2002年05月

2002年05月10日


夜の3時は、なんの時間?
おやつの時間は過ぎ去って
眠るに寝れない、わたしには
おいしい時間はないのかな。
クスリの味が口じゅうに
ひろがるのはもう飽きたんだ。
胸がぎゅっと苦しいのも
もう飽きてしまったのに。
 
 

m-27_32990 at 03:07|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2002年05月08日


部屋中に散乱した書物が
すべてをあらわす
わたしのなかのすべてを
知識じゃなく
かなしみの散乱
 
 

m-27_32990 at 20:14|PermalinkComments(0)TrackBack(0)


とんでもない朝の陽気に
わたしは泣きそうになっている
疲れているのかもしれない
鳥の声がする
もう何も考えたくない
このまま床を突き抜けて
地面へと埋め込まれてしまいたい
 
 

m-27_32990 at 07:45|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2002年05月07日


息切れしそうな世界のなかで
あっぷあっぷな魚たちは
水面を跳ね上がり
空気を吸った
吸えば吸うほど消耗する体力
その横で人々は
排気ガスを吸いながら歩く
生きることとはいかほどか
息をするたび死ぬことは
時間とともに重くなり
ドッグイヤーとなりはてた
 
 

m-27_32990 at 19:44|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2002年05月01日


悲しみの雨が降る朝は
なにも歌わず横たわる
その胸の呼吸音は
いつまでも続いていって
いつか雨に溶けてゆくだろう
その音を
肌から感じとって
だからわたしは泣いていたんだ
 
 

m-27_32990 at 22:34|PermalinkComments(0)TrackBack(0)