2018年08月16日

アメリカ海軍の対中強硬政策に対し、中国海軍はどんな策を実施したか(2)!!??

アメリカ海軍高官と中国海軍高官との話し合いは、2017年6月16日のアメリカ海軍太平洋艦隊司令官のスイフト大将と中国海軍司令員(司令官)の沈金龍中将との北京での話し合い以降、どうも訪中するかまたは訪米するかというトップクラスの会談は無いようである。沈司令員は2017年1月に前任の呉司令員を引き継ぎ、新司令員となった。

いや、ビデオテレ会談として、海軍軍人トップの海軍作戦部長のジョン・リチャードソン大将と海軍司令員の沈金龍中将と2回話し合っている。

しかし、かつてアメリカ海軍は最新式通信手段を持ちながら、Face to faceが何よりも重要としていたのとは「かなり違った手法」である。2017年7月に1回目が実施され、2018年6月14日に2回目が行われた。



北京での話し合いの前は、2016年7月16日に、リチャードソン海軍作戦部長と呉勝利海軍司令員が北京で話し合っている。ここでも呉司令員は「南中国海は中国の核心的利益であり、中華民族の根本的利益である」と語り、「我々はいかなる軍事的挑発も怖れない。中国の軍隊は、国家の主権と安全と発展を守る堅強な力であり、中国はいかなる権利侵害と挑発に対しても対応するだけの十分な準備ができている」と強調している。そして、この中国の言い分はずっと継続されており、中国には一分の変化も無いのである。


2015年10月22日には呉勝利海軍司令員はアメリカ海軍艦艇長代表団と北京で会合し、「中国とアメリカとの関係は史上最高に良い時期に来ている。海上意外相遇規則も共同努力で進んでいる」と話したとはエライ違いである。「両者の連合演習連合訓練は絶えないで深化している」という言葉がウソのようである。

この話の5日後、10月27日にDDG「ラッセン」が航行の自由任務を遂行したのであった。


客観的に見ると、アメリカはこの任務実施前に中国に通報していない。であるから中国側にとっては「寝耳に水」であったろう。そしてアメリカに対する信頼は一挙に消え去ったのであろう。

しかし、一方では、中国の南中国海に対する進出はアメリカにとっても信頼の喪失であったろう。そして、呉司令員が語る2016年7月の中国政府方針では、話し合いの余地は無いのである。

結局、この中国アメリカとの喧噪は、米中貿易戦争にまで発展している。ヘリ空母「加賀(かが)」が8月末に出港する。まだ解決への進展は見えていない。
 

ma2221 at 17:46|この記事のURLComments(0)

アメリカ海軍の対中強硬政策に対し、中国海軍はどんな策を実施したか(1)!!??

アメリカ海軍(政府、軍)の対中政策は、どの時点でリムパック2018演習招待せずに変化したのであろうか。

これに関し、戦前の日米関係もこのような雰囲気であったかと微妙に似ていることを想起せざるを得ない。

日本にも多くの親米派はいたし、アメリカにも親日派はいた。しかし、多くの日本の施策、アメリカの施策が交叉して、戦争となっていったのだろう。いや開戦のかなり近い時期まで、北に向かうか南に向かうかが論議されたとなると、決定とはいったいいかにして決まるのかと言わざるを得ない。

そう言えば、愚昧なる弟子である小生は、恩師橋川文三が東京帝国大学の学生であった時に、衆議院の仕事を手伝った時があったと聞いている。そこで論議されたことは、日本最高の決定機関とはとても言えない状況であったとゼミかゼミ終了後の飲み会で言われたことがあった。

いや戦前のような極限状況でなくとも、現在でさえ、多くの論議を踏まえ、しかし時にはトップダウンで決定されていくのかも知れない。

さて、アメリカ海軍の対中政策であるが、中国に対するリムパック演習参加招待中止は、アメリカ海軍の絶交宣言とも言える。

そこに到った動きは、2015年の航行の自由任務の開始、2016年の空母「ジョンC・ステニス」の南中国海における動き、2017年の空母「カール・ヴィンソン」の朝鮮半島および南中国海における動き、2018年の空母「カール・ヴィンソン」の朝鮮半島周辺における動きを通じて、リムパック演習参加招待中止と決定されていったのであろう。トランプ大統領の意向もあろうが。少なくとも、これまでのアメリカ海軍の動き、それに対する中国サイドの反応を経て、トランプ大統領の意向とアメリカ海軍の考えがマッチしていったのであろう。

中国海軍の動きは一定して、アメリカ軍は南中国海ではよそ者論理であり、関係無い者が介入すべきで無いであった。この論理は当初から一貫していた。アメリカ海軍は、この中国サイドの論理に、「アメリカは70年以上南中国海を航海し、関与してきた」と2017年頃からであろうか、主張するようになった。

中国とアメリカとの軍高官同士の会見は、2017年6月16日にアメリカ海軍大平洋艦隊司令官のスイフト大将と中国海軍司令員(司令長官)の沈金竜中将の間で行われた。沈金竜中将はこれまで南海艦隊司令官であったが、呉勝利司令員の後任として2017年1月20日に就任した。呉司令官は10年間就任していた。

しかし、人民日報2017年6月19日によると、会見内容は「施設建設続行を表明」「対中接近偵察の停止を促す」と何時もの意見であった。対してスイフト司令官は「リムパック2018に中国側艦艇を招待し、各分野の実務協力を深化させよう」と表明していた。

しかし、その後は政治家同士の話し合いはあったが、海軍高官同士の話し合いは、小生の資料では無いようである。いや、その種の情報に注目しなくなってしまったからか。


 

ma2221 at 14:39|この記事のURLComments(0)

ロシア海軍巡洋艦「ウスチノフ」編隊はアルジェに寄港した!!

