釧路と宮古島3000キロを「旅する鍼灸院」の健康ガイド

自称「旅する鍼灸師」が「旅する鍼灸院」を経営してます。 釧路市と3000キロ離れた宮古島に鍼灸院があります。 日本一移動距離が長い鍼灸院です。(笑) 令和2年10月16日には、その想いをまとめた「旅する鍼灸院」(クナウマガジン出版)を発行しました。アマゾンで購入可。 カラダとマチのツボ探検家のおススメする「こころとカラダが元気になる」健康ガイドです。

自分の気を高める

おはようございます。
気の高い場が好きな
旅する鍼灸師の須藤隆昭です。

鍼灸師は鍼という道具を使って、気を動かす仕事をしている。
「気動けば 血動き 血動けば気動く」
というように、気血を循環させることで健康な心身を作っている。

自らも気の巡りやすい状態にしていくことが望ましい。

しかし、僕も鍼灸学生の時は、
「気ってナンだ?見たことも触ったこともないぞ」
と頭で分かってもまるで腑に落ちないでいた。

初めて気に触れたのは、
台湾の台北市鍼灸師会で勉強している時だった。
有名な気功師の特別授業があり、
そこで話しを聞いているだけで勝手に自分の身体が前後に揺れ始めた。
また気を手のひらから照射されると、
立っていられなくなり前につんのめってしまった。
「エッ、何だコレ!」。

数日後同じく台北で武術気功を見学に行くと、
鉄の太い棒を簡単に曲げている人を見た。
マジックかと思ったがこれも「気の力」だった。
実際に体験すると信じないわけにはいかない。
気は確かに存在する。

「大事なものは目に見えない」

それからは滞在していたゲストハウスで毎晩
手のひらで「気のボール」をつくることを始めた。

鍼灸院を開業後は、自転車で日本縦断しながら気の高い場を回った。
気を巡る冒険であり、気を信じる者の巡礼の旅でもあった。
おかげで手のひらは敏感になった。

今は毎朝の太陽礼拝をして、昇る太陽の気を手のひらで浴びる。
老宮というツボがポカポカしてくる。
釧路では家のベランダで、宮古島では海岸でしているが、
これがすこぶる気持ちいい。

やり方はいろいろとある。
森林浴や月光浴でもいい。
自分の感覚を意識してやってみることが大事だ。

気は自ずから高まる




今日も
いいこと
あるといいね


☆はりきゅうアロマ あんずの種 釧路本院
北海道釧路市愛国191-5717 院長 須藤隆昭
電話 0154-39-2589HP https://anzu946.com/

令和5年9月24日「NAPA2釧路」の会場で、
2作目の本「開業論」を先行発行予定。            

Spotify ポッドキャストでラジオ番組配信中!

お金は貯めるのではなく活かす

おはようございます。
不動のトンカツ定食
旅する鍼灸師の須藤隆昭です。

僕のボンビー生活は大学1年目がピークであった。
月8万円のバイトで2万円の貯金(海外放浪資金)をして、
探検部の活動もしていた。家賃は3畳一間3000円。
主食パンの耳、お酒はトリスだが実に楽しく充実した毎日を送っていた。
「海外旅行のお金どうやって貯めたの?」と聞かれると
「使わないで貯めた」と応えていた。

就職後も使わないで貯めて、旅をした。
いくら月給が高くても使う人は絶対に貯められない。

そして貯めたら使う(旅する)の繰り返しで、
貯金はいつも20万円になったら旅し、帰国後ゼロになっていた。
そのおかげで今の「旅する鍼灸院」が出来た。

なのでスタッフにも、頑張って貯めたら自分のために使うことを勧めている。
特に20代は少し貯めら、お金を経験(旅)に使うのが一番だ。
その時には分からなくても後で経験が必ず活きてくる。
僕も20代にかけた旅資金を全部貯金してたらイイ車を変えたかも知れない。
形の残らないモノにお金を使って良いのだろか?
と思ったこともあった。
今なら自信を持って言える。「それこそが一番の財産だ」と。
その経験なしに今の僕はない。

スタッフが
東北やケニアボランティアに行くのも出張ではない。
自腹を切って出かける。
学会発表や治療院研修も自腹だ。補助金も研究費もあてしない。
だから貴重な経験が身につく。お金が活きる。
市民活動と勉強の基本は、「自ら動くことと自腹をきること」だ。

その経験をもとにして開業する。
いい鍼灸院になれば今までと一ケタ違う収入になる。
海外の学会も行けるようになる。
またスタッフを増やしたり、自分ではなく人のためにお金を使うようになる。
だいたい40歳前後、
自分ではなく「人の役に立つ」ことを考え行動するようになる。
それが「厄年は役に立つ年への転換期」である。

そして人のためだけでなく、社会のためにお金を使い出すと、
不思議とお金が回り始める。
必要なお金が必要な分だけ回ってくるようになる。
有り余る分はこない(笑)。

人や社会のため、あるいは応援したい会社のため使う。
例えば
環境保全のため
オーガニックのものを選ぶ。合成洗剤ではなく石けんを選ぶ。
日本(地域)の農業を守るため国産や地場産を買う。
つまり価格ではなく価値で商品を買う。
それは有り難いことに、自分の健康も向上させることにもなる。

そんなお金の使い方を若い時から出来ると人は素晴らしい。
貯金はたくさん出来ないかも知れないが、お金に困ることはなくなる。

お金も健康と同じく大事なのは「循環とバランス」なのである。

人生の目的は
資産を増やすことではなく、
よりよく生きることだ。

勘違いしてはいけない。

お金は貯め過ぎないで、活かして使おう。

「お金持ち」になれなくても「お人持ち」になれる。

リッチよりハッピーだ!




