国際宇宙ステーションの実験棟「きぼう」で長期間、無重力などの状態で保管された種子から栽培した日本初の「宇宙カボチャ」が堺市中区の大阪府立大学で収穫された。収穫したカボチャの種子は、全国の学校に配布され育てられる。

 宇宙カボチャは、通称おもちゃカボチャといわれている観賞用。事業は国際総合企画(本社・東京都)が子供たちの宇宙への夢を育てようと企画した。

 種子は一昨年11月にスペースシャトル「エンデバー」で、国際宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」に運ばれ、宇宙空間に約8カ月“滞在”。昨年7月に宇宙飛行士の若田光一さんとともに“帰還”した。

 同社は、栽培を全国の大学研究機関に委託。府大では「早く子供たちに届けたい」と、種子が届いた昨年12月、温室に10粒の種子をまき、一番早い収穫をめざした。

 育った10本の苗には「アース(地球)」や「ビーナス(水星)」など、太陽系の惑星名をニックネームとして付けて栽培を続けた。3月にはそれぞれ直径約5~10センチの実5~8個がなり、実からは約30~100粒の種子がとれた。

 栽培を担当した同大大学院の小田雅行教授(植物繁殖学)は「宇宙環境に置かれても、種子自体には変化は見られなかった。将来宇宙で食用カボチャを栽培できる可能性もできる」と期待している。

 種子は全国の小学校などで栽培。変化が現れるか観察してもらうという。問い合わせは国際総合企画((電)03・3251・3221)へ。

【関連記事】
宇宙で子づくり難しい可能性も
山崎さん搭乗シャトル打ち上げ 日本人女性2人目
空中カボチャ?出荷準備
山崎さん、宇宙で「南極食」 凍結乾燥の卵焼き、牛肉しょうが焼き
墨汁垂れない宇宙でどう揮毫? 若田さんが山梨・身延町に書を贈呈、胸熱くするセレモニー
「けむりの行方は? 受動喫煙論争」

元厚生次官ら連続殺傷事件 小泉被告にきょう午後、判決 (産経新聞)
<アフガニスタン>不明の常岡さん グルジア取材でも拘束(毎日新聞)
首相動静(3月29日)(時事通信)
<北九州社長殺害>頭を殴られ絶命後に火 司法解剖の結果(毎日新聞)
指定弁護士3人を選任 JR福知山線脱線事故で神戸地裁(産経新聞)