2017年02月27日

アメリカ海軍は太平洋艦隊空母2隻、「ニミッツ」と「セオドア・ルーズベルト」が飛行訓練中

アメリカのCV Locationによる。

現在、アメリカ海軍空母は、ご存じのように「ブッシュ」(大西洋艦隊所属)が地中海でISILに対し空爆中であり、南中国海では「カール・ヴィンソン」がパトロール中である。

大西洋艦隊の「アイゼンハワー」は中東のISIL空爆から2016年12月に帰投したところ。「トルーマン」は2016年8月から10カ月間整備中である。さらに「リンカーン」はRCOH整備中であり、「ジョージ・ワシントン」はRCOH整備に入りつつあり。

太平洋艦隊で前線部隊の「ロナルド・レーガン」は1月から4カ月整備に入っている。「ジョンC・ステニス」は韓国との演習、南中国海パトロール、リムパック演習参加の後、2016年12月に帰投後、整備に入ったところ。

アメリカ海軍HPでは、残りの2隻、「ニミッツ」と「ルーズベルト」がカリフォルニア沖で熱心に飛行訓練を実施しているのが発表されている。太平洋艦隊における同時2隻運用は2012年春に「カール・ヴィンソン」と「リンカーン」がアフガニスタン戦争で、2隻態勢運用でほぼ同時に出港となって以来のことである。

どうもこの2隻が気になっている。アメリカ情報筋では、確か「ニミッツ」が次ぎに任務に出るとあった。しかし、「ルーズベルト」の訓練到達度もかなり高いのである。

この2隻のうち、アメリカ空母の運用経過では、どちらかが、中東に行くかも知れないが、しかし、任務可能が近いということは気になるところである。
 

空母「カール・ヴィンソン」、南中国海で艦載機を未使用か/チャイナネットが報道とアメリカ海軍HP

見出しは、空母「カール・ヴィンソン」、南中国海で艦載機を未使用か、である。
チャイナネット2017年2月24日より。

中国のマスコミが中国海軍などの動きを政府発表どおりに報道しているかと言うと、かなりの確率でそうなのであろうが、時には早のみこみであったり、間違った報道をすることもある。そこで中国国防部は是正勧告を出したりしている。

この「アメリカ空母は、南中国海では艦載機を未使用か」という記事は、いかがなのであろうか。

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米海軍のウェブサイトが発表した最新情報によると、米海軍の空母「カール・ヴィンソン」が南中国海に到着した。15日に撮影された写真によると、パイロットはフィリピン海で艦載機を操縦したが、南中国海に入った後はまだ操縦の様子は見られない。

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情報概要は以上。 

上の記事の日本語報道がやや微妙なところはあるが、本意は南中国海に入った後、空母では艦載機は飛行していないというところであろう。空母が南中国海に入ったのは、2月18日であった。



なぜ、中国のマスコミが空母「カール・ヴィンソン」が南中国海に入ったら艦載機を飛行させなかったと言う記事を掲載したのかは問うまい。

中国の記者はそう思いたかったのか、である。常識的に言えば、アメリカ空母が艦載機を飛ばさない理由は無いのである。

以下はアメリカ海軍HPより。

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Photo/US Navy

2017年2月25日E−2Cを発進させる空母「カール・ヴィンソン」。


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Photo/US Navy

2月24日、F/A18Cホーネットが着艦したところである。


  



日本が中国機にF15戦闘機4機で対処 偶発的な衝突の可能性も/チャイナネットが報道

見出しは「日本が中国機にF15戦闘機4機で対処 偶発的な衝突の可能性も」。
 チャイナネット2017年2月27日より。

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日本の共同通信は25日、複数の政府関係者の話として「尖閣諸島(中国の釣魚島)周辺で活動を活発化させている中国軍機を念頭に、防衛省が航空自衛隊の緊急発進態勢を見直し、これまで『領空侵犯』の恐れがある航空機1機に対して空自戦闘機2機で対処していたのを4機に増強した。4機態勢は1958年に空自の対領空侵犯
措置任務が始まってから初めてとみられ、さらに緊張が高まる懸念がある」と報じた。

