おはようございます。
安定と興奮の両立を目指す
旅する鍼灸師の須藤隆昭です。

開業と共に北海道鍼灸師会に入会した。
当時は保険診療もしていたため入会が必須であった。
支部勉強会があると長老ともいえる大先輩から教えてもらうことが多く、
とても勉強になり刺激ももらえた。
その後、北海道鍼灸師会釧路支部の支部長をした。
各担当委員のなり手がいなくとても苦労をした。
ある医師から釧路市の鍼灸院の衛生状態の不備を指摘され、
その支部員からは「医師からの批判から守るのが支部長の仕事だろう」と言われた。
板挟みになりストレスを感じた僕は人生始めての「ぎっくり腰」を体験した。

会務をしていくのは自分の時間と労力を使うことになるが、
それは歴代会員のお役目と思っていた。
そのおかげで多方面の医師ともつながりが持てた。
病院の検査等が必要になる時に連携のできる医師がいることはとても心強い。
仲間の鍼灸師からもいろいろな情報を教えてもらえた。

ただ近年、鍼灸師会の会員人数はどこも減っている。
「会に入ってもメリットがない」という人がいる。
入会をメリット・デメリットで考える人は、
人生の選択すべてをメリット・デメリットで考えるようになる。

人付き合いもそう考えるととても味けない人生になる。
鍼灸師になったなら、開業したならば、
鍼灸師会に入るのは損得でなく、人情で決めた方がいい。

戦後マッカーサーに廃止されそうになった日本鍼灸を
守り抜いた鍼灸師の先輩たちの活躍があってこそ今僕らは鍼をうてる。
浪花節だよ鍼灸は。
鍼灸師の地位は未だに低い。「鍼灸師法」の制定が必要だが、
それは個人の力では当然無理。会の力が必要になる。

学会だってなるべく多く加入すると、
勉強になるだけでなく鍼灸の普及にも貢献できる。

そんなもんだ。

人生はデメリットがいっぱいあるほど、
実は後から
メリット(いいこと)をいっぱい受け取れる。


今日も
いいこと
あるといいね


☆はりきゅうアロマ あんずの種 釧路本院
北海道釧路市愛国191-5717 院長 須藤隆昭
電話 0154-39-2589HP https://anzu946.com/

令和5年9月24日「NAPA2釧路」の会場で、
2作目の本「開業論」を先行発行予定。            

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