2017年03月25日

投資への偏見5

投資への偏見、最終回です。


◎ 騙されるのが落ちだ。

投資詐欺のニュースが報道されることがあります。 それらを見聞きしての反応でしょう。

確かに投資で騙されることはあります。 常識外れの儲け話には要注意です。

そして、意外なことに慎重で通常の投資には手を出さない人に限って、うますぎる投資話に引っかかる傾向があるようです。 おそらく、普段は慎重な態度をとっていても、儲けたいというのが本心で、限度を越えたうまい話を聞くと、それまで投資に手を出していなかったことが逆に作用し、理性が飛んでしまうのではないかと思います。

「ハイリスク・ハイリターン」 という言葉が本質を言い当てています。 リスクの低いものは小さい儲けしか期待出来ず、大きな儲けの期待出来るものは高いリスクがあるということです。

極端なローリスク・ハイリターン、ましてやノーリスク・ハイリターン等という話には要注意です。 理論的に考えで判断することが重要です。


そして最後に、騙されるのは投資だけではありません。 日常生活においても、騙されることは多く隠れています。 どちらも騙されることでは同じです。


それでは、また!
m_hidaka at 00:30|この記事のURL私の意見 

2017年03月18日

投資への偏見4

投資への偏見、4回目です。


◎ 投資はギャンブルだ。

こういったことを言う人は、多くいます。 確かに、儲かることがあれば損をすることもあるということにおいては同じです。
そしてそれは事業をすることにおいても同様です。 しかし、「事業はギャンブルだ」 とは言いません


では、投資とギャンブルはどこが違うのでしょうか?

投資とは、長期的な見地の上で、
       今後価格が上昇すると考えられるものに、
       資金を投入することです。

これに対しギャンブルとは、運を天に任せて賭けることです。

ただし、何も考えないで行う投資はギャンブルと同じです。 その場合、収益の期待は運任せです。



それでは、また!
m_hidaka at 16:19|この記事のURL私の意見 

2017年03月11日

投資への偏見3

投資への偏見、3回目です。


◎ 投資なんて危ない。

こんな風に思うのは、投資に失敗して破産した、借金だけが残った等という話を耳にしてのことと思います。


しかし、よく考えてみてください。 本来、投資とは余裕資金で行うべきものです。 そして計画的に、分散投資するのが理想です。

失敗して破産してしまうのは、欲を掛けて一点集中で全財産を注ぎ込んでしまった結果でしょう。


もう一度記しますが、

  余裕資金
  よく考えて
  計画的に、
  分散投資すれば、危険ではありません



それでは、また!
m_hidaka at 21:00|この記事のURL私の意見 

2017年03月04日

投資への偏見2

投資への偏見、2回目です。


◎ 株や債券なんて、まっとうな人のすることではない。

私の親世代の人には、こういったことを言う人がかなりの割合でいます。 たしかに彼らの大多数は、株や債券といった投資には目もくれず働いてきました。


では本当に株や債券に投資する人は、まっとうな人ではないのでしょうか?

ちょっと考えてみてください。
世の中にある会社のほとんどに、「○○株式会社」 「株式会社○○」 といった名前が付いていませんか? ひょっとするとあなたの勤務している会社もそういった名前が付いているかもしれません。

これらの会社は、株式を発行してそれを購入してもらうことで資金を得て運営しています。 株に投資する人がいなければ成り立ちません。

債券には、企業が発行する社債地方自治体が発行する地方債が発行する国債などがあります。 これらも全てまっとうなものです。

株や債券は、経済の重要な構成要素です。 これらを否定することは、資本主義経済そのものを否定していることになります。



それでは、また!
m_hidaka at 20:15|この記事のURL私の意見 

2017年02月25日

投資への偏見1

投資に対する偏見を言う人はかなり減ってきましたが、まだ心の中には残っているようです。今回はその1回目です。


◎ 働かざる者食うべからず、不労所得なんてあぶく銭だ。


このように思っている人がいるようですが、実際はどうなのでしょうか?