日本語ブログ「ロシア海軍情報管理局」より。


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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年8月15日16時27分配信
【北方艦隊のロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」と大型対潜艦「セヴェロモルスク」はアルジェへの業務寄港を行なった】

本日、遠距離航海任務を遂行している北方艦隊のロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」と大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、アルジェへの業務寄港を行なった。

ロシア艦の業務寄港プログラムにおいて、前日夜にアルジェリア人民民主共和国の首都へ到着した北方艦隊司令官ニコライ・エフメノフ大将と、アルジェのロシア連邦大使館代表団が参加する一連の表敬行事が提示される。

北方艦隊司令官ニコライ・エフメノフ大将とアルジェリア海軍司令官モハメド・ハウリ少将、北方艦隊戦闘艦支隊司令部とアルジェリア海軍中央海軍管区司令部の会合が計画されている。

アルジェリアへの滞在時、ロシア船員はアルジェリア人民民主共和国の首都アルジェ市の名所を見物し、ティパザ市の露天考古学博物館を訪れる。

北方艦隊将兵とアルジェリア軍事船員は、サッカーの合同スポーツ競技会を開催する。

北方艦隊艦船支隊のアルジェへの業務寄港は日曜日まで続く。

7月5日に北方艦隊主要基地セヴェロモルスク市から出て以来、北方艦隊の戦闘艦は6300海里以上を走破した。
彼らはクロンシュタット市の主要海軍パレードで北方艦隊を代表し、バルト艦隊及び黒海艦隊の艦と共にバルト海の艦隊間演習へ参加した。

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情報概要は以上。こういう地味な交流が必要なのだろうなと思う。アメリカ海軍第7艦隊横須賀駐留前方展開部隊も2013年頃は、こんな動きをしており、小生が「海軍軍人になると外国へ無料で旅行ができる」と愚痴を言ったものであったが、2016年頃から激務となり、「そんなに寄港もせず、中期整備もせず働いていては危険だよ」と言っていたら、ホントに2017年は大変な年となってしまった。

時代状況次第であろうが、多くの若者が乗る艦船は、アルジェ見学をしている程度が良いのかも知れない。 



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2018年08月15日

東南アジア各国とのCARAT演習、2018異変

アメリカ海軍と東南アジア各国との2国間演習は、毎年6月頃から11月にかけて行われている。現在、スリランカを含む10カ国と行われている。

一番古くから実施されている国とは今年2018年で24回目となる。その古い国はタイ、マレーシア、インドネシア、シンガポール、フィリピン、ブルネイの6カ国であった。これらの国では、タイ、シンガポール、フィリピン、マレーシアの順で5月頃から始まっていた。インドネシアが次ぎに開始され、8月頃にとりあえず第1期CARATが終了する。ブルネイは10月頃に開始される。

その後、カンボジア、バングラデシュ、東チモール、スリランカが新規の2カ国演習参加国となり、これらの国はアメリカ海軍のことであるから、相手国の都合を聞いた上でその開催月日を決めていったのであろうが、上記スケジュールから9月以降が中心になったのは当然のことであろう。

つまり、カンボジアが11月頃にCARAT実施(2010年開始)、バングラデシュが10月頃(2011年開始)、 東チモール7月(2012年開始)、スリランカ10月頃(2017年開始)であった。

しかし、今年はタイが6月13日開始、既に終了であり、マレーシアが8月10日開始、インドネシアが8月10日開始であり、変則となっているのが了解されよう。

ここ数年、このCARAT演習の主役はDDGではなく、シンガポール駐留のLCSであった。だがLCSは今年は前線展開、海外任務はしないと決定された。であるから、その参加艦はさまざまな艦船が参加することとなった。

そして演習内容も、変わってきているのである。つまり、アメリカ海軍の高速輸送艦「ミリノケット」はマニラに6月11日に寄港した。これは駐在のシンガポールを5月19日に「東南アジアTSCパトロール」で出港し、このTSCパトロールを開始したのであった。この最終任務がマニラとのことであった。




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DDG「マスティン」は台風避難で釜山を訪問

アメリカ海軍HP2018年8月13日より。

DDG「マスティン」は8月12日に釜山に寄港した。これは暴風雨(Storm)を避けるためである。その後、通常の任務に復帰する予定である。


マスティン釜山を訪問2018.8 

Photo/US Navy

釜山に寄港した「マスティン」 

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ロシア海軍22350級フリゲートの3番艦、4番艦のエンジンは用意される!!

ソ連が1991年に崩壊した時、ウクライナがロシアから独立すると考えた人は少なかったであろう。

何しろソ連の、いやロシア帝国の時代からでさえ、最重要な海軍基地、セヴァストポリがあるクリミア半島はウクライナにあったからである。1783年以来の海軍基地であった。(補遺・正式な共和国名などはここでは省く)

日本語ブログ「ロシア海軍情報管理局」より。

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2018年8月10日8時0分配信
【情報筋:「アドミラル・ゴルシコフ」型フリゲートの為のタービンエンジンは全て用意される】

プロジェクト22350フリゲートの最後の2隻、「アドミラル・ゴロフコ」と「アドミラル・イサコフ」の為のガスタービンエンジンは用意される。
『Mil.Press FlotProm』は、業界の高位の情報提供者より伝えられた。
彼によると、これらのガスタービンエンジンは完全に国内製であり、ルイビンスクの『サトゥルン』で製造されている。

艦の動力装置の減速装置一式は、サンクトペテルブルクの『ズヴェズダー』で製造される。
同社の情報提供者は、集合体の更なる用意は無いが、現在の『ズヴェズダー』幹部はルイビンスクの『サトゥルン』との製造交渉を行なっていると記者へ通知した。

7月28日のプロジェクト22350フリゲートのトップ「アドミラル・ゴルシコフ」の海軍への引き渡し式典の際、『統合造船業営団』のトップ、アレクセイ・ラフマノフは、最後の2隻のフリゲートの為のガスタービンエンジンは国内で生産されると『Mil.Press FlotProm』記者へ語った。
彼は更に、これらの艦は期限内に建造される事を確信していると表明した。

[『Mil.Press FlotProm』参考資料]
ウクライナとの軍事技術協力が中断されるまでに、『北方造船所』は、プロジェクト22350のトップ艦と最初の生産艦の為の動力装置一式を完全に受け取る事ができた。
次のフリゲートシリーズ〜「アドミラル・ゴロフコ」(工場番号923)の為の設備は、完全には受け取れなかった。

