松代守弘の展示日記

松代守弘の展示準備および開催状況を告知するブログです。

櫻井尚子展「forms」と服部成児展「undulations」

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夏の終わりを思わせる雨と思ったら、急に涼しくなって、気がつけば日もすっかり短くなって、虚しさが募る日々となりました。さておき、気分まで秋めいて来た昼下がり、空いた時間に新宿界隈のギャラリーをはしごした。

最初に観たのはプレイスMの櫻井尚子展「forms」で、赤外線写真と思しき女性ヌードが展示されていた。広めの画角と深く濃い空の色、そして丁寧に整えられた構図には、作家の優れた構成力と真摯な制作姿勢がはっきりとあわられていて、非常に好感を持った。
広角レンズで絞り気味に撮影しているのは、被写界深度を稼ぐという意味もあろうが、肉体そのものや、その伸びやかさを強調する効果もあって、その点でも非常に興味深かった。

次に鑑賞したのはサードディストリクトギャラリーの服部成児展「undulations」で、こちらも構図が丁寧に整えられた作品で、非常に気持ちよく鑑賞させていただいた。これまでの展示では、どこか慌しさを感じる作品もあったが、今回の展示ではいずれもしっかりと構図を計算しており、作品には落ち着いた雰囲気と言うか、ある種の貫禄や余裕が現れているように思えた。
作家としてなにかをつかみ、方向性を定めたような感じも漂っていて、もともと好みではあったのだが、ますます大きな魅力を感じるようになった。

いずれも今週末までの展示なので、興味のある方はぜひとも会場まで足を運んで欲しい。

松下初美写真展「はりを抱く」

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夏の終わりを思わせる雨がやんだと思ったら、いきなりめっきり涼しくなってて眼が覚めた。
気がつけば、蝉の声はどこにもなく、ただ静かに秋の虫が鳴いていた…

気になっていた松下初美写真展「はりを抱く」が最終日を迎えていたので、午前中に出来るだけの仕事を片付けて新宿へ向かった。作家氏は5年ぶりの個展と言うことだが、前回の展示も鑑賞させていただいており、移転前のブログには感想もアップしていた…まぁ、リンクを貼るのもはばかられるほど、悪い意味での積極性にあふれた文章だったが…

今回の展示内容については案内に要領よくまとめられているので、そちらを参照して欲しい。
逆光や暗部を活かした作品も含め、基本的にハイキー気味のトーンでまとめられた作品には、静かに、そして穏やかに流れていた時間が存在している。それは、失われた時間や、世界を見せているのではなく、ギャラリーに佇む作者の内面であり、失うまいと思うからこそ保存された時間であり、世界なのだろう。
その世界は、親の都合で泊まることになった親戚宅のような、あるいは初めて訪れる交際相手宅のような、そんな居心地の悪さに満ち溢れていた…相手が快く迎え入れてくれるからこそ、少しでも居心地をよくしてくれようと気を配ってくれるからこそ、むしろ尻のすわりが悪くなってしまうような、そういうすれ違いが存在していたが、それを作者が意図していたかどうかはわからない…

ただ、ありふれた日常写真を包み込む浮かれ気分や、家族の不幸をテーマにした作品にぶら下がっている(時として作者自身がぶら下げている)、しめやかだが奥ゆかしさは感じられない奇妙な飾りとは無縁の、年寄りの家になぜかある砂糖をまぶした四角いゼリーめいた、ありふれた美しさがそこにあった。

東京の会期は今日までだが、大阪ニコンサロンでも以下の会期で展示されるので、機会があれば是非鑑賞されたい。

大阪ニコンサロン:2013年11月14日(火)〜2013年11月20日(月)

追記
ギャラリーにて作家氏とお話させていただいた際、前回の展示に言及したブログエントリを今でも覚えていらっしゃるとのことで、その時もひどく恐縮したのだが、戻って確認したところ、われながらあまりにも元気な内容で、しばし呆然としてしまった…
今回のエントリには5年前に撮影した画像を貼ったが、写真も今より元気だろうか?