「働かざる者食うべからず」 というのには私も賛成です。 どんな仕事であれ労働は大切で、尊いものです。 投資で増やすといっても、その元本になる資金が必要です。 それは労働で稼ぐしかないでしょう。 借りればという考えもあるでしょうが、収入や担保になる資産無しでは貸してもらえません。

投資は不労所得といっても、何もしなくても手に入る 「あぶく銭」 ではありません。 やみくもに投資をしても利益は期待出来ません。 投資には頭脳労働が必要です。 楽をして (遊んでいて) 儲かるものではありません。

そして、投資で得られた収益をあぶく銭にするのか否かは、投資をしたあなた次第です。 働いて稼いだお金も、投資で得られたお金も、同じお金です。 一生懸命頭脳を使って得られた投資の収益は、あぶく銭ではないと思います。


それでは、また!
m_hidaka at 23:49|この記事のURL私の意見 

2017年02月18日

借金

借金」 と聞くと、ほとんどの人はそれをネガティブに考えます。 たしかに、「祝い事を重ねる」 のとは違い不要な借金をする必要はないでしょう。


ここで次の2つの例を見てみます。

サラ金でキャッシングをした。
住宅ローンを組んだ。

,離ャッシングについては、誰かに話してもあまり良い顔はされないでしょう。 ところが△僚斬陬蹇璽鵑両豺隋△曚瓩討發蕕辰燭蠅祝いの言葉をもらうことがあります。
どちらも借金なのですが、キャッシングには悪いイメージがあり、住宅ローンには良いイメージがあります。

2つの違いは、その目的です。
キャッシングというだけではその目的はわかりませんが、あまり良い目的のためと思われないことが大半です。
それに対し、住宅ローンの目的は持ち家の取得です。 (中には投資目的の住宅ローンもあるでしょうが。)


つまり、借金そのものに良い悪いがあるのではなく、その目的によるわけです。
個人であれば、前出の住宅ローンだけでなくマイカーローンや教育ローンもあります。 クレジットカードによる買い物も短期の借金です。
企業であれば、事業の運転資金を借りることもあります。 手形支払いはもとより、例えば締め後翌月払いといった場合も短期の借金にあたります。
投資であれば、空売りやレバレッジが一種の借金に相当すると思われます。

しかし、これらは支払い (返済) 可能である限り、ネガティブに見られることはありません



それでは、また!
m_hidaka at 20:45|この記事のURL私の意見 

2017年02月11日

お金のこと (投資・運用) なんてわからない! 何故?

「お金のことはわからない」 と言う人がよくいます。 財布の中の紙幣や硬貨がお金そのものですが、ここでいうお金とは資産の運用やその仕組みに関することです。

お小遣いをもらって欲しい物を買うという行為を子供の時にしています。 お金には慣れているはずなのに、何故大人になっても子供の時と同じ程度の知識しかないのでしょうか?

一番大きな理由は、誰も教えてくれなかったからではないでしょうか。 いや、誰も教えることができなかったのかも知れません。


欧米では子供のうちから将来に備えて資産運用について教えるという話を聞いたことがあります。 しかし、日本ではお金のことを子供に教えると嫌われます。 「子供にお金のことを教えるなんて!」 と言われるのが落ちです。 そして、大人の社会でも 「お金なんていらない」 という言葉をしばしば耳にします。


何故でしょうか?
お金無しでは、衣食住にも支障をきたし生活ができません。 社会もお金が回ることによって成り立っています。 現在は原始時代ではありません。 それなのに、子供にお金のことを教えず、もちろん大人になってもお金のことがよくわからず、中にはお金をいらないという人までいます。

どうもこの背景には、日本に 「清貧」 を良しとする思想があるためと思います。 清貧とは質素であっても心の内面は豊かにという考え方です。 けっして貧乏を尊んだり勧めたりしている思想ではありません。 ところが実際には、貧乏が正しく、お金が悪のように曲解されてしまっています。


お金は汚いという人達がいますが、汚くしているのはそう言っている人達自身だと思います。 お金そのものに、きれい汚いはありません。 人間の経済活動のための道具です。

この道具 (=お金) のことを知らないまま大人になれば、資産運用をしたくてもうまくできなかったり、騙されたりします。 世の中の経済 (=お金の循環) やそれに基づいた資産運用 (投資) の基礎知識は大人になって社会に出るまでに教えるべきです。 金融商品の種類と特徴、リスクとリターンの関係程度を理解し、最低限の自己判断が出来るようになるのが理想です。


それでは、また!

m_hidaka at 22:20|この記事のURL私の意見 

2017年02月05日

AIとファンドマネージャ

AI (人工知能) によるファンドの運用が出てきています。 中には高いリターンを記録したファンドもあるようです。 今後、人間のファンドマネージャはAIに置き換えられていくのでしょうか?


