生徒会の一存 碧陽学園生徒会議事録6-1生徒会の一存 碧陽学園生徒会議事録6-2

不可能を可能に。なにごとも最後まであきらめない精神。


深夏と真冬が転校してしまうかも知れないという話。
結局は、ちょっとした勘違い程度で、今の生徒会に落ち着くんだろうなぁ、
と考えていたら、意外としんみりムードのまま、終わっちゃったよ。

いつもの生徒会終了のポーズがないことが、こんなに寂しいなんて。
最初は、これはちょっと毎回入れるのはだんだんしらけてこないか、
なんて、思いを吹き飛ばすような、日常の変化。

こんな変化一つだけでも、何か心に隙間があいてしまったかのような錯覚。
ハーレムエンドとか、杉崎が言っているのが、なつかしくなってくるような演出。
それに萌えと燃えの深夏の妄想も少しは叶えてやりたくなってくる。

本当、この作品の主役的存在は深夏だよなぁ。
ゲーマーズ主催の人気投票では真冬と僅差ではあるもトップで終えたしね。
深夏のような熱い思いが語られることを視聴者はまだ望んでいるんだよ。

それに深夏を落とせば、真冬はついてくるようなものだから、
ハーレムエンドを目指す杉崎としては、生徒会メンバーの1/2を落とせるので、
深夏は大きい存在。それだけに、杉崎になびくことはないけどね。

生徒会の一存 碧陽学園生徒会議事録6-3生徒会の一存 碧陽学園生徒会議事録6-4
そして、真冬も好きな存在。
深夏の暑い夏と違って、寒くて冷静な冬の真冬。


そんな気持ちをうまく表現していたのが、「忘れるまで忘れません」
実にいい響きだ。一瞬だまされた感があるよね。
いや、だまされているわw。実際にシリアスな場面で使ったら嫌われそうなセリフだ。

でも、やっぱり深夏の寂しい顔は見たくないなぁ。
それに、エコーオブ兄さんを否定する深夏も見たくなかった。
いつもの明るくて、熱すぎるぐらいの深夏が良かった。

だからこそ、ギャグの戦隊モノのオチとかが笑えるんだけどね。
モノカゲからこっそりのぞくレベルの怪人とか、普通にイヤだわぁ。
そんな姿に満足げなヒーローとか、ヒーローじゃねぇよw。

そして、深夏の
「もっともっと上を。不可能を目指せ!」
がインパクトあったなぁ。

人間誰しもが、不可能には挑戦したくない、と思う。
不可能というのは字義通りに、不可能なので、それを達成したら、可能になる。

だから、不可能を目指すと、その不可能を可能にして、目標を達成したとしても、
その先の不可能が続いていくわけで、どこまでも上を目指し続けることができる。
達成感というものがないのかもしれない。

だからこそ、過酷で、忍耐が必要なんだと思う。
意外と地道に上だけを目指し続ける、そんな熱い深夏にぴったりの言葉。

あぁ、いい役どころをもらったものだなぁ、深夏は。