「発進するF15戦闘機4機のうち増強した2機は後方で中国機の行動を監視し、追加の飛来を警戒する。上空での戦闘警戒待機の滞空時間を大幅に延長し、スクランブルの際にE2C早期警戒機、空中警戒管制機をより多く飛行させ、中国機の情報をF15戦闘機に伝達する」

日本による空の武力の運用を研究する中国軍事専門家は26日、環球時報の記者に対して「空自は以前一つの標的に対処する際に、通常は2機を使用していた。うち1機は近接追跡し、もう1機は一定の距離を保ち監視していた。このような作戦には、限界がある。一つの標的に対する緊急発進を2機から4機に増やせば、兵力は2倍になる。しかも2機で追跡、2機で監視することができ、攻撃の姿勢が強まる。これは非常に明らかな変化だ。この組み合わせにより一定の作戦能力がつき、空戦の実需に合致する。これはまた危険な態勢であり、偶発的な衝突も生じうる」と指摘した。

F15J戦闘機4機は、小規模な空戦を展開するに十分な数だろうか?同専門家は「これは双方の戦闘機の数に基づき分析する必要がある。しかし4機が狭い範囲内にあれば、高い作戦能力を持つ。しかも日本は関連空域で、KC767大型空中給油機を派遣することができ、これによりF15Jの滞空時間を延長できる。さらにF15Jが高い電子戦能力を持つことから、空の脅威がさらに拡大する。早期警戒機のサポートを加えれば、作戦能力がさらに向上する。中国はこの新しい変化に、強い警戒を維持するべきだ」と警鐘を鳴らした。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年2月27日



LCS「コロナド」、シンガポールに帰港

アメリカ海軍HP2017年2月24日より。

ブルネイのムアラへの寄港、さらにスル海、南中国海の航海を経て、沿海域戦闘艦(LCS)「コロナド」は2月25日シンガポールのチャンギ基地に帰港した。

情報概要は以上。LCS「コロナド」は2月16日、4日間訪問でブルネイに寄港していた。


コロナド、ブルネイ海軍と演習2017.2.19

















Photo/US Navy

2月19日にブルネイ海軍と演習。先を行くのは「コロナド」。


コロナドシンガポールに帰港2017.2





















Photo/US Navy

2月24日南中国海で射撃演習。 

コロナド水泳を楽しむ2017.2

















Photo/US Navy

2月23日、南中国海で水泳を楽しむ乗員。


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Photo/US Navy

2月20日、ブルネイ海軍との演習を終えて、ブルネイからスル海に入るバラバク海峡近くで、無人ヘリMQ−8BFire Scout無人ヘリが着艦準備しているところ。かなり広い「コロナド」のヘリポートであるが、無人ヘリは比較的小柄であるだけに、その広さがきわだって見える。
 

2017年02月26日

東インド洋遠征の中国海軍南海艦隊遠海訓練編隊はセレベス海を航行中

中国国防部HP2017年2月25日より。

2月25日午前、南海艦隊遠海訓練編隊はセレベス海で補給活動を実施した。

同艦隊は「長沙」、「海口」、および補給艦「駱馬湖」から成っている。

情報概要は以上。

同艦隊は東インド洋で18日から20日に海賊対策やハイジャック対策演習を行った。その後、インドネシアの海峡を通過し、東進し、セレベス海に入ったものと思われる。 今後、西太平洋に出て、これまでの国防部発表によると、北海艦隊や東海艦隊の艦船と演習を行うとしている。2016年の演習時と同じく、再度、日本の南西諸島を抜けて、中国軍機が出動するものと思われる。

前回も、日本のP−3Cや護衛艦が演習の状況を「視察」しており、発表が待たれるところである。 

USNIが報道/アメリカは朝鮮半島において今晩の戦いに対処できる!!