『統合エンジン製造営団サトゥルン』は、2014年から国産の艦載ガスタービンエンジンを開発している。
2017年4月、同社は出力20.2メガワットのM90FR装置のモデルを提示した。
タービンのエネルギー効率は、ウクライナで製造された同類の32パーセントに対し、36パーセントになると表明された。
最初の2組の集合体の受領を『北方造船所』は2018年末までに計画している。

ソ連/ロシアの艦船用ガスタービンエンジンの製造には、ロシアの「サトゥルン」、「アヴローラ」、「トゥルボコン」、ウクライナの「ゾーリャ機械設計」が関わっており、エンジンの最終組立は「ゾーリャ機械設計」で行なわれていました。

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しかし、2014年2月末からのウクライナ危機、3月のロシア連邦によるクリミア半島編入により、ウクライナとロシアの関係も悪化しました。

2014年3月末まで「ゾーリャ機械設計」社はロシアへのガスタービン機関供給を継続していましたが、その後、供給は途絶えました。

ウクライナとロシアのガスタービンエンジン生産に関する「分業体制」が瓦解した為、ロシア海軍のガスタービン装備艦の建造は停滞しました。

プロジェクト22350フリゲートは1番艦と2番艦、プロジェクト11356Rフリゲートは1番艦〜3番艦のガスタービンは供給されましたが、ウクライナは、それ以降のエンジンの引き渡しを拒否しました。


この為、ガスタービンの生産を全面的にロシア国内へと切り替える事になり、ルイビンスクの『サトゥルン』社にガスタービンエンジンの最終組立施設を作る事になりました。

2018年1月初頭、『サトゥルン』社でガスタービンエンジンの生産が始まりました。

これにより、プロジェクト22350フリゲートの3番艦以降のガスタービンエンジンも、ようやく供給の目途が立つ事になり、2018年末までにエンジンが引き渡される予定です。

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ロシア海軍の為の新世代フリゲート、プロジェクト22350は、現在までにサンクトペテルブルクの『北方造船所』で4隻が起工され、1番艦は2018年7月28日に就役しました。

1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(417)は2006年2月1日に起工、2010年10月28日に進水し、2018年7月28日にロシア海軍へ引き渡されました。

2番艦「アドミラル・フロータ・カサトノフ」(431)は2009年11月26日に起工、2014年12月12日に進水しました。
2018年末に航行試験が始まります。
ロシア海軍への引き渡しは2019年に予定されています。

3番艦「アドミラル・ゴロフコ」は2012年2月1日に起工されました。
ロシア海軍への引き渡しは2020年に予定されています。

4番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・イサコフ」は2013年11月14日に起工されました。
ロシア海軍への引き渡しは2020年以降になります。 

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つまり、11356R級の「アドミラル・グリゴロヴィッチ」「アドミラル・エッセン」「アドミラル・マカロフ」は既に就役済みであり、「グリゴロヴィッチ」「エッセン」は東地中海で実任務についている。

22350級の「アドミラル・ゴルシコフ」と「アドミラル・カサトノフ」は1番艦は2018年7月28日に就役。2番艦は2019年に就役予定、そして3番艦、4番艦の就役のメドが立ったということである。
 

 

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2018年08月14日

オーストラリア海軍主催カカドゥ2018演習参加艦は病院船「和平方舟」か!!??

多国間演習のカカドゥ2018は8月30日に開始される。しかし、中国国防部はいまだその参加艦が出港したとは報道していない。

日本は呉が母港のDD「さざなみ」が8月16日に出港すると発表している。

中国の病院船「和平方舟」は6月28日に東海艦隊基地舟山を出港し、14日航海を経て、パプアニューギニアに寄港している。

まあ、病院船より中国海軍FFGやDDGの方が巡航速度は早いであろうが、最高速度または戦闘時速度と違い、巡航速度はそれほど大きな違いはないであろう。何しろ「和平方舟」はリムパック2014などに参加しているが、中国海軍編隊より早く出港はしておらず、編隊を組んでハワイに向かっていたからである。 

気になるのは小生が日本経済新聞情報として、8月7日に掲載した点である。つまり、「中国は実弾訓練には参加しないなど参加は限定的だ」としている点である。つまり、日経情報では、中国はフリゲートを派遣する見通しとしながら、「航行訓練や補給訓練には参加するだろうが、ミサイル発射や実弾訓練には加わる予定はない」としている。

この限定参加という点では、立派な戦闘艦である中国のFFGに対しては大変失礼とも言える。それを承知して、中国海軍はFFGを派遣するのであろうか。

「和平方舟」の舟山からパプアニューギニアへの航海と、「さざなみ」の呉からオーストラリア北部のダーウインまでの距離は綿密にはかなり違うであろうが、それほど極端には違っているとは思えず、おおよそでは1日から2日前後の違いであろう。 であるから、中国海軍は16日頃に出港しないといけない。

この点、現在南太平洋のトンガにいる病院船「和平方舟」なら、この限定的参加は中国海軍にとっても納得のいくところであろう。

この「和平方舟」はパプアニューギニア、バヌアツ、フィジーで医療支援を行った後、8月13日にトンガを訪問している。

中国国防部発表2018年6月29日の「和平方舟」出港時の記事では、フィジー訪問の後は長躯、南アメリカ大陸へ渡り、コロンビア、ベネズエラ、グレナダ、ドミニカ、アンテチィア・バーブーダ、エクアドルなど、全部で10カ国を巡航するとある。

さてどうなるか。 

ma2221 at 15:01|この記事のURLComments(0)

ロシア海軍の動きが活発化、北方艦隊、バルト艦隊話題3つ

いずれも日本語ブログ「ロシア海軍情報管理局」より。

ロシア海軍は活発な艦隊行動を実施している。この3艦隊の他に、シリア沖で展開している地中海常設艦隊があるから、4編隊が動いていることとなる。


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◎「マルシャル・ウスチーノフ」と「セヴェロモルスク」編隊は地中海に入った

