2017年07月27日

イギリスの駆逐艦は8年ぶりにウクライナのオデッサ港を訪問した/イギリス国防省

イギリス国防省HP2017年7月26日より。

見出しは「イギリスの駆逐艦は多国籍海軍演習終了後にウクライナを訪問する」。

*********************

DDG「ダンカン」はウクライナのオデッサ港を今週訪問した。8年間でイギリス海軍艦船の初の訪問であった。

NATOのSNMG2(Standing NATO Maritime Group2)艦隊をリードしている45型駆逐艦は、黒海で安全と戦争抑止を提供し、エーゲ海では移民対策を警備している。 これからの12カ月、イギリス海軍は、4部隊あるNATO常設即応部隊の2つの部隊を指揮している。

ウクライナ訪問は先週、国防大臣によって発表された。イギリスは、ウクライナ軍との演習を拡大すると。

ファロン国防大臣は語った。

「ダンカン」は 、今週オデッサを訪問する。その訪問は、我々の友人ウクライナに対し、ロシアの戦闘行為と攻撃に対処するための揺るがぬ支援のシンボルである。

我々は、今年NATOの常設即応部隊の半分を指揮しており、NATOへの協力をステップアップさせた。4つの内の1つは前線展開部隊を元気づけた。また、戦闘機タイフーンをルーマニアに駐留させた。東ヨーロッパへの我々のコミットメントは明確なコミットメントを実施している。


ファロン国防大臣の所感は以上。「ダンカン」はオデッサに寄港する前、黒海で、ブルガリアのヴァルナ港で海軍演習「ブリーズ2017」を行った。 

この演習には、ブルガリア、トルコ、アメリカ、イタリア、ポーランド、ルーマニア、ギリシアも参加している。

今年、イギリスは、NATOの機雷対策部隊であるSNMCMG2部隊の指揮官でもある。「エンタープライズ」はその部隊の旗艦である。その部隊グループは主として地中海で活動する。そして2017年の後半は、「ペンブローク」が参加する。

**************************

イギリス国防省の情報概要は以上。これまで8年間イギリス艦船はウクライナを訪問しなかったとのことである。 

一体、この8年間、イギリス海軍は何をしようとしていたのかである。どうも、2010年のイギリスの財政悪化によるイギリス軍の大収縮策ばかりでは無いと思われる。

勝手なことを言えば、2008年12月に、EU NAVFOR艦隊の創設で、ドイツとフランスがEUまたNATOのリーダーシップを握ったこと。それに対し、イギリスは次第にこの2国の指揮下の動きに非協力的となっていった。

しかし、2014年3月のロシアによるクリミア半島一方的編入、イラクとシリアにおけるISILの支配拡大で、ISILに対する空爆が2014年8月よりアメリカ空母が始めたこと、さらに、フランスも空母で2015年2月より空爆を開始したことで、米英仏は共同行動をとるようになった。つまり、流れは変化したのである。

そして、イギリスはEU離脱を2016年6月の国民投票で決まった。イギリスはドイツがリードするEU議会(政府)に束縛されない、NATOに重点を置いたのである。東欧諸国はロシアの脅威に対し、上のイギリス国防省の発表でも理解されるように、強い危機感を抱いており、NATOの軍事力展開はぜひ必要なことであった。

 

ma2221 at 12:12|この記事のURLComments(0)

黒海におけるシーブリーズ演習、ブリーズ演習、イギリス海軍DDG「ダンカン」が参加

東アジアにおける南中国海、ヨーロッパにおける黒海は係争中の海と言えるが、東ウクライナでのロシア系・ウクライナ系の争い、シリア・アフリカからの難民問題が発生していない分だけ、東アジアの方が平穏か!!??