いいこと
あるといいね


☆はりきゅうアロマ あんずの種 釧路本院
北海道釧路市愛国191-5717 院長 須藤隆昭
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ノースマイル ノーサービス

おはようございます。
キミの笑顔がみたい
旅する鍼灸師の須藤隆昭です。

法事で東京を往復した。
往復の機内共にノーマスクのCAさんがいた。
訓練された最高の笑顔で接客してくれた。
マスクをしていても目で笑えるが、
やはり目と口元の両方での笑顔(ダブルスマイル)にかなうものではない。
サービスに笑顔がなかったら・・・
いくら美味しいドリンクを何杯も運んでくれても、それはサービスではない。
Aロボットに運ばせた方があるかにマシだ。

ノーミュージック ノーライフ
ノースマイル ノーサービス

法事のあるお寺では、
久々に会った姪の子供は中学2年と小学4年で
最高の笑顔で走りよってくれた。勿論ノーマスクだ。
ただこの子たちも学校へは、
恥ずかしいといってマスクをつけて通っているらしい。
マスクはパンツじゃない!もう暑くなってきたこの季節にマスクは非健康的だ。

国民の健康のために医療者と教職者は
ノーマスク スタンダード
と発信しなくてはいけない。

僕はあんずの種でもっと
発信しなくてはいけないと思った。

何故なら鍼灸院は
医療サービス業だから・・・。

ノーマスクのファーストペンギンたちを
孤立させてはいけない。



今日も
いいこと
あるといいね


☆はりきゅうアロマ あんずの種 釧路本院
北海道釧路市愛国191-5717 院長 須藤隆昭
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いつも青コーナーに立て

おはようございます。
ゆめみる野菜好きの
旅する鍼灸師の須藤隆昭です。

「インチョーセンセ、ウチの娘、五反田の職場に転勤になっんたんですよ−」
とパンを買いに来てくれた馴染みの患者さんが教えてくれた。
あんずの種の新しい拠点が
五反田のマンションに出来たことを知っていてくれて、
すぐに報告にきてれくた。
こんな偶然(必然)嬉しいですね。

ひと月研修生(第2号)で来ている亀岡さんは、
鍼灸師だが「6月4日のアロマ研修」(参加者募集中)
にも参加してくれることになった。
まだ22歳なのにとても勉強熱心でチャレンジャーだ。

ひと月研修生(第1号)のタッチャンからも手紙が届いた。
仙台の鍼灸院を離れ今、島根県の松江にいるという。
相変わらず、風のように動く人でまた新しいことに挑戦している。
どこにいても「あんずフィロソフィー」を意識してくれている。

そのあんずフィロソフィーには、
「挑戦者であれ 探検することを楽しむ」というのがある。
挑戦者とは青コーナーに立つ人だ。
これはボクシングなどでは赤コーナーがチャンピオンなどの上位者、
青コーナーが挑戦者となっている。
チャンピオンになった人が青コーナーに立つのは、階級を移動し、
新たな挑戦者となるときだ。
つまり、いつも青コーナーに立つというのは、常に挑戦し続けることになる。

いくら鍼が上手になっても、
院長とか、社長とか呼ばれてるようになっても
そこで喜んでいる場合じゃない。

もっと上へ、あるいはもっと横へ、新しいものに常に挑戦するのが面白い。
アルピニストは未踏峰を目指し、
エクスプローラーは地図なき道を歩む。
人は誰もが探検家であり、挑戦者であると思う。

入学するのも、
就職するのも、
開業するのも、
すべて挑戦だと思う。

誰から聞いたかは忘れたが、こんな言葉がある。

「歩きだすとき まず片足が上がる
 片足になり バランスを崩す
 挑戦するとき いったん安定を手放す
 チャレンジとは この不安定感を楽しむ時間と日常」

なるほど、不安定感は恐れるのでなく、楽しむモノなのだ。

興奮と安定の間で揺れ動き、
バランスを取るのが面白い。

時々は不安定感を楽しもう!




今日も
いいこと
あるといいね


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理念の共有とベクトルの会わせ方

おはようございます。
鶴居で目覚める
旅する鍼灸師の須藤隆昭です。

生き方のリズムを変える時期になってきた気がする。
新緑の達古武を歩きながら、そんな予兆感じた。
大事なものへの時間を優先的に取るようにしていく。

一人では出来ないからチームを作る。チームには理念が必要だ。
それをみんなと共有していかなくては、実行力のあるチームにならない。

その理念は作っただけでは「絵に描いた餅」に過ぎない。
共有が大事だ。

理念を共有していくためにあんずの種でしているのは、
・毎週土曜日の理念勉強会。かれこれ370回を超えた。
・年に2回は1日がかりのミーティング(夢会議)。
この2つをただ愚直に繰り返している。理念勉強会は今までに400回以上になる。

この中で、なんのためあんずの種はあるのか?なんのため自分はここにいるのか?
考え続けている。それを深めるために皆なが本を読み、旅に出る。

また力の方向性(ベクトル)を揃えるのも大事だ。
チームの意識でその方向性が微妙に違うとその先では、
微妙どころか大きくづズレていく。
それが一致団結すると力は何倍にもなる。
ベクトルを合わせるには、会議だけでは難しい。
チームの意識を揃えるには、
お互いの個性を知り多様性を認め合うのも必要。
ただ認め合うだけではダメでその上で互いに切磋琢磨する。
これもまた五臓の相生と相克関係と同じである。
人体も社会も同じだ。調和することで力になる。

あんずの種では歓送迎会・忘新年会・社員旅行は全員参加となっている。
また祭りやイベントもとても多い。
皆で何度も「同じ釜の飯を食う」ことや
協力し合うことで連帯感がわく。

あんずの種には全国から多様な年齢の人が集まってくる。
これから外国人も増えるかも知れない。
多様性を認めるためには、相手の文化や歴史を知ることから始まる。
これは必須だ。
ただクールに距離感を保つのとは違う。
先ずは一緒にご飯を食べよう。

釧路の人口も、日本の人口も減り続けるのは間違いない。
世界から移民を受け入れる土壌をつくるためにも、
「理念の共有とベクトルを合わせる」ことはとても大事になる。




今日も
いいこと
あるといいね


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発信力が影響力に変わるとき

おはようございます。
飛竜頭に感動した
旅する鍼灸師の須藤隆昭です。

あんずの種の2人目の一ヶ月研修生が昨日から入っている。
新しい刺激はみんなのためになる。

医療と広告宣伝とは馴染みが薄い。
歴史的に広告規制があり、
経歴や細かな専門性を看板に書くことも出来なかった。
杏園堂鍼灸院を開業して、
視力回復治療をする時も、「視力回復教室」と別の名前を使って広告をしていた。
医師・鍼灸師など国家資格を持つ医療機関には広告規制があるが、
民間資格や無資格者の整体・エステなどは逆に規制はなく、
「痩身・美肌・視力回復・疲労回復」などの言葉が書かれたチラシが配布されていた。
今も基本的には変わっていないが、インターネットの出現後ホームページやSNS発信が急増し、
境界があいまいとなり緩くなった。