さかきくみこ展「洒落者の残り香」

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夏は撮影の季節でもあるのだけど、最近は都市風景からテーマが離れ気味なこともあって、どうにも腰が上がらない…などと書き始めたら、ここ2〜3年ほど毎年さほど変わらないことを言っているような気がする…

さておき、たまたまSNS経由で知り合った作家氏の個展が始まったので、散歩がてら池袋のマルプギャラリーへ出かけた。鑑賞したのは、さかきくみこ展「洒落者の残り香」で、タイトルにもあるように「香り」からイメージされた人物画が展示されていた。それぞれの作品には、香りにまつわる物語が添えられていて、香りが思い出を、あるいは思い出が香りをよみがえらせるかのように、作品をやわらかく包んでいた。残念ながら、自分は香りの類に全く疎いので、その点については想像することも難しかったのだが、それでも美しく、そして退廃的な「時代の香り」を心地よく堪能させていただいた。

木製のシンプルなフレームと、作品の大きさがそろっていたこともまた、自分にとっては入り込みやすい要素だったが、それよりもテーマとなっている時代の、人物の持つ魅力が作品からあふれていて、非常に気持ちのよいひと時をすごすことが出来た。

お勧めの展示です。
会期は長めですが、日祝は全休で土曜も開廊日や時間が通常と異なっているので、鑑賞の際は注意してください。

植村美香写真展「オーバーラン」

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梅雨が明けたと思ったら、とたんに暑くなってちょっとうれしい。とは言え、今年はあまり撮影に出られないため、三脚を担いで夏の日差しを浴びながらアスファルトの輻射熱に身を焦がす楽しみが満喫できないのは、いささか、いや実に残念である。

そんなかんかん照りの午後、ポストカードの明るさ、日差しの強さに惹かれて、ギャラリー蒼穹舎にて植村美香写真展「オーバーラン」を鑑賞した。以前、TAPギャラリーでも植村氏の展示を鑑賞していたのだが、今回の展示は全く異なるアプローチのように思え、その意味でも楽しみだった。

全て縦長構図で俯瞰撮影された、キャンディッドともストリートともランドスケープともつかない、ちょっと不思議な作品が展示されていた。ジャンル枠組みへの収まり具合はさておき、整いやすい縦長構図であることを割り引いてもなお、画面の整い具合は極めてよく、展示全体の構成や配置、タイトルにも隙がない。

ここまで隙がないとかえって計算が露骨でいやらしかったり、面白みが無かったりしかねないのだが、先に書いたようなジャンル枠組みに対する収まりの悪さや、俯瞰構図によって消失点が隠されていることなどがあいまって、非常に素晴らしい展示となっていた。光のあふれた陽性の色調は、作品の持つちょっと不思議な感じを奥ゆかしく後退させ、気持ちのよいトーンをもたらしている。

作家氏は去年も蒼穹舎で同じタイトルの展示をしていたようだが、残念ながら観そびれてしまっていた…
今後は必ず観るようにしたいと、そんな気持ちになった展示だ。

会期は7月21日まで、強くお勧めしたい。

野村次郎「峠」/加藤國子「近江風土記 祈りの風景」/海野陽子「無音界隈」/坂本政十賜「東北」/宮崎広明「景(ひかり)」/ハワード・ワイツマン「Kabukicho Nights」

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梅雨空が戻ってしばらく降ったりやんだりの日々が続いたが、久々に晴れたので発作的にカメラを持って街へ出た。また、観たい展示もいくつかあったため、食事の後は午後から開廊するギャラリーへ足を運んだ。

まず、最初に鑑賞したのは新宿ニコンサロンの野村次郎写真展「」で、写真集の発売を記念した展示のようだった。抑制されたモノクロの大判プリントが静かに、しかし力強くテーマを語っていた。曲がりくねった悪路が空に消えるかのような情景は、それだけで強い物語性を備えてしまう。しかし、作品はそれに依存することなく、風景としての奥ゆかしさに重点を置いたところに、達人としての風格を感じた。

