2007年05月24日
ファイル01 床下浸水の家(3)
懐中電灯で洗濯機の排水を見てみると、洗濯機パン(洗濯機の下に置かれている樹脂製の箱)の排水ホースが、そのまま床に向かって垂れ下がっていました。そして、そのホースが差し込まれるべき排水パイプの切り口には、なんとテープが巻かれているではありませんか。実は、つまりなどの不具合があり排水が漏れ出したのではなく、信じられないようなことですが、建てられた当初から洗濯機の排水が床下に撒かれていたのです。洗濯機パンをつけた職人さんは一体どのようにつけたのでしょうか?故意に繋がなかったのではと想像できるほどの工事です。
原因は判りましたので、早速修理です。まず、洗濯パンの排水ホースを排水管の中に差し込みます。続いて床下換気口をはずし、水中ポンプで水をくみ出します。しかし、基礎の土間は、水勾配を採ってあるわけではないので3cmぐらいの水は残ります。そこで、次は大きなスポンジで水を吸い込ませ、バケツで運ぶということになります。水をくみ出すのに二人で二日間かかりました。
さてトイレです。こちらは土が入っていますが、べとべとに塗れているため、すべて入れ替えなければなりません。こちらも入替だけで二人で二日間みっちりかかりました。今度のトイレの床はサニタリー用の板張りとして仕上げました。何とかすべての工事を終えた頃には、床下の基礎面もすっかり乾き無事工事を完了しました。
その後、職人さんと今回の件は笑い話として話していましたが、それも記憶から薄れてきた数週間後のある日、施主さんのほうから電話がありました。なんとまた床下に水がたまるというのです。(つづく)
原因は判りましたので、早速修理です。まず、洗濯パンの排水ホースを排水管の中に差し込みます。続いて床下換気口をはずし、水中ポンプで水をくみ出します。しかし、基礎の土間は、水勾配を採ってあるわけではないので3cmぐらいの水は残ります。そこで、次は大きなスポンジで水を吸い込ませ、バケツで運ぶということになります。水をくみ出すのに二人で二日間かかりました。
さてトイレです。こちらは土が入っていますが、べとべとに塗れているため、すべて入れ替えなければなりません。こちらも入替だけで二人で二日間みっちりかかりました。今度のトイレの床はサニタリー用の板張りとして仕上げました。何とかすべての工事を終えた頃には、床下の基礎面もすっかり乾き無事工事を完了しました。
その後、職人さんと今回の件は笑い話として話していましたが、それも記憶から薄れてきた数週間後のある日、施主さんのほうから電話がありました。なんとまた床下に水がたまるというのです。(つづく)
m704889 at 10:44│Comments(0)│TrackBack(0)│