ボーダーにブレイクされたお話 その8ボーダーにブレイクされたお話 その10

2017年09月16日

ボーダーにブレイクされたお話 その9

<前回のあらあすじ>
実家に帰ったはずのボダ美が失踪

嫌な予感は的中していた。LINEや携帯などの連絡手段はすべて拒否していたものの、Gmailだけは帰宅したボダ美からのメールを絶えず受信していたので、まだ終わってないという確信があったのだ。

------------------------------------------------------------------------
2014年6月X2日 18:10:裏切り者、しんでやる

2014年6月X2日 18:11:お前なんて地獄に落ちろ

2014年6月X2日 18:12:人殺し

2014年6月X2日 18:19:あんたんち、毎晩ピンポンしようか?

2014年6月X2日 18:26:電話ずっとしまくるからな、着拒とかしたら家行くから

2014年6月X2日 20:45:電話も、メールも全て拒否。病気のせいなのに、全部拒否。家には帰ったのに、まだたりないんだね。やっぱり私に死んでほしいんだね。
------------------------------------------------------------------------

今の時刻は22時。ボダ美はまたマンションに来るつもりだろう。千葉の実家からうちまでは1時間以上かかるが、もしかしたらすでに部屋の前で待ち伏せている可能性もある。

iphone_call_01























その時、ボダ母から携帯に着信が入った。ボダ美の居場所を確かめるため慌てて電話に出る。

「もしもしナカジマですが。ボダ美さんはそちらに居ますか?」

「…今から行きますね。センパイ」

携帯から聞こえてきたのはボダ美の声だった。即座に電話を切り着信拒否をする。一緒に居た友人Dも異常事態を察してくれたらしく、今日は泊めてほしいという申し出を快く承諾してくれた。
D邸でメールチェックをすると、その後やはりボダ美は家まで来ていたようだ。

------------------------------------------------------------------------
2014年6月X3日 0:37:下で話したいだけなのに、何でだめなの?

2014年6月X3日 0:38:ずっと入り口にいますから

2014年6月X3日 0:48:ずっとここにいますから。

2014年6月X3日 0:55:遺書ももってきているので、この場で死にます。外で話くらいはしてくれると思っていました。残念です。
------------------------------------------------------------------------

今日諦めて帰ったとしても、明日も来ているかもしれない。もしかしたら一緒に行ったゲーセンに来ているかもしれない。もしくは会社への通勤ルートに待ち伏せているかもしれない。ボダ美ならどんな方法でもやりかねない。自分だけではない。実家の住所を知られているM子やクソ友人と罵られたYりんにも危害が及ぶ可能性もある。親しい友人には「ボダ美に気をつけてくれ」と伝えたものの、それがどれだけのプレッシャーを与えてしまったか。結果的に周りの友人たちも巻き込んでしまったことを深く反省した。


携帯を見るとボダ母からのメールが入っていた。

2014年6月X3日 1:42:そちらに行ったようです

2014年6月X3日 2:59:警察に行き、会って話がしたいと言いに行ったようです。警察から電話がありました。

本物のボダ母だろうと思われるので返信をする。

2014年6月X3日 3:54:もう話す気はありませんし、話しにならないのは今日の件でご存知かと思います。本人には2度と会いません。と伝えてください。好き嫌いの感情ではなくただただ怖いです。母親としての責任を放棄しないで下さい。よろしくお願いします。 koko1

2014年6月X3日 3:59:放棄はしていないつもりです。そう、思ったならすみません。

2014年6月X3日 4:09:気分を害されたのならすいません。ただ娘に携帯を奪われて私にかけてきたり、深夜の外出を許したりと、本当に今日の出来事を理解できているのかという疑問をもってしまいます。彼女が私を追う限り、私はもう1人では外に出れません。会社にも行けません。友人にも外出を控えてもらわなければなりません。はっきりと彼女に私の意思を伝えて下さい。恐ろしいので2度と会う気はないと。諦めてください。と。 koko1

2014年6月X3日 4:24:子供ではないので、縛っておけません。急にこうした展開になり、納得がいかないようです。すみません。

この母親も話しにならないが、いくら母親の責任と言えど20代半ばの娘がこうなってしまったことについては同情しかない。これ以上は何も言えなかった。そしてボダ美から最後と思わしきメールが来ていた。

S__9125993





























翌朝、再びボダ母から連絡があり、ボダ美自ら警察署に駆け込み自分を隔離監視してくれるようにお願いに行ったこと。今は千葉の病院に隔離されておりナカジマと周りの友人には安全ですと伝えてほしいこと。また、今日から数週間は携帯も使えない隔離部屋に入院することになったこと、などがボダ母を通して伝えられた。

最後の最後でボダ美の良心を垣間見た気がした。そして二度と同じことが起きないように、その何日後かにおれはマンションを引っ越した。ボダ美との繋がりを全て断ち切ることが、今の自分にできる唯一の恩返しだった。

つづく━

m-13_62278 at 00:00│Comments(8)

この記事へのコメント

1. Posted by k   2017年09月16日 01:49
ひたすら話を小出しにする感じ、10年以上前のテキストサイトを読んている感覚になりますね
2. Posted by 犬   2017年09月16日 02:45
5 コイチさんが自伝とか出したら買ってしまうレベルですよこれは…
一先ずお疲れ様でしたと言っておきます…
3. Posted by ボダ美   2017年09月16日 02:56
まだ続くことに戦慄をを覚える
4. Posted by 774の冒険者   2017年09月16日 03:24
オイオイオイ
続くのかよ
5. Posted by パペ   2017年09月16日 06:37
他人の迷惑顧みず+悪い事をしている自覚が無い+一方的に自分と相手の脳内が一致しているという思い込み 、、、とんでもねぇサイコデスコンボですね。全てこの逆を行けば良い人間関係築けそう。
6. Posted by 動画勢   2017年09月16日 07:36
ボダガチ勢こわひ
7. Posted by け   2017年09月16日 07:39
つづきが気になるけどつづかないで(本音)
8. Posted by ボダ母   2017年09月16日 15:53
ボダ美とのセックスシーンをクローズアップした番外編もお願いします

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
ボーダーにブレイクされたお話 その8ボーダーにブレイクされたお話 その10