この記事、紹介すべくか悩んでいたが、中国国防部HPが、ホントかどうか分からないが、朝鮮日報が報道しているのでガセネタではあるまい。つまり、中国国防部の定例の記者会見で、「韓国軍と米軍には北朝鮮崩壊に備えたシナリオ、特に北朝鮮の核兵器への対応計画があるというが、中国軍はどうなのか」という横暴さに記者の質問に、広報官は「必要な措置を取る」と答えていたという記事である。しかし、この中国軍の対応報道で紹介してみたい。

こちらは、アメリカのUSNIニュースHP2017年2月22日である。

見出しは「第3艦隊前線部隊は、北朝鮮の不当な攻撃(Aggresion)をやっつける(deter)幾つかの道具の一つである」。この見出しで第3艦隊前線部隊とは言わずもがなかも知れないが、空母「カール・ヴィンソン」艦隊のことを指す。本文は以下のとおり。

海軍は朝鮮半島での闘争または衝突(conflict)に対し準備をしている。つまり、彼らが直面する「今晩の戦い」(fight tonight)のシナリオ、西太平洋に入った最も進んだプラットフォームである第3艦隊force。

第7艦隊司令官のジョセフ・アーコイン中将は、北朝鮮は彼のエリアにおいてアメリカ合衆国と関係がうまくいっていない唯一の国家である。そして、もし「今晩の戦い」があるなら、それは朝鮮半島で起こることとなるであろうと語った。

アーコインは、西2017会議で語ったことでは、北朝鮮が国連安保理決議で核兵器の開発をストップすることを我々は望んでいた。しかし、その期待は現在できないと語った。北朝鮮の脅し(Threat)に対する3つのアプローチを描いて魅せた。テクノロジー、我々の連帯、そして訓練。

テクノロジーでみると、我々は岩国基地に最新のE−2Dsを得た。また、第3遠征海兵隊にF−35Bsを得た。さらに、スーパーホーネットを持っている。2年以内にはF−35Csを有するようになる。

西太平洋に多くのヴァージニアクラスの潜水艦を任務についている。そしてまた、我々はDDGにBMD(BallisticsMissileDefencs)機能を持つ最新のシューター(shooter)を持っている。そして、日本にTPY−2sレーダーを有している。さらにパトリオットミサイルは、BMDに関して、格好の傘の機能となる。

連帯に関しては、我々は64年間韓国にいる。そして条約、我々の同盟は半島の、さらに北東アジアの平和と安定の基礎でもある。

我々は多くの演習を実施している。キー・リゾルブ、ウルチ・フリーダム・ガーディアンなど。その演習は北に示してきた。我々は如何なる不当な攻撃に対し準備ができていると。



以下、記事は第3艦隊の西太平洋海域での取り組みが始まったことなどになっていく。

つまり、北朝鮮の挑戦に対しては、万全の備えがあるということであろう。




 

27次海賊対策の「てるづき」は3月11日に横須賀を出港する!!

統合幕僚監部HP2017年2月23日発表。

3月11日に第27次海賊対策艦隊は横須賀を出港する。

艦船は「てるづき」で指揮官は、第6護衛隊司令の近藤匡(まさし)1佐。

「てるづき」艦長は橋本聖一2佐。一行は約210名で、その他に海上保安官が8名同乗する。司令部は約20名。 

中国国防省「北朝鮮政権崩壊時は必要な措置取る」/朝鮮日報、中国国防部HPでは発言削除

朝鮮日報日本語版2017年2月25日より。下の記事で記されているが、中国国防部HPではこの「必要な措置を取る」は記されていない。見出し、副見出しは次のとおり。

中国国防省「北朝鮮政権崩壊時は必要な措置取る」

崩壊を前提とした発言は異例
ホームページ上では発言削除

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 中国国防省の任国強報道官が23日の月例記者会見で、「北朝鮮政権の崩壊に備えた非常時の計画はあるのか」という質問に対して、「(中国軍は)必要な措置を取るだろう」と答えたと香港紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」が24日、報道した。中国国防省が北朝鮮の崩壊を前提とした質問に回答をしたのは異例のことだ。

 同紙の報道によると、この日の記者会見で「韓国軍と米軍には北朝鮮崩壊に備えたシナリオ、特に北朝鮮の核兵器への対応計画があるというが、中国軍はどうなのか」という質問があったため、任国強報道官がこれに対して、「中国は関連諸国に朝鮮半島の緊張を高める行動を自制するよう訴えてきた。一貫して朝鮮半島の平和と安定、非核化、対話交渉を通じた問題解決という原則を堅持してきた。中国軍は国家安全保障と主権守護のため安全保障上の需要に基づいて必要な措置を取る」と述べたという。しかし、記者会見終了後に中国国防省がホームページに公開した質疑応答では、「必要な措置」に関連する同報道官の発言はすべて削除されていた。