1)
『タス通信』より
2018年8月11日11時56分配信
【北方艦隊の艦は地中海へ入った】
ムルマンスク、8月11日/タス通信

北方艦隊戦闘艦支隊は地中海へ入った。
土曜日に北方艦隊広報サービスは発表した。

通知によると、遠距離航海を実施しているロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」と大型対潜艦「セヴェロモルスク」から成る支隊は、ジブラルタル海峡の最も狭い箇所を通過し、土曜日に地中海へ到達した。

広報サービスは、海峡の最も狭い箇所は14kmであり、北方艦隊の艦は暗い時間に船舶航行が激しい条件で通過した事を指摘した。

移動時に艦の乗組員は計画戦闘訓練を続けている。
大西洋で大型対潜艦「セヴェロモルスク」乗組員は、ヘリコプターKa-27を使用する対潜任務へ取り組み、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」は、兵装及び機器装置の使用準備態勢を点検する対潜防衛に関する訓練を実施した。

戦闘艦は2018年7月5日に北方艦隊主要基地セヴェロモルスクから出航し、これまでに6000海里以上を走破した。

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◎「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」艦隊はカラ海に入った

2)

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年8月13日10時54分配信
【北方艦隊の艦・支援船支隊は北極航海任務遂行の枠組みでカラ海へ入った】

本日、北方艦隊の艦・支援船支隊はノヴァヤゼムリャ群島とバイガチ島の間のカルスキエボロタ海峡を通過し、カラ海で北極航海任務の遂行を続けている。

支隊は、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」、大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」、「コンドポガ」、海洋掃海艦「ウラジーミル・グマネンコ」、砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」、給油船「セルゲイ・オシポフ」、救助曳船「パミール」、サルベージ船KIL-143で構成される。

バレンツ海で北方艦隊の戦闘艦と支援船は、ロシア連邦の経済活動施設に様々な危機的状況が発生した場合の安全を保障する為の演習を実施し、更には北極海域西方でロシア連邦保安庁の境界線上警備艦との連携へ取り組んだ。

この活動への取り組みの間、北極航海旗艦〜大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」の艦上からは、艦載ヘリコプターKa-27のフライトが積極的に行われた。

カラ海では、結氷状況のモニタリングへ主な注意が払われる。
北方艦隊支隊は更に、北海航路上へ向かう一連の救助演習の実施を計画している。

北方艦隊の艦・支援船支隊による今度の北極圏航海は8月8日に始まった。
航海は、北方艦隊のコラ多種戦力小艦隊司令官オレグ・ゴルべフ中将の将旗の下で実行される。 

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◎バルト艦隊警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」はアデン湾で演習を行った!!

3)

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2018年8月11日13時39分配信
【警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」はアデン湾海域で演習任務へ取り組んだ】

警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」はアデン湾海域で演習任務へ取り組んだ。

航海計画に沿って警備艦は組織的な持久闘争(ダメージコントロール)の艦内演習を実施し、対テロ部隊要員は甲板及び艦内室での臨検グループ行動へ取り組んだ。

この他にロシア船員は、対空、対潜、対水中工作防衛の演習及び訓練を実施した。

警備艦の器具及び兵装は通常モードで機能している。
船員は、必要な艦の全てのシステムの計画予防メンテナンス及び及び他の予備検査作業を行なっている。
乗員は健常であり、与えられた任務を遂行する準備を整えている。

警備艦は、4月15日にバルト艦隊主要基地から出航し、地中海へ進路を取った。
艦の遠距離航海は、ロシア海軍の戦闘訓練計画に沿って実施される。
航海の主な任務は、アンドレイ旗のデモンストレーション、地中海のロシア海軍常設艦船連合部隊の一員としての任務遂行、更には、アフリカの角海域における民間船舶航行の安全の保障に在る。

 


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大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」とコルベット「ソヴェルシェーンヌイ」は日本海で対潜演習を実施した!!

日本語ブログ「ロシア海軍情報管理局」より。

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年8月12日5時20分配信
【太平洋艦隊の捜索打撃艦グループは日本海で仮想敵潜水艦への攻撃を行なった】

大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」とコルベット「ソヴェルシェーンヌイ」で構成される太平洋艦隊の捜索打撃艦グループは、日本海エリアで対潜演習を実施した。
艦は、仮想敵部隊を表す艦隊の沿海地方多種戦力小艦隊のディーゼル潜水艦の1隻に支援され、潜水艦の捜索へ取り組んだ。
この演習エピソードには、「アドミラル・パンテレーエフ」艦上の艦載ヘリコプターKa-27PLが関わった。

潜水艦の探知後、指定座標へ2発の演習用魚雷の射撃が実施された。

更に艦は、航行中の艦の持久闘争(ダメージコントロール)、遭難艦への援助と海上救助の一連の合同訓練を実施した。

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情報は以上。ロシア海軍大平洋艦隊にとっては、実に久方ぶりの最新鋭艦である。今年は中国本土でロシア中国連合演習が実施される。その演習に、この最新鋭艦「ソヴェルシェーンヌイ」が参加する可能性もある。すると対馬海峡を通過するので、その艦影が楽しみである。




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一幅の絵画、DDG「チャンフーン」、巡洋艦を思わせる艦容

巡洋艦の定義はいろいろあると思うが、それなりの大砲を持ち、航海能力、居住能力が高く、通信機能に優れ、旗艦機能を持つ艦船と言えようか。イギリス海軍が戦前、多くの巡洋艦を持ち、世界各国を航海していた時代を思い出すのは小生だけではあるまい。イギリス海軍の巡洋艦3隻がアルゼンチンのラプラタ川沖で、ドイツ海軍のポケット戦艦「アドミラル・グラーフ・シュッペ」と戦火を交えたのはその代表例であろう。

それに比べ日本海軍の巡洋艦の砲火力はイギリス巡洋艦に比べると強力であるが、これは艦隊同士の海戦を強く意識していたからであろう。まあ常識的見解で、少しも面白くないが。

さて、下の写真はアメリカ海軍DDG93「チャンフーン」である。

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Photo/US Navy

現在、空母「ジョンC・ステニス」艦隊で動いている。満載排水量9,155トン、全長155.3m、全幅20.3mである。戦前の巡洋艦との対比は間違っていようが、戦前の巡洋艦は、このDDGと比べると全長が長くなっている。当然、戦闘速度を上げるためである。しかし、「チャンフーン」、この角度でみる艦容はやはり大きさを感じる。第1煙突と第2煙突の間に乗員数名が視認できるが、人の大きさを艦船と比べるととても小さい。