どんな素晴らしい治療法や商品があったとしても、
「その価値が伝わっていないと、それはないのに等しい」と言われている。
鍼灸の受療率が低下しているのも、その価値が伝わっていないのも原因のひとつだ。
いくら学会で効果のある発表がされても一般の人に伝わらないと
集団自己満足で終わってしまう。
昔から
「鍼灸の啓発活動は鍼灸師会や鍼灸学会のやり方では不十分(ダメ)だ」
と言う鍼灸師が多かった。
ではその不満を言う鍼灸師は何をやっているのか?
自分でどれだけ発信しているのか?
不満を愚痴で終わらせないためには、自らも行動するしかない。
ボランティア診療でも、町内会でも、学校でも何か活動し、継続する義務がある。
そして今なら、コストゼロのHP・ブログ・各SNSで発信しない手はない。
毎日のように自院の通信・葉書を発送し、メールやラインで発信する。
それでも足りない。
教室やお祭りを開催し、はては居酒屋まで開店する。
それでも足りない。
本を出版し、協会を作る。
それでも足りない・・・・。

今の若い人の中には学生時代からツイッターやインスタで発信し、
フォロワーを何千人を持っている人もいる。
自らがインフルエンサーになっている人は開業するには大きな力になるし、
最近では、就職するにも重視されるようになってきた。

発信するには表現力が必要になる。
どんな人でも、どんな仕事でも大事になる。
AIに微妙な表現力は発揮できない。

文章を書く力、写真を撮る力、編集する力、
全ての力がどんな仕事でも試される。

発信する力が影響を与える力に変わるとき
次のステージに上がることができる。

毎日が試される。



今日も
いいこと
あるといいね


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クレームは有り難いこと

おはようございます。
悪いことは良いこと
旅する鍼灸師の須藤隆昭です。

飲食業でも、宿泊業でも、医療機関でもクレームを言う人はいる。
先日も書店のレジで大きな声で若い定員の対応にクレームを長々と言っている
中年男性を見かけた。
これなどはクレームを言うことで自分のストレスを発散している人の典型みたいなもの。
残念ながらこんな人もいる。
でも店のためを思ってあえて言ってくれる人も多い。
嫌なサービスを感じたら黙って来なくなる人の方が圧倒的に多い。
だからあんずの種では、基本的に意見(クレーム)を言ってくれる人は歓迎している。

ただ明らかに大きな声を出して周りの人に迷惑わかけている場合は、
毅然とした対応も必要になる。
先ず1人ではなく複数で対応する。(職責上位の人が望ましい)
会話をスマホで録音する。
場所を移動して(例えば待合室から院長室へ)話しを聞く。
器物を破損してくれたら警察に電話をするなどがある。
この30数年間で警察に電話以外の対応は何度かあった。

ただ最近はほとんどクレームがなくなった。
不平・不満・苦情を言う人が来院しなくなってきた。
何故なんだろう?と考えてみた。
たぶん
「この場がクレームを言うのに適していない」と思う人が増えてきたのだと思う。
適する場と適していない場の違いをうまく説明ができないが、そういうことだ。
波長とか、場の気とか関係するのだと思う。

本来は日本人は「気が柔らかい」人が多く、受容と許容のキャパが広かったと思う。
最近では残念ながらそれが狭くなっている人が増えてきた。

忙しい生活の中で、
気の循環が上手く調整出来ない人が多くなったからだと思う。

こんな人ほど鍼灸を上手く取り入れて欲しい。



今日も
いいこと
あるといいね


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スッタフの効用

おはようございます。
お助けられマンの
旅する鍼灸師の須藤隆昭です。

1人で独立してスタッフを雇用するか、どうかはとても大きな分岐点だ。
僕は東方鍼灸院で研修を受けていなかったら1人でスタートしていたと思う。
ベットも2台でスタートしていただろう。
東方鍼灸院ではベットは6台、そして受付のスタッフが専用に1人いた。
流行っている鍼灸院で働かせてもらうのが一番良い環境だ。
なんの根拠もなく、自分でもそうなっていけるイメージが付いてしまっていた。

開業時には、たまたま銀行を辞めた素晴らしい女性スタッフが入ってくれた。
男性1人の鍼灸院では女性の受け付けや補助のスタッフがいてくれることは
とても助かる。場の雰囲気が明るくなり、女性患者さんの対応もスムーズになる。
その後大学生のバイトも含め常にスタッフがいて、
結婚した後は妻も手伝ってくれた。

鍼灸師の鈴木を雇用できるようになったのは、開業して10年目だった。
受付だけでなく、鍼灸師をスタッフに向かえたのは大きな転換だった。
給料をアップしてあげたいと思うと、売上げへの意識も変わった。
雇用と指導の責任も増した。
でもそれが結果として良かった。
僕は鍼灸の勉強以外に経営の勉強も真剣になった。
勉強をしたからといっても、
すぐにいい経営者にはなれなかったが目指す道は見えてきた。

そして何より僕が外に出れるようになったのが一番大きい。
ケニアのボランティア活動へ。
そして1ヶ月半にも及ぶ「琉球自転車旅行」も出来た。
まだ入って3〜4年目のスタッフ鈴木には大変なおもいをさせてしまったが・・・。

それからも数多くのスタッフが来てくれて、旅立って行った。
かつての弟子たちが今では僕にいろいろと教えてくれるようになっている。

あんずの種は広く花を咲かせ始めることができている。
それが何より一番嬉しい。

経営のことを考えると夫婦2人くらいでやっていく方が安定する。
きっと貯金もその方ができるだろう。
ただ鍼灸の伝承を考えると、他の鍼灸師を雇用してみることをお勧めする。
苦労もあるがその分充実感もある。