次に鑑賞したのは加藤國子「近江風土記 祈りの風景」で、こちらはタイトルがテーマを主張しすぎているのではないかと思ったが、むしろ非常に控えめで、やはり奥ゆかしさに重点を置いた展示だった。テーマの要となる被写体との距離感、そしてテーマそのものとの概念的な距離感のいずれも絶妙で、丁寧かつ気持ちのよい画面構成とあいまって、いずれも非常に素晴らしい作品となっていた。当初は主張しすぎかと思ったタイトルも、鑑賞すると作品にしっかりと結びついていて、むしろ見るものの想像力を刺激する言葉であることを理解した。

そして、 ハワード・ワイツマン「Kabukicho Nights」を鑑賞。こちらはいささかLost in Translation気味な東京の夜を描いた作品で、外人向けの過剰なあけっぴろげさに、あえて踏み込まないかのような微妙な距離感の持つ奥ゆかしさが、好ましい雰囲気をかもし出していた。

蒼穹舎の坂本政十賜写真展 「東北」は、タイトルに反して無名性の高い郊外風景で、同時に抑制された撮影姿勢と丁寧な画面構成が非常に好ましく、いつまでも観あきない良さがあった。個人的には、極めて高く評価したい展示である。

表参道画廊と、併設されているMUSEE Fでは、それぞれ海野陽子「無音界隈」と宮崎広明「景(ひかり)」を鑑賞した。海野氏の「無音界隈」はタイトルそのままの静かなタウンスケープで、丁寧かつ隙無く構成された作品が、整った世界を構築する展示だった。宮崎氏の「景(ひかり)」は極端なコントラストが力強く、しかし静かに鑑賞者の心情に訴えかけるような作品で、動と静のコントラストもまたテーマの一部をなしているように感じた。

いずれもお勧めの展示なので、ぜひ会場へ足を運んでほしい。

若山忠毅写真展「縁-へり-」

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今年は入梅したことが信じられないほどの空梅雨で、今日も予報に反して晴れたため、予定を変更して清澄白川のTAPギャラリーで若山忠毅写真展「縁-へり-」を鑑賞した。

展示されていたのは抑えた色調の枯れた風景で、構図や画面の構成などはかなり好みだった。ただ、プリントと展示全体の構成にはまだ向上の余地があるように感じられたほか、アクリル反射への配慮がやや不足していた点については、これから克服すべき課題であるように思う。とは言え、いずれも展示の経験を重ねることで解消される問題なので、今後に期待したい。

個人的には好きな展示でした。会期は日曜まで。

瀬戸正人個展「Silent Mode [the doll] 2」と原陽子個展「揺」、小原里美写真展「SWEDEN」、小平雅尋個展「他なるもの」、田村玲子個展「道のり」

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来月から始まる東京写真月間にあわせ、今週から様々なギャラリーで写真展が始まっている。気になる展示がいくつかあったので、表参道から新宿界隈の会場をいくつか周った。

まず、表参道画廊の小平雅尋個展「他なるもの」と、併設のMUSEE Fで開催中の田村玲子個展「道のり」から鑑賞した。小平氏の展示は、高度な技術の賜物であろう豊かなディティールと階調を誇るプリントを土台とした作品が、様々な角度から作家の世界を垣間見せてくれる。しかし、それらの断片が全体としてなにかを形作ったり、ましてや鑑賞者になんらかの正解、望ましい解釈を提示することは無く、それぞれ蛾緩やかにつながりながらあいまいな姿を現したかと思えば、また消え去り、そしてまた別の姿をみせる。確かなプリント技術が無ければ、なにかを感じ取ることは出来ないかもしれない…しかし、プリントには確かな世界があり、それが鑑賞者を惹きつけて止まない。

