やんの読書日記。

読んだ本の覚え書き

ケルン市警オド◆神鎮喨飮

ケルン市警オド(2)(プリンセス・コミックス)
青池 保子
秋田書店
2017-06-16







「修道士ファルコ」から派生した施療院オドの若き日の物語第二弾。

本篇ではファルコといいコンビで、時々でてくる市警時代の後輩とのやりとりから
オドはどんな人だったのだろうと思っていたことが作品になってくれてうれしい。
本作の最後でどうもこれで完了な印象を受けたのだが、ファルコに戻ってくれるのだろうか。

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『夫婦』を考える本

ここ最近、夫にイライラっとしてたので
自戒の意味もこめてこんな本を読んでみた。





この手の本って結構色々出ていて、過去にも何冊か読んだことがある。
正直どれもこれも同じ。
言ってることはわかるんだけど、何かこう・・・すっきりしない。
その人となりの文章の運びだったりするのかな。
もちろん読んでいて気付かされることは多々あって、
悩んでいたりしたら一読するのにはいいと思う。


武田双雲さんは書道家なのに、なぜかこの手の本を結構書いているのでびっくりした。
そしてものすごくわかりやすくて、身近に感じて、すとんと納得できるような。
「こういう風にしてみたらどうだろう?」みたいに夫目線からの妥協点を探ってくれる、もしくは教えてくれる。
イライラしている自分が嫌なので、ちょっとずつでも実践中。

二冊目の方はよくあるカウンセラーさんの本。
これは文章的に好みが分かれるかな。
妙な話し言葉で書かれてるもんだから、ちょっといらっときたり(笑)
古本とか図書館で借りれば十分な感じ。
出版も古いしねぇ。

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まだ途中だけど 林真理子の源氏がたり







「源氏物語」 古典の中の古典という位置づけで有名な物語。

元々古代史好きなのでこれは押さえておかねばと
瀬戸内寂聴・田辺聖子・橋本治といった作者の現代語訳や
大和和紀の「あさきゆめみし」などを読み漁ったこともある。
京都に行った時も宇治市の「源氏物語ミュージアム」にも行き
平安時代を堪能もした。

ただ正直あまり好きではない。
文学としてはこれだけ壮大な物語が大昔に作られたという驚き、
平安の背景を知るのにはもってこいだと思う一方
光源氏があまりにも節操なさすぎてイラっとくるし(笑)
恋愛恋愛〜〜〜で濃すぎて疲れるのだ。

たまたま平安ものの漫画を読んでたせいもある。
本屋で平積みになってたのを手に取り、林真理子なら読みやすいと思ったので
買って本棚に置いたまま、ついつい他の熱中する本に出会ってしまったため放置。

そんな本たちもようやく一段落したので
よし これ読もうと読み始めた。

だが・・・・
うはー やっぱ濃い。
いやもうほんとに読みやすいし、すらーっと入ってくるんだけど
今の私には「恋愛もの」無理。
段々うんざりしてきた。
困った・・・

一章ずつ、休憩はさみつつ長い時間をかけて読むとするか。

ごめんなさい(笑)

わけあり師匠事の顛末/佐藤雅美4



内容紹介

「わたしを騙したんですね」「なんといっていいか…」
手習塾で予期せぬ再会をしたわけありの男女を放っておけない紋蔵は
手習塾市川堂の男座の師匠を務める、青野又五郎を目の当たりにした
安芸広島浅野家の奥女中の奥林千賀子は、「わたしを騙したんですね」と言い放つ。
南町奉行所の同心、藤木紋蔵が、次々と持ち込まれる厄介事をさばきながら、
ついにたどりついた二人の事の顛末はいかに?
シリーズ随一の静かな”恋物語”誕生。


収録作
・密通女の思う壺
・家督を捨てる女の決意
・真綿でくるんだ芋がくる
・にっと笑った女の生首
・御奉行に発止と女が礫を投げた
・牢で生まれ牢で育った七つの娘
・霊験あらたか若狭稲荷効能の絡繰
・手習塾市川堂乗っ取りの手口

最初はまったりとした感じで始まり、あとはテンポよく進み、終わりはほんわか。

今回は市川堂がメインの作品。
「へこたれない人」からの安芸広島浅野家のお話は今作でめでたく解決。
そのすったもんだから市川堂をめぐり、あんなことこんなことが勃発。
蜘蛛の巣のようにすべての事柄が繋がっていく様はとても面白かった。
前作ではこれでもかと忙しかった藤木家だが今作は落ち着いていた。
文吉の成長が益々楽しみである。
「真綿・・・」「牢で・・・」が特によかった。

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へこたれない人 物書同心居眠り紋蔵/佐藤雅美4



内容(「BOOK」データベースより)

しがない小役人の山本庄蔵は葵の御紋が付いた提灯や長持を使って、ひと儲けを画策する。
お上に知られた庄蔵に下されるのは「江戸払い」か「御扶持召放」か?
差し戻された裁決は、紋蔵のもとに。
当の庄蔵はちょこまか江戸を動きまわり、開きしに勝る図太さで、へこたれない。
表題作含む8編収録の人気捕物帖第12弾。

