2006年01月01日

2006年スケールモデルはどこへ行く

年の初めですので、2006年のAFV模型業界について
ファンの立場から、あれこれ書いてみます。

2005年は、ドラゴンをはじめ、AFVクラブや中国のトランぺッターといった
アジア勢の攻勢で、1/35本家のタミヤがかなり厳しい立場に
追いやられてしまったというように見えた年でしたね。
特にドラゴンは、フィギュアの出来だけでなく、戦車キットにおいても
様々な選択パーツとエッチングなどを盛りだくさん用意し、一箱買えば、
高価なアフターパーツを買わなくても精密な車両の再現が可能な
オールインワンキットと言えるような製品をスタンダードにしていくようです。
AFVクラブは、ドラゴンほど盛りだくさんのパーツは付きませんが、
マニアの要求に応えるラインナップを、高品質な内容でリリースしてくれます。
トランぺッターは、費用対効果で言えば、最もお買い得製品を
出しているメーカーではないでしょうか。
アジア勢の勢いは、今年もさらに激しくなっていくものと思われます。

<どーする? タミヤ>
さて、模型屋の棚を見ると、1/35戦車もフィギュアもドラゴンがどんどん幅を
きかせ、タミヤのスペースは2番手あたり。3番手以降からの追い上げが
激しい状況で、昔からのモデラーとしては「もっとがんばってくれ〜」と
声援を送りたいのですが、開発コスト面からでは真っ向勝負は厳しそう。
昔の再販キットもよく見かけますが、しばらく店頭から消えていたため、
あっ、懐かしいということで買ってしまうのですが、今のレベルで見ると
フィギュアは使えないし、考証の面でも気になるので、改造か
アフターパーツを使用したくなる内容なのですよね。
そこで、年の初めに、一モデラーとしてタミヤさんに言いたい。

「古いキットで棚を埋めるのも、買い逃したキットを押さえられる
いい面もありますが、他社キットと比較されると、クオリティー面と
ブランド面でマイナスですよ!」
「せっかく再販するなら、必ず毎回プラスアルファの魅力を加えた物に
なぜしないの?おまけフィギュアだけじゃなくて、本体そのものの
欠点が改修されたパーツがあると、尊敬しちゃうんですけど。
例えばM5軽戦車の足回り、ブレンガンキャリアの起動輪とキャタピラ」

新しいマーケットの開発と言う事で、去年から本格的に始めた1/48シリーズは、
怒濤の製品ラッシュですが、これは多分にドラゴンなどアジア勢が
参入して来る前に、スタンダードの地位を築こうという事でしょう。
1/48は、1/35に無い車両があったりして、そのまんまスケールダウンでも
ない点はいいですね。1/48について言いたいのは、

「油断大敵。スケールダウンしたスーパーキットが他社から出てこない
という保証は無し!」
「ブレンガンキャリアのキャタピラは、進歩が無くてあんまりでしょ。
全然似ていないという、あからさまな手抜きはやめましょうよ」

<コンテスト>
「人形改造コンテスト」や「写真コンテスト(パチッ)」は、ご長寿企画で
すばらしいものです。が、やはり自社キット使用という制限もありますし、
他社に太刀打ちできるキットが減ってきているのでは、先行きも心配ですよね。
最近はコンテストも盛り上がりに欠ける気がするのですが。
ステイタスの面で言えば、最近は有名模型店でのコンテストの方が
上になって来ているような・・・

「コンテストの盛り上がりは、いいキットがあってこそだよね。
でも、運営アイデアでもっとカバーできるのでは?
インターネット以前の企画が、昔のままでいいんだろうか?」
「ドラゴンは、日本語サイトもオープンするようなので、何を仕掛けてくるか
来ないのか、これまた油断大敵でっせ」
「キット以外の面で、ファンのニーズに応えられる事は、まだまだあるでしょ?
企画などのソフト面も大事にしてくださいね。」

<1/35の今後>
3号突撃砲短砲身タイプは、1/48からのスケールアップかと思いきや、別物なのは
さすがです。ドラゴンには負けなアイデアを、今後も出してください。
そして、一番肝になるのは、タミヤキットの美点、「組み立てやすさ」を忘れない事。
やたらパーツが多いのは、完成しにくいという事でもありますので、
完成させやすいという点を忘れないで、今年も新製品開発を
がんばっていただきたいものです。

「新製品発表のペース。もう少し上がりませんかねぇ。」

あれこれ書き散らしましたが、
タミヤの模型が負けてしまうのは、ファンにとって悲しい事。
ぜひぜひ逆襲の2006年にしてくださいませ。
期待してます。  

Posted by m_doraku at 19:02Comments(5)TrackBack(0)