今日も
いいこと
あるといいね


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人生もメリット・デメリットで考えたら味けない

おはようございます。
安定と興奮の両立を目指す
旅する鍼灸師の須藤隆昭です。

開業と共に北海道鍼灸師会に入会した。
当時は保険診療もしていたため入会が必須であった。
支部勉強会があると長老ともいえる大先輩から教えてもらうことが多く、
とても勉強になり刺激ももらえた。
その後、北海道鍼灸師会釧路支部の支部長をした。
各担当委員のなり手がいなくとても苦労をした。
ある医師から釧路市の鍼灸院の衛生状態の不備を指摘され、
その支部員からは「医師からの批判から守るのが支部長の仕事だろう」と言われた。
板挟みになりストレスを感じた僕は人生始めての「ぎっくり腰」を体験した。

会務をしていくのは自分の時間と労力を使うことになるが、
それは歴代会員のお役目と思っていた。
そのおかげで多方面の医師ともつながりが持てた。
病院の検査等が必要になる時に連携のできる医師がいることはとても心強い。
仲間の鍼灸師からもいろいろな情報を教えてもらえた。

ただ近年、鍼灸師会の会員人数はどこも減っている。
「会に入ってもメリットがない」という人がいる。
入会をメリット・デメリットで考える人は、
人生の選択すべてをメリット・デメリットで考えるようになる。

人付き合いもそう考えるととても味けない人生になる。
鍼灸師になったなら、開業したならば、
鍼灸師会に入るのは損得でなく、人情で決めた方がいい。

戦後マッカーサーに廃止されそうになった日本鍼灸を
守り抜いた鍼灸師の先輩たちの活躍があってこそ今僕らは鍼をうてる。
浪花節だよ鍼灸は。
鍼灸師の地位は未だに低い。「鍼灸師法」の制定が必要だが、
それは個人の力では当然無理。会の力が必要になる。

学会だってなるべく多く加入すると、
勉強になるだけでなく鍼灸の普及にも貢献できる。

そんなもんだ。

人生はデメリットがいっぱいあるほど、
実は後から
メリット(いいこと)をいっぱい受け取れる。


今日も
いいこと
あるといいね


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青年よ融資を抱け

おはようございます。
連夜アスパラに抱かれた
旅する鍼灸師の須藤隆昭です。

お金に対するブロックは強かった。
親父が大好きだった「水戸黄門」のテレビを一緒に見ていたせいか?
「越後屋、おぬしも悪よな〜」のような台詞が頭に残り
金儲けというと悪徳商人のイメージが強かった。
いざ、自分が鍼灸院を開業しようとなったときも開業資金も、
何とかなるだろうと甘く考えていた。
家賃敷金・内装工事・ベットなどの備品等を考えると
当時でも300万円はかかりそうなのに、自己資金は30万円くらいしかなかった。
国民金融公庫(政策金融公庫)に紙一枚の計画書を持って、融資のお願いに行った。
「民間の銀行で出してくれたらこちらも出す」と言われ、
銀行に行くと「公庫で出してくれたらこちらも出す」と言われた。
「なんじゃこれ」と思い諦めた。
こんな杜撰な計画書では今の僕が融資担当だったとしても断るだろう。
誰もお金のことなど教えてくれる人はいなかった。

自宅兼治療院を新築しようと思った時も、
土地や設計の話しはどんどん進んだが、
融資のことは後まわしになり、
ギリギリでなんとか銀行から借りることができた。

金融機関とのつきあい方は後から中小企業診断士などに後から教わった。
信用をつけるには、
「小さく借りて必ず期日に遅れることなくを返済を終了し実績を積む」
「決算書と年度計画書を毎年担当支店長あてに持っていく」
「なんのため事業をしているのか夢(理念)を伝え続ける」
金融機関も夢のある人を応援したいようだ。
特に鍼灸院のように地域密着型の仕事は、
同じく地域密着型の信金などがお勧めだ。
信頼関係が深まるとスタッフの開業の時まで
いろいろとアドバイスしてくれるようになった。

そのことを知った卒業生は、融資を受けなくてもなんとか開業できたのに、
少額の融資を受けて、将来のために備えた人もいる。
もちろん理念も事業計画もしっかりと最初から作っている。

お金のことを理解していくと、ブロックされてた意識も変わる。

「利益ではなく、理念の追求が中小企業の使命」

「理念の達成のためには利益が必要」

「自分のためでなく、人や地域のためにお金を使っていると
 いつも必要なお金が自然と集まってくる」

鍼灸師も正しくお金の勉強をする必要がある。

清貧の思想から
清富の思想を持つことだ。






今日も
いいこと
あるといいね


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開業パーティー日を先に決める 実現度アップ

おはようございます。
旬の松原農園のアスパラに元気をもらう
旅する鍼灸師の須藤隆昭です。

人生の後半の楽しみは、あんずの種卒業生の「開業祝いの旅」をすることだ。
できれば最初の患者さんになりたい(すでにそんな所もある)。
これで全国(全世界?)を楽しい旅ができる。
なので今いる人には「早く開業日を決めておくように」と言っている(笑)。

あんずの種の以前の名前「杏園堂」とは
(祝いの宴会をする公園)にちなんで付けていただいた名前。
そのくらい若い時から宴会好きだった。
(宴会から運命的出会いがあったことは数知れない)

自分の院の開業祝いもすでに4回もしている。
これはその土地の神さまにご挨拶をする意味もある。
「ここで新しく仕事をさせていただきます。
 どうぞ皆さま、土地の神さま、どうそよろしくお願いします」ということだ。
これは
「センセーお祝して、神さまにご挨拶しないとないとダメさ〜」
と宮古島のオバアから教わった。

盛大にしたり、形式張らずにでいい。
でも挨拶(宴会)は大事だ。
今までお世話になった人、古い友人知人や関係者へ
「おかげ様で開業することが出来ました」と感謝のご挨拶にもなる。
祝いのお花やお酒が並ぶと気分も上がる。

そろそろ5回目の開業祝いも考えてる。

でも開業しようと思ったら、先ず院の名前を考える。
そして開業日を決ることだ。自分の誕生日でも一粒万倍日でも何でもいいから
先に決めてしまうことだ。決めて公表すこと。
こうなると後にひけなくなる。
逆算して準備をどんどんしていかないと間に合わない。
開業前はやることが山積みで僕の場合「人生で一番忙しい時」となった。
やっても、やってもやることがあった。
なので準備が整ったら開業と思っていたら、のびのび伸太君になる。

あんずの種スタッフには半期に一度
「夢(行動)計画」を発表してもらっている。
例えば「東京の治療院の見学に行く」と書かれていたら、
「いつ、どこの治療院に行くのか」と再提出を求められる。
なんとなく決めた時と日付と名前を入れた時の達成度が全然違ったからだ。
今年もスタッフのソウル研修旅とアムステルダム研修旅の日程が決っている。
間違いなく実現するだろう。

「いつかできれば開業したい」ではなく。
「3年後の自分の誕生日に屋久島で開業する」と宣言してしまうことだ。
「その前日に開業パーティーをするので、観光がてら島に是非来て下さい」
と宣言するとパーフェクトだ。
僕は行くよ!