新刊を読もうと思ったのだが、一作前の本作の内容がいまいち記憶にない。
この「内容」読んでもさっぱり。
一年前に読んだはずなのだが・・・
ということでサクッと再読。

収録目次
・音羽者の知恵
・へこたれない人
・夢見る夢之助
・牛込原町名主支配離れ願い一件始末
・へこたれない人(その二)
・帰ってきた都かへり
・青菜に塩の冷汗三斗
・それぞれの思いやり

三編あたりからようやく記憶が戻ってきた。
夢之助の話は結構お気に入りであったからだ。
抜群のタイミングで捨吉が絡んできて、思わずにやける。

本作から覚えておくべきポイント
・長女稲の夫・鉄三郎が急な病で死去
・蜂屋鉄五郎の意向で鉄三郎のために用意した御家人株・剣持家を
文吉に継いでもらう。
・「ちよ」とのことは知っているができることなら蜂屋、紋蔵の孫である千鶴と結婚してほしい。
・蜂屋が稲に再婚話を持ってくる。相手は北の与力・里見恒之助
・相談の結果、千鶴はそのまま藤木家で養育し、将来は文吉と所帯をもつようにする。
稲は一人身で里見家へ。

というところが藤木家の動き。

佐藤雅美作品は文庫本と決めているのだが
お気に入りの「鏡三郎」シリーズとほぼ交互に出ているせいか
内容がごっちゃになって記憶が曖昧になりがち。
ここ最近は頭の中もごちゃごちゃしているので
小難しい文言が頭に入ってこないせいか読み進むスピードが遅い。
もうちょっとちゃちゃっと読めるならば一通り再読したいのだが

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川原泉 新刊でるらしい!

新刊チェックをしていたら、たまたま見つけた
『川原泉新刊7月』の文字
メロディのツイッターでも出てるけどここに貼れるかわからないので
とりあえずメロディのHPの8月号予告を貼り付けておく。

ml1708furoku








やったーやっとだよ
『コメットさん』から6年かかった!

メロディの8月号には別冊ふろくで川原泉のがついてるらしいので
これも買わねば

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狐笛のかなた/上橋菜穂子4

狐笛のかなた (新潮文庫)
上橋 菜穂子
新潮社
2006-11-28






内容紹介

小夜は12歳。人の心が聞こえる〈聞き耳〉の力を亡き母から受け継いだ。
ある日の夕暮れ、犬に追われる子狐を助けたが、
狐はこの世と神の世の〈あわい〉に棲む霊狐・野火だった。
隣り合う二つの国の争いに巻き込まれ、呪いを避けて森陰屋敷に閉じ込められている少年・小春丸をめぐり、
小夜と野火の、孤独でけなげな愛が燃え上がる……
愛のために身を捨てたとき、もう恐ろしいものは何もない。



日本の野山に満ちた匂いの物語。
いつの時代のどこの土地でという設定はなされていないけれど
自分の脳内映像のために想像してみる。
戦もあるようだけど、藩ほど大きい地方都市もない。
室町時代の山深い土地だろうか。

イメージ的にはひかわきょうこのお伽もよう綾にしき


時代を覚えてないけど里見八犬伝
そして時代は違うけれど映画「ラストサムライ」の勝元(渡辺謙)たちが暮らす村
そんな感じだろうか。

自分たちが存在している世界とはまた違う空間(あわい)などは
守り人の世界にも共通している。

全体的に「闇」寄りで、ほかのシリーズの時とは違い
夢中になって一気読みとまではいかなかったが
その「闇」に浸ることはできた。

児童文学としてあるが、人間模様や心の機微など鑑みると
その枠に収めるのはもったいないというか・・・
大人の方が楽しめる作品のような(笑)

とりあえずこれで手持ちの上橋作品は終わり。
抱えてる本はあるけれどもう一度「獣の奏者」に戻りそうな勢い。

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獣の奏者 外伝 刹那/上橋菜穂子4

獣の奏者 外伝 刹那 (講談社文庫)
上橋 菜穂子
講談社
2013-10-16





内容紹介

エリンとイアルの同棲時代、師エサルの若き日の苦い恋、息子ジェシのあどけない一瞬……。
本編では明かされなかった空白の11年間にはこんな時が流れていた!
文庫版には、エリンの母、ソヨンの素顔が垣間見える書き下ろし短編「綿毛」を収録。
大きな物語を支えてきた登場人物たちの、それぞれの生と性。

王国の行く末を左右しかねない、政治的な運命を背負っていたエリンは、
苛酷な日々を、ひとりの女性として、また、ひとりの母親として、いかに生きていたのか。
高潔な獣ノ医術師エサルの女としての顔。
エリンの母、ソヨンの素顔、そしてまだあどけないジェシの輝かしい一瞬。
時の過ぎ行く速さ、人生の儚さを知る大人たちの恋情、
そして、一日一日を惜しむように暮らしていた彼女らの日々の体温が伝わってくる物語集。