 また、任国強報道官は「金正男(キム・ジョンナム)氏が殺害された後、中国軍は北朝鮮の難民に備えて中朝国境地域に兵力を増員した」という香港メディアの最近の報道について、「とんでもないねつ造だ」と一蹴(いっしゅう)した。

北京=李吉星(イ・ギルソン)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版


【コラム】THAAD配備撤回時に韓国が覚悟すべきこと/朝鮮日報が報道

日本もTHAAD配備が行われる可能性が出ているようであるが、それに関して反対の動きは、日本からも外国からも無いようである。何しろ、北朝鮮からの弾道ミサイルは、それなりの確率で危険であるからである。

大陸間弾道弾に関しては、イージス艦のSM-3ミサイルがあるとしても、パトリオットは近距離防衛であり、その中間での防衛用ミサイルが無いのである。エラク高い買い物ではあり、そんな高いものをと小生は反対したいものの、北朝鮮というお国柄を見ると、導入に完璧に反対できないものがある。

さて、韓国ではこのTHAAD導入にさまざまな動きがあったが、結局導入となり、そこに中国が強い反対を示し、いろいろな圧力をかけている。その強い反対のため、政治家の一部では、やはり配備しない方が良い、との意見も出ているようである。

このTHAAD、北朝鮮からでは近すぎるため、現実的に必要なのか、違った選択もあるのではという軍事的見解もあるが、現在の導入阻止意見は、この軍事的見解とは違い、単に中国の圧力を避けるためという意見のようである。

以下のコラムは韓国の予備役中将の意見である。

朝鮮日報日本語版より。

【コラム】THAAD配備撤回時に韓国が覚悟すべきこと

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 誰もが「最新鋭地上配備型迎撃システム『高高度防衛ミサイル(THAAD)』の配置は必要だ」と言いつつも、中国の手ごわい報復に脅えているようだ。中国の報復とは何か。韓国に向けられている中国の大規模なミサイル群だけを見ても「盗っ人たけだけしくかえってむちを取る」といったところだが、「THAADは軍事的脅威にならない」ということを理解できない中国ではないだろう。いざ内陸の奥まで監視する日本と台湾の超長距離レーダーに対しては何も言わずにいるのを見ると、その他の理由があるのは明らかだ。

 昨年9月、杭州で中国の習近平主席が南シナ海問題で争った米国のオバマ大統領に「THAAD配置は中国の安保利益に触れるため撤回せよ」と発言したことで、その内心がうかがえる。防御武器だと分かっているにもかかわらずだ。自分の領土に他人が配置すると考えない限りは言えない言葉だ。つまり「韓国と南シナ海は中国の勢力圏だから米国は出ていけ」という意味なのだろう。2010年に起こった韓国海軍哨戒艦「天安」の撃沈事件の際に、中国が米空母の西海(黄海)進入を何が何でも阻止した本音や、今回在韓米軍撤収を意味する米北平和協定を突き付けてきたのも、全て同じ脈絡だ。

 元はと言えば、韓国が自ら招き入れた側面もあるが、それが韓半島(朝鮮半島)を見詰める中国の実体で、今日あらゆる汚らしいTHAADへの報復の本音も同じことを意味している。そうでなくても揺れていた韓国社会が一言、二言の脅迫にぶるぶると震え、陳謝の使節団が登場しては盛り上げ役を買って出る人々まで登場する始末だ。今こそ韓国を手中に収める絶好のチャンスと見て強い力で韓国に従中政府を設立しようというのだ。昨年末、韓国外交部の意向を無視してソウルをかき乱していった「THAAD担当」の陳海副局長の外交的無礼からは、心ぜわしい自信さえも感じられる。

