6月29日、雨の予報です。地元のマーケットに行ったら、100%あご(トビウオ)のすり身で作った野焼き蒲鉾が売れていました。6、7月のこの時期だけ店頭に並ぶ季節の味です。昔ながらの美味しい蒲鉾は郷土の自慢ですね。
さて、昨日の松江市議会は、建設環境委員会が開会され、傍聴に出かけました。「松江市歴史的建造物の保全継承及び活用の推進に関する条例の制定について」では、概ね建築基準法(昭和25年法律第201号)の施行の際に現存していた歴史的建造物で、松江市歴史的風致維持向上計画に記載されている重点区域(旧城下町エリア、美保関エリア、宍道エリア)に存するもの、重点地域を除く本市の区域で文化財保護法にいう登録有形文化財が該当します。歴史的建造物を市や市民、所有者等が相互理解と連携の下、自らの責務を果たさなければならないとし、特に保全継承すべき歴史的建造物を市は登録し、所有者は適切に管理する義務を負います。市内では既に保全継承すべき歴史的建造物が多数取り壊されており、遅きに失する感はぬぐえませんが、これ以上取り壊されない歯止めにはなると思います。
また、「松江市歴史的まちづくり基金条例の制定について」も審議されました。この条例案は、国宝松江城天守や史跡松江城内の整備、歴史的建造物の保全継承の事業に要する経費に充てる基金を設置しようとするもの。ふるさと寄付やMINTO機構資金拠出金、天守登閣料の一部を基金に充てるという考えです。天守の保存修理事業を行なうとすると約40億円の巨費が必要で、基金造成は大切なことだと思います。これらの条例案を審議の結果、原案通り可決すべきものと決しました。
そして夜は、東出雲町錦新町の商店街39社で組織する「やま桃通り振興会」の通常総会が、錦新町内の料理店で開催され、お招きいただき出席しました。やま桃通りでの花壇整備や清掃活動を日常的に行い周辺美化に努める活動は、おもてなしの向上と会員の皆さんの交流に大いに役立っているようです。設立後12年が経過し、益々パワーアップしているやま桃通り振興会に地域の力を感じます。
本日の午後は東出雲地域協議会が開催されます。議案は、東出雲地域における「地方税等の不均一課税の終了について」などです。