黒海で行われる演習、シーブリーズ演習、ブリーズ演習は何時も記事を書くのに混乱させられる。結構、ごちゃごちゃしているからである。であるから、ロシア系のマスコミは、毎回「演習が大規模であるかのような演習を実施する」「演習が同じ名称でまぎらわしい」と批判している。


まず、アメリカ海軍報道から紹介してみよう。2017年7月5日より。
見出しは「まもなく、シーブリーズ2017演習が開始される」。

**************

第17回のシーブリーズ演習が黒海で、2017年7月10日から22日にかけて開催される。空で、陸で、海で、そして16国からの揚陸部隊が、アメリカ・ウクライナ共催の演習に参加する。その演習は高いレベルの演習を実施する。

今年の演習参加国は、ベルギー、ブルガリア、カナダ、フランス、ジョージア、ギリシア、イタリア、リトアニア、ノルウエー、ポーランド、ルーマニア、スエーデン、トルコ、ウクライナ、イギリス、アメリカである。

アメリカの参加は、CG「ヒュー・シティ」、DDG「カーニー」、P−8Aが1機などで、トータルでは約800名の乗員、海兵隊員が参加する。

**************

アメリカ海軍情報概要は以上。オーストラリアで行われているタリスマンセイバー演習の参加者はアメリカ・オーストラリア両軍で約3万名とされているから、エライ違いである。

次ぎにNATO海事本部HPより。2017年7月20日より。
見出しは「SNMG2艦隊はブルガリアでブリーズ演習を行う」

++++++++++++++++

SNMG2艦隊は今週、黒海でブリーズ2017演習に参加する。

ブリーズ演習は毎年行われているブルガリア海軍が実施する多国籍演習である。ブルガリア沖で実施される。

現在、SNMG2艦隊にはイギリス海軍のDDG「ダンカン」、ルーマニア海軍のFF「レジール・フェルジナンド」、トルコ海軍の「ユルドゥルム」が参加している。

この演習にはギリシア、イタリア、ポーランド、ルーマニア、トルコ、イギリス、アメリカが参加している。

+++++++++++++++

NATO海事本部情報概要は以上。

であるから、ほぼ同じ時期に黒海で開催されるシーブリーズ、ブリーズ演習について、アメリカの海軍専門通信のUSNIニュースでは「イギリス、アメリカはDDGをブリーズ2017演習に参加するべく黒海に派遣する」という見出しになり、3隻のNATOのDDGは黒海で今月遅くウクライナ軍と演習すべく派遣されると、アメリカ海軍筋はUSNIニュースの記者に語った、という記事になる。USNI2017年7月10日より。シーブリーズ演習とブリーズ演習が重なっているのである。


であるから、読者は、このUSNIニュースを最初に読むと分からなくなる。小生も何回誤解してしまったか。

だが、今年の特徴は、イギリス海軍が参加したことである。1)イギリスが重い腰を上げたのか、2)EUからの脱退を受け、身軽になったのかであるが、このようなNATOに対するイギリスの動きは、2008年12月アデン湾ソマリア沖海賊対策開始以来の積極策である。

何しろ、NATO海事本部は2017年6月30日に次のように報じたのである。「United Kingdom takes command of NATO Task Group from Germany」。記事はNATO SNMG2艦隊の司令官、旗艦がドイツからイギリスに交替したと言う記事であり、記事そのものは恒例の交替式典を開催したと言うものにすぎないのであるが、読みようによっては、イギリスはドイツからNATOタスクフォースの指揮権を奪い返したとも読めるのである。誤訳であるが。

ドイツは2015年6月にアメリカから司令官、旗艦を引き継いだ。そして、この司令官、旗艦の任期は1年間であるが、2年間も担ったのである。これも異例と言えば異例である。

しかし、何となくイギリスが元気を取り戻したと言う感は消えない。これは何によるものなのか、EUの縛りが無くなったからであろうか!!??

 

ma2221 at 09:42|この記事のURLComments(0)

2017年07月26日

空母「ニミッツ」はホルムズ海峡を北進し、ペルシア湾に入った!!

空母「ニミッツ」航海記録による。

2017年7月24日、空母「ニミッツ」はCG「プリンストン」と共に、ホルムズ海峡を北進(西進)し、ペルシア湾に入った。

情報概要は以上。チェンナイ沖のベンガル湾で行われていた日米印マラバール演習は、7月17日に終了しているため、その後、同空母はペルシア湾に向かったものと見られる。

出港当時から中東任務とあったので、当初の任務を担うこととなった。

まあ、イラク、シリアのISIL対策も目途が立っているので、 どの程度の空爆を行うのであろうか。

ma2221 at 15:18|この記事のURLComments(0)

