2006年04月

2006年04月27日

地鎮祭

 新築工事を進める上で、まず最初に行われるのが地鎮祭です。土地の神を鎮め工事中事故なく建物を完成できるようお願いします。神式、仏式、山伏のような修験者の格好をした人がやるものなどいろいろ立ち合わせていただきました。一般的には神社に頼んで行う神式が多いようですので、神式の地鎮祭について少し書きます。モリセイで行う場合ですので少し違うということもあるかもしれませんがご了承ください。
 まずいつ行うかということですが、家族全員が集まりやすいので土曜か日曜、時間は午前中が多いようです。これに日柄(大安・友引など)も加わりますので平日なら問題ありませんが、土日祝日は早めに押える必要があります。次に当日までの準備ですが、神饌として米・酒・塩・水・海のもの・山のもの・季節の果物を準備します。盛り砂や竹などは工務店で準備します。玉串料は2万円ぐらいが一般的なようです。天候が良ければ言うことはありませんが、多少の雨風の場合はお供えの準備やご家族の都合もありそのまま行う場合もあります。事前に週間予報などを見ながら雨の場合はどうするかということも、検討しておいたほうが良いと思います。

 さて当日ですが、ここからは津八幡宮様御旅所新築工事の時の地鎮祭式次第を元にご説明いたします。(ホームページの津八幡宮御旅所造営工事に写真が出ています)
まず手水で口と手をすすぎ祭壇の前に並びます。
 先ず 修祓(しゅばつ) 参列者がお祓いを受けます
 次に 降神の儀(こうしんのぎ)
 次に 献饌(けんせん)
 次に 祝詞奏上(のりとそうじょう)
 次に 地鎮の儀
     四方祓い(しほうはらい)の儀  神職が建物の四方のお祓いをします
     刈初(かりそめ)の儀  工務店が鎌で稲を刈る真似をします
     穿初(うがちぞめ)の儀 施主が鍬で土を耕す真似をします
     鎮物埋納(しずめものまいのう)の儀 神職が正面の盛り砂に鎮物を埋納します
 次に 玉串奉天(たまぐしほうてん)
     参列者が玉串をささげ、二拝二拍手一拝で拝礼します
 次に 撤饌(てっせん)
 次に 昇神の儀(しょうしんのぎ)
 直会(なおらい) 神酒拝載(しんしゅはいたい) 
神酒を頂き、神饌のお下がりを頂きます
みんながやるからやっておこうかという方も見えますが、地の神に懼れ(おそれ)をいだき、海や山の収穫に感謝するという非常に日本人らしい伝統と文化だなあと思います。私も回を重ねるにつれ、身の引き締まる思いで参列しています。 


m704889 at 20:57|PermalinkComments(0)TrackBack(3)

2006年04月20日

土壁の家着工

 この4月より、竹小舞を組み荒壁を付ける家を着工します。ここ数年毎年1棟づつ土壁を塗る家を建てさせていただいています。父の時代にはあたりまえの工法でしたが、この10年ほどの間にどんどん減り、最近では珍しくなりました。建築の業界ではいかに工期を短縮するか、現場作業を減らし工場で作る部分を多くし、建築コストをダウンするかが追及されてきました。
 工期のかかる湿式の工法(壁を塗ったりタイルを張ったりする作業)はどんどん姿を消し、乾式工法(壁を塗ったりしない:左官作業がない)が増えてきました。モリセイで建てさせていただく家もその流れで、新築のお宅はすべて乾式工法で建てる時期がありました。乾式工法であれば着工から完成まで約3〜4ヶ月で出来ますが、湿式工法の場合最低6ヶ月はかかります。携帯電話やインターネットの普及に見られるように、時代のスピードはどんどん速くなり、契約したらすぐに新居に入りたいというお客様も増えてきました。良いだろうとは思いつつも、こちらから土壁を塗りませんかということは進めませんでした。

 しかし、3年前に建てさせていただいたお宅で土壁の良さを再発見し、それ以降新築を検討している方に選択肢のひとつとしてお話をするようになりました。すると、1棟また1棟と土壁を塗って建てたいという家が出てきました。
 土壁の良さの第1番目は、調湿効果があり内部結露の心配が無いということです。昔の家では隙間風には悩まされましたが、結露で被害が出たということは聞いたことがありません。(実際リフォームで壁を壊したりしても、土壁の家で結露の被害らしきものはありません)
 第2番目は耐震強度があるということです。(これについては以前書きました)
 第3番目はシックハウス対策など考える必要もなく、非常に健康的な家です。(3年前に建てさせていただいた家に先日うかがいましたが、まだほんのり木の香りがしました。)
時代に逆らっているような感じもしますが、スローフードならぬスローハウス。皆さんも家づくりに時間をかけ楽しんではいかがでしょうか。
 次回より、新築の家づくりにまつわる出来事を書いていきたいと思いますので、よろしくお願いします。


m704889 at 21:49|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

2006年04月06日

省エネ(2)

 前回の続きを少し書きます。ウォシュレット同様この話をするとみんなビックリするのですが、我が家にはテレビがありません。正確に言うとテレビはありますが、アンテナがつながっておりません。したがってビデオは見られますが、それ以外の放送番組は見られません。(昨年末よりDVDも見られるようになりました) 家を建てたときですからもう丸8年になります。

 最初のうちは、半年もすればテレビが見たくて我慢できなくなり、すぐにケーブルテレビでも引くことになるだろうとたかをくくっていました。しかし、予想に反してテレビを見たいという声は誰からも上がってきません。自分は会社で見られることもあり特に気にならため、こちらから言い出すことも無いかと思っているうち、いつのまにか8年も経ってしまいました。長男が小学校入学のときでしたが、今はもう中学2年生です。

 最近そのことについて長男に聞いてみました。予想通り、友達との会話についていけなかったり、芸能人やヒット曲の話題になると、まったく知らず笑われたこともよくあったようです。下の子供たちについては、物心ついた頃からビデオしか見られなかったので特に気にならないようです。非常に不便で現在の情報化社会から取り残されてしまうような感じがしそうですが、いくつかの良い点があります。

 我が家の情報源は新聞・ラジオ・インターネットです。特に新聞は毎日取り合いで、いつまで見てるんや、と思うぐらい読んでいます。それと食事の時間、家族での会話があります。私はほとんど聞き役ですが常に誰かがしゃべっています。それと本を読んだり絵を書いたりする時間が多くなります。こう振り返ってみると、日頃いかにテレビに時間を食われているかがわかります。

 携帯電話にインターネットと情報の入手方法はどんどん進化しており、むかしほどテレビの地位は高くなくなってきました。しかし、便利なものをひとつ捨てると、今まで忘れていたすばらしいものがいくつも得られるのではないかと思います


m704889 at 00:14|PermalinkComments(4)TrackBack(0)