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たまたまテレビを付けたら、アメトーーク!で『勉強しかしてこなかった芸人』をやっていた。

僕は芸人じゃないけど、受験時代には勉強しかしてこなかった点では一緒なので結構楽しめた。みんな良く工夫してるわ~と感心した。

とりあえず、面白かったので勉強法をまとめてみた。カッコは僕の感想です。

オリラジ中田の場合

○徹夜、色ペン、単語帳は×。
 睡眠は記憶を定着させるのに必要。色ペンは塗ってるうちに勉強した気になるだけで意味がない。単語帳は単語の『使われ方』が分からなくなる。おススメは文章の中に何個か覚えたい単語が入った文章を覚えること。(つまりDUOのような例文で覚えるってことですね)。

DUO 3.0
鈴木 陽一
アイシーピー
2000-03



○英語で辞書を引いたら、1回で○、2回で◎、3回で3重丸、4回で☆を書き込む。4回引いた単語はノートに書き込む。これで『自分の苦手な単語』ノートの出来上がり。

○勉強時間は早起きして3時から。テレビもやってないし、周りは静かだし、どんどん頭が冴えてきて一石三鳥(朝勉強するパターンは部活で忙しい人には特におススメです)。

ロザン宇治原の場合

○先生になったつもりで架空授業をしてみる。生徒に説明するように授業をしていて、つまったり口ごもったり「えー…」とか言ったりした所は曖昧だったり分かってないところ。『分からないところ』が分かる。(これ、鳩山邦夫もやってたね)




○さらに生徒役もやってみる、犬上御田鍬、名前長ーって感情を込めると、ただ覚えるより頭に残りやすい。

○入試が近づいたら、答案を意識して丁寧に解く練習をする。

○どうしても理解できないところは中学レベルまでさかのぼってチェックする。定期テストを全部保存しておくとそういうときに役に立つ。(さすが!僕からも苦手科目を中学からやり直すのはおススメです。僕の場合は、高校の分詞構文が理解できなかった時、中学校の分詞をやり直したら克服できました)。

光浦靖子の場合
○自分ドッキリ法。リラックスしている時にいきなり問題を自分で出して自分で答える。(いつでも知識を取り出す練習ですね、分かります。僕も新人教育の際に良く使っています。雑談している時にいきなり広告枠の値段を答えさせたり…)

○温かいと眠くなるので暖房を使わず、半てん、スカート重ね着、鉢巻に、指先だけ落とした軍手で勉強。(見た目は壮絶ですが、確かに着込んだときはそんなに眠くならないんですよ。鉢巻と手袋まではしなかったけど、僕も半てんを着て勉強してました)

アンガールズ田中の場合
○授業では常に最前列。分からない時は『分からないアピール』をすると先生が気が付いて丁寧に教えてくれる(最前列は先生に顔を覚えてもらえるので、授業の時以外でも色々と得する事多し)。

○浪人時代、テレビを一切見なかった(私はテレビ見てると不安になるので見なかったです)。

ハリセンボン箕輪の場合
○とにかく書いて覚える。例えば一問一答を解く時はノートに書く。あとでその答えを見ながら今度は問題文を思い出す。問題文はキーワードがちりばめられているのでこれも勉強になる。(書いて覚えるのは僕も同感。一問一答は答えを見て問題を答える練習をしました)




○家がビンボーだったので、宅勉していた。自分がやると決めたもの全部できるまで家の中でカンヅメになった。

カマイタチ山内の場合
○同じ問題集を繰り返し解く。間違えた問題はそのたびに☆を書き加える。☆が多い問題は『自分にとって』苦手な問題なので、まとめの時に集中して解いた。

(10冊の問題集を1回づつやるより、1冊の問題集を10回やった方が絶対いいと僕も思います。ちなみに塾で講師をしてた時、開成に行った生徒とも『やっぱり冊数より回数だな』と意見が一致しました)。

ロザン菅の場合
○どうしてもセンター試験の英語発音問題が分からなくて、過去10年の問題の答えの傾向をチェック。『3』がもっとも多い傾向だと気付いて、本番で全部『3』にマーク。7割取れた。(過去問は大事ですよね。どんな試験でも。僕はこういう使い方はしませんでしたが)

続編『勉強大好き芸人』勉強法まとめはこちらから。




この日記を書いてから一週間、引きも切らない盛況振りでちょっと嬉しかった。

そこで、蛇足ながら、ちょっと受験勉強のアドバイスを…。ちなみに僕は明治大政治経済学部卒です。

1.中学校レベルをバカにしない。
 特に英語は、中学校の基礎がしっかりしていないと、100%ずっこけます。偏差値40の人は3ヶ月くらいかけて中学校の内容をやり直すといい。その後の伸びが全然違いますから。

2.英語の教科書をバカにしない。
 よく教科書を勉強しないで参考書に走る奴がいるけれど、おススメしない。あれをきちんと高三レベルまで読めれば入試問題はちゃんと読めるし、過去問にも取り組める。出てきた単語は文章で覚え、読めなかった構文は先生に聞くなりして理解した上で、しっかりと身に付けること。僕は一浪しましたが、弱点は英語でした。大学生になってから分かったのは『授業をきちんと消化しなきゃ、入試は読めないよな』ということでした。

 教科書全部を丸暗記しろとは言わないが、少なくとも読めなかった所は理解→丸暗記をしておくと、ものすごい役に立ちます、後で。

3.現代文は、『量より質』
 現代文は、出題された文章をいかに論理的に読み込むかがカギ。これをやるには、一題一題を解説首っ引きで『なぜ、これが答えか?』を納得いくまで考える。量をこなしても雑になるので、ここはとにかくスロー・リーディングに徹してほしい。辞書はちゃんと引くこと。

 もし文章の意味が分からなかったら、高校入試の国語から始めて、大学受験初級→中級とじっくり取り組むといい。読書量は現国の成績に関係するけれど、嫌いなら読まなくていい。むしろおススメは新聞。社説を書き写すと、漢字の練習にもなる。

4.歴史は、流れを掴んで問題集で補強する。
 マンガ『日本の歴史』『世界の歴史』ってあったでしょ?苦手ならあれを2,3日かけて読めばいい。年号暗記からだと辛いばかりで結果が出にくい。問題集を解いて、解説までしっかり読むこと。歴史は参考書はいらない。教科書と問題集をやりこんで、問題集でずっこけたところを教科書の関連項目のそばにメモっておくと、出来合いの教科書が自分用の教科書に進化する。

5.繰り返せ
できなかった問題はできるまで繰り返す。何回ではない。できるまで。