田村氏の展示はよりいっそう明確に「あいまいさ」をテーマにしており、なにものも明示しない、定まることの無い、焦点の定まらない作品に、解釈を求める鑑賞者は遠き道のりを感じるかもしれない。しかし、作品の世界に身をゆだねる鑑賞者は、あてども無くさまよい、道のりを感じないだろう。田村氏の制作姿勢は非常に一貫しており、常にあいまいさ、分かちがたきもの、空白をテーマにしていたように思う。作家自身が同じ道を、同じところへ向かう、円環した世界がそこにある。

次に、蒼穹舎の小原里美写真展「SWEDEN」を鑑賞したが、タイトルに反して無名性の高い作品が展示されており、良い意味で予想を裏切る内容だった。小原氏は、以前も比較的無名性の高い作品を展示していたが、今回はより気軽かつ撮影している世界、空間に近い目線を感じた。それも、あえてスウェーデンらしさを避けるかのようなあざとさではなく(作品にはスウェーデン名物の「紅い木馬」も写っている)、ある種の「天然」を感じさせる、良い意味での「お惚けっぷり」がある。そして、それは自分にとって非常に好ましく、次回の展示を期待させるにも十分以上だった。

最後にプレイスMの瀬戸正人個展「Silent Mode [the doll] 2」とM2ギャラリーの原陽子個展「」を鑑賞した。原氏の展示はすっきりとした明るさや直感的な見通しのよさと、タイトルにもなっている「ゆらぎ」がひとつのコントラストをなしているかのように感じられ、同時にそれは恐らく錯覚なのだろうとも感じながらも、そのどことない収まりどころの悪さ、かすかな落ち着かなさに、妙な心地よさを覚えた。

対照的に瀬戸氏の展示はあらゆるものが収まるところに収まり、落ち着くところに落ち着いた作品の持つゆるぎなさと、いささか暗く、かつ見通しのはっきりしない世界が強烈な印象をもたらす、極めて居心地の悪い空間を形成していた。被写体が「客を迎えると同時に【客と勝負する】メイク」を施していることからも、その居心地の悪さが作家の狙いであり、その意味では作家の掌中に落ちているのだが、だからといって逆らう気にもなれない。ただ、その居心地の悪さを楽しむばかりだった…

いずれも写真月間の端を飾るにふさわしい内容であり、会場へ足を運んで鑑賞することを強くお勧めします。

阿部真士写真展「observation」

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天気の良い日曜だったので、撮影に集中しようかとも思ったのだが、注目している阿部真士氏が新宿のサードディストリクトギャラリーで個展「observation」を開いていたので、まずはそちらへ足を運んだ。

作品を観るたびに、阿部氏はつくづく「攻めの作家」だと思う。今回の展示作品も、文字通りcandid(飾らない、ポーズを決めない)な被写体の懐に飛び込み、正面からcandid(無遠慮、率直)なまなざしをぶつけ、ぎりぎりとしたつばぜり合いを演じている。もちろん、懐に飛び込まれ、撮影される被写体はしんどいだろう。だが、飛び込む作家もしんどかろうと、時には返り血を浴び、また傷つくことすらあろうと思う。

しかし、阿部氏はそういうスタイルで何年も撮り続け、そして個展を開くたびに、ますますcandidな感覚を研ぎ澄ましているかのように思える。確かに、四つ相撲ばかりが相撲ではないとも言う、相手をいなすこと、かわすことを覚えなければ到達できない世界もあるだろう。しかし、それでも懐に飛び込み、四つに組む街灯撮影を愚直なまでに続ける阿部氏の姿勢からは、彼にしか見ることのできない、みせることのできない世界を感じるのだ。

非常にお勧めの展示です。ぜひ、ギャラリーへ足を運んでください。

瀬戸正人写真展「Silent Mode [the doll]」と大野伸彦写真展「東京のかたち」そして杉本征克写真展「匿名」

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今週はじめまで続いた連休明けの処理も終わり、とりあえずギャラリーに足を運ぶ時間が取れたので、大好きな瀬戸氏の展示「Silent Mode [the doll]」を観に出かけた。