外国訪問歴の強い「さざなみ」、戦後初の中国訪問、第1回海賊対策、CTF151編隊に参加、「いずも」と航海

それにしても「さざなみ」は、外国訪問運の強い艦と言える。

さざなみ 湛江を訪問2008その2












写真/新華社

さざなみ、湛江訪問2008.6












写真/新華社


2008年6月、湛江を訪問した「さざなみ」である。第2次大戦後初の中国訪問であった。この訪問は、2007年11月の南海艦隊所属の「シンセン」の東京・晴海訪問に答えたもの。


2009年3月には「さみだれ」と共に、第1次海賊対策派遣艦隊として出港。自衛隊史上、警備活動を伴う初の海外派遣であった。

2011年3月にも「いかづち」と共に第8次として派遣。


2013年11月には、再び「さみだれ」と共に、第17次海賊対策艦隊として出港。この年より多国籍艦隊であるCTF151部隊に所属することとなった。「さざなみ」はゾーンディフェンスなどの任務を行った。


さざなみさみだれ2014.4コロンボ港  



















Photo/Srilanka Navy

2014年4月、「さみだれ」と共にコロンボ港に寄港した「さざなみ」、帰投時の訪問である。

今回の「いずも」との航海は、これもまた、自衛隊史上に残る動きである。米艦防護を実施し、南中国海でアメリカ艦船と演習を行い、シンガポール海軍国際観艦式に参加し、マラバール演習に参加である。





ma2221 at 08:47|この記事のURLComments(0)

「いずも」「さざなみ」コロンボを訪問、スリランカ海軍の撮影写真

海上自衛隊は2017年7月25日、ヘリ空母「いずも」とDD「さざなみ」のスリランカ・コロンボ訪問写真(20日から23日)とスリランカ海軍との演習記事(23日)をアップした。海上自衛隊の訪問写真などは、海上自衛隊HPをご覧いただきたいが、ここでは毎回、しっかりと報道してくれるスリランカ海軍HPの写真を紹介しよう。

スリランカ海軍HPでは入港時(写真9枚)、スリランカ海軍参謀長訪問(写真3枚)、出港時(写真4枚)と3回アップしてくれた。

入港時から見てみよう。 


いずも編隊スリランカ到着その2 



















Photo/Srilanka Navy


いずも編隊スリランカ到着その3



















Photo/Srilanka Navy


いずも編隊スリランカ到着



















Photo/Srilanka Navy

歓迎を受ける「いずも」編隊指揮官で第1護衛隊群司令の伍賀海将補。スリランカ海軍HPでは、歓迎に出迎えた方の名前は記していなかったが、海上自衛隊HPでは掲載されていた。西部管区副司令官のウタバラ少将であった。   


いずも編隊スリランカ高官を訪問



















Photo/Srilanka Navy

7月20日海軍司令部を訪問した日本の海上自衛隊4名の高官たち。写真は伍賀海将補であり、左の方は海軍参謀長のシリメヴァン・ラナシンフェ少将。


いずも編隊スリランカ高官その2



















Photo/Srilanka Navy

伍賀海将補と、その右は「いずも」艦長の甲斐1佐、一番右は「さざなみ」艦長の奥村2佐。


スリランカ海軍司令部を訪問したのは4名とあるが、もう一人は在駐武官のAtsuhiro Morore大尉。


いずも編隊スリランカ高官その3



















Photo/Srilanka Navy


いずもスリランカを去る2017.7



















Photo/Srilanka Navy

7月23日出港する「いずも」

いずもスリランカその2 



















Photo/Srilanka Navy

後方から見ても、なかなか魅力的な艦影である。


さざなみスリランカ2017.7



















Photo/Srilanka Navy


さざなみスリランカその2



















Photo/Srilanka Navy


「いずも」と「さざなみ」のスリランカ訪問写真は以上。







 

ma2221 at 08:27|この記事のURLComments(0)

2017年07月25日

海上自衛隊は、対馬海峡を北進する056型フリゲート「黄石」を確認

バルト海では、バルト海遠征編隊の052D級DDG「合肥」、054A級FFG「運城」、補給艦「駱馬湖」がロシア海軍のの最新コルベット「ステレグーシティ」と同「ボイキー」と中露共同演習を行っている。

かたや、日本海では中国の056級コルベット「黄石」が、7月20日に就役したばかりのコルベット「ソヴェルシェーンヌイ」 と「海洋杯2017」海洋技量競技会に参加する。

