お疲れ様です。まおにゃんです。
まずはサンムーンシーズン3、お疲れ様でした!
今回、ポケットモンスター サン・ムーンにてシングルレート2000を達成したので、記念に構築を書かせていただきます。


①概要
このシーズンで、大きく自分の中で変化したこと、それは嫁ポケという概念。
好きなポケモンとかは屡々出現しますが、「こいつと頑張りたい!こいつと高みへ行きたい!(某ポケモントレーナー風)」というポケモンは今までいませんでした。
現に、ORASでも頻繁にパーティーを変えていました(自分自身、色々なポケモンを使いたい願望があるからですが)

しかし、サンムーン発売当初、種族値とその姿を見て「絶対使う」と決意したポケモンがいました。
それはフェローチェです。
・71-137-37-137-37-151 という尖がり過ぎていて「ぼくのかんがえたさいきょうのこうそくかみあたっかー」のような種族値(コラッタがBとDの種族値35)
・むし かくとうという世が世なら焼き鳥にしばかれていたタイプ
・見た目
すべてにおいてグレート…なんとかこの子を活かそうと思って組んだパーティーです。

②パーティー構築

メガリザードンX(NN;けあほー)
メガリザードンX

特性:もうか→かたいツメ 持ち物;メガストーン 性格;しんちょう

実数値;183-(236)155(36)-131-131-132(116)-135(116)

技構成; フレアドライブ ドラゴンクロー りゅうのまい はねやすめ

▼調整
与ダメ:
H252ギルガルド フレアドライブで確定1
H252テッカグヤ フレアドライブで確定1

被ダメ:
補正有りC252振りギルガルドのシャドーボール確定3
補正有りC252振り化水ロトムのハイドロポンプ低乱数2
補正なしC252振りのカプ・コケコのマジカルシャイン確定4
無振りスイクンの熱湯確定5

素早さ:
最速キノガッサ抜き

ポリゴン2とギルガルドを死ぬほど意識したしんちょうメガリザードンX。さり気なくDL対策も施してます。
特殊全般を起点にしていけるので、耐給振りのしんちょうメガボーマンダと似た使い方になりますが、役割対象は全く異なります。
ボーマンダとの大きな違いは4倍弱点がないので不意の冷凍ビームやめざ氷で死なないのは大きいですね。ゲッコウガなんかふわっと起点にできる素敵なポケモン。KP2位は伊達じゃない。

今更語るまでもないですが、X・Yと2種類のメガシンカを使い分けることができ、選出段階から相手を翻弄できるのも魅力。耐久に振ったメガシンカポケモンを使うのは得意ではなかったのですが、このメガリザードンはめっちゃ使いやすいのでおすすめです。

炎・ドラゴンという技範囲も優秀で、半減以下に抑えられるのはヒードランや水/フェアリーの複合タイプくらい。
アシレーヌは無理ですが、レヒレなら起点にできるのでむしろカモになる場合すらあり。
環境からガブリアスも減り、非常に動きやすくなった印象です。

フェローチェ(NN:ささきのぞみ)

特性:ビーストブースト 持ち物:カクトウZ 性格:ひかえめ

実数値:146-141-57-205(236)-62(36)-201(236)

技構成:むしのさざめき きあいだま れいとうビーム ちょうのまい

▼調整
与ダメ:
Z気合玉でH252振りメガハッサム確定1
Z気合玉でH169までのメガメタグロス確定1
+1Z気合玉ステロ込みで無振りギャラドス確定1

+1虫のさざめきで無振りカプ・テテフに8~9割
H252ランドロスを冷凍ビームで確定1

被ダメ:
+1でC252メガゲンガーのヘドロ爆弾確定耐え
+1でフィールド込みC252カプ・コケコの10万ボルト確定耐え

素早さ調整:
最速130属抜き

至高にして最高の嫁ポケここに爆誕。物理、特殊の両刀が多い中あえての特殊一本型。読まれることは非常に少なく、この娘から3タテした試合は数え切れません。どうでもいいけど何故フェローチェだけ小さなgif画像しかないのか。

後述するヒードランのステルスロック+フェローチェの技範囲が非常に広く、舞わずして勝つ試合も非常に多かったです。ヒードランとの相性もそこそこよく、ステロ+吠えるをして削れた目の前のポケモンを倒すだけでCが上がっていく犯罪使用。+1状態の気合玉はまもるを貫通してバシャーモに致命傷を与える威力を持ちます。(落ちるとはいってない)
ちょうのまいを1積すると、すいすいキングドラや砂かきドリュウズなんかも抜けるので、天候パにはこの娘一匹で大体勝てます。ニョロトノの雨下ねっとうくらいならギリギリ耐えます。

そして、この娘の最も優れたところは、対オニゴーリに対して圧倒的な力を発揮できること。
・ちょうのまい1積みでS2段階上昇のオニゴーリを抜かすことが可能
・必中の気合玉Zでまもるを貫通し卍業火滅却卍
オニゴーリ対フェローチェ対面はちょうのまい安定です。今シーズンはオニゴーリ入りにほぼ負けませんでした。