瀬戸氏にとって「Silent Mode」は木村賞を受けた展示タイトルで、それは女性を静かに、そして密かに撮影したモノクロ銀塩のカジュアルなポートレート作品だった。今回の「Silent Mode [the doll]」は、同じポートレートであっても以前の作品とはやや異なり、モデルもはっきりと撮影者を意識した、いささかフォーマルなポートレートとなっている。
サブタイトルにもあるように、モデルはいずれも撮影者を意識しつつも無視するかのような、あえて意識したかのような表情の無い表情をつくっており、高精細な大判プリントとあいまって、文字通り人形のような印象を与える。とは言え、以前の「Silent Mode」に漂っていたようなキャンディッドに迫る感覚、容赦なく切り込んでいく姿勢は共通しており、また無遠慮に迫ってはならない被写体であることとあいまって、やはり延長線上にあるプロジェクトなのだろうと思う。
今月27日からは第2期の展示が始まるので、そちらも楽しみだ。

次にM2ギャラリーの大野伸彦写真展「東京のかたち」を鑑賞したが、こちらも好きな作家の好きなテーマだったので、非常に楽しみだった。
今回の作品は縦長構図に、垂直方向へ伸び行く都市の風景を収めたもので、ひとつのテーマに長く取り組んでいるが故の確かさを感じた。垂直方向へ伸びる風景を縦長構図に収めるのは、自然な発想のようでありながら、実際に制作してみると難しく、単なる思い付きでは満足のいく作品にはならないのだが、それをうまく仕上げたのは流石としか言いようが無い。

最後に、蒼穹舎ギャラリーで杉本征克写真展「匿名」を鑑賞した。粒子を強く感じさせるストリートフォトの分割イメージ作品で、マルチイメージであることをはっきり主張している作品と、さりげない奥ゆかしさの彼方にマルチイメージが後退している作品とが混在している、なかなか凝った展示だった。個人的には、いささかフェティッシュな感覚が花につかなくもないかと思ったが、その暑苦しさ、セクシャルな要素が作品のポイントにもなっているので、その辺は好き好きとしか言いようが無い。

いずれもお勧めの展示です。是非、会場へ足を運んでください。

鬼海弘雄写真展「Tokyo Labyrinth」と村越としや個展「木立を抜けて」

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打ち合わせが思いのほか早く済んだので、六本木のタカ・イシイギャラリーフォトグラフィー/フィルムにて開催中の村越としや個展「木立を抜けて」と、隣接するZen Foto Galleryにて開催中の鬼海弘雄写真展「Tokyo Labyrinth」を鑑賞した。

村越氏の作品は相変わらず奥ゆかしく、品が良く、それでいて展示の構成や設置にはゆるぎない独特の雰囲気、そう「大御所だけが放つ高貴な霧」が立ち込めていた。遠くて近い、わかりやすくてわかりにくい、仏像のごとき微笑の、まなざしのかなたに、俗人には近寄ることすら出来ないような境涯を見据えているかのような、そんな気持ちにすらさせてくれる。まぁ、恐らくそんなことはないのだろうが、そういう錯覚をもたらし、その錯覚を楽しませてくれる作品であり、展示であることが、この上もなく重要なのだろうと思う。

次に鬼海氏の作品だが、こちらはホンマモンの大御所であり、構図からプリントにいたる全てにおける質の高さが、やや近寄りがたい雰囲気すらかもし出している。しかし、近寄りがたいと感じている鑑賞者には、作品の方から歩み寄ってくるのだから、流石に大御所の作品は手ごわい。むしろ、会場の空気に身を任せてこそ、構成的な画面に抑えたトーンの心地よさを堪能できるのだろう。

どちらも非常に気持ちのよい展示であり、空間でした。
是非、会場へ足を運んでください。
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