2005年11月18日

地産地消

 地産地消という言葉を最近よく耳にします。「地元生産―地元消費」を略した言葉で、地元で生産されたものを地元で消費するという意味の造語だそうです。

 食に対する安全・安心志向が背景にあるようです。スーパーの食品売り場で野菜や魚などの生産地を見ると、はるか海のかなたの遠い国から来ているものも珍しくなくなりました。

 同じように、家づくりの現場でも多くの輸入材が使われています。身近に山があり、そこには多くの木がありながら、それらを使うよりも輸送コストをかけて海外から材木を仕入れるほうがコストが安いからです。

 おかげで地元の山は木が切られることなく、荒れてしまっている山もあるそうですそうです。おかしな話です。
 
 そんなこともあってか、地元三重の県産材を認証しもっと有効に使ってもらおうという動きがあります。「三重の木」で家を建てようという「三重の木」認証制度です。

 これはただ単に県産材を使いましょうというだけでなく、対象部位の木材の材積50%以上県産材を使えば、36万円の補助金が出るという大きな特典があります。そんなにややこしい手続きは要りませんので、現在木造軸組み工法で新築を検討している方がいれば、ぜひ問い合わせてみてはどうでしょうか。

 モリセイでもこの10月に上棟した物件でこの制度を利用させてもらいました。検査にみえた県の担当者の方に聞いたのですが、限定200戸の枠に対してまだ60棟ほど(10月現在)しか申し込みがないとのことでした。PR不足なのかもしれませんが、どんどん普及していってほしい制度です。

 三重県は尾鷲ヒノキをはじめ杉や檜の産地です。そんな三重の木をこれからも使っていきたいと思います


m704889 at 22:17│Comments(0)TrackBack(0)

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