ボーダーにブレイクされたお話 その4ボーダーにブレイクされたお話 その6

2017年09月12日

ボーダーにブレイクされたお話 その5

<前回のあらすじ>
ボダ美がカーテンの隙間から覗いていた

自分が振り向いた時はすでに居なかったが、本当に覗いてたとしたらボダ美にM子とYりんの顔を見られたことになる。それは非常にまずい。

「2人とも帰ったほうがいい。これ以上は危ないわ」

M「怖っ。もう知らないからね」

Y「気をつけて」

2人と解散して部屋に戻り、ボダ美にジャブを打つ。

「もしかして、見てた?」

「何がですか。ずっと部屋にいましたけど」

「ならいいけど。友達がカーテンから覗いてるよって言ってたから」

「は?その友達って誰ですか?」

「いや、冗談で言っただけだよ。気にしないで」

「そんなことしてません!友達連れてきて謝ってください!」

「すぐ感情的にならないで」

「センパイが教えてくれないなら、探し出します」

「探してどうするの」

「その人の家の前で自殺します。一生消えない傷を残してやる…」

この後、結局どうにもならない状態までブチ切れてしまったため精神安定剤と睡眠剤を飲ませて事なきを得たが、ボダ美の攻撃性が増してきてるのがあからさまにわかる出来事だった。また、この出来事でおれの周りの人間に対するリスクがあまりにも大きいことがわかり、1日でも早くボダ美とは縁を切らなければならないという事も再認識した。
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が、こういうのは気付いた時には時すでに遅いもので。

数日後、M子の母親から電話がありイヤな予感がしたまま出ると、

M母「ナカジマさんの差出人で変な手紙が届いたんですけど、大丈夫ですか?」

「心当たりがあります。どんな内容でしたか…」

M母「娘の写真だったり、ナカジマさんの日記が封筒にまとめられて送られてきました」

「本当にすいません。今家にいる女性のいたずらです」

M母「女性の字だったのでそうかと思いました。怖いので何とかしていただけると」

「M子さんには絶対危害行かないようにします。ご迷惑かけて申し訳ないです」


堪忍袋の尾がブチ切れる音がした。


自分だけが被害にあうのであればいくらでも我慢できるが、身の回りの友人知人に実害が出た時点で完全にアウト。すぐにボダ美を追い出すことを決意する。

その夜

「元カノの実家に手紙送るとか、お前何してくれてんの?」

「M子だってメンヘラなのに私とは付き合ってくれないセンパイが悪いんですよ」

「他にも何かしてねえだろうな?」

「もうセンパイの知り合い皆に手紙送っちゃいましたよ」

ボダ美はおれが過去結婚式に出席した後に貰える住所カードやメールアドレスを元に不幸の手紙を送りつけたと言う。(後にこれはおれを脅すためについた嘘だったが)

「お前、明日出てけ」

「言われなくてももうどこかで死のうと思ってます。遺書も書いてます」

「なんでそう極端なの」

「だってもう生きてる意味なんて無いじゃん!こんな身体じゃ仕事もできないし!センパイにも嫌われるし!」

「助け舟出したけど台無しにしたのは自分だろ」

「助ける気なんてなかっただろ!中途半端に希望与えて私が壊れるようにした。お前も死ね!」

完全にサイコ状態になっているボダ美。
これ以上の言い争いは命の危機を感じたため作戦を変える。

「わかった。もう好きにしていい。おれが出ていく」

「は?そしたら私は出ていきませんよ」

「ボダ美が出て行くまでは帰ってこないから勝手にしろ」

そのままおれは本当に数日分の荷物をまとめて部屋を出た。時間は深夜0時。
その足で向かった先は、下谷警察署だった。

つづく━


m-13_62278 at 02:54│Comments(2)

この記事へのコメント

1. Posted by null   2017年09月12日 12:01
ボーダーの人って発症してない時は本当に普通なんですよね。

ご無事で何よりでしたね。
2. Posted by コイチ   2017年09月14日 02:33
最初はただのメンヘラだと思ってましたがボダはライン超えてますね。結果的に逃げ切れましたが無事かどうかは判断しがたいです。

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