2010年12月05日
立川談大追悼落語会 セニョール立川談大 信じ切れないよ(2010/11/27)
ハワイの話題が続いていますが、ここでちょっと。
ハワイから帰国して、何が驚いたかというと、
立川流一門の落語家・立川談大(たてかわ・だんだい 本名・桜井達男)さんが4日午後5時59分、くも膜下出血のため死去した。36歳だった。先月27日夜に自宅で倒れて病院に搬送され、8日間一度も意識が戻ることがなかった。通夜および告別式は近親者により済ませ、後日、都内でお別れの会を開く予定。師匠・立川談志は8日、所属事務所を通じてFAXで「ああ、談大無念也。お前は俺の弟子なのだ、バカヤロウ。」と追悼コメントを寄せた。
落語立川流一門・立川談大さんが36歳で死去 くも膜下出血で意識戻らず (オリコン) - Yahoo!ニュース
立川談大の死去。
二つ目36歳、あんまりだ、あんまりに早すぎる。
立川談大追悼落語会 お江戸上野広小路亭 posted by (C)[4k]shike
その早すぎる死を悼む落語会とは、さてどんなものなんだろうか。
■立川こはる 十徳
DSC_2125 posted by (C)2petri2
しばらく見ないうちに、またうまくなっちゃって。
■立川らく次 黄金の大黒
DSC_2129 posted by (C)2petri2
初見。今日のチラシのイラストも担当。口跡滑らかだが人物の描き分けかもう少し。
■泉水亭錦魚 家見舞
DSC_2134 posted by (C)2petri2
談大さんからの最後の連絡を受けた男。
若いもんが二人で兄貴をしくじる話というのは、やはり破門騒動を掛けてるんでしょうか。考えすぎでしょうか。
■柳家小蝠 親子酒
DSC_2139 posted by (C)2petri2
うまいねえ。ほんとうまい。独演会行きたいな。
■三遊亭遊喜 不動坊
DSC_2145 posted by (C)2petri2
談大さんと一緒に稽古を付けてもらった噺だと。まずまず。
仲入り
■座談会
DSC_2159 posted by (C)2petri2
左談次・遊喜・小蝠(高座)
らく次・吉幸・錦魚(立ち) 司会:錦魚
半分は立ってる座談会。
錦魚さんの司会がビックリするほどダメダメで、吉幸さんが仕切る。
飲んだ話、酔った話、カラオケの話、人の悪口を言った話など。客席のキウイさんもちょっと参加。
「最近ほんと良くなっていたのに。以前は無気力な感じだったけどそれがいい感じに丸くなって」と左談次師。
僕は最近しか見ていないけど本当にそう思う。
そのあとに「あれは蝋燭の最後の灯火だったんでしょうか」と、必ず下げるのが落語家たるもの。
■瀧川鯉太 転失気+パチモン歌謡ショー
DSC_2186 posted by (C)2petri2
軽く前座話をこなした後に思い出話でもするのかなと思ったら、いきなりしょうもない「歌謡ショー」マッチや明菜に扮して駄洒落で落とすだけの替え歌。あんまりくだらなすぎて笑った。談大さんを司会役にしてこの芸をやっていたそうだ。
■立川左談次 江戸小咄
DSC_2212 posted by (C)2petri2
鯉太師の芸をくさして(そりゃそうだ)、故人の思い出話を語り、さらっと小咄で降りちゃった。たぶん吉幸さんに時間上げたかったんだじゃないかな。
■立川吉幸 義眼
DSC_2220 posted by (C)2petri2
談大さんととても仲が良かったらしい。
マクラで湿っぽくならないように気を使いながら葬儀の話など。
『義眼』は初めて聴いたけど、郭と幇間持ちの噺はほんとに似合う。
最後、前座除く全員で挨拶。吉幸さんの仕切りで三本締め。
DSC_2228 posted by (C)2petri2
--------------------------------
終演後、2階でキウイさんと談之助師が同人誌『本家 立川流』を売っていた。