あたご比較用














写真/海上自衛隊

DDG178「足柄(あしがら)」である。満載排水量10,000トン、全長165m、全幅21m。向こうを行くのは「金剛(こんごう)」級、満載排水量9,500トン、全長161m、全幅21m。

後方を行く「あさぎり」級も、満載排水量4,900トンであるから、戦前の概念で行くと、大型駆逐艦というより、軽巡とした方が適切かも知れないが、やはりその外観はDDの呼称がマッチしているであろう。

しかし、「足柄」はやはり大きい。




 

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「さざなみ」、オーストラリア海軍主催のカカドゥ演習2018で本日出港

2017年にヘリ空母「出雲(いずも)」と共に、アメリカ空母部隊や多国間演習で大活躍を行ったDD「さざなみ」が2018年8月16日に呉を出港する。

この出港は、8月30日開始のオーストラリア海軍主催の隔年開催多国間演習カカドゥ21018に参加するためである。

これまで、2012年にはDDG「しまかぜ」、2014年にはDDG「はたかぜ」、2016年にはDDG「ふゆづき」が参加していた。この演習では2012年には14隻の水上艦が、2014年には15カ国が参加し、8隻の水上艦が。2016年には19カ国が参加し18隻の水上艦が参加した。今回は27カ国が参加の予定。

特に注目されるのは、中国艦船が初の参加である。現在のところ、中国海軍のどの艦が参加するかは、中国国防部は発表していない。

メディアによっては、高度なレベルの演習には参加させないとあるが、そういうことが可能なのであろうか。やや疑問である。



 

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2018年08月13日

カナダ海軍のアジア任務(インド・アジア任務)と中国への訪問、アジア任務は2016年から開始!!

カナダ海軍の軸は2001年以降、ずっと中東であり、NATOであり、時には地中海、黒海であった。日本または東南アジアに来航するのは、太平洋艦隊5隻のFFHがその往路または帰投中の航海時であった。

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カナダ政権は東アジアの緊張激化に対処し、リムパック2016演習にFFH「バンクーバー」と同「カルガリー」を参加させた後、「バンクーバー」に「第1次アジア任務Westploy」を命じた。

「バンクーバー」は、ハワイでポストリムパック共同演習として、5カ国演習を実施した。つまり、アメリカ、カナダ、オーストラリア、日本、韓国である。その後、カカドゥ2016演習に参加するべく、グアムからオーストラリアに向かった。この際は、カカドゥ演習に参加する日本の「ふゆづき」、オーストラリアの補給艦と巡航訓練を行っている。

カカドゥ演習に9月12日〜24日に参加した後、シンガポール、ベトナムを訪問、さらに南下し、再度オーストラリアのブリスベンを訪問し、その後、ニュージーランドに訪問した。観艦式に参加するべく訪問したのであるが、ニュージーランド大地震に遭遇、その支援活動に参加した。12月14日に帰港した。

同時に、大西洋艦隊のFFHもNATOなどに派遣されており、これまで、大平洋・大西洋艦隊は上記に記したごとく主として中東に派遣されていたが、この2016年より、大西洋艦隊とは別個に動くことがはっきりしたものと言えよう。

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2017年は、インド・アジア・パシフィック任務となった。任務名は「ポセイドンカットラス2017」。艦はFFH「ウイニペグ」とFFG「オタワ」であった。2017年3月6日に出港した。

さて主題の中国訪問であるが、「オタワ」が6月28日に上海を訪問した。「オタワ」が中国・上海を訪問するのは3回目であり、カナダ艦船の上海訪問は8回目であった。(カナダ海軍の上海訪問8回目)


カナダ艦船が直近で中国を訪問したのは2014年8月27日であり、その艦船はNATO任務帰りのFFH「レジャイナ」であった。カナダ艦船の訪問は8年ぶりとのことで、「レジャイナ」も8年ぶりで3回目の訪問とのこと。(カナダ海軍の中国訪問6回目)

8年ぶりとは前回も「レジャイナ」で2006年8月に訪問、カナダ艦船の上海訪問は5回目。(カナダ海軍の上海訪問5回目) なお、「レジャイナ」は2004年8月にも上海を訪問している。

補遺/カナダ海軍7回目の上海訪問は不明。

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2018年のインド・アジア・パシフィック任務はFFH「バンクーバー」が担った。4月に出港し、5月3日に香港を訪問した。さらに、シンガポール、オーストラリア、フィジーを訪問し、リムパック2018に参加した。

リムパック2018にはFFH「オタワ」なども参加している。

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やはり、カナダ海軍の動きで派手であったのは2017年の「オタワ」と「ウイニペグ」であったろう。2隻はカナダを3月6日に出港後、まずフィリピンを訪問、フィリピン出港後、南中国海でオーストラリア海軍のFFH「バララト」と4月19日から21日に喧噪中の南中国海で共同演習を実施したのであった。

その後2隻はマレーシアを訪問した後、分離し、「ウイニペグ」は西進し、インド・ムンバイ(5月13日〜17日)、スリランカ・コロンボ(5月20日〜25日)を訪問。シンガポールに5月30日〜31日に寄港している。

一方、「オタワ」はシンガポールに向かい、国際記念観艦式に参加し、その後、北進し、5月26日に上海に入港している。7日間訪問。6月1日出港し、FFG「徐州」と演習。その後沖縄に短期寄港。

「ウイニペグ」は、南中国海で日米豪加4カ国演習を6月9日〜10日にかけて実施したのであった。日本はヘリ空母「出雲(いずも)」、DD「さざなみ」、アメリカはDDG「スタレット」、オーストラリアはFFH「バララト」であった。

さらに2隻は合同し、6月15日に四国南方でニュージーランド海軍「テ・カハ」、日本のDD「いなづま」と3カ国演習を行い、7月以降はほぼ半月間、呉、晴海に長期寄港および共同演習を行った。