そんな旅が年に数回ある
楽しい未来を創造する



今日も
いいこと
あるといいね


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松本市に学べ なんとこの時代に社会人口増

おはようございます。
静かなマチの散歩が好きな
旅する鍼灸師の須藤隆昭です。

縁あって松本市に滞在している。
朝早くから散歩しているが、とても気持ち良い。何故だろう?
地元の個性的なお店が多い。水が小川が綺麗、空気も清々しい。
そして、
今やどの町にでもあるナショナルブランドの同じ店がかなり少ない。
これは散歩好きにはタマラン。
アメリカの町はどこでも、ケンタ・マクド・ウォルマートばかりで個性がない。
日本もだんだんそうなってきているが、
松本はイタリア的に地域の文化と個性を保っている。
熊本城の天守閣や古い銀行建物を市民運動によって保存に成功している。
天然酵母パン・工房・クラフト・セレクトショップなども多い。
デザインセンスの高い店や建物も多い。(草間彌生の出身地でもある)

「なんか住んでみたいマチだね〜」と夫婦で話していたら、
「陶片木」というアーツクラフトのお店の人が、
「松本は若い移住者が多いんですよ。人口もほぼ減ってないんです」。

今時こんな市町村は宮古市くらいかと思っていたら、
長野にもあった。

調べてみると、
令和4年度に社会人増が742人。自然減が1262人あったので
実際には520人の減だが、
23万人以上の人口をキープしている。
社会増となる移住者のうち日本人が583人で外国人が159人と多い。
今や4000人の外国人がいて、その30%が永住者だ。
これは松本市が早くから「多文化共生のマチ」として、
外国人と共生しやすいマチ作りを進めていたからだろう。
コロナで都心からの移住者が増え、コロナ後はまた外国人の移住者が増えているので
これからもこのポテンシャルは増加するだろう。

あずさ2号に乗れば、新宿まで2時間40分。
上高地・南アルプスの大自然とわさび畑のできる清水があり、
地酒・ワインも旨く、蕎麦をはじめ郷土料理やフレンチも美味い店がある。
そりゃ僕ら夫婦も住んでみたくなるわけだ。

釧路市も参考にしたいことが一杯あった。

元気なマチに学ぶ
健康な人に学ぶ
いいところを伸ばす

基本ですよね。



今日も
いいこと
あるといいね


☆はりきゅうアロマ あんずの種 釧路本院
北海道釧路市愛国191-5717 院長 須藤隆昭
電話 0154-39-2589HP https://anzu946.com/

令和5年9月24日「NAPA2釧路」の会場で、
2作目の本「開業論」を先行発行予定。            

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日本不妊カウンセリング学会参加 五反田から上諏訪へ

おはようございます。
定宿はそっけないくらいが良い
旅する鍼灸師の須藤隆昭です。

日本不妊カウンセリング学会は日本教育会館で開催された。
なんか来たことのあるビルだと思ったら、
フードシェアをする「未来食堂」があった。本を読み一度来たことがあったのだ。

さて10時から17時まで、密度の濃い学会だった。
医師・胚培養士・看護師・保健師などの参加が多く、
女性率推定85%だった。なのでか雰囲気が柔らかい。
お互いを「〜先生」ではなく「〜さん」で呼び合っていたのも好感が持てた。
鍼灸師の参加はまだ少なそうな印象。

日本では男性の28%、女性の18%が生涯未婚(コロナ下でさらに激減)、
晩婚化により、出生率は下がり続けている。
一方、体外受精で生まれる子供も14人に1人と増加。
(10人に1人になるという予測もある)
昨年からは不妊治療の保険適用も始まった。

今回の「不妊治療保険適用後の変化」の報告では、
若い世代で不妊治療をする人が増加したこと、
昨年の採卵件数の77%が保険適用となったこと等と共に
病院での待ち時間の増加、どこまで使えるかが分かりずらいの問題も指摘された。

画期的なのは、
保険というのは病気にしか適用されなかったものだが、
今回からは原因不明のものも適用となった。
もしかしたら、予防医学への保険適用という可能性もあるかも?

興味深い報告では、「凍結胚を破棄できない患者さんに立ち会いのセレモニーをして喜ばれた」
などもあり、不妊治療への寄り添ったカウンセリングの重要さを考えさせられた。

今回は大会長が培養士さんだったこともあり、その報告も多かった。
培養液・タイムラプス画像や動画など技術の進歩のこともあったが、
命そのものを扱う仕事として、培養士からの患者さんへの説明も必要となっているようだ。

大会テーマは「変わりゆくARTに(今)求められていること」だったが、
その中には、「しっかりと寄り添う」ことがあるような気がした。

それは、まさに鍼灸師として不妊治療に関わる上で、
同じように、もっとも大事なことであると実感した。

医師・看護師・培養士、
そして「培養士ミズイロ」の漫画家からの
生の声を聴けたことは
とても良かった。

技術を向上させる共に
「寄り添う治療とは何か?」を
いつも意識していこうと思った。


新宿発のあずさ41号に乗りながら、
「開業論」の原稿を書いた。
松本で朝を迎え、上諏訪の友人には果たして会えるのか?