もともと独演会の枠にこんなに集まっているので、みんな短めで、しかも故人の掛けていたネタを演ったらしい。
いい会だったけど。
やはり寂しいもんだ。早すぎだよ談大さん。いくらなんでも。
画像 033 posted by (C)2petri2
以下、リンクいろいろ。
DSC_2125 posted by (C)2petri2
しばらく見ないうちに、またうまくなっちゃって。
■立川らく次 黄金の大黒
DSC_2129 posted by (C)2petri2
初見。今日のチラシのイラストも担当。口跡滑らかだが人物の描き分けかもう少し。
■泉水亭錦魚 家見舞
DSC_2134 posted by (C)2petri2
談大さんからの最後の連絡を受けた男。
若いもんが二人で兄貴をしくじる話というのは、やはり破門騒動を掛けてるんでしょうか。考えすぎでしょうか。
■柳家小蝠 親子酒
DSC_2139 posted by (C)2petri2
うまいねえ。ほんとうまい。独演会行きたいな。
■三遊亭遊喜 不動坊
DSC_2145 posted by (C)2petri2
談大さんと一緒に稽古を付けてもらった噺だと。まずまず。
仲入り
■座談会
DSC_2159 posted by (C)2petri2
左談次・遊喜・小蝠(高座)
らく次・吉幸・錦魚(立ち) 司会:錦魚
半分は立ってる座談会。
錦魚さんの司会がビックリするほどダメダメで、吉幸さんが仕切る。
飲んだ話、酔った話、カラオケの話、人の悪口を言った話など。客席のキウイさんもちょっと参加。
「最近ほんと良くなっていたのに。以前は無気力な感じだったけどそれがいい感じに丸くなって」と左談次師。
僕は最近しか見ていないけど本当にそう思う。
そのあとに「あれは蝋燭の最後の灯火だったんでしょうか」と、必ず下げるのが落語家たるもの。
■瀧川鯉太 転失気+パチモン歌謡ショー
DSC_2186 posted by (C)2petri2
軽く前座話をこなした後に思い出話でもするのかなと思ったら、いきなりしょうもない「歌謡ショー」マッチや明菜に扮して駄洒落で落とすだけの替え歌。あんまりくだらなすぎて笑った。談大さんを司会役にしてこの芸をやっていたそうだ。
■立川左談次 江戸小咄
DSC_2212 posted by (C)2petri2
鯉太師の芸をくさして(そりゃそうだ)、故人の思い出話を語り、さらっと小咄で降りちゃった。たぶん吉幸さんに時間上げたかったんだじゃないかな。
包み込むように酒を飲んでいたな、
人との距離感が絶妙だったな、
餃子を旨そうに喰っていたな、
ほんわかする高座が・・・・、
此処の所急激に良くなって来たのにな、
お前は本当にいい奴だったな。
不可思議な打ち上げ。 - 立川 左談次 オフィシャルホームページ
■立川吉幸 義眼
DSC_2220 posted by (C)2petri2
談大さんととても仲が良かったらしい。
マクラで湿っぽくならないように気を使いながら葬儀の話など。
『義眼』は初めて聴いたけど、郭と幇間持ちの噺はほんとに似合う。
最後、前座除く全員で挨拶。吉幸さんの仕切りで三本締め。
DSC_2228 posted by (C)2petri2
--------------------------------
終演後、2階でキウイさんと談之助師が同人誌『本家 立川流』を売っていた。
もともと独演会の枠にこんなに集まっているので、みんな短めで、しかも故人の掛けていたネタを演ったらしい。
いい会だったけど。
やはり寂しいもんだ。早すぎだよ談大さん。いくらなんでも。
画像 033 posted by (C)2petri2
以下、リンクいろいろ。
