2011年05月14日

キックアス

殊能力ゼロのなりきりヒーローの活躍を描いた等身大スーパーヒーロームービー
監督がいろいろな映画会社に企画を持ち込んだが拒否されて、
結局監督が自主映画で公開されたらしい。

で内容だが、内容は無茶苦茶だが、私は凄く面白いなと思った。
最初の方は、ＤＶＤのパッケージの一番目立つところにいる女の子は出てこないで、
ダサイ格好をしたなりきりヒーローを中心に話は進むが、
このパートははっきり言ってそれほど面白くもない。
これちょっと失敗したかなと思ったのだが、親子のヒーローが出てから俄然話が面白くなる。

特に普通のヒーロー物では考えられないようなアクションシーンの残酷さが
ずば抜けている。よくここまで残酷表現が出来るものだ。
確かに、良心のある映画会社だったら映画化を断るよなと思った。

と言う訳だが、普通のヒーロー物はどれも似たりよったりだと思っていた人は
是非見てもらいたい。はっきり言って、ストーリーはかなり行き当たりばったりで、
強引で突っ込み所満載なのだが、それも全然気にならないくらい面白い映画だったと思った。

最後に、突っ込み所満載のこの映画で一番突っ込みたいのが、なりきりヒーローが
全身タイツの姿で普通に街の中をさまよっていて、周りの人も普通に接している所だ。
アメリカだと全身タイツの人間がウロウロしているのが、普通なのだろうか？
日本でこんな格好していたら即効で通報されると思うのだが・・・