今日も
いいこと
あるといいね


☆はりきゅうアロマ あんずの種 釧路本院
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早過ぎることはなく 遅過ぎることはない

おはようございます。
五反田でネイル
旅する鍼灸師の須藤隆昭です。

五反田治療室は社会貢献鍼灸院にしたので、今回はそこでネイルだけを受けた。
一人だけ鍼をうつことになったが、全額寄付にまわした。

この五反田スカイマンション702も
まさに「ツボ」のような場所で毎回いろんな面白い人に出会える。
今回はカンボジアに行く人、アゼルバイジャンに行く人に会えた。
もっと早くこの場を知っていると良かったと思ったが、
今が丁度いい、と思い直す。
釧路と宮古島が落ち着いてきたこのタイミングが絶妙だった。

鍼灸学校に行った人から
「もう50歳になるので、鍼灸師になるには遅すぎたでしょうか?」
というような質問をよく受けることがある。
僕は「今までの社会人経験が活きるので丁度いいでしょう」と答えている。
学び始めるのに「早過ぎることはなく、遅すぎることはない」だろう。

今までの半生を振り返ると、すべてが丁度いいタイミングで起きている気がする。
・仕事なめていた時に家が丸焼けになった・間違って採用した人がいた時に仕事が増えた
・考え直すべき時に病気になった・人が急に辞めた時に変化するきっかけになった・・・
それがみんなベストタイミングで僕の学びとなった。

 「丁度いい」は魔法の言葉。
「この鍼灸院広すぎない?」と言われば、「広いくらいが丁度いいんです」。
「値段高いね」と言われれば、「高いくらいが丁度いいんです」。
「コロナで人減ったね」と言われれば、「今は減っているのが丁度いいんです」。
とナニかあっても「丁度いいね」と言ってしまうと、本当に丁度良くなるし、
ピンチだと思っていたことがチャンスになる。
僕の「旅する鍼灸院」の本もコロナおかげでおかげで書くことができた。

50を過ぎてからお茶を習い始め、
60を過ぎてから芸大(通信)に入学した。
「もっと早く(若いときから)やれば良かったかな」と一瞬思ったが、
僕にとっては丁度いいタイミングだった。

宮古島に分院が出来たときも、縁があり五反田に治療室が出来たことも
「早過ぎることもなく、遅すぎることもなく、丁度良いタイミング」だった。

まるで誰かが
シナリオを書いているように
何かが起こり
誰かと出会う


予兆を感じ、風を読み、波に乗ろう!
すべては丁度いい




今日も
いいこと
あるといいね


☆はりきゅうアロマ あんずの種 釧路本院
北海道釧路市愛国191-5717 院長 須藤隆昭
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マスクフリー 自分のカラダに訊け!

おはようございます。
自由に生きたい
旅する鍼灸師の須藤隆昭です。

昨日の新聞に、
「コロナが5類に分類され、普通のインフルエンザと同じになった」
その下に、
「マスク着用依然半数以上」
と書かれていた。
イメージは、まだマスクをつけている人が多いとなる
マスク未着用の人46%とも下に書いてあった。
四捨五入すると半数がもうマスクをつけていないことになる。
そんなもんだ。マスコミはコロナ不安を伝えるように忖度が進んでいる。

あんずの種は「マスクフリー」だ。
個人の判断に任せている。

この「個人の判断」ということを難しく考える人が多い。
自己判断を放棄する人は、
「まだ周りがつけているから・・・」となる。
同調圧力弱い代表選手だ。

僕は普段は全くマスクをしなくなった。
でもするときもある。それは以下の2つの時。

1 咳をしているとき
2 その方がカラダが気持ちよく感じるとき

1は、まあエチケットだ。人がいないときは勿論しない。
2は、とても大事なことだ。
宮古島で黄砂のせいが喉がイガイガしたときがあった。
その時はマスクをしている方が、カラダ(喉)が気持ちよく感じた。
なので2日間くらいつけて、あまり変化を感じなくなったら外した。

これは健康法の基本のキなのだ。
よく鍼灸院で訊かれるのが、
「この場合には冷した方がいいですか?それとも温めた方がいいですか?」
僕の答えはいつも決っている。
「自分で気持ちいいと感じた方にしてください」だ。
打撲などの急性期に患部を温めて気持ちよい人はまずいない。
逆に慢性胃炎などの人が患部を冷やして気持ちいい人もいない。
植物も動物も快方向に向う性質を持っているので、素直にしたがうことだ。
鍼をうつときも
どちらに気を流した方がいいか悩んだ時は患者さんに訊いている。

最近はこの原則を知らない人が多い。
学校や病院では、先ず教えてくれない。
真面目でよい子の方が陥る危険な罠だ。

薬局で「2週間分お薬を出しますので1日3回飲んでください」
と言われれば、その真面目にその通りにする。
急性期の症状が取れているのに、言われた通り飲むと
今度は副作用が出てきたり、
薬の耐性が出来て効かなくなったりする。

適当に、いい加減に自分で調整することだ。

熱が出たら喜んで3日間は出してあげる。
下痢をしたら感謝して3日間は出してあげる。

「なぜ3日間なんですか?」と真面目に訊かないこと。
2日でも4日でもいいんだ。自分のカラダに訊くことだ。

ナンでもすぐに病院にかからないこと。

薬をいつまで飲むかは自分で判断すること。

特に鍼灸師たるものその訓練をし、
自己体験をもとにして、
悩める真面目な依存症の人たちを救ってあげることだ。

いい加減というのは、丁度いい加減ということだ。


マスクフリー

新緑の遊歩道を一人で歩くときに
マスクしていた方がカラダ(喉)が気持ちいいという人以外は、
ノーマスクがカラダに良い。

早く子供に教えて欲しい。



今日も
いいこと
あるといいね


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開業論 小さな鍼灸院も事業承継まで考えるの?