この「黄石」が7月23日、海上自衛隊のP−3C(厚木)およびミサイル艇「おおたか」(佐世保)によって、対馬海峡を北進するのが確認されている。

この056級コルベットは、軽型フリゲートとも呼称されており、乗員60名で、装備は、近接防御SAM1基、対艦SSM連装発射機2基、76mm単装砲1基、324mm3連装短魚雷発射管2基というものである。満載排水量約1,500トン。ヘリ飛行甲板はあるが格納庫は無し。

であるから、主任務は沿岸警備、哨戒と言ったところである。


これに対し、最新鋭の「ソヴェルシェーンヌイ」は満載排水量2,200トン、100mm単装砲1基、30mmCIWS2基、対艦SSM4連装発射機2基、対空ミサイルVLS12セル、330mm連装短魚雷発射管2基(いずれも資料によって違いあり)、ヘリ1機。乗員100名。

このロシアのコルベットは、ドイツのブラウンシュバイク級としばしば比較されるが、軽型フリゲートの056級より、かなり武装がしっかりしていると言える。ブラウンシュバイク級がレバノン沖海上警備(UNIFIL)やNATO SNMG任務、ソマリア沖アデン湾海賊対策で長期任務をしているので、このロシアのコルベット「ソヴェルシェーンヌイ」も太平洋や日本海に出て、来日して欲しいものである。

さて、「黄石」であるが、このクラス、太平洋には出たことがあるが、海外訪問は初めてではないだろうか。このクラスの航洋性を試す良い機会と言えよう。

motono0648










写真/海上自衛隊

対馬海峡を通過する「黄石」を海上自衛隊が撮影した艦影。

主砲、煙突前の対艦ミサイルも視認されよう。近接防御SAMが上構後端にある。ヘリ格納庫は無いとしたが、小型UAVは格納できるのではと言う説もある。




 

ma2221 at 14:56|この記事のURLComments(0)

フランス海軍「ミストラル」に乗艦していた2機のイギリス海兵隊部隊は帰国した!!

イギリス海軍HP2017年7月24日より。

845海軍飛行部隊(NAS)の2機の海兵隊ヘリは27,000マイルの航海をし、5カ月任務を終えて帰航した。フランス海軍の強襲艦「ミストラル」に乗艦し、13カ国を訪問した。

これら5カ月間で845NASはアメリカ、フランス、日本の軍隊と演習を行った。地中海、紅海、インド洋、南中国海、太平洋を横断し。そして、次の港を訪問した。ムンバイ、ホーチミン、ダーウイン、コロンボを訪問した。ジャンヌダルク任務の一環として、多国籍訓練ミッションとして。

搭載されたマーリンMk3aのヘリにとって、今回の任務は最初の任務であった。そこで部隊のエンジニアは、荒れた海でのもと、ヘリのメンテに気を配った。

この部隊は、今後就役する空母「クイーン・エリザベス」や「プリンス・オブ・ウエールズ」に乗艦する。


情報概要は以上.

このミストラル部隊の主な動きは次のようになっている。 

2月28日ツーロン出港、FF「クールベ」と。5カ月任務。13カ国を訪問。

3月5日イギリス海兵隊ヘリ2機、「ミストラル」に乗艦

ジブチ

3月29日から4月3日ムンバイ港

4月15日(金)ホーチミン港、4月21日演習

4月29日佐世保到着  〜5月5日(統合幕僚監部は4カ国演習は5月3日から5月22日にかけて行われると発表)

5月12日グアム到着

グアム沖で日米仏英4カ国共同演習5月22日まで 

5月28日オーストラリア・ダーウイン

6月20日〜26日スリランカ・コロンボ港

7月25日前後に帰港



ma2221 at 10:33|この記事のURLComments(0)

北朝鮮潜水艦が東海で1週間活動、NHK/東亜日報が報道、ICBM発射も準備!!

