2005年12月19日

ペレットの原料

 12月17日に、岡山県の銘建工業が木質ペレットの量産に乗り出したことを書いた。12月3日に書いたように、ペレットは木片を破砕・乾燥してペレタイザーで固めて製造するのが普通であるが、銘建工業は国産材の製材だけでなく欧州から集成材を輸入している会社であり、毎日大量の乾燥したプレナー屑が発生する。このプレナー屑を使えば破砕と乾燥は必要なく、そのままペレットに固めることができる。問題は集成材に混ざっている接着剤であったが、ペレタイザーが2台になったので、混ざりもののない国産材と接着剤つきの輸入材と別の装置で作れるようになり、一般家庭でも安心して使えるペレットを供給できるようになった。接着剤つきは工業用に使われる。
 このように、ペレット原料としては、製材所で発生する乾燥プレナー屑やおが屑を使うのが有利である。間伐材や未乾燥の木片や竹を原料とすると、粉砕・乾燥の過程が入るのでより高価となってしまう。高知の須崎燃料では、オガライト製造原料の一部をペレットに回しているのだが、オガライトより細かい原料を使うので破砕が必要となる。
 現在国内には19のペレット工場があるが、それぞれの事情を抱えているので一概には決めつけられないかもしれない。林業の盛んな岩手県では、バークの有効利用が最大の目的であると聞いている。長野県は、松枯れ病で枯れた松が主たる対象と聞く。
 四国では、新興工機(松山市)が、マルミ(鳴門市)のオカラの高速乾燥機、マシーン・システム(広島県福山市)の破砕機、土佐テック(高知県夜須町)のペレット製造機を組み合わせて、移動式(車載式)のペレット製造装置とし、バイオマス発生現場でペレットを作ることを試みている。スエーデンやフィンランドではもっと大規模にやられていることであるが、日本では初めての試みではないだろうか。

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■製材副生品は産廃か? (松崎武彦氏:(財)高知県産業振興センター)  森で伐採された木材は、原木市場を通って製材所に行く。製材所で一次加工された木材は、プレカット工場、木工所、工務店などに買われて二次加工されて製品となる。この課程で大量の副生物が発生し...

この記事へのコメント

1. Posted by cheap soccer cleats   2011年06月06日 13:02
現在国内には19のペレット工場があるが、それぞれの事情を抱えているので一概には決めつけられないかもしれない。
2. Posted by wholesale shoes   2011年06月06日 13:02
このように、ペレット原料としては、製材所で発生する乾燥プレナー屑やおが屑を使うのが有利である。
3. Posted by polo outlet   2011年06月06日 13:02
新興工機(松山市)が、マルミ(鳴門市)のオカラの高速乾燥機、マシーン・システム(広島県福山市)の破砕機

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