2018年02月

2018年02月25日

またぜんぜん更新してなかったな。どうも
いろいろなことに全く勢いがつきません。
いちおうそれなりに生きてはいるのですが。

ひとり暮らしをするようになってけっこう
経つのですが、当初に用意した生活物品が
だんだんと経年からか扱いの悪さからか
あまりよろしくない具合になりつつあり、
ちょっと困っています。少しづつ買い替え
していかないと。

ブラウン管テレビはけっこう前に液晶に
更新済み。石油ファンヒーターはこれまた
けっこう前に壊れて更新済み。DVD
プレーヤーもある日突然動かなくなって、
更新済み。大きいのはこれくらい。

更新が済んでいないのは冷蔵庫、洗濯機、
オーブントースターあたり。電子レンジは
実は最初から持っていません。

炊飯器も3合炊きのものをそれこそ
20年近く使っていたのですが、
電子部品的なところは問題はないのですが、
釜のフッ素被膜がすっかり剥げてきている
のと、フタのパッキンが劣化して、
やたらと炊いた米が乾きやすくなって
しまって、もう限界な感じ。ということで、
今回新しく買い替えました。

同型の後発機種をとも思ったのですが、
近場の電気屋に置いていないっぽくて、
正直毎回1合半くらいしか炊かないので、
この際すごいものを買うという気もなく、
なんかどれでもいいかな、と思っていたの
ですが、機械の修理をたまにお願いして
いた商店街の小さな電気屋さんを覗いて
みると、まあ手ごろな大きさのジャーが
見えるところにいくつか置いてあり。

お店で店主のおじさんと話してみた
ところでは、味にものすごいこだわりが
なければ、正直どれも大して変わらない。
高い炊飯器の飯が本当に美味いかと
言えば、自分にはわからない。なので、
まあテキトーでいいんじゃないの?と。
セールスする気はこれっぽっちもない
感じ。こちらとしては品物の実情が
よくわかるのでありがたいのですが。

並べてある品はというと、これ、秋葉の
メーカーが作っているやつで、まあ
面白いんでないの?と。よく見ると
電子式とメカ式とあって、メカ式と
いうのが昔々よくあったタイマーも何も
ない、ただ機械的に炊くだけという
機械。電子式はタイマーはあるし、
炊飯の仕方もいくつかコースがあると
いう、今現在では当たり前という品。

秋葉のメーカーというあたりに妙な
見識というかこだわりというかを
感じてしまうのですが、かといって
それほどすごい商品というわけでも
ないらしい。

値段的にはそれほど劇的に違わない、
兎に角弱小メーカー的な安値で、でも
ちょっと面白かったので、メカ式を
買いました。釜に米と水を入れて、
炊飯レバーを下げるだけで、時間が
来たらレバーが上がって、炊き上がり。
いちおう保温機能も付いています。
液晶デジタル的な表示の類は一切なし。
硬派です。
https://www.amazon.co.jp/dp/B015CA0CZ0/

しばらく使ってみての感想ですが、
ちゃんとした仕方で米を研いで、水の
量を注意して、事前の吸水と事後の
蒸らしをしっかりやっておけば、全く
普通においしいご飯が炊けます。
こういうのは少なくとも慣れるまでは
自己流は禁物ですね。ちびっと
おこげができますが、特段、どうと
いうことはなし。

タイマーがないのはちょっと不便かな
と思ったので、電源タイマーにセット
することにしました。これで翌朝の
炊飯も問題なし。とはいえそうなると
実は電子式を買うのと結局あまり
大差ないのではという疑いも(笑)。
https://www.amazon.co.jp/dp/B000WMDDLY/

釜が今流行りの厚釜なんかではなくて、
フッ素加工はありますが、わりと薄い
アルミ製。でもセールス文句によく
言われる釜にまつわるあれこれと
いうのは、なんかすごそうな一方で、
実際すごいのかはよくわからない
ところもあり、ぼくとしてはこれで
全然問題ないです。

あとはどれだけ長持ちするかだな。
アマゾンあたりの評価だと、すぐさま
壊れちゃうケースもありそうだし。
様子見です。

洗濯機が最近妙な異音を発している
ので、これの更新が次に来るかも
しれません。今どき珍しい二槽式なの
ですが、買った当時はたぶんまだ
それほど珍しいものではなかったと
思います。我ながらよくもたせたもので
(中古で買った1991年製!)。