しかし、圧巻は南中国海での4月の3日間のオーストラリア海軍との演習、6月の4カ国合同演習であろう。明らかにアメリカの航行の自由任務を意識した動きであった。

なお、上記動きの他にFFH「ウイニペグ」は2015年6月にNATO任務で出港しており、その帰投時の1月31日に東京に寄港しているが、この際は中国への訪問は無かった。



 

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東亜日報が解説/ロシア・中国が頑張る国際軍事競技大会の実目的

ロシアで開催の「軍事オリンピック」、中国やイランなど反米国家の軍事協力の舞台に
東亜日報(韓国)2018年8月13日
 

「最初から、今大会がこれだけの人気を呼ぶとは誰が考えただろうか。私たちの夢が実現されつつある」

ロシアのセルゲイ・ショイグ国防長官は11日、華やかなエアショーと花火で終了した国際軍事競技大会の閉会式に出席し、感激した。2015年にロシアが始めた国際軍事競技大会は、「軍事オリンピック」という名前がつくほど勢いをつけている。

今年の第4回大会は、ロシアや中国だけでなく、カザフスタン、ベラルーシ、イラン、アゼルバイジャン、アルメニアの7ヵ国で分散開催され、32ヵ国189チームが参加した。アルジェリア、ベトナム、スーダン、ミャンマー、パキスタン、フィリピンの6ヵ国が今年初めて参加し、地域的にライバル関係にあるインドやパキスタン、イスラエルやイランも一部種目に参加した。大会は先月28日から開かれ、ロシアが金メダル19個、銀メダル5個、銅メダル2個で総合1位を占めた。

この「軍事オリンピック」は28の軍事関連種目で競う。大会のハイライトは、開会式の日から閉会式まで、モスクワ付近のアラビノで続く「戦車バイアスロン」。ロシア産T-72戦車に乗って障害物を越え、3〜5キロの距離を4回まわって正確に標的に当てる競技だ。ロシアのチームが優勝した。

高度200〜2500メートル、時速500〜700キロで様々な飛行の技術を披露し、陸上にある標的に正確に爆弾を投下する戦闘機競技大会「航空ダーツ」も人気だ。最も早く浮漂を設置して川を渡る上陸大会、山岳模擬戦、スナイパー大会の他にも、軍犬大会、戦場料理大会などもある。

しかし、同大会を純粋な「軍事オリンピック」と見る人は多くない。最大の代表団を派遣した国はロシアと中国。ロシアは形式的に今年、米国を含め北大西洋条約機構(NATO)28ヵ国の加盟国に招待状を送ったが、大会に参加したNATO加盟国はギリシャだけ。NATOは同大会が、ロシアが軍事力をアピールし、兵器を販売するための場に活用されていると見ている。ロシアは2014年のクリミア半島侵攻後、NATOとの協力を完全に中止し、翌年同大会を創設した。長距離戦略爆撃機Tu−95MSやTu-22M3を今年の閉会式で初めて披露した。

ロシアとともに大会を主催する中国は今年、海兵隊上陸大会を台湾金門島と向かい合う泉州で行い、政治的意図をうかがわせた。軍事強国のインドも、今回の大会で2種目に参加した。インドのメディアは、「4月のモディ首相と中国の習近平国家主席の首脳会談後、協力増大の次元で参加した」と説明した。米国と激しく衝突しているイランが、今年初めて同大会の共同主催まで担ったことも注目される。反米指向の国家の軍事協力の場に活用されているのだ。

同様の期間、1日から15日間、米国をはじめ英国、フランス、ポーランド、トルコなどNATO加盟国13ヵ国は、ロシア近隣の国家、ジョージアの首都トビリシ付近のヴァジアニ軍事基地で3千人が参加する大規模な訓練を行う。訓練初日、米国とドイツの兵士は、UH-60ブラックホークで降りて、バンカーの中に隠れている敵を全滅させる訓練を行ったが、仮想の敵は事実上ロシアを念頭に置いている。旧ソ連の一員だったジョージアは10年前の2008年8月、ロシアの侵攻を受けて領土の20%を失った。ジョージアをめぐるロシアとNATOの対立は、最近激しくなっている。ロシアのメドベージェフ首相は先週、「ジョージアのNATO加入を承認すれば、深刻な衝突の引き金を引くことになる」と警告した。ロシアは同期間、ジョージア国境のカフカス地域で軍事訓練を実施して対抗している。

董正民 ditto@donga.com


ma2221 at 12:06|この記事のURLComments(0)

2016年、2017年、2018年に中国を訪問した外国艦船、2018年に激減

海運の要衝であるスリランカ、シンガポール、さらに地中海のマルタ、ジブラルタルを訪問する艦船は、東西を行き交う場合、しばしば寄港する。

ではあるが、イギリスからはFar Eastと呼称されている東アジアには、東西を行き交うので来訪するのではない。

東に行けばアメリカ大陸ではあるが、各国の海軍としては世界一周航海に出る以外、東に向かうことは少ない。大平洋は広すぎるのである。であるから、日本、韓国、中国にくるのは、これら東アジアの国との交流を深化させるためである。または乗員のステップアップ、観光のためと言える。

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2018年に中国を訪問した艦船は、中国国防部HPによると、現在のところ、シンガポール海軍F69「イントレピッド」が5月6日に青島を訪問したのみである。

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2017年は4月23日にシンガポール海軍F69「イントレピッド」が青島を訪問。

続いて、5月15日にシンガポール海軍創立50周年観艦式でシンガポールに集結した艦船がその来航途次か終了後に中国を訪問した。

オーストラリア海軍FFH「バララト」は4月13日に湛江に入港した。

フランス海軍FF「プレリアル」が4月28日に上海を訪問。

カナダ海軍のFFH「オタワ」は5月26日に上海を訪問した。

ニュージーランド海軍の「テ・カハ」は6月2日に青島を訪問した。

6月12日にアメリカ海軍DDG「スタレット」が湛江を訪問。

以上の5隻がシンガポール海軍観艦式参加の艦関係である。

その後、年末の12月2日にパキスタン海軍のFFG253「サイフ」が上海を訪問した。

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2016年を見てみよう。2015年であるが、2015年12月28日にパキスタン海軍のFF252「シャムシール」が上海を訪問。

