2011年06月

2011年06月25日

抜苦さんと与楽さん その9

みなさんこんにちは
6月の上旬、読売新聞さんから取材依頼の連絡をもらい、私も一緒に宮口さんの作業場へうかがいました。もうすでに与楽さんも抜苦さんと同じぐらいまで彫りあがっています。
『これから目・鼻・口で3日はかかる』
と宮口さん
特に目は仏さんの表情を決めてしまうので一番気を使うそうです。
いよいよ完成も間近になってきました。

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2011年06月18日

抜苦さんと与楽さん その8

みなさんこんにちは
2週間ほど間があき、久しぶりに宮口さんの作業場に伺うと、与楽さんの粗彫りがかなり進んでいました。抜苦さんの時とは違い芯に近づくにつれ、杉の赤身の部分が出てきたそうです。
姿勢は抜苦さんと同じように座っていますが、手は足の上で組んでいます。

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後ろに見えるのは抜苦さんです。
台座の部分を見てもらうと色の違いが良く分かります。


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m704889 at 16:39|Permalink

2011年06月11日

抜苦さんと与楽さん その7

みなさんこんにちは
次に宮口さんのお宅に伺うと、顔を彫り始めていました。
顔と手は一番気を使うということです。
当然一番時間がかかるそうです。

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『ここまでは早いけど、これからがなかなか進まへんの』
とは奥様のお話。
ここまでに約1ヶ月、これから同じぐらいかかるそうです。
特に目は仏さんの表情を決めるので、目・鼻・口だけで3日はかかるということです。

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抜苦さんと一緒に左側は奥様


この状態で少しずつ仕上げながら、並行して与楽さんの粗彫りがはじまります。


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2011年06月05日

抜苦さんと与楽さん その6

みなさんこんにちは
前回の粗彫りの状態から1週間後、宮口さんの作業場に伺うと、抜苦さんが着ている衣や足元の様子がはっきりとわかるようになっていました。
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宮口さんの話では粗彫りはほとんど今まで使っていた大工道具でやっていて、細かい部分になると専用の彫刻刀を使っているそうです。
そこで少し道具を見せてもらうことにしました。
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どの道具も随分と使い込まれ、長年の経験の重みを感じます。
これから顔の輪郭を彫っていくということでしたが、顔や手を彫る時が一番気を使うということでした。


m704889 at 11:51|Permalink