人間のファンドマネージャと AI の比較をしてみましょう。

AI の得意としているのは、大量のデータ (ビッグデータ) が扱えることと、そのスピードです。 データの収集と分析能力は人間の比ではありません。 24時間休みなく市場の監視をして対処することも可能です。

では、人間の優れているところは何でしょう? データの重要度の判断、変化を嗅ぎとる、鼻をきかせるといった能力は今のところ人間の方が優れているようです。


AI だけ、人間だけという運用ではなく、お互いに保管し合って運用するファンドが増えてくるのではないかと思います。



それでは、また!
m_hidaka at 15:47|この記事のURL

2017年01月28日

建前と本音

投資をするとき、市場予測を見て判断することが多いと思います。 しかし、その市場予測が外れることが多々あります。


市場予測は予測であって将来は誰にもわからないのだから、と言ってしまえばそれまでですが。
一般的に市場予測は理論的な分析を元にして出されます。 世論調査なども加味されますが、これがあまり当てにならないことがあります。

聞き取り等の回答は、理論的・理性的なものが大半を占めます。 しかし、それは建前であって本音でないことがしばしば見受けられます。 そして市場は建前ではなく、本音で動いてしまいます


市場というわけではありませんが、昨年世界では次のことが発生しました。

大方の予想を覆し、イギリスの国民投票ではEUからの離脱 (Brexit) が選択されました。 アメリカでは、これも予想を覆し、トランプ大統領誕生となりました。 どちらも、事前の予測や世論調査と異なる結果です。

これらの2件に共通するのは、「昔に戻したい」 「夢よもう一度」 といった本音です。 聞き取りでは、これらの本音を答える人はわずかでしょう。 つまり、大っぴらにしたくない本音です。

日本では残業時間削減の話があり、建前ではほとんどの人が賛成しています。 しかし、経営者の多くの本音は異なりそうです。 自分の経営する会社の残業時間を減らしたくはないのです。 総論賛成・各論反対ということです。


それでは、また!

m_hidaka at 11:48|この記事のURL私の意見 

2017年01月21日

投資家の困った性格2

色々な投資家がいますが、今回は困った性格の投資家その2です。

性格が顕著にあらわれるのが損失を出したときです。 その場合に一番困るのは、誰かの所為にしてしてしまう投資家です。

本来、投資は自己責任で行うもので、最終的な投資判断は自分で下し、その結果についても自分で負うべきものです。 その反省が次の投資のための勉強になります。 しかし、誰かの所為にしてしまうと何も自分の身にならず、次も同じことを繰り返すはめになります。

そして迷惑を被るのが、誰かの所為にされたその誰かです。 情報の発信元、アドバイスを受けた人、等々が該当します。
投資の世界に絶対儲かるはあり得ません。 最終的な投資判断を自分でする以上、意図的な詐欺でない限り、誰かに責任転嫁することは間違いです。

では逆に大きく儲かった場合はどうでしょう。
ほとんどの場合、それは自分の成果だと考え、誰かに感謝することは稀です。


収益は自分のもの損失は他人の所為自己責任は認めない、こういった正確には困ったものです。 理屈ではわかっていても、いざ遭遇すると困った性格が出てきます。 自分が当てはまっていないか、見直してみることも必要と思います。



それでは、また!
m_hidaka at 11:56|この記事のURL
Profile
日高 誠

海外投資志向を持っているサラリーマンの個人投資家。 

オフショア投資は特定の富裕層の不正な運用ではなく、庶民の資産運用の選択肢の一つとして正しく運用されるべきと思っています。
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