米国も中国以上に「THAAD配置の合意」の進展具合に敏感だ。以前から「THAAD配置を受け入れるかどうかが韓国が将来、米国と中国のどちらの側にとどまるかを明らかにするリトマス試験紙」とし、中国の機嫌をうかがう韓国を冷静に見詰めてきた米国だ。そんな米国が、中国と心を通わせながらTHAAD配置を撤回する可能性を残す韓国の有力政党と大統領選挙の候補者たちを見詰めて「中国の肩を持つ未来の韓国」に懸念を抱かないとすれば、それこそ異常なことなのだ。米国のマティス国防長官が急いで訪韓し「THAAD配置を再確認」したのも、「韓米同盟は強力だ」という信頼よりは、むしろこうした懸念のためである可能性が高い。

 そうでなくとも「もし北朝鮮の核ミサイルを前に在韓米軍を丸腰で滞在させるとすれば、100人が戦死しただけでも政権が揺さぶられる。こうした状況の中で、米国大統領がTHAAD撤回を受け入れるはずがない」というある米国情報関係者の言葉通り、米国がTHAADのような最小限の安全網もなしに在韓米軍を北朝鮮の核ミサイルの前に放り出すわけがないというのは常識だ。韓国の「サード配置撤回」は事実上、在韓米軍の撤収と同義語になる可能性が高い。

 そして、それは在韓米軍で維持されている今日の安定と平和、そして朝鮮半島の戦略的均衡が全て崩壊するということを意味している。同盟の根本は信頼だが、韓国が米国と手を切って中国の排他的勢力圏の下に入るというのでなければ、この時点での「THAAD配置撤回」はむやみに取り上げるべき案件ではないのだ。

キム・ヒサン韓国安保問題研究所理事長・予備役陸軍中将

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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ここいらが韓国の防衛関係者の本音であろう。韓国のマスコミ、政治家の一部が日本を敵対視する発言は多くあるが、韓国海軍や韓国軍が、南に警戒していないことは、何回も小生は指摘してきた。

そして、その日本と韓国の両国関係を心配し、アメリカが何回も3カ国演習をしてきたこともあった。

韓国軍としては、日本と共同演習をすれば、マスコミや世論の壮絶な反対論が展開されるため、日本・韓国の共同演習はしづらいのであろう。 

 

2017年02月23日

米空母派遣 南中国海で中国を挑発? 外交部コメント/人民日報が報道

米空母派遣 南中国海で中国を挑発? 外交部コメント

人民網日本語版 2017年02月22日16:20


外交部(外務省)の耿爽報道官は21日に行われた定例記者会見で、「米国が南中国海に空母を派遣した問題」について、「中国は各国が国際法に基づいて南中国海で享受する航行の自由と飛行の自由を一貫して尊重しており、関係国が『航行と飛行の自由』を口実に、沿海諸国の主権と安全に脅威を与え、これに損害を与えることに反対する。関係国が地域の平和安定の維持にプラスになることをより多く行うよう願う」と述べた。同部のサイトが伝えた。

【記者】米国は空母打撃隊を南中国海に派遣して定期的な巡航を行うとしている。これについてコメントは。

【耿報道官】中国は関連の報道に注目している。中国は各国が国際法に基づいて南中国海で享受する航行の自由と飛行の自由を一貫して尊重しており、関係国が「航行と飛行の自由」を口実に、沿海諸国の主権と安全に脅威を与え、これに損害を与えることに反対する。中国は関係国が地域の平和安定にプラスになることをより多く行うよう願う。

【記者】米国が南中国海に派遣したのが普通の船舶でなく空母打撃隊であることを踏まえると、米国には中国を挑発する意図があると中国は考えるか。

【耿報道官】中国とASEAN諸国がともに努力したことで、南中国海情勢は安定に向かっており、よりよい積極的な方向へと発展している。中国はこれまで何度も繰り返し述べてきたように、関係国が、特に域外の諸国が中国とASEAN諸国の努力を尊重し、目下出現している順調で積極的な流れを守り、南中国海地域の平和安定にプラスになることをより多くするようにと願っている。(編集KS)

「人民網日本語版」2017年2月22日


2017年02月22日

南中国海に入った空母「カール・ヴィンソン」はルソン海峡を通過した!!

