(イレブン)』と名乗るバンドの真ん中に、彼女は、いた。
踊るようにステージに現れ、音にあわせて身体を揺らす。
曲の最中メンバーに目をやって笑顔を浮かべる。うまく声が出ないのか、己に違和感を感じるように咳き込む。「ミナサン、コンニチワ」片言の日本語を装ったユーモラスなMC。「呼びたかった人がいた」と語る真摯なMC。
時に力強く、時に優しく『うた』を歌い上げる。
30分にも満たない短いステージにギッシリと詰め込まれた喜怒哀楽。
彼女だけが持ちえた様々な感情がライトアップされ、光の輪郭に包まれる。
もっと見ていたいような、聴いていたいような名残惜しいステージ。
ライブ最後の曲はCarpentersのTop Of The World。サビがガレージロック調にアレンジされたいわずと知れた名曲。それまでの静かな曲から一転、最後の最後で、普段の彼女が持つバカさをはっちゃけて〆。
うた自体、(多分)滅茶苦茶上手ってわけではない。誰よりも上手いってわけではない。けれど、だからなのか、繊細にうたを扱う彼女のステージはたまらなく最高だった。
壊さないように、失わないように、丁寧に、慎重にうたをうたう。
されど、守るのでなく、闘ううた。
自分の試合、来月の24日。残り一月程。いい刺激をもらった。続きを読む

m-13_30380 at 22:53|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

February 08, 2005

Frances the Mute

今日はTHE MARS VOLTAの来日公演。

三度目の正直。
一度目の来日は自分がバンドの存在を知らなかったから行けず。二度目は諸事情により行けず。三度目にして初めてセドリックを、オマーを、ジョンを拝むことになる。バンド結成からそう日は経っていないのに、こうも来日してるのはメンバー内に親日家がいるのだろうか。

ライブはともかく圧巻であった。
MARS VOLTAの特徴として曲が長く、複雑で、インプロが多いというものがある。それらが爆発したようなステージ。
歌が曲(又は曲が歌になり)になり、そこから更に『ただ』の音になる過程を魅せつけられる。過程があまりにもダイナミック。素晴らしい演奏力、圧倒的なテンションがうねりを描きながらステージで繰り広げられる。
音について行こうと身体を動かすも、客の多くが複雑怪奇なオトについていけず呆然と立ちすくむのみである。
客とステージの間には明らかな隔たりがある。それは温度ではなく、純粋に身を寄せている場所が違うだけ。その差異は今日のライブを唯一無二の場にすることに成功している。
押し寄せる音の洪水に身を任せていたら、いつしか聞こえてくるはずのない音が耳の中でこだまする、そんな体験。
新曲は1曲しか演奏せず1stメインの選曲であったが、これが新曲メインの構成になったらどうなってしまうのだろう?
まだまだ進化するだろうし、底が見えないバンドだ。

m-13_30380 at 23:12|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

November 24, 2004

aMOTION

A Perfect Circleのリミックスアルバム『aMOTION』を買った。収録曲は『The Outsider (Frosted Yogurt Mix)』以外全て聴いたことがあって買う意味は希薄だったのだけど、付属のDVDを観たくて。
当初ライブDVDとアナウンスされていた本作。紆余曲折の後、結局ライブ映像は『The Noose』の一曲のみで、他は既出のプロモーションビデオやスナップを集めたDVDであることが発表された。そんなもんだから、(待ちに待った)ライブDVDが出ると思ってた自分としては過度の期待をかけないようにしていた。
で、蓋を開けてみると…予想以上にカッコいいDVDになっているではないか。観たことがあったプロモーションビデオもDVDで観ると印象が一変。やはりキレイな画面で観るとよい。副音声でメンバーの(曲に対する)コメントが聞けるのも面白い。MJK(ボーカル)はやっぱりポエジーでわけのわからないことを言ってるし。
公式にリリースされるライブ映像は初なので、ようやくちゃんとしたカメラでMJKを観れると思っていたら、殆ど影しか映っていないのには笑った。ホントに自己主張をしないボーカルだなぁ、と(自己主張しないということが強烈なメッセージになっているんだけど)。
暫くBGVとして働きそうなDVDです。

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November 21, 2004

ZAZEN BOYS

を聴いた。
相変わらず「くりかえされる諸行無常、よみがえる性的衝動」とばっか言ってた。
おわり

m-13_30380 at 16:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)