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01. SQUEEZE
02. LOWRIDER
03. THE LIGHT
04. この道をゆけ
05. 空の色
06. SUGAR COATING
07. あの頃のままで
08. Wurlitzer(インストゥルメンタル)
09. MOUTHPIECE
10. STATEMENT SONG
11. SUPER DAD
12. 力あるかぎり
13. 波の花
14. 陽はまたのぼる


それぞれハードコア、ミクスチャー系バンドにいたメンバーが、シンプルかつソウルフルな日本語ロックを目指し97年に結成。下北沢をベースにライヴ活動をこなしながら、2000年にメジャー・デビュー。そして今回、ファースト・アルバムのリリースとなった。“ロックが苦手だって言ってもはじまらないだろう”と、歌う彼ら。あらためてロックを選び直した彼らのアルバムには、ギリギリでがんばることの“ギリギリ”の真意が込められている。日本語はロックに合わないなんて、ウソだ。ロックの方を日本語に合わせりゃいいのだ。
(「CDジャーナル・レビュー」 2001年08月号より 堀由希子)

チェンバロ、すでに解散してしまったバンドである。確か2002年に解散しちゃったんだっけ。理由は「4人の音楽の方向性が違ってきたこと、各々が次のステップへ進みたいという意志が明確になってきた」などなど。でも、『CDジャーナル・レビュー』によると、最初から方向性が違うことはわかってたんじゃないの?

なんてことはさておいて、チェンバロのファーストアルバム『GRASSROOTS』である。そもそも音楽をほとんど聴かないため、幅が広がらないはずの私が、新しいミュージシャンやバンドを見つけるきっかけはほとんどない。なのにチェンバロを見つけてしまったのだ。理由は簡単。ラジオである。

このアルバムの発売当時、スカパーではJ-WAVEが聴取できたので、私はスガシカオの番組を毎週聞いていた。そこでやたらとスガシカオが『空の色』を流したのだ。彼は気に入った曲があれば、自分の番組でやたらと流すようで、とにかく毎週のように『空の色』を流していた。それにまんまとやられてしまったのだ。チェンバロ以外にはbenzoの『落下ドライブ』をやたらと推していたことがあったな。スガシカオとは音楽の好みが近いようで、彼が薦めるものはたいてい好みだったりするのだ。

また、チェンバロを有名にしたのは、何を隠そう田中真紀子さんだ。第一次小泉内閣で注目の的だった真紀子さんが「チェンバロを聴いている」と発言したので、知名度がドンと上がった。

で、この『グラスルーツ』だ。『空の色』『波の花』『この道をゆけ』というシングルを含む14曲入りで、なかなかのお得感。日本語のロックにこだわっているだけあって、音に乗ってる言葉が聞き取りやすい。これはボーカルに力があるからだろう。曲調については、若干ユニコーンが見え隠れするのだが、ユニコーンほど複雑ではない感じ。

1曲目の『SQUEEZE』はいかにも1曲目という感じで、ライブの1曲目にもってこい。『SUGAR COATING』もいいね。タイトルと内容にギャップがあるような気がするんだけど、なんか聴きやすいんだな。『SUPER DAD』は、息子にこんなふうに歌ってもらえたら、父親としたら嬉しいだろうなーって思ったり。

全体的にトーンが揃っていて、揃いすぎのきらいがあって、こういうジャンルを普段から聴いていない人には全部同じように聴こえるかもしれない。だけど彼らにとっては名刺がわりにできるアルバムだったんじゃないかな。(過去形なのはチェンバロがすでに解散してるから)

普段、ヘッドフォンで音楽を聴かないんだけどね。ヘッドフォンで聴くといろいろな発見があるね。もちろんヘッドフォンの性能にもよるだろうけど、私が持ってる安物でも「へえー」って発見がある。右と左のバランスとか、鳴ってる楽器とか。もちろん家のコンポとカーステでも、聴こえてくる音は違う音なんだけど・・・。タモリが持ってそうな高級オーディオで聴くとどんなふうに聴こえるんだろうな。

シングルカットされている3曲はやっぱり力があるな。巷では『波の花』の人気が高かったみたいだけど、私はやっぱり『空の色』がいいな。その次は『この道をゆけ』かな。

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