北朝鮮潜水艦が東海で1週間活動、NHK報道
東亜日報日本語版2017年7月24日より

北朝鮮海軍の主力潜水艦が東海(トンヘ)で1週間にわたって活動していると、23日、日本のNHKが米国政府当局者の話として報じた。NHKは、「ディーゼル型のロメオ級(1800トン)潜水艦が(同型としては)これまでの監視記録では最も長い期間にわたって活動している」とし、「米軍は警戒を強めており、これまでになかった特異な行動の目的を分析中」だと報道した。ロメオ級潜水艦の活動は通常、4日程度で活動を終えていると説明した。

またNHKは、米軍が北朝鮮潜水艦の拠点である咸鏡南道(ハムギョンナムド)の新浦(シンポ)基地で先週、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)発射技術の実験を行ったことを確認したとし、「北朝鮮が潜水艦関連技術の向上に取り組んでいるものとみられる」と報じた。さらにNHKは、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射準備をしていると見受けられる動きも、米軍側は確認しているとも伝えた。

これに先立ち、CNNは19日、北朝鮮が2週以内にICBMや中距離弾道ミサイル(IRBM)を発射する可能性があると報じた。北朝鮮専門のウェブサイト「38ノース」も、翌日に、北朝鮮が近くSLBMを新たに発射しようとする動きを捉えたと明らかにした。

******************
情報は以上。この記事、かなり情報量は厚いと言える。

1)北朝鮮潜水艦の行動をアメリカは、多分日本も、かなりのレベルでつかんでいるということ。これまで4日間程度であったということは初見である。

2)ミサイル発射に関しても、かなりのレベルでつかんでおり、 事前に発射状況が見えていると言える。
 



ma2221 at 09:29|この記事のURLComments(0)

ロシア最新鋭コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」と中国新鋭コルベット「黄石」がロシアで行う「海洋杯2017」に参加する

日本語ブログ「ロシア海軍情報管理局」より。

********************

ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年7月24日7時30分配信
【コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」は競技会『海洋杯-2017』へロシア海軍から出場する】

最新コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」は、8月1日から12日まで太平洋艦隊で開催される「国際軍競技-2017」の国際海洋技量競技会『海洋杯-2017』へロシア海軍から出場する。
それは、ロシア及び中国のチームが参加する。

競技会プログラムは、艦の兵器の用途への使用、艦のダメージコントロール競争、海洋技量及び救助訓練競争を含む3段階となる。

[参照]
「ソヴェルシェーンヌイ」は、プロジェクト20380コルベットシリーズの4隻目である。
艦は2017年7月20日に太平洋艦隊へ加入した。
それは、中央海洋設計局『アルマーズ』により開発された。
艦は近海ゾーンで活動し、敵の水上艦及び潜水艦との戦闘、更には、海洋揚陸部隊への砲撃支援を行なう為に意図されている。

艦の建造には「ステルス」技術が用いられている。
同プロジェクトには、21の特許が導入され、14のコンピュータ登録プログラム証明が交付された。
艦の物理的フィールドを削減する為、最新の成果が使用されている。
特に、艦のレーダー視認性をかなり減らす為に、上部構造物には電波を吸収する特性を持つ多層ガラス繊維強化プラスチックが材料として使用されており、更には、船体と上部構造物の建造方式も(レーダー視認性削減に)寄与している。

********************
情報は以上。

この「海洋杯2017」への中国海軍の参加艦はコルベット「黄石」で、5月22日午前に青島を出港していた。



黄石、青島出港その2

 
写真/中国国防部



黄石、青島出港 
写真/中国国防部


海洋杯参加のための訓練を行っている「黄石」乗員。


この「黄石」艦は、7月23日午後4時半頃、ミサイル艇「おおたか」およびP−3C(厚木)によって、下対馬の南西約200キロの海域を北東進していた。統合幕僚監部7月24日発表。


ソヴェルシェンヌイ就役2017.7

写真/日本語ブログ「ロシア海軍情報管理局」


7月20日に就役したばかりの「ソヴェルシェーンヌイ」である。 


ma2221 at 07:18|この記事のURLComments(0)

2017年07月24日

中国海軍遠航訪問編隊がギリシアに寄港

中国国防部HP2017年7月23日より。

中国海軍遠航訪問編隊は当地時間7月23日にギリシアのピレエフス(アテネの外港)に寄港した。4日間訪問である。

当地時間午前10時30分、ギリシア海軍快速艇P−57および護衛艦F−466の誘導の下に、「長春」、「荊州」、「巣湖」が入港した。

中国人および華僑800人が歓迎した。

情報概要は以上。F−466は「ニキフォロス・フォカス」であり、著名なコルテノール級である。


遠航訪問編隊ギリシアに

写真/中国国防部


遠航訪問編隊ギリシアにその2

写真/中国国防部

向こうに見えるのは、052C級DDG「長春」である。満載排水量約7,100トン、全長155m。波級、雨級の満載排水量6,300トン、6,200トンより若干大きいが、全長151mでほぼ同じ大きさである。

