その日の昼ごはん、私が作った焼きそばが気に入らなかったよう。
いつものごとく頭から焼きそばをぶっかけられた後、近くのスーパーでお弁当を買ってくるよう命じられました。
私は一人暮らしの時は自炊してたので、それまでコンビニ弁当やカップラーメンといったものは(ほとんど)食べた事がありませんでした。
だから知らなかったのです。
お弁当の温め方。
お弁当を選ぶのすら命がけです。
買っていったお弁当がまた気に入らなかったらどうしよう…。
あまり油ものが多くないもの…でもボリュームのあるもの…。
はぁ、モラ男の面倒を見るのは本当に疲れる…。
とりあえず真剣に選んだ、タイプの違うお弁当を2つ買って帰りました。
帰ると機嫌も直っているようでひとまず安心。
お弁当を選んでもらう事に。
「こっち。すぐに温めて」
いわれるまま、お弁当を電子レンジでチンしました。
彼の前に出す。しばらく無言で食べる。
「そういえばお前、まさかこの容器のまま温めたんじゃないやろなぁ!?」
え、温めましたけど。
「アホかぁ!このまま温めたら容器が溶けるやろ!!!!!悪い成分が溶け出して食べ物に染み込んでしまうんや!それのせいで男は精子が死んだりして子供ができなくなったりするんやで!お前は今自分で自分の子供を殺した!!!!!」
「え、ごめん知らなかった…コンビニとかで温めますか?とか言ってるじゃん。だからいいのかと思って。」
「知らなかったじゃすまん!こんなの常識や!お前はもし自分の子供が車で引き殺されたらどうするんや!運転手がすいません、赤信号は発進してはいけないということを知らなかったんです…って言ったらそれで許せるんかぁ!」
お茶を投げつける。
醤油さしを上下にブンブン振る、投げつける。
お弁当も投げつける。
グチャグチャにひっくり返ったお弁当の容器の裏には「このまま温められます」の文字が。
表に書いておいてほしかった。
いいお嫁さんになれますよ♪