【本書の構成】
1 文庫版描き下ろし エリンの母、ソヨンが赤子のエリンを抱える「綿毛」
2 エリンとイアルの同棲・結婚時代を書いた「刹那」
3 エサルが若かりし頃の苦い恋を思い返す「秘め事」
4 エリンの息子ジェシの成長を垣間見る「はじめての…」



本作は作者から「獣の奏者」を大事に思っている読者へのプレゼントのような作品集だ。
本編にいれるとどうしても物語を壊しかねないのでいれることは避けたそうだ。
でもきっとこの作品集を読んだ後、本編を再読すると更に深みを増すのではないだろうか。
そんなお話たち。

本編を読んでもエリンとイアルが夫婦となって、お互いを深く愛し、信頼しているのはわかったが
実際のところどうだったのだろうと思っていたことが全部描かれているのでとても満足。

「秘め事」は若かりし頃のエサルのお話で、ジョウンとはどんな付き合いだったのだろうと
思っていたことが解き明かされた。
若かりし頃の恋とあったので、まさかジョウン??とびっくりしたが、ある意味残念(笑)
お相手は別の人。やっぱりジョウンはいい人だった。

終わってしまったー( ;∀;)
まだまだ名残惜しいので、とりあえず間にこれを読むけど、すぐ再読予定。
もう一回じっくり読みたい。




獣の奏者 鹸扱詈圈疹絛矯敲羯5

獣の奏者 4完結編 (講談社文庫)
上橋 菜穂子
講談社
2012-08-10





内容(「BOOK」データベースより)

 闘蛇と王獣。秘められた多くの謎をみずからの手で解き明かす決心をしたエリンは、
 拒み続けてきた真王の命に従って王獣を増やし、一大部隊を築き上げる。
 過去の封印をひとつひとつ壊し、やがて闘蛇が地を覆い王獣が天に舞う時、
 伝説の大災厄は再びもたらされるのか。傑作大河物語巨編、大いなる結末へ。



その結末にとにかく驚愕した。
感動と哀しみ、恐怖。
そんなものが心の中でぐるぐるしていた。
物語を読み進めながら、この謎はこんな感じなのかなと思っていたことがことごとくハズレ。
ハズレまではいかなくとも自分の想像が小さすぎて実際の真実の砂粒くらいだった(笑)

  「人の一生は短いけれど、その代わり、たくさんの人がいて、
  たとえ小さな欠片でも、残していくものがあって、
  それがのちの世の誰かの、大切な発見につながる、
  ・・・・きっと、そういうものなのよ。顔も知らない多くの人たちが生きた果てに
  わたしたちがいて、わたしたちの生きた果てに、また多くの人々が生きていく・・・・」
  わかっているのか、いないのか、ジェシは黙って聞いている。
  (わかっていなくても、かまわない)
  子どものころ、母が語ってくれたことの多くを、エリンはわからぬまま聞いていた。
  ずっとあとになって、耳の底に残っていた言葉の端々が心にひらめき、
  そのたびに、遠くなった母を思いだせた。


この一文が心に残っている。
人はそれぞれは小さな存在だけれども、この大きな世界の中の一つの歯車となっている。
人は一人では生きていけないし、必ずどこかで誰かとつながっている。
どこかで誰かが自分の言動や存在を活かしてくれているかもしれない。

壮大な物語ではあるけれど、一文一文が何かしら心に残る指南書のような。
親と子、夫婦、社会における人間関係で悩んだときに読むのもいいかもしれない。

色んな事を考えさせられる作品。とても満足。
再読するたびに新しい発見ができそう。

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獣の奏者 恵亀疂圈疹絛矯敲羯5

獣の奏者 3探求編 (講談社文庫)
上橋 菜穂子
講談社
2012-08-10


 内容(「BOOK」データベースより)

 愛する者と結ばれ、母となったエリン。
 ある村で起きた闘蛇の大量死の原因究明を命じられ、
 行き当たったのは、かつて母を死に追いやった禁忌の真相だった。
 夫と息子との未来のため、多くの命を救うため、
 エリンは歴史に秘められた真実を求めて、
 過去の大災厄を生き延びた人々が今も住むという遙かな谷を目指すが…。


読み始めた時は2巻の感動を引きずっているのか、軽い気持ちだったのだが
心の中にずっと残っていた色々な謎が一つずつ解明されていく度にぐいぐい引き込まれていた。
これはこういうことだったのね?!みたいな驚きが所々に散りばめられていて
夢中になっていくのだ。

リョザ神王国内から国境を越えた異国へも向けられ
さらに壮大な物語へとなっていく。
本作は「探求編」とあるように、エリンの知りたいと思う気持ちがどんどん膨らんでいくのだが
あまりにも事が大きくなりすぎて、エリンとイアルは重大な決断を下すことになる。

一冊終わるととりあえず一呼吸おくのだが、もう続きが気になって
深夜なのに完結編を手に取ってしまった。
あっという間に読み終えてしまいそう。

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