おはようございます。
未来派が好きな
旅する鍼灸師の須藤隆昭です。


さて、今まで鍼灸師としては多いくらいの
いろんな経営の勉強会に出席している。
その中には事業承継をテーマにしたものも多かった。

「2代目、3代目をつくり、100年企業を目指せ、存続は企業の責任と使命だ」
と多くの講師からこう聞かされた。
「そうか、こんなちっぽけな会社でも事業承継を考えなくてはいかないのか」
と思い、行動してきた。
「須藤さん、鍼灸師を育ててもみんな出て行く。それじゃダメだ」
とも言われた。
「10年以上勤務する人のいないダメな会社なのか?」と悩んだこともある。
確かに最高で9〜10年、平均は1人前になる7年くらいで辞めていく。
一時は本当に真剣に悩み、落ち込んだこともある。
するとある時、大きな笑い声と共に、
「なんだそんなことで悩んでいるのか?後継者なんてどうでもいいんだよ。
 自分一代だってたいしたもんだよ」と言ってくれた人がいる。
セミナー馬鹿になっていた僕は、一瞬でその呪縛からポーンと解放された。

「事業承継はしない。あんずの種は必要な時間が終わったら解体する。
そして、朽ち果てて土となる」。

そう思った時に爽やかな風を感じた。
もともと「創造」は好きだが、「存続」は好きではない性格だった。

スタッフはあんずの種に10年以上いても、成長スピードは鈍化する。
なので就業規則には書いてないが、「ウチの定年は10年」言っている。
もしそれ以上ここで働きたいという人がいたら、
「3年以上外に出て違う旅をしてからね」と言っている。
大きく進化してくれるだろう。それが楽しい。

あんずの種の卒業生はすでに全国に散って開業している。
種は各地で新しい芽を出し、花を咲かせている。
今や、種の種まで出来始めている。
素晴らしい鍼灸の世界を各地で広めてくれている。
そしてやがてアジアから世界に広がるだろう。
種の種の種まで育つかも知れない。

そうなると、
種は100年どころでなく、
1000年の命を持つかもしれない。
100年企業がどうでもよく見える。

もうこれは浪漫だ。

鍼灸医学と思想が広まることで、
世界はもっと元気で平和になれる。

小さな鍼灸院が事業承継を考えなくてもいいでしょう。
後継者は作ろうとしなくても、出来るときは出来る。
出来ない時は出来ない。自分の子供でさえそうだ。

それよりも浪漫を追い求める方が楽しく仕事ができる。



今日も
いいこと
あるといいね


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油断大敵 我が体調に過信すべからず

おはようございます。
久しぶりのコメダコーヒーを飲んでいる
旅する鍼灸師の須藤隆昭です。

4月の宮古島・五反田から帰った直後に帯広のウェビナーに参加したら、
口唇ヘルペスになった。
さすがに動き過ぎ、働き過ぎだった。

「釧路・宮古と移動して疲れないのですか?」
「イヤー僕は移動していた方が調子良いんです。
 それに中継点ではしっかり鍼やアロマの治療をうけてますので、
 全く大丈夫なんです」
と答えていたし、実際7年間はその通りだった。
しかし中継点の東京であんずの種五反田治療室が3月から始まり、
4月も一人で1日10人の治療をし、宮古島でも今まで以上の治療をすると、
さすがにキャパオーバーだったようだ。
口が腫れて、食べれない、話せない。
これは食べ過ぎ、喋り過ぎの僕に「少し休め!」という身体からの赤信号だ。
小食にし、休養を取り、久しぶりに医院を受診し、漢方を飲み、軟膏のお世話にもなった。
時には病人になってみるものである。勉強になるし、しっかり休める。
僕は疲れると口内炎が出る体質だったが、今回はそれで済まなかった。
免疫力が低下しヘルペスまで暴れ出した。
それでも、きっちりとGWセミナーまでには治し、講師を務め、みんなと楽しく会食もできた。
やや喉のイガイガ感だけが残っている。
これは、人の話を遮ってまで自分で話そうとする癖を、「いい加減治せ!」という天の声だと思う。
少し静かにしよう。
モーニングコーヒーでも飲んで本を読もう。

患者さんにはよく言っている
「自分の体調を過信しないでくださいね。症状が出る前に治療しましょうね」
そのまんま自分に返ってきた。

油断大敵、調子に乗るな

病は生活の赤信号

ヘルペスという赤信号が出なかったら、
もっと突っ走り、どんどん動きまくり、
くも膜下、過労死の道までいったかも知れなかった。

「ありがとうございます。ヘルちゃん、感謝しま〜す」




今日も
いいこと
あるといいね


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北海道釧路市愛国191-5717 院長 須藤隆昭
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努力は努力感がなくなると本物になる

おはようございます。
今日から集中セミナーの
旅する鍼灸師の須藤隆昭です。

 毎日のルーチンのトレーニングを欠かさないイチロー選手にある人がインタビューした。
「毎日凄い努力をしてますが、どうしてそんなに続くのですか?」
イチローは涼しい顔で応えた。
「僕は毎日努力をしているとは思いません」と。
 イチローにとって、毎日何回も素振りをすることも、
何キロも走ることも全て当たり前の日常なので、
努力しているという実感はなくなる。
僕たちが毎日、歯磨きをするのに努力していると思わないのと同じだ。
 努力は努力感がなくなると本物になる。

 鍼灸師もどの仕事の人も同じだ。
常に勉強し知識をアップさせ、実務の技能を向上させるトレーニングを繰り返す。
出来るようになった、と思ってもまだその先がある。
その努力が義務感や努力感で覆われていたら長くは続かないだろう。
やがて疲弊感で中断される。
 独立したい人なら、ブログを書く。早起きをして散歩や勉強をする。
本をたくさん読む。どれも必要なことだが、努力感満載では難しい。
歯磨きのように、あるいは遊ぶように楽しくなったら、それは本物になっていくだろう。

 毎日2時間はテレビを観たりゲームをしてた人が、
テレビを観なくなり、ゲームをしなくなり、その分勉強や読書にあてる。
最初はとても辛いと思う。
ただ続けているとテレビやゲームなしの方が充実してくる自分を発見する。
そしてだんだんその方が心地よくなる。
自分のコンフォートゾーン(丁度いい状態)が上がった瞬間である。
自分のコンフォートゾーンはどんどん上書きされる。
朝6時起きが丁度良かった人が、5時になり、4時になるように。
そして限られた資源である「時間」の使い方がとても上手くなる。
上手くなるというのは瞬時を惜しんで学ぶというのでなく、
オンとオフの切替えが上手くなることだ。

 またまたイチローはインタビュー。
「今日はヒットが出ませんでしたね。今日の投手は苦手のようですね?」
イチローは涼しい顔で応えた。
「苦手ではありません。バッターとしての僕の可能性をもっと引き出してくれるピッチャーです」
 いいですね、この応え。
 誰にでも苦手意識を持ってしまう人がいる。
そんな時に鍼灸師としての僕の可能性を引き出してくれる人と思うこと。
そして、院長としての僕の、経営者としての僕の、人間としての僕のとどんどん広がる。
嫌な人と出会うことも、嫌な出来事が起こることも、
すべて自分の可能性を引き出してくれること。
つまりすべて自分の成長の糧となると思うと見方が変わってくる。

もまた自分のコンフォートゾーンが上がることになっていく。

コンフォートゾーンを上げよう!