アメリカ海軍HP2017年2月18日より。

ルソン海峡を行く空母「カール・ヴィンソン」である。

この空母は2月18日に南中国海に入ったが、どの海峡を通過したかはこれまで分からなかったが、下の写真説明でルソン海峡とあった。

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Photo/US Navy

向こうにアメリカ海軍DDGが視認されよう。多分、「ウエインE・メイヤー」と思われるが確証は無い。
 

中国初の国産空母「001A型」、間もなく進水式/朝鮮日報が報道

朝鮮日報日本語版2017年2月22日。

中国初の国産空母「001A型」、間もなく進水式

    

 中国国営の中国中央テレビ(CCTV)が20日、中国初の国産艦で、配備例としては2隻目となる航空母艦「001A型」の建造場面を放映し「間もなく進水式を行うことができるだろう」と伝えた。中国が、国営の公衆テレビチャンネルを通して国産空母の建造の模様を公開するのは異例。今月18日に米国の原子力空母「カール・ビンソン」機動部隊が、領有権をめぐって緊張の続く南シナ海でパトロールに突入したことへの対抗措置と解されている。

 中国国営のCCTVが公開した映像によると、遼寧省大連で建造されている第2空母は現在、船体外部の作業用仮設物を全て撤去し、塗装作業を進めている。これは、船体の組み立て作業が事実上終了したことを意味し、今後およそ2年かけて武器やレーダー、防空システムなどを搭載する作業、および艦載機の試験運用を行った上で、実戦運航に突入することになる。中国の軍事専門家、宋忠平氏は「第2空母は、外部の塗装を終えて内装を残すだけの、新築住宅のような状態。新空母はデザインや戦闘能力、設備の面で、中国初の空母『遼寧』よりずっと向上している」と語った。中国にとって2隻目の空母となる同艦は、しかしながら、米海軍の空母が使用している最先端の艦載機射出用カタパルトを持たず、その代わり艦首をスキーのジャンプ台のように上向きに設計する、旧ソ連のやり方を採用した。技術力が必要な射出式の発艦システムは第3空母から採用される、と中国メディアは伝えた。

 さらに今月19日には、人民解放軍海軍が南シナ海で訓練を行ったことをCCTVが伝えた。訓練は今月15・16日に行われたもので、最新の052D型イージス駆逐艦「長沙」の艦隊が訓練を行う映像が公開された。これに先立ち、米海軍は今月18日にフェイスブックを通して、空母「カール・ビンソン」打撃群の南シナ海投入の事実を明らかにしている。

北京=李吉星(イ・ギルソン)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版


サウジアラビア海軍フリゲートを攻撃したのは無人のリモート艇であった!!

アメリカのUSNIニュース2017年2月20日(月)より。

先月、紅海でサウジアラビア海軍のフリゲート攻撃したのは爆弾を搭載した小艇は、無人であり、イラン製のようであると、アメリカ海軍は決定した。

以前は、フーシー派の自爆テロと言われていたが、アメリカ海軍は現在では、小艇は無人でありサウジアラビア海軍のフリゲート702「アル・マディナ」にリモートで誘導された。1月30日に発生した。

今月上旬にUSNIニュースが入手した攻撃ビデオでは、フリゲートの艦尾に高速で直線的に近付きつつある小艇が写っていた。そして、フライトデッキのウオーターラインで爆発する前に。艦船からは明らかに抵抗無く。爆発は2名の乗員は殺した。

無人の小艇はイランにより、フーシー派武装組織に提供されたもののようである。アメリカと他の国々はイランからフーシー派への武器供与を阻止させていたが、フーシー派に提供されたものと思われる。フーシー派は以前、対艦巡航ミサイルを使用したことがあったが、それもイラン製であった。

情報概要は以上。


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Photo/USNI

写真はイランの 無人ボート、ミサイルを発射したところである。

今回の無人ボートはミサイル搭載では無く、爆弾を搭載させ、爆発したものであった。サウジアラビアのフリゲートは、USNIニュースにも記されているごとく、高速の近接に対し、反撃らしい反撃をしていない。むしろ、この反撃できなかったのは何故かが問われるべきものであろう。

この「アル・マディナ」は1985年に就役し、満載排水量2610トン、オトマート対艦ミサイル8基、クロタール対空ミサイル8連装1基、100mm連装砲1基、40mm対空機関砲2基、4基の対潜魚雷、ドーフィンヘリ1機。