技構成に関しては変更の余地あり。見ての通りゴーストタイプに何もできないので、むしのさざめきを切ってめざめるパワー(ゴースト・基地面)を入れると見れる範囲がより広がります。
れいとうビームを切ってしまうとガブリアスやボーマンダにきあいだまを当てるゲームをしなくてはならないので駄目です。

来期もフェローチェを軸にパーティーを組むことは確定事項なので、今後のフェローチェの活躍に是非ご期待下さい!
ああ素敵・・・♡

カバルドン(NN:かんざきさん)


特性:すなおこし 持ち物:ゴツゴツメット 性格:わんぱく

実数値:215(252)-133(4)-187(252)-69-92-67

技構成:じしん ふきとばし あくび なまける

▼調整
与ダメ:
H252ギルガルド(ブレードフォルム)を地震で確定1
無振りガブリアスを地震で確定3
H4振りカプ・コケコを地震で確定1

被ダメ:
A252バシャーモの飛び膝蹴りを確定3
補正ありA252振りのガブリアスの逆鱗を確定3
A252メガガルーラのグロウ+恩返しを確定耐え
補正+フィールド有りC252振りのカプ・テテフのサイコキネシスを確定2
補正有りA252振りのメガメタグロスの冷凍パンチを確定3
補正有りA252振りのランドロスの地震を確定3

スーパーテンプレートゴツメカバルドン。起点作りのしんちょうカバルドンが多い中、ゴツゴツメットで使用しました。
今までのゴツメ枠の何倍も安定感を感じました。物理相手であれば誰に対しても切り返しがきくのではないか、とまで思いました。
ワンウェポンにしましたが困った点はラストのボーマンダ対面で何もできなくなることくらいで、この技構成で困ったことはほぼなかったです。
更に、すなあらし+ゴツゴツメットにより定数ダメージを稼ぐスピードが早い。あくび、ふきとばしによって苦手な相手を強制的に逃がすことができるのも非常に魅力的でした。

とりあえず後述のヒードランでステロ巻いてあくびしてればとりあえず勝てる、といった形の試合が非常に多く、相性もバッチリだったかと。
あくびで前述のメガリザードンX、フェローチェで抜いていくという形が一番きれいに勝てる勝ち方です。

あまりにもテンプレート過ぎて語ることがないので、ここで1つこのカバルドンについてのエピソードをお話します。
この子の親個体は僕の弟子であるしんたるくん(@poke_eshin)が提供してくれました。どうせならステロを教え技で取得し、遺伝技を完璧に取得した完成済みのカバルドン寄越せよ、なんて全く思っていません。僕は遺伝技があれば十分です。ありがとうございました。

ヒードラン(NN:Heatran)



特性:もらいび 持ち物:ふうせん 性格:おくびょう

実数値:193(212)-85-127(4)-151(4)-131(36)-141(252)

技構成:かえんほうしゃ おにび ステルスロック ほえる

▼調整
与ダメ:
H252振りテッカグヤを火炎放射で確定2
補正有りH252D252を火炎放射でナットレイ確定1

被ダメ:
フィールド込みカプ・テテフのサイコキネシスを確定4
珠ゲッコウガの水手裏剣を7発耐え
フィールド込みカプ・コケコのデンキZ10万ボルトを確定耐え

少し懐かしい、しかし目新しさも感じるステロ吠えるヒードラン。リザードンが多いこの環境にとにかく刺さりまくっていると思う一匹です。こいついっつもヒードラン使ってるな
努力値はほぼほぼHSに振り切りましたが、最速である意味はあまり感じなかったので要調整が必要かと(時間がなかった)

最初は他のポケモンで運用しようと思っていたのですが、初手のミミッキュ、テテフが重たく両方に受けの成立するステロ巻きを探していたところ、この子にたどり着きました。ドリュウズでもよかったのですが、
・テッカグヤにスキを見せてしまう点
・炎枠が見れなくなってしまう点
・ほえるを覚える点
から、ヒードランの採用となりました。

「カバルドンがふきとばし覚えてるんだからヒードランに吠えるいらなくね?」と思う方もいるかもしれませんが、この2重の退場技は本当に強かったです。何よりも、バシャバトンに対して非常に安定した勝ちを生み出すことができます。時折バシャバトンなのに膝を持っている事があり、打たれてしまうとバシャ無双を止められなくなってしまいます。

選出する際は絶対に先発で選出していました。本来のヒードランはサイクルを回す際に非常に優秀なポケモンですが、この子は技がひとつしかない上にどくまも型でもないので。
また、リザードンがいるためかステロ展開をされることが多く、初手に対面しやすいランドロスやガブリアスに対しても確実をステロを撒けるふうせんは本当に優秀でした。
ぱっと見、サイクルを回すようなパーティーに見えるのか、ヒードランがステロ要因だと読まれることは非常に少なかったです。

ただ、初手対面したときにちょうはつを打ってくる偉すぎるミミッキュだけは本当に勘弁してください。

カプ・テテフ(NN:バブみサイコ)
Pokémonsprite_786_SoMo
特性:サイコフィールド 持ち物:とつげきチョッキ 性格:ひかえめ

実数値:157(92)-84-95-200(252)-156(164)-115

技構成:サイコキネシス ムーンフォース サイコショック めざめるパワー(炎)