談大さんはクマさんのぬいぐるみみたいな風貌で、元気な前座たちが集まる会でもはしゃぐタイプではなかったかな。嵐のような前座たちのトークの中では要所要所でボソッと言葉を発し、それがまた面白い、そんな印象だった。もともと体が大きいので、高座に上がって正座していると、更に大きく見えた。前座の頃は、 「正座、大丈夫かなぁ」 と素人としては心配になったり。あの頃の前座の勉強会、持ちネタは少なくてハチャメチャだったけど楽しかったな。
立川談大さん - へそまがりのミザントロピィ
談志送った夜倒れた弟子くも膜下出血死 | 立川キウイの小部屋
●優しかった。とにかく優しかった。 この世界はぶっちゃけ、「弟弟子には、肉体的暴力以外なら何をしてもいい」と言っても過言ではないほどの、過酷極まる前座修業が前提なのだ。 みんなそうやって育ってきた。 なのに彼ときたら、「談大兄さんには怒鳴られたことは一度もありません」と、どの前座さんも口をそろえて言うほどの男だった。
立川談慶の「談論慶発」 弟弟子・立川談大君の死を悼む|介護・福祉のけあサポ
「お前には限りない可能性があった。それはお前が談志の弟子だからだ。おい、お前、死んじゃったことはしょうがねぇよ。成仏しなくもいい。その辺にいろ。なんかあったら電話してこい。相談にのってやる。キウイと一緒に練馬の俺の家に行って映画のビデオの整理をしとけ。色々ありがとう…」
師匠の弔辞の一部 | 立川キウイの小部屋
・今朝、一緒に落語会もやっていた後輩の談大が逝った知らせが入った。
くも膜下出血で突然倒れて集中治療室にいたことは知っていた。
みんなと一緒に破門になったが2年くらいかけて立川流に戻った。
家元に真剣に高田純次さんは、いかに凄いかを語っていたなぁ。
将来の目標は「高田純次さんのようになること」だった男。
立川流へ戻った後は、電話に出ると「あ、もしもし、どうも談志の弟子の談大です。」と、わざわざ枕詞をつけてくる。(笑
今でも月に1回くらいは、その世代の集団から電話がかかってくるのだが、ベロンベロン状況で最初の「兄さーん!兄さーん!」の叫び声以外、意味不明なので着信があっても一切無視していたが、こないだ何か話しておけば、よかったかな。まぁ、しゃーない。
人間は、ある日突然死ぬことがある。
俺の年齢になれば、それを何度か経験し理解はしていたが…。合掌。
獅篭Blog:4日&5日 - (雷門獅篭)
最後に会ったのは昨年の秋。やっぱり朝まで飲んだっけ。
初めて会った時は大柄でムスッとしている無愛想な奴だという印象だったが、笑うと何とも言えない愛嬌があった。
今でも目をつむると「へっへ〜」という談大の笑顔が見え、笑い声が聞こえて来る。
立川談大|必殺必中落語家稼業 (柳家小蝠)
12月告知のつづき。25日、上野広小路亭で故・談大の会。1席。私の「とにかく毎月独演会をやりな!」って言葉を真に受けたんだそうな。偉い!毎月開催するために小屋を押さえてたと。独演会はぜんぶひとりで演るもんだ。なのにゲストしかいねえじゃねえか、バカヤロー!
立川談大追悼落語会 2010年12月25日(土) 『グラシアス立川談大〜お前はオシャレなタレントだった〜』
出演:立川談四楼、立川談笑、立川キウイ、立川らく里、ほか
※出演予定だった瀧川鯉太さんは欠場となりました。申し訳ありません。
開演:18時30分(開場:18時00分)
会場:御徒町・上野広小路亭
料金:2000円(予約・前売:1800円)
予約・問合: 電話 090−5995−1289(倉庫の二階) メール souko-no-nikai@docomo.ne.jp
主催:だんだいの会
協力:倉庫の二階
トラックバックURL
トラックバック一覧
1. 猛暑の中でも涼しげなこはる空間 立川こはる勉強会2012/08/05 #rakugo #落語 [ 裏[4k](ura_shike)落語・酒・デジタル など ] 2012年08月07日 23:49
「どうして圓朝はもう一ヶ月でいいから長生きしてくれなかったのか」(川柳つくし)
というわけで圓朝祭りには、暑すぎた。
まっすぐ新高円寺「ギャラリー工」へ。立川こはる『寄合 ...