この要目では、機銃が記されていないが、フーシー派からの攻撃は当然予測されていたことであろうから、搭載されていたものと思われる。

水上レーダーは、この水面上の物体に対し、捕捉できなかったのであろうか。気になるところである。

 

2017年02月21日

艦尾から見たLCS「コロナド」の三胴型艦船

アメリカ海軍2017年2月19日、ブルネイ海軍と演習をしている時点のLCS「コロナド」を艦尾から見た写真である。

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Photo/US Navy 

シンガポール進駐の沿海域戦闘艦「コロナド」はブルネイ海軍と演習

アメリカ海軍HPより。


コロナド南中国海を行く2017.2 

Photo/US Navy

三胴型艦船の特性をみごとに現している「コロナド」、2月上旬、南中国海を航海している「コロナド」。


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Photo/US Navy

向こうにあるのはブルネイ海軍のパトロール艦「ダルタックワ」。2月19日に演習を行った。LCSがブルネイに到着したのは2月16日であった。中国海軍南海艦隊遠海訓練編隊と同じように海賊対策ハイジャック船救難訓練である。


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Photo/US Navy

前方にあるのはLCS「コロナド」である。「コロナド」を後方から見た写真は少ないので、この写真は貴重な一枚である。

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Photo/US Navy

前方を行くのはブルネイ海軍のパトロール艦である。「コロナド」の艦橋前の狭さが特異である。




 

中国海軍南海艦隊遠海訓練編隊は、ハイジャック船救難訓練を実施

中国国防部HP2017年2月21日より。

当地時間2月20日、中国海軍南海艦隊遠海訓練編隊は東インド洋においてハイジャック船救難訓練を実施した。

このハイジャックされたフネには、補給艦「駱馬湖」が想定され、「長沙」「海口」の特戦隊員チームは乗艦し、救難活動を行った。


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写真/中国国防部

写真は補給艦「駱馬湖」艦尾にヘリから降下する特戦隊員。



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 写真/中国国防部

中国語では「登臨」する特戦隊員 

中国海軍北海艦隊、東海艦隊も演習を実施

1)北海艦隊の某支隊の4隻の艦艇編隊は2月中旬に某海域に赴き、副砲の対空射撃、艦載ヘリの協同反潜、主砲夜間対岸射撃訓練などを実施した。

また、2)東海艦隊の某部駆逐艦護衛艦編隊は、2月中旬に、東海(東中国海)の某海域で、紅・藍部隊に別れて、対抗演練を実施した。

いずれも中国国防部HPによる。1)は2月18日発信、2)も2月18日発である。 

遼寧艦総設計師「中国の水上艦研究建造は世界先進レベルに」/人民日報が報道

見出しは、遼寧艦総設計師「中国の水上艦研究建造は世界先進レベルに」
人民網日本語版2017年2月21日より。

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船舶設計研究センター研究員で中国工程院院士の朱英富氏は18日上海で、中国の水上艦研究とその建造におけるレベルと能力はすでに世界先進レベルに達しているとの見方を示した。中国新聞網が伝えた。

朱英富氏は今回初めて開かれた「ハイテク船舶と深海開発設備」イノベーションフォーラムに参加し、上述の意見を述べた。朱氏は、「国の防衛ニーズに応えるため、ここ数年の中国における水上艦装備の発展は非常に目覚ましく、中国の新型水上艦は国際的にも先進レベルに属する程度まで一足飛びと言っても良いようなレベルアップを成し遂げている。ここ数年の努力を通じて、中国の水上艦研究とその建造におけるレベルと能力はすでに世界の先進に達しており、これは中国海軍が遠洋防衛作戦を実施していく上で、力強い保障を提供している」とした。

朱氏は長年中国の大型水上艦の設計に携わり、中国初の空母「遼寧艦」の総設計師でもある。朱氏は、「ここ数年、中国の水上艦の設計思想と設計理念は常に国際的な最先端に照準を合わせて進められてきた。トン数が増え続けているだけでなく、遠洋航行環境も最適化がさらに進み、艦艇の情報感知能力、火力武器の精密度、ステルス技術などが著しく向上し、技術や能力システムの上で、すでに世界的な海軍強国と肩を並べている」とした。(編集TG)