5月6日にアメリカ海軍第7艦隊旗艦の「ブルーリッジ」が上海を訪問。「ブルーリッジ」は2014年8月に青島、2015年4月に湛江を訪問しており、3年連続であった。訪問先で分かるように、中国3艦隊の主要基地を訪問したことが了解されよう。

5月7日、フランス海軍のFF「ヴァンデミエール」が青島を訪問。

8月12日にDDG「ベンフォルド」が青島に寄港。

9月中ロ共同演習で、ロシア艦船が湛江に寄港。

9月8日にF70「ステッドファスト」が上海に入港した。この「ステッドファスト」はリムパック演習に参加した後の中国訪問であった。当然のごとく、日本へも訪問している。

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この2016年、2017年、2018年の各国艦船の中国訪問を見ていくと、やはり、5月15日のシンガポール観艦式がエポックメーキングであったことが了解されよう。

ちなみに、アメリカ海軍を除く日本への定期寄港国は、カナダ、フランス、オーストラリア、インド、シンガポール、ロシアであり、時々寄港は、韓国、ニュージーランドである。これにイギリス海軍が常時か時々に加わった。

日本への寄港は欧州の地域基軸海軍国であるイタリア、スペイン、ドイツ、オランダ以外の、世界主要海軍国または地域基軸海軍国がすべて寄港していることが了解されよう。ただし中国を除いてであるが。日本と中国はなるべく早くトップ同士が会合し、連携を深めることが肝要である。









 

ma2221 at 08:46|この記事のURLComments(0)

イギリス海軍「アルビオン」一行、英連邦戦死者墓地を訪問

Wikipediaによると、第1次世界大戦以降におけるイギリス連邦の戦死者に対し、横浜の保土ヶ谷に戦死者墓地が1955年に設置されている。約1,800名が埋葬されているとのこと。

この墓地に2018年8月7日「アルビオン」一行は訪問し、追悼式典を実施した。


アルビオン英連邦式典
























Photo/UK Navyアルビオン英連邦その2
































Photo/UK Navy

女性と一緒に花束を持っているのは、「アルビオン」艦長。


アルビオン英連邦その20180813065809_00001


















Photo/UK Navy

「アルビオン」Twitterでは、「アルビオン」一行がイギリスを代表して訪問するのは偉大な名誉であるとしている。また、その場所は、in Hadogaya as part of the CWG PoW Memorial Serviceとある。

保土ヶ谷がHadogayaであるのは愛敬であろう。 

そして、彼らを顕彰し思い出すことは、彼らの明日を与えることになり、我々が我々の現在を生きることでもある。うーん、うまく英訳が出来ていない。

原文を紹介しよう。

Honouring and remembering those that gave their tomorrow,such that we may have our today.

第1次世界大戦では、カナダ軍、オーストラリア軍、ニュージーランド軍、インド軍、いや多くの英連邦に属した軍隊はイギリス軍として戦い、戦死している。



 

ma2221 at 07:58|この記事のURLComments(0)

2018年08月12日

アメリカ海軍LHD「エセックス」はフィリピンに行ってしまった!!

アメリカ海軍HPより。

7月10日にサンディエゴを出港したLHD2「エセックス」揚陸機動艦隊は途中ハワイに7月20日に寄港した後、西進し、8月8日フィリピンのスリガオ海峡を西進した。

その航海途中、8月9日、1人の海兵隊員がスル海で行方不明となり、フィリピン海軍もその捜索活動を支援している。

現在、ボホル海(セブ島の東側)海域で捜索活動中。 

情報概要は以上。 

ma2221 at 08:35|この記事のURLComments(0)

【寄稿】日本で神になった剣、七支刀/朝鮮日報

【寄稿】日本で神になった剣、七支刀
  朝鮮日報日本語版2018/08/12 
    
 日本の石上神宮には、百済王が倭王に贈った七支刀が保管されている。随分前、この神宮を訪れたことがある。神宮の宮司と会い、七支刀を韓国で展示する件についてそれとなく切り出した。すると宮司は大声で笑いながら、自分たちの神宮では、七支刀は神として祭っている、と言った。一言で言えば、神を借りたいという話で、それはできないという意味だった。

 七支刀は、七つの枝が付いた剣だ。なぜこんな剣を作ったのだろうか。日本の記録によると、百済の使臣が七支刀と七子鏡を倭王に贈り「行くのに7日かかる鉱山の鉄で作った」と語った。この記録では七支刀、七子鏡、7日と、「7」が3回繰り返される。高句麗でも、朱蒙が息子の瑠璃に探させるため剣を隠しておいた場所が七嶺、七谷、七稜だった。

 もともと数字の7は、古代陰陽論では陽気が最も強い数字だ。これが3回繰り返されるというのは、極めて強い陽気を象徴している。それで全ての敵を退けることができ、いかなるよこしまな気運も防ぐことができるという意を込めている。七支刀の刀身に金象眼で刻まれた「この剣を帯びれば白兵を退けることができる」(訳注:原文ママ)というのがそれだ。7は、古代の天文学で北斗七星を表す。中国では、北斗七星が宇宙の中心で万物の運行をつかさどっていると考えた。それで、剣に北斗七星を刻み、その呪術性を強調することもあった。

 七支刀の刀身に刻まれた銘文は、百済王が倭王に伝えた、実に練り上げられた外交文書だ。百済王は、その文中で文化的なプライドをはっきりと表した。「先世以来このような武器はなく(中略)後世に伝え示すべし」。実際、こうした独創的な武器は空前絶後だ。あのようなデザインがない状態から、深い思想を込めて七つの枝を持つ形のユニークな剣を考え出した、百済人の創造性は大変なものだ。後世に伝え示せという百済人の思いをかみしめ、その伝統ある文化的創造性を思い起こしつつ、現在の韓国人が作っていっている「現代版七支刀」とは何であるかを考えてみた。