これは韓国の李舜臣級の満載排水量約5,600トン、全長154.4mとほぼ同じであり、この東アジアの3カ国の主要DDをほぼ同じ大きさとしたのは大変興味あるところである。

中国語では獅子舞を「舞獅」というらしい。 

ma2221 at 15:35|この記事のURLComments(0)

人民日報/中露演習は正常かつ正当


中国の人民日報が真面目に答えている。どの種の批判報道かは、人民日報の記事で、それなりに了解されるが、人民日報が反論した記事そのものは小生は見ていない。

********************


中露海上合同軍事演習は正常かつ正当
人民網日本語版2017年07月24日08:55

中国国防部(国防省)の6月18日の発表によると、中露両国海軍は7月下旬にバルト海で、9月中旬に日本海及びオホーツク海で、それぞれ海上合同軍事演習「海上連合2017」を実施する。(文:張軍社・海軍軍事学術研究所研究員。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)

今年の演習は合同救援及び海上経済活動の安全保護を課題とする通常の年次演習であり、第三国を念頭に置くものではない。中露包括的・戦略的協力パートナーシップの強化・発展、両軍の友好・実務協力の深化、海上の安全上の脅威への共同対処能力の強化を旨としている。

本来外部は、このオープンで透明かつ極めて正常な演習内容の通常の年次演習を平常心で受け止めるべきなのに、一部の国の高官やメディアは「中国がアジア以外での軍事的プレゼンスを拡大」といった、様々な誤った解釈を示している。こうした見解は常軌を逸したものだ。

第1に、中露双方は今回の演習に対して、これまで同様にオープンで透明な姿勢をとっている。一部の者が透明性を再び持ち出すべきではなく、これを対中露圧力の口実とすべきでもない。中国国防部は演習開始の1カ月以上前に演習の目的、内容、日時、場所、兵力を外部に公表した。これは国際的慣例に沿っている。

第2に、バルト海での演習実施は全く正常なことであり、一部の国が大騒ぎすべきではない。中露合同軍事演習「海上連合」は2012年に始まり、すでに常態化し、各自の周辺海域で中露が毎年持ち回りで実施している。これまで中国側は三大艦隊である北海艦隊、東海艦隊、南海艦隊が順次主要兵力を担い、黄海、東中国海、南中国海で合同演習を実施した。ロシアもこの決まりに従い海軍の四大艦隊が順次参加。太平洋艦隊と黒海艦隊は日本海や地中海で相次いで合同軍事演習に参加した。今回バルト海艦隊が中国側艦船とバルト海で演習を行うのは大変自然な流れだ。

第3に、今回の演習の課題と内容は、いずれも第三国を念頭に置いたものではない。一部の国の高官やメディアが演習を脅威とするのは全く魂胆があってのことだ。今回の演習が合同救援及び海上経済活動の安全保護をテーマとしていることは、戦略上完全に防御的なものであることを十分に示している。対潜、対空、対艦訓練を実施するのも、海上防御作戦遂行に必須となる各自の基本的作戦能力の向上が目的であり、これは一部の国が中国に面した海域でよく実施する島嶼奪還・上陸など進攻的合同軍事演習とは性質が全く異なる。

第4に、バルト海での演習参加は中国海軍が国際的責任・義務の履行及び国際協力実施の能力を高める助けとなり、世界の平和・安定維持にプラスであり、外部は曲解すべきでない。近年、中国海軍はアデン湾、インド洋、地中海などに相次いで赴き、護送、海賊対処、中国人退避などの任務を遂行して、海外における中国の利益を守るとともに、責任ある大国としての国際的責任・義務をしっかりと履行した。バルト海での演習参加は中国海軍の遠洋行動能力を高める。従って、その国際的責任・義務の履行及び国際協力展開の能力向上にも資する。

