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4cba7f19.jpg台風はお出でになりましたが…、思っていたより影響はありませんでした。@福島県中通り
朝起きたときには「すわっ、暴風雨か?」と身構えたというのに、少し風のある小雨程度の降りっぷりで拍子抜けしました。
小学生だって普通に登校しているんだから、専門学校は間違っても休講にならないよ、生徒(キミ)たち。ぷぷぷ。

昨日に続き、三日目の腫瘍の話です。
昨日遺伝子のコピーエラーが腫瘍発生の一因になる、と書きましたが、大型犬に多い骨肉腫の原因も似たところがあります。
以前から同じ犬なのになぜ大型犬に骨肉腫が多いのだろう、と不思議に感じていましたが、前述のコピーエラーの他に大型犬の成長プロセスも関係しているという説があります。
大型犬は生後八ヶ月〜一年ほどで成犬とほぼ変わらない大きさに成長しますが、このとき骨に負担のかかるような育て方をすると、その段階で遺伝子に傷がつきやすくなるのだそうです。
遺伝子に傷がつけばコピーエラーが起きやすくなり、特に成長著しい脚の部分に腫瘍が発生することがあるそうです。
(若年性の骨肉腫の一因と言われています。)
大型犬の仔犬にはカルシウムを多めに与え(サプリメントではなく、スキムミルクやチーズなどの食品の方が吸収が穏やか。カルシウムサプリを過剰に摂取すると逆に弊害が現れるので、獣医師から勧められない限り与えない方がよいと言われています。)、しっかりとした骨格を作るように言われているのは、身体が幼犬期の数倍になる成長期の骨の形成補助の他に、上記の遺伝子のコピーエラーを予防する意味があります。

また骨格が出来上がるまで激しい運動はなるべく避けるというのも、同じく骨に余計な負担をかけないという点で、大切なことです。
骨折を繰り返した部分には骨肉腫が発生しやすいという説もあるので、飼い主は犬が遊んでいる時にも気を抜かず、愛犬の行動を把握するよう心がけて置くべきかもしれません。
(駆け出すと止まれないサイトハウンドは、骨折が多いだけでなく、死因のトップが交通事故という犬種です。
他の犬種でも呼び戻しの効かない犬を放すのはマナー違反【ドッグランでも、ですよ。】ですが、サイトは走るのが好きな犬だからと、身体が出来上がる前から放すのは言語道断です。
▲犬の基本の5つのコマンド【マテ、コイ、スワレ、フセ、ツケ】が、本当は犬の命を守るためにあるというのは、こういうことです。※)
大型犬は成長が遅く、身体が出来上がるのは1.5〜2歳前後(ボルゾイは3歳くらいまでゆるゆると成長します。)、精神面での成熟にはプラス1〜2年かかると言われています。
しかも寿命は中〜小型犬より5〜10年ほど短いのですから、犬が笑って犬生を過ごせるように、飼い主側で気をつけてあげなければならないのでしょうね。

明日は老化を遅らせる抗酸化食材について、書きたいと思います。
この項、明日に続きます。

※ネタは、近々書きたいと思います。
犬の躾は躾教室でしてもらうものだと思い込んでいる飼い主さんが増えていますが、躾教室で学ばされるのは実は犬ではなく「飼い主」の方なのです。(^_^;)
(というのは、しのらっち【篠原淳美さん。篠原ドッグスクール校長で、ちょっとしたお知り合い。】さんの口癖でしたね。カイザーくん、元気かなぁ。)
犬は縦型社会で生きる生き物ですから、強くて頼りになる主人(ボス・マスター・社長【爆笑】・親分と、まぁ呼称は何でも。)がいてくれた方が精神的なストレスは溜まりません。
主人がいなければ犬は自力で群れを守ろうとするし、主人の言葉に一貫性がなければ混乱します。
しかし犬はそれでも主人が好きですから、どんなに理不尽に扱われても主人の側にいたがる生き物なんですね。
私は躾は「犬の命を守るためのもの。」(エルミナには、『クルマ』という声符を教えてあります。『クルマ』と言われれば自主的に道の端に寄るし、散歩中に車が近づいてくれば、コマンドなしでも路肩で避けるようにしています。)であり、「犬が人間社会で暮らしやすくする手段・便宜」だと思っています。
テーブルマナーでもないけれど、飼い主がちゃんと知っていた方が確実に犬のストレスは減る、というのが躾じゃないかと言う気がします。(^_^;A


画像は、今朝のエルミナご飯です。
食材は
こんな感じ。(ヒトよか、だいぶいいものを食べてるなー…と。)

◆◆今朝のご飯の食材あれこれ。◆◆

一昨日から注文していた食材がいろいろ届き、急に充実しました。(^_^;)
題して、「免疫力強化のためのスペシャルメニュー」ってところでしょうか?
エルミナの朝ご飯は、基本的に高たんぱく・低カロリーです。
たまにお肉や卵がハンパに余ると、一日限りで朝からゴージャスご飯になりますけど。

・ナチュラルナース   少し(10数粒)
・三穀ご飯※   しゃもじに軽く一杯
・白マイタケ   一カケをみじん切り
・シイタケ   中一個の1/3をみじん切り
・ジャガイモ   中半分を5ミリ角切り
・かぼちゃ※2   薄切り二枚程度を5ミリ角切り
・マッシュポテトパウダー   適量
・カッテージチーズ   大サジ1.5杯強
・乾燥納豆   10数粒
・フルーツトマト   1/2個を粗みじん切り
・パプリカ(赤)   小一個の1/4をみじん切り
・茹で黒豆   8粒ほどをミンチ
・スキムミルク   大サジ一杯
・高野豆腐   大サジ一杯(すり下ろし)
・かつお粉   中サジ一杯
・きゃどっく(ペット用酵素)   小サジ半分
・ササミふりかけ   適量
・モッツアレラチーズ   一つまみ
・酵素納豆菌   適量
・太白ごま油   適量
・プロポリス   一粒

※白米・黒米・押し麦・キヌアを、2:1:4〜5:1程度に混ぜ合わせた雑穀ご飯。
 黒米にはポリフェノール、押し麦には食物繊維と植物性たんぱく質、
 キヌアには豊富なミネラルが含まれています。

※2地元産「黄色いハート」という名の糖度が高いクリカボチャ。(夏季限定)

「乾燥納豆」を試食してみましたが、ヒトのおつまみにもなりそうなおいしさでした。
(固いものが苦手な犬には、すりつぶして与えると良いそうです。)
納豆には骨を丈夫にするビタミンKが含まれているので、ご長寿犬にもお奨めの食材です。
(▲日本のお年寄りの足腰がしっかりしているのは、納豆を食べ、毎日和室での布団の上げ下ろし作業をすることで、日常的に骨を鍛えているためだという説もあるくらい。)