シリアのISILへの空母「クズネツォフ」空爆作戦に随行した補助艦船

日本語ブログ「ロシア海軍情報管理局」より。

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2017年2月19日20時29分配信
【(ロシア)海軍はシリア沖で補助艦隊の船が遂行した戦闘任務について説明した】
モスクワ、2月19日-ロシア通信社ノーボスチ

補助艦隊の船は、北方艦隊航空艦グループがシリア沖での戦闘へ使用された航海の全てに渡り、その自立性を確保した。
ロシア海軍総司令官ウラジーミル・コロリョーフ大将は述べた。

「航空艦グループの一員として行動していたのは、給油船セルゲイ・オシポフ、カーマ、救助曳船ニコライ・チケル、アルタイ、中型海洋給油船ドゥブナです。
これら補助艦隊の船の助力により、航空艦グループは航海の全てに渡り、完全な自律性を提供する事が可能となりました」
コロリョーフは、『ロシア新聞』サイト版で日曜日に公開されたインタビューで、こう話した。

彼が通知した所によると、2隻の支援船〜「アルタイ」と「ドゥブナ」は、現在、遠海ゾーンにおける海軍の存在(プレゼンス)任務の遂行を続けている。

「地中海での戦闘任務が成功裏に遂行された事により、ロシア海軍は、世界の大洋のあらゆる海域においても、自己完結グループを構成して効果的に活動できる事が確認されました」
ロシア海軍総司令官は指摘した。

以前、北方艦隊艦船グループの一員であるロシアの航空母艦は、戦闘勤務からセヴェロモルスクへ戻ってきた。
2月9日、海軍総司令官は、航空艦グループの艦船乗組員の歓迎式典中に「アドミラル・クズネツォフ」艦上で、遠距離航海で功績があった船員を表彰した。

2016年10月15日、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」に率いられ、重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」、大型対潜艦「セヴェロモルスク」、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」と支援船で構成される北方艦隊航空艦グループは、北東大西洋及び地中海エリアへと出航した。
11月8日以降、北方艦隊航空艦グループは、シリア・アラブ共和国領内のテロリストとの戦闘任務を遂行した。

ロシアの航空母艦の艦上には、40機以上の航空機とヘリコプターが在った。
11月15日、ロシアの歴史上初めて艦上戦闘機Su-33の戦闘への使用が実現した。
2ヶ月間の戦闘勤務で「アドミラル・クズネツォフ」航空団の海洋飛行士は、420回の戦闘飛行(この内の117回は夜間)を行ない、シリア・アラブ共和国領内の国際テロリストの1200以上の施設を破壊した。
航空母艦の艦上から700回以上のフライトが行なわれた。
北方艦隊航空艦グループの艦は、シリアの指定目標へ有翼ミサイルで打撃を与えた。

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このような空母を含む大型艦隊の補給は、1流海軍国家でなければなし得ないことである。まして、今回は実戦であった。ミサイル、爆弾などの補給もあり、ロシア海軍にとっては初の出来事であった。

「セヴェロモルスク」は現在、給油艦「ドゥブナ」と航洋曳舟「アルタイ」と行動をともにしており、パキスタン海軍主催の「アマン2017」演習を2月14日に終えたばかりである。

小生、この「アルタイ」を給油艦の「アルタイ」とばかり思ってしまい、大分混乱したものであるが、この日本語ブログ「ロシア海軍」の教えてもらい、大変助かった。

給油艦「レナ」も参加した報道もあったが、これらの支援艦で任務を遂行できたことは大きな実績と言えよう。 



2017年02月20日

中国海軍遠海訓練編隊は東インド洋に入った!!

中国国防部HP2017年2月19日より。

南海艦隊遠海訓練編隊は2017年2月18日午後、東インド洋海域に入り、艦載ヘリの離着艦訓練を行った。



長沙遠海訓練編隊東インド洋に2017.2.18午後
写真/中国国防部

写真は艦番号173「長沙」である。

2月16日赤道越え儀式を実施しており、18日午後に東インド洋入りである。