李乃沃(イ・ネウク)=美術史学者、『眼目の成長』著者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版


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2018年08月11日

この話題って、インド海軍FFG「サヒャドリ」の何時の報道/エコノミックタイムズ2018年7月14日発信 

まず、何はともあれ全文を記す。インドの代表的メディア「エコノミックタイムズ」2018年7月14日より。原文は英語である。

見出しは「アクトイーストAct East ポリシー:インドのサヒャドリ艦は日本を訪問する」である。

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ニューデリー発/インドのアクトイーストポリシーに関与して、インド海軍の「サヒャドリ」は現在、北西大平洋地域と南中国海に展開しており、本日、日本の相模湾に入った。

「サヒャドリ」は、海上自衛隊主催の国際観艦式に参加するであろう。それは海上自衛隊の海上演習と同様にプロフェッショナルな行動を必要とするであろう。

海上自衛隊は2016年のインド海軍主催の国際観艦式にも参加する。金曜日に開催される予定の。インドの東海岸で開催される。


「サヒャドリ」の訪問は、2国間の連携を強化することが目的であり、2カ国海軍の間の共同活動を強化することを目的ともしている。

インド海軍は2014年7月に日本の佐世保に訪問している。

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明らかに誤報である。しかし、2018年7月14日発信である。この7月時点では、「サヒャドリ」は、ハワイ沖でリムパック演習に参加している。

となると、この誤報道は2016年のものと言える。

2016年5月18日インド海軍東部艦隊はActEast政策の一環として国産FFG「サツプラ」、同「サヒャドリ」、ミサイルコルベット「キルチ」、補給艦「シャクティ」を出港させた。2カ月半任務で、訪問先は、カムラン湾、スービック湾、佐世保、釜山、ウラジオストック、ポートクラン(マレーシア)であった。

2支隊に別れ、カムラン湾、スービック湾を訪問したインド編隊は、6月10日佐世保に入港し、その後6月14日〜17日に日米印マラバール2016のシーフェーズ演習を行った。その後、「サツプラ」はリムパック演習に参加するべく、ハワイに向かった。

残った「サヒャドリ」など3隻は、6月21日〜24日韓国の釜山に寄港、さらにロシアのウラジオストックに6月28日〜7月1日まで寄港した。

そして、この3隻編隊はその後マレーシアに寄港し、帰航したものと思われる。マレーシアのポートクランに寄港したのは7月15日であった。5月18日出港、2カ月半任務であるから7月末頃帰港は合致している。

ここまで2016年の「サヒャドリ」の動きを追っていくと、上のエコノミックタイムズ情報と大きく異なっている。

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2014年7月にインド海軍は佐世保に入港しているが、この編隊には「サヒャドリ」は入っていない。

「サヒャドリ」が相模湾の観艦式に参加したのは2015年10月のことであった。

2016年インド東海岸で観艦式が行われたが、これは2016年2月に開催されている。日本からはDD「まつゆき」が参加している。

2017年も「サヒャドリ」はAct East政策で参加しているが、この年は日本に来ていない。

であるから、この記事は完全な誤報と言えるが、なぜ、このような誤報道がなされたかは分からない。

補遺/エコノミックタイムズは7月12日にもインド海軍関係で、誤報を流していた。確かめることは出来ないが、このEconimicTimesは、同報道をかたる偽メディアかも知れない。確かめようがないので、このままにしておく。



 

ma2221 at 13:43|この記事のURLComments(0)

オーストラリア海軍主催の「カカドゥ」演習は「さざなみ」とP−3C1機が参加

オーストラリア海軍主催の多国間演習「カカドゥ2018」は8月30日から9月15日にかけて、オーストラリア北部のダーウイン周辺海空域において開催される。

今回は中国編隊が初参加であり、リムパック参加が断られた中国にとっては朗報と言える。

海上自衛隊は2018年8月10日、その参加を発表した。

護衛艦は「さざなみ」が参加し、8月16日に出港し、10月10日に帰港の予定。艦長は石川将司2佐で、乗員は約170名。 

航空部隊は、指揮官は第2航空隊副長の松浦幸一1佐。参加機は、P−3Cが1機で、人員は約40名。8月31日に出発し、9月18日に帰国の予定。


情報概要は以上。

カカドゥ演習は隔年開催されており、2012年は「しまかぜ」、2014年は「はたかぜ」、2016年は「ふゆづき」が参加していた。2016年の場合、リムパック演習終了後のオーストラリア、カナダ艦船と巡航訓練を実施していた。その際のビデオが海上自衛隊でまとめられているので、興味ある方はそちらをご覧下さい。 

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沼津海浜訓練場で初の日英揚陸演習が23日、24日実施!!「アルビオン」「下北(しもきた)」が参加

統合幕僚監部2018年8月10日より。

発表内容はやや中途半端な報道であるので、まずそれを紹介する。

1.目的/日英統合水陸両用作戦訓練を実施し、水陸両用作戦における自衛隊の戦術技量の向上を図るとともに統合運用の資を得る。あわせて、英軍との信頼・協力関係の充実・強化を図る。

2.期間/8月23日、24日

3.実施場所/沼津海浜訓練場及び同周辺海空域

4.主要訓練項目/1)ボート及びLCACによる上陸

2)陸上自衛隊ヘリによる英軍艦艇への発着艦

5.訓練参加部隊/人員約280名、艦艇1隻、航空機1機

1)統合幕僚監部/約10名

2)陸上自衛隊/陸上総隊約70名、CH47J1機

3)海上自衛隊/約200名、全通型揚陸艦「下北(しもきた)」

6.その他/国内で初のイギリスとの水陸両用訓練。

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情報は以上。通常、共同訓練とは参加するイギリス艦船の艦名、員数も紹介するものと思うが、ここでは何も書かれていない。

当然、「アルビオン」であろうし、それに乗艦しているイギリス海兵隊も参加するものと思われる。これまでの「アルビオン」Twitterを見ていくと、搭載しているのはLCACではなく、揚陸艇であるようである。まあ、LCACが搭載されている可能性もあるが。

演習内容を見ると、1)ボート及びLCACによる上陸、2)CH47Jによるイギリス艦船への発着訓練とあるから、「しもきた」「アルビオン」による揚陸演習と思われる。 

ma2221 at 08:27|この記事のURLComments(0)