行田市駅
行田市駅
埼玉県行田市まで電車で行ってきました。無料レンタサイクルが観光案内所で借りられると事前に調べておいたが見当たらない。駅前は何もないです。とりあえず歩いて付近を探索。近くに市役所を発見したのでそこで聞くと「そこの通りを歩いていくとお城が見えるから、その中の博物館で借りられる」とのこと。歩いて教えてもらった忍城に向かう。

諏訪神社
諏訪神社
忍城発見。でもその前にお城の反対側に鳥居を発見したので寄り道を。建御名方命を祀る諏訪神社、由来書によると1190年頃鎮座
 東照宮
すぐ隣には徳川家康を祀る東照宮が。元はさきたま古墳群近くにあったが明治4年にこの地に移したとのこと

忍城址

城門
 豊臣秀吉と小田原北条との戦いの中、石田三成らの水攻めにも耐えた関東七名城の一つ、忍城の城門。2008年本屋大賞2位「のぼうの城」の舞台です。
 忍城三階櫓
立派な天守閣がと思ったら、この後同じ敷地内にある行田市郷土博物館で説明を見たら三階櫓だそうです。櫓の中も博物館になっていて3階まで上がれます。本丸には建物がなく林のようになっていたとか、面白い。
博物館見学後、無事に自転車を借りられたので古墳巡りに行きたい所だが、ちょうどお昼時でお腹が空いたので行田名物フライ、ゼリーフライを求めて

かねつき堂
かねつき堂
駅だか市役所だかで貰ったマップによると博物館のすぐ近くに「かねつき堂」というところがあったのでそこに
ゼリーフライ
これがゼリーフライ。ジャガイモにおからなど入れて衣を付けないで揚げたコロッケみたいなの。小判形をしてるから「銭フライ」と呼ばれてたものが訛って「ゼリーフライ」になったとか
フライやきそば入り
これがフライのやきそば入り。お好み焼きの一種みたいな感じ。腹ごしらいも終わり、早速メインのさきたま古墳群へと行きたいところだが、その前に東国の石舞台古墳とも呼ばれる八幡山古墳へ。
iPhoneのマップとGPSを頼りに自転車で向かいます。

八幡山古墳

八幡山古墳石室
工業団地の中をグルグルしていると着きました、八幡山古墳。公園になってます。他に人は居なく貸し切り状態。
八幡山古墳石室
元は80mぐらいの円墳だったが近くの沼を埋めるのに土を持っていかれたらしい。石室の全長は16.7mと立派で内部にも入れます。
八幡山古墳石室内部
中は3室に別れてます。
八幡山古墳石室内部
最奥の部屋。側面は組石。屋根は一枚岩。すばらしいです。ここは穴場でオススメですね。次はメインのさきたま古墳群へ

さきたま古墳群

丸墓山古墳
さきたま古墳群は「さきたま風土記の丘」として整備され現存する10基の古墳からなります。もともとは40基以上あったとか。中には「さきたま史跡の博物館」も一緒にあります。まずは日本最大の円墳、丸墓山古墳。全長105m 高さ18.9m。デカイです。
稲荷山古墳
あの国宝「金錯銘鉄剣」が出土して稲荷山古墳。丸墓山古墳の上から撮りました。
120mの前方後円墳、綺麗な形です。「金錯銘鉄剣」は「さきたま史跡の博物館」に本物が展示してあります。
将軍山古墳
埴輪が並んでいる将軍塚古墳。90mの前方後円墳。反対側に廻ると古墳の内部が展示館になってます。
二子山古墳
そしてさきたま古墳群で最大の二子山古墳。138mの前方後円墳。現在の堀には水が張ってありますが、当時、水はなかった様です。他の古墳も見てまわった後、最後に今回最大の目的である「金錯銘鉄剣」を「さきたま史跡の博物館」で遂に見ました。ちゃんと「獲加多支鹵大王」の文字も読めました。申請すると写真撮影出来るのですが、公開するのは禁止とのことなので代わりに
金錯銘鉛筆
お土産に買った「金錯銘鉛筆」をアップしておきます。鉄剣と同じ文字が刻んであります。ちなみに「獲加多支鹵大王」(ワカタケルオオキミ)とは第21代天皇「雄略天皇」のことだと言われてます。
あと時間がなくて十万石まんじゅうを買えなかったのが残念。次に来た時は絶対買おう。

追記 2010.5.7
やはり十万石まんじゅうを買いに行かねば