最近どうしてもアスランの口調は厳しくなる。
「キラ? ちゃんと、日焼け止め塗ったの?」
まるで、クラスメイトのキラ・ヤマトの保護者そのものの物言いになってしまっていることも否めない。
子供とは思えないほど怜悧で優美な整った容貌に輝く輝石の瞳。
醒めたエメラルドの双眸は桜の4月に比べると、はるかに表情が豊かになり、静かだったその声は、時折大きなものになってしまう。
自己嫌悪に焦燥する日々にも関わらず、それが嫌にならないのは、目の前の小さなクラスメイトがあまりに愛らしく、そして、尋常ではないほど手がかかるからだ。
優等生のアスラン・ザラは、厳格な国防委員の父親と優秀な科学者の母親との間をコーディネイトされて生を受けた、いわゆるニ世代目。
その彼にとって、愛らしくカワイイ容貌なのに、あまりに無邪気で突拍子もないことばかりするキラ・ヤマトは
正反対で、だからこそ、稚けないその手が離せなかった。
それは、どんな馬鹿なことをしても、同じ。
「キラ!? 後で痛い思いをするのはオマエだよ?」
「へいきー!アスランも早くおいでよー!」
オトナのように肩を竦め、大きなため息をつくアスランは、アヒルの浮き輪を抱えたまま、目の前の砂浜に一目散にかけていく、小さな背中を見つめていた。
「キラー?」
アスランが呼ぶと、水着の上の白いパーカーを風にはためかせながら、キラは無邪気に手を振った。
目の前には、白い砂、そして大きな青い海。
ザラ家所有の小さなコロニーに特別にあしらわれた、言わばプライベートビーチ。
アスランの母のレノアに許可をもらったものの、
ナイショで忍び込んだそこは、まさに空気が揺らめき、蒸気が上がるほどの南国、そのもの。
「全く、コドモなんだから・・・」
肩を落とし、元々海に入るつもりのないアスランは、椰子の木陰で、学校の課題を黙々と制覇していた。
続く
「キラ? ちゃんと、日焼け止め塗ったの?」
まるで、クラスメイトのキラ・ヤマトの保護者そのものの物言いになってしまっていることも否めない。
子供とは思えないほど怜悧で優美な整った容貌に輝く輝石の瞳。
醒めたエメラルドの双眸は桜の4月に比べると、はるかに表情が豊かになり、静かだったその声は、時折大きなものになってしまう。
自己嫌悪に焦燥する日々にも関わらず、それが嫌にならないのは、目の前の小さなクラスメイトがあまりに愛らしく、そして、尋常ではないほど手がかかるからだ。
優等生のアスラン・ザラは、厳格な国防委員の父親と優秀な科学者の母親との間をコーディネイトされて生を受けた、いわゆるニ世代目。
その彼にとって、愛らしくカワイイ容貌なのに、あまりに無邪気で突拍子もないことばかりするキラ・ヤマトは
正反対で、だからこそ、稚けないその手が離せなかった。
それは、どんな馬鹿なことをしても、同じ。
「キラ!? 後で痛い思いをするのはオマエだよ?」
「へいきー!アスランも早くおいでよー!」
オトナのように肩を竦め、大きなため息をつくアスランは、アヒルの浮き輪を抱えたまま、目の前の砂浜に一目散にかけていく、小さな背中を見つめていた。
「キラー?」
アスランが呼ぶと、水着の上の白いパーカーを風にはためかせながら、キラは無邪気に手を振った。
目の前には、白い砂、そして大きな青い海。
ザラ家所有の小さなコロニーに特別にあしらわれた、言わばプライベートビーチ。
アスランの母のレノアに許可をもらったものの、
ナイショで忍び込んだそこは、まさに空気が揺らめき、蒸気が上がるほどの南国、そのもの。
「全く、コドモなんだから・・・」
肩を落とし、元々海に入るつもりのないアスランは、椰子の木陰で、学校の課題を黙々と制覇していた。
続く


この記事へのコメント
カキコします♪
今までで一番HITした感じで♪