最近観たアニメ。
・『絶対少年』DVD−BOX
 https://www.amazon.co.jp/dp/B0057BBKWY/

しばらく前に通して観て、今回また
観直し。なかなか世評は微妙ですが、
個人的にはけっこう面白いです。何とも
いい雰囲気の作品。全26話。

夏休みに関東の田舎で過ごす少年の
不思議体験が前半で、後半は横浜で
起こるこれまた不思議現象の顛末が後半。
どちらも謎の妖精的物体的存在者を
めぐって、少年少女がゆったりと
やいのやいのします。特に手に汗握る
展開も、ドキドキするようなラヴも、
あっと驚く謎解きもなく、実に淡々と
したもの。

この作品の面白いところ、と同時に
なかなか微妙なところは、登場人物の
心情が妙にひねったところがあって、
わかりにくいところですね。ただ、
あまり深く考えないで、だらだらと
流して観ていけば、なんとなく
それなりに筋が通っているような気が
しないでもない。

音楽がまた秀逸で、水彩画的な世界の
描き方と見事にマッチしています。
筋自体は妙にわかりにくいところが
あるので、全話観た後でスッキリしない
ところはあるのですが、しかしそれでも
後味は悪くないです。ウィキペディア
あたりで見ると続編の構想もあった
ようなのですが、ちょっとその点では
もったいない作品です。まあ、良作。

こういうゆったりした雰囲気のいい
オリジナルな作品というのは、ほかに
ないものか。最近のアニメは原作付きが
多いから、なおさら地味系は難しいかも。

最近聴いたCD。
・Leopold Stokowski Decca Recordings
 1965-1972 & 1964-1975
 https://www.amazon.co.jp/dp/B0000B0A0P/
 https://www.amazon.co.jp/dp/B00067R3BQ/

不思議にストコフスキーを聴きたい
欲求がつのって、手を出してみました。
晩年のデッカへのステレオ録音集。
こないだ紹介したのが1950年代のもの
だったので、これでだいたいこの
長命指揮者の最晩年の仕事はあらかた
聴くことができたような。

曲としてはお約束のバッハの編曲と、
大きいもので有名なチャイコの第5、
それからフランクの交響曲と
ベルリオーズの幻想交響曲、それに
ストラヴィンスキーの火の鳥組曲、
ベートーヴェンの第5、7、9番、
ブラームスの1番、といったところ。
どれもわりとド派手な演奏です。

ストコフスキーは年代的にはピッタリ
アンセルメと同じで、その音楽の
作り方の色彩的なところは外形的には
同じなのですが、やはり方向性が
なんか違う。なんとも微妙な好対照。
アンセルメの偏見のないストレートな
音造りは魅力ですが、この録音集で
見事に示されているような、仕掛けの
多い効果狙いの音造りは、これは
これでストコフスキーの魅力ですね。

チャイコは今までも方々で語られた
極め付けの演奏ですが、意外に
面白いのがベートーヴェンの第9で、
一見正攻法に見えて、いろいろと
やらかしている。しかし音楽全体の
力強さと輝きはとてもすごいです。
やはり巨匠の芸。

ストコフスキーのブラームスは、
実は戦前に交響曲全曲を録音している
ほどの定番レパートリーなのですが、
戦後のステレオ録音はどれも意外に
まっとうな入れ込んだ演奏です。ここに
収録の第1番は熱いライヴですが、
さらにこの数年後の最後の演奏会での
第4番、そして亡くなる少し前の
第2番と、見事な完成度の演奏を
遺しています。ストコフスキーを
キワモノとしか見ていないひとは、
まずこれらを聴くべきでしょうね。

最近読んだ本。
・レジーヌ・ペルヌー
 『リチャード獅子心王』白水社
 https://www.amazon.co.jp/dp/456002605X/
 (十字軍時代の英雄王の伝記。
 この時代の英仏関係の妙な複雑さと
 今となっては理解しがたい十字軍の
 熱狂が不思議に面白いです。意外に
 業績は少ない王ですが、人間と
 しての鮮烈さは格別。)

・マーク・トンプソン
 『太陽系旅行ガイド』地人書館
 https://www.amazon.co.jp/dp/4805209151/
 (確かに旅行ガイドなのですが、
 印象としては太陽系ガイドブックと
 いう感じ。こういう具合に太陽系を
 まとまって紹介している本は、
 意外に少ないかも。巻末の訳注が
 妙にうんちく的で面白いです。)

m-90_44975 at 23:40コメント(0) 
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