がん検診受診促進企業連携推進事業(がん検診企業アクション)事務局が実施した「がん検診に関する意識調査」の結果によれば、職場で「がん検診を積極的に実施しているか」との質問に対して、「実施していない」とする回答が61.0%に上った。一方、「実施している」は22.3%にとどまり、「分からない」が16.8%だった。「分からない」と回答した人に、その理由を尋ねたところ、「情報が入ってこない」「案内が無い」「検診項目にがん検診とは記載されていない」などが多く見られたという。

 がん検診企業アクションは、厚生労働省の委託を受けて電通が企業や団体と共に、がん検診受診率50%を目指すプロジェクト。

 調査は3月4、5の両日、20-40歳代の会社員400人を対象にインターネット上で実施した。

 調査結果によれば、「定期的にがん検診を受けるべきだと思うか」との質問では、「思う」が93.7%、「思わない」が6.3%だった。
 また、「がん検診を意識して受けたことがあるか」では、「定期的に受けている」が12.8%、「受けたことがある」が18.8%、「受けたいと思っているが、受けたことがない」が58.2%、「受けたいと思っておらず、受けたことがない」が10.3%だった。

 がん検診を「定期的に受けている」「受けたことがある」と回答した人に、検診を受けようと思った理由を尋ねたところ(複数回答)、最も多かったのは「職場の健康診断の項目にあったから」で56.3%だった。以下は「市区町村から受診の連絡があったから」(29.4%)、「健康状態に不安があったから」(24.6%)などと続いた。

 一方、がん検診を「受けたいと思っているが、受けたことがない」「受けたいと思っておらず、受けたことがない」と回答した人に、受けない理由を質問したところ(複数回答)、「検診にお金がかかるから」が44.9%で最も多かった。次いで「今のところ特に体に異常が見られないから」(43.8%)、「がん検診を受けるタイミングが分からないから」(43.1%)、「検診へ行く時間がないから」(35.0%)、「がん検診をどこで受診できるのかを知らないから」(31.8%)などの順だった。


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