風景写真をテーマとして湊雅博氏がディレクションする「リフレクション写真展」が今年も開かれたので、仕事の合間に会場の表参道画廊へ足を運んだ。
展示の内容や方向性などについては、湊氏のコメントや深川雅文が寄稿した『「夜警」を超えて』を参照していただくこととして、自分の中で煮詰まりつつあった風景写真という存在に対し、強い刺激をもたらすと同時にひとつの道筋を示す内容であったことは、大きな収穫でもあった。
なかでも寺崎珠真氏の作品からは、来てはそっと覗き込み、そして立ち去るような漂泊者めいたまなざし、どことなくピーピングめいた聖域への侵犯を思わせる背徳性すら漂わせた、強く、しかしとらえどころのない、言語化することで変質してしまうなにかを感じ、深く惹きつけられた。

会期は今週末まで。とてもおすすめの展示です。是非会場へ足を運んでください。