山田宏東京都杉並区長らが新党「日本創新党」を結成したが、民主党の中核をなす小沢一郎幹事長や羽田孜最高顧問(元首相)らが平成5年に自民党を飛び出し新生党を旗揚げする際に「創新党」が有力な党名候補として一時検討していたことがわかった。幻に終わった創新党が17年の歳月を経たいま、“反民主党政権”党の形で実現したわけだ。

 関係者によると、新生党結成の際に、「温故創新」を座右の銘とする羽田氏が「創新党」を党名に提案し、もうひとつの候補として浮上した「自由新党」のいずれかにする方向で検討された。

 ところが、最有力視されていた「創新党」については「語呂がよくない」などといった否定的な意見が出たうえ、「自由新党」に関してもすでに自治省(現・総務省)に届け出されていた。このため、結局“補欠”扱いとされていた新生党に決まったという。

 新生党は「自立と共生」を理念としたが、日本創新党が掲げる「国家の自立」や「国民の自立」と図らずも重なる。首長新党の名称について、新生党結党時のメンバーの多くが所属する民主党からは、「清新さはない」「二番煎(せん)じだ」と、“負け惜しみ”とも受け取れる声が出ている。

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