今日も
いいこと
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ヘルスデザイナー 修理工ではなく庭師になる 

おはようございます。
今日は何もしない日にした
旅する鍼灸師の須藤隆昭です。

予定がいつの間にか一杯になるので、
今日は何もしない日にした。
今はNAPA2と出版に集中するので、
2つの会の出席を止めている。ひとつ服を買うとひとつ捨てるようにしているように。
自分の時間をデザインしていこう。

鍼灸師は鍼灸という強力な武器を持っているので、辛い症状を劇的に改善することが出来る。
そこで満足してしまう鍼灸師が多い。
曲がらない腰が曲がり、挙がらない肩が挙がると、何となく得意げになって、
「はい、これで大丈夫です。辛くなったらまた来て下さい」と言ってしまう。
以前の僕がまさにそうであった。
カッコいい台詞だが、これはある意味その人のことを見放していることになる。
そして同じ人が1年後くらいにまた辛い症状を訴えて来院してくる。
また治して、しばらくしてまた駆け込んでくる・・・。
「これは根本の原因を解決していない。治していることにはならない。予防医学になっていない」
と反省した。
鍼灸の醍醐味は「未病を治す」なのだから予防医学をしないと意味はない。
来た人の未来の健康にもっと責任を持つようにと考えが変わっていった。
鍼灸師は「修理工ではなく庭師を目指そう」という言葉を聞いたことがある。
僕はその方向へシフトしていった。
壊れた機械を直す修理工ではなく、10年後の未来に良い庭になるように植栽する庭師に成る。
つまり、目の前の痛みを取るだけでなく、理想の未来健康を作ることだ。
そのためには、どんな理想の未来を考えているのかをしっかり聴くことから始まる。
「毎年札幌の孫の運動会に行ってあげたい」、「10年後も趣味のゴルフを楽しみたい」、
「1年に1回は沖縄の海で潜りたい」・・・。
千差万別の理想未来があり、そのためのアプローチも無数にある。
食事指導、運動指導、家庭でのセルフケア、そして定期的メンテナンスの適切な回数を伝える。

ある女性が慢性のひどい腰痛で来院してきた。整形では異常はないと言われている。
少しでも楽になってもらおうと鍼灸治療をする。
それでも毎回、「痛くて辛い」と同じように繰り返して言う。
内科その他の原因があるのかといろいろ聞いたが他に悪いところはない。
一番痛いのを10として痛みのないのを0とすると今はどのくらいですか?と聞いても、
「同じくらい痛い」といつもと変わらない。一緒に送迎してくれる息子さんも心配している。
「いつも送ってくれて優しい息子さんですね」と言うと、
「いつもは仕事が忙しくて、何もかまってくれやしないさ」と応える。
なるほど、本人が治りたがっていない。病の状態が心地よくなっている。
こんな方は早く治してはいけない。
治療間隔を長めにして、息子さんに自宅でお灸をしてもらうように頼む。
病の隠れた原因に寂しさとか、怒りとかがあり、家族関係や職場関係が影響することも多い。
親子で会話しながらお灸をしてあげる、そんな時間を取ってもらったらいつの間にか腰痛は治った。

植物も適切な光と水があれば自然と元気よく育つ。良かれと思い肥料をあげ過ぎるとダメになる。
人間も同じだ。子供の体調不良は親が原因になっていることも多い。
そんな時はお母さんも一緒に鍼治療することを勧める。
親の気の流れが良くなると、子供の体調が変化していく。不思議だがそんなことが時々ある。
一緒に協力して健康生活をデザインしていく、それがヘルスデザイナーだ。




今日も
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A or Bではなく A and Bの考え方

おはようございます。
朝は洗濯を選択した
旅する鍼灸師の須藤隆昭です。

 人生は選択の連続だ。
 就職か?進学か?高校生なら誰もが一度は悩む。勉強も続けたいし、早く社会人になってみたいし。
僕もそうだった。そして出した結論は昼に働いて、夜の大学で勉強するというコースだった。これは学びながら旅の資金を捻出するのにも最適だった。おかげで僕は学生の間に外国を30ヶ国も旅することが出来た。
 鍼灸学校時代も昼に整形外科の病院で勤務をし、物理療法室で鍼灸やマッサージの実技を覚え、夜は学校で国家試験のための勉強をした。こうして働くことと学ぶことの両方を選択できることもある。
 たとえば、「早く旅にでたい。でもお金がない」となると、先ずお金をきちんと貯めようとするが、結局お金はいつまでも貯まらないことがある。外国でバイトしながら旅をする道を選べば、両方の問題が一気に解決出来る。一度この道があることを知ると世界はとても狭くなる。
 どちらかを選択する時は、どちらかを諦めることがほとんどだ。その時に「どちらか?ではなくどちらも!」という道を考えてみると仕事の幅も広がる。会社でいえば「理念の追求する」と「短期利益を上げる」という時は互いに相反することがある。その時に顧客満足と収益アップの両方とも上げる方法を考える。すると不思議とアイデアも湧いてくる。
 さらに「丁寧な仕事」と「早い仕事」。どちらか一方を選択していては本当の課題は解決できない。
一流の料理人は、丁寧で早い仕事をする。大根の桂剥きも急ぐと失敗する。何本も何本も剥きながら丁寧な包丁さばきを覚える。そうすると綺麗に剥けるようになる。カウンター越しにお客さんと笑顔で話しながら、手は丁寧かつ高速で動いている。仕事の姿が美しいから料理も美味しい。
 僕も学生時代の病院勤務でたくさん鍼をさせてもらったので、早くうてるようになった。ただその時は早くても効く鍼ではなかった。それは東方鍼灸院で吉川正子先生に鍼灸の核を教えてもらって変わった。そしてまた多くの人に鍼をして質が変わった。極めると丁寧か早さかの2択ではなくなる。




今日も
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