鹿の王 3 (角川文庫)
上橋 菜穂子
KADOKAWA
2017-07-25



鹿の王 4 (角川文庫)
上橋 菜穂子
KADOKAWA
2017-07-25






内容(「BOOK」データベースより)

2深圓に攫われたユナを追い、“火馬の民”の集落へ辿り着いたヴァン。
彼らは帝国・東乎瑠の侵攻によって故郷を追われ、強い哀しみと怒りを抱えていた。
族長のオーファンから岩塩鉱を襲った犬の秘密と、
自身の身体に起こった異変の真相を明かされ、戸惑うヴァンだが…!?
一方、黒狼熱の治療法をもとめ、医術師ホッサルは一人の男の行方を追っていた。
病に罹る者と罹らない者、その違いは本当に神の意思なのか―。

ご箟鉱を生き残った男・ヴァンと、ついに対面したホッサル。
人はなぜ病み、なぜ治る者と治らぬ者がいるのか―
投げかけられた問いに答えようとする中で、ホッサルは黒狼熱の秘密に気づく。
その頃仲間を失った“火馬の民”のオーファンは、故郷をとり戻すべく最後の勝負を仕掛けていた。
病む者の哀しみを見過ごせなかったヴァンが、愛する者たちが生きる世界のために下した決断とは―!?
上橋菜穂子の傑作長編、堂々完結!



最終巻でようやく「鹿の王」の意味を知ることとなる。
思ってもみなかったことだった。
またついに主人公二人が相まみえることとなりさらに気分は盛り上がる。

読み進めば進むほど心をぎゅっと鷲掴みされるような感覚に陥る。
感想を書こうとしても、色んな言葉が渦巻きすぎてうまく紡ぐことができない。

守り人シリーズや獣の奏者と同じ印象を期待すると期待外れと思われるかもしれない。
舞台はファンタジーではあるのだが、内容は「命」についてのフィクションを読むようだ。

すべての登場人物が愛おしく、そして切なかった。

大切な人との永遠の別れを経験し、
心の奥底にしまい込んでいた想いと改めて向き合い
少しずつ癒されていく思いがした。

深いな。

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