▼調整
与ダメ:※フィールド込みです
H無振りボルトロスをサイコキネシスで高乱数1
H244振りポリゴン2をサイコキネシスで高乱数2
H無振りカプ・テテフをムーンフォースで確定2
H無振りカプ・コケコをサイコショックで低乱数1(ステロ込みで高乱数1)
耐久振りハピナスをサイコショックで確定2

被ダメ:
補正有りC252振りカプ・テテフのムーンフォースを確定3
C252振りメガゲンガーのヘドロ爆弾確定耐え
補正有りC252振りサザンドラの眼鏡悪の波動を確定3

かつて、ORASでメガガルーラが大流行していたときのこと。
「ガルーラに勝てるガルーラこそ最強である」という結論に至り、ABガルーラが流行ったのは記憶に新しい。
その理論を元に考えられたチョッキテテフ。

基本、中~低火力特殊技なら弱点を突かれない限り確定3~4にできるのは圧巻の一言です。全体的に重めなカプ・レヒレ、ウルガモス等に後投げがきくのでサイクルを回すようなときには必ず選出していました。
サイコフィールド下で先制技が打てなくなり、フェローチェのサポートをできるのも強みです。

カプ・テテフは圧倒的な火力と高めの特殊耐久があるため、終盤の抜きエースとしてのスカーフを持たした型が最も一般的です。
僕も最初はスカーフで運用していたのですが、メガギャラドスの起点となってしまった場合終わり一直線のパーティーを使っていたので、スカーフ以外での運用が必要でした。

そこでたどり着いたのがこのテテフ。
相手がスカーフ読みで動いてくれることも多く、持ち物がバレるまでは非常に運用しやすかったです。

サイコキネシスとサイコショックを両採用している理由ですが、コケコ・スイクン・ウルガモス等の特防を上げてくる相手の最高打点に成りえ、なおかつ受けループを崩壊させられる技としても使用ができるためです。アシレーヌ+ナットレイのような軸にも非常に強い。

一番褒め称えたいのは、混乱を引いても麻痺を引いても自覚を持って動いてくれたところです。
自覚は君がナンバーワンだ。

カミツルギ(NN:あけおめマン)


特性:ビーストブースト 持ち物:ハガネZ 性格:ようき

実数値:155(164)-216(116)-151-71-53(12)-171(212)

技構成:リーフブレード せいなるつるぎ スマートホーン つるぎのまい

与ダメ:
補正有りH252B252カバルドンをリーフブレードで確定2
補正有りH252B252スイクンをリーフブレードで確定2
+1でH244振りメガボーマンダをステロ込みハガネZスマートホーンで確定1
+1でH4振りメガボーマンダをハガネZスマートホーンで確定1


被ダメ:
+2状態A252振りミミッキュのZシャドークロー+影打ちを確定耐え
補正有りA252振りのメガボーマンダの捨て身タックル確定耐え


一番最後まで決まらなかった枠。メガギャラドス、ホルード、オノノクスを経てこの子にたどり着きました。

発売当初は尖りすぎた種族値と威力の無さすぎる一致技で「お笑いUB候補筆頭」とまで呼ばれ、あのアクジキングと同じ位置にいたポケモン。
しかし、マンマンレヒレナットのようなサイクルパに強く、受けループも一匹で崩壊させることのできるポテンシャルは目を見張る物がありました。

現在使用されている物理アタッカーでみず、じめんタイプに弱点をつけるポケモンは少なく(あげるならメガガルーラの冷凍パンチ等でしょうか)、もし技があったとしてもサブウェポンに成り得てしまい、技の圧迫を余儀なくされていました。
対してカミツルギはくさ・かくとう・あく・はがねといった少し変わったタイプの物理技を打ち分けることのできる唯一無二の存在です。

フェローチェと同じく、ステロを巻いたあとの全抜き性能はなかなかのもので、苦手な相手さえいなければそのまま3タテできるポテンシャルが有ります。
ただ、交代を読んで舞う勇気が必要なポケモンだとひしひし感じます。

どうでもいいんですが、こいつ絶対タイプ間違ってません?(小声)

③重いポケモン

・炎Zバシャーモ
つるぎのまいされて炎Zで全員死にます。

・フェローチェ
刺さりまくってます。全員死にます。

・特殊ボーマンダ、バシャーモ
基本カバルドンで受けられないのは厳しい。

・ゲンガー+ギルガルド+ミミッキュのようなゴースト3体の構築
有効打がもてません。

④総括
サンムーンでもなんとか2000に到達することができ、自分なりの第一目標は到達できたかな、という気持ちです。
最高レートは2022でしたが、プレミなどを減らしてさえいればもう少し勝てたと思っています。
今まで苦手だったバトン軸やオニゴーリ軸にほぼ勝てることができた、その事実だけでだいぶ満足です。
軸は変えず、重いポケモンを対策し、S4では2100に乗っけたいです…!
それではまたお会いしましょう!

⑤最後に

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