だからこそ、中国海軍の正常な遠洋活動を正しく受け止め、中国軍艦によるバルト海での演習参加は確かに初めてだが正常であることに十分に目を向けるよう、一部の者及びメディアに忠告する。中露海上合同軍事演習は正常かつ正当である以上、一部の者があれこれ批評する必要はない。(編集NA)

「人民網日本語版」2017年7月24日

**********************
中露演習は、ロシア海軍の2,000トンクラスのステレグーシティ級が2隻、中国海軍の052D級DDG「合肥」、054A級「運城」、補給艦1隻が参加する演習にすぎない。

欧州のマスコミは、遠来の中国艦船が良く来たという感じである。まあ、欧州で懸案中のバルト海ではあるが。

日本のマスコミも、遠い欧州での演習であり、ロシアの空母が参加するわけではなく、小さな記事となっている。

すると、強く批判しているのはアメリカのマスコミであろうか。アメリカ空母1隻、インド空母1隻、日本のヘリ空母1隻が参加した日米印マラバール演習、また、アメリカ空母1隻、空母型強襲揚陸艦1隻、「グリーン・ベイ」、「アシュランド」、オーストラリア海軍の空母型強襲揚陸艦「キャンベラ」、ドック型揚陸艦「チョールズ」、ニュージーランドの多機能揚陸艦「カンタベリー」のタリスマンセイバー演習の方がよほど脅威である。

やはり、刺激的なことを報道しているのはCNN2017年7月21日の記事のようである。多分である。確証は無い。見出しは「中国はリーチを広げている バルチックにいる艦船はロシアと演習する」である。

 


ma2221 at 14:15|この記事のURLComments(0)

空母「フォード」が就役/新華社が報道

米海軍初の「フォード」号空母が正式に就役
新華社日本語版2017-07-23 17:25:40

米海軍の最新鋭の原子力空母「ジェラルド・R・フォード」が22日、バージニア州のノーフォーク海軍基地で正式に編隊され、就役し始めた。「フォード」号空母は米国40年以来造られた初の新型空母であり、世界最新鋭の空母だと見なされている。

フォード就役新華社2017.7 

写真/新華社 



ma2221 at 13:56|この記事のURLComments(0)

2017年07月23日

米豪演習タリスマンセイバーのPhotoExercise

アメリカ海軍HP2017年7月22日より。


35271118543_7724a5978a_z






















Photo/US Navy

最右列は2隻(2隻とも掃海艇クラスか)

右から2列はオーストラリア海軍ドック型揚陸艦「チョールズ」、アメリカ海軍DDG、オーストラリア海軍FFG04「ダーウイン」

右から3列はオーストラリア海軍空母型強襲揚陸艦「キャンベラ」、アメリカ海軍CG「シャイロー」、オーストラリア海軍パトロール艇

真ん中は、アメリカ海軍LPD20「グリーン・ベイ」、LSD48「アシュランド」、補給艦「サクセス」

左第3列は、アメリカ海軍LHD6「ボノム・リーシャール」、FFH156「トゥーウムバ」、オーストラリア海軍パトロール艇

左第2列はニュージーランド海軍「カンタベリー」、オーストラリア海軍FFH、同FFH

最左列2隻、1隻目は調査船と思われる。2隻目はFFG05「メルボルン」

計19隻にこの写真以外に空母「ロナルド・レーガン」がある。

アメリカ海軍はDDGとして、空母直衛として「マッキャンベル」、「バリー」以上横須賀所属、「スターレット」はアメリカ海軍第3艦隊水上グループの2隻中の1隻。

さらに「ボノム・リシャール」艦隊としてDDG「ジョンS・マケイン」の計4隻が参加している。



35910685472_67944abaa2_z






















Photo/US Navy


今回の撮影ではかなり部分部分の撮影をしてくれた。


35956109891_a8b1c77b30_c
















 Photo/US Navy

LHD6「ボノム・リシャール」の向こうを行く左第2列はニュージーランド海軍の多機能揚陸艦「カンタベリー」で、その後ろはオーストラリア海軍のFFHである。「バララト」も参加しているとオーストラリア海軍HPにあるので、2隻のうち、どちらかは「バララト」と思われる。

現在、FFH151「アランタ」は中東任務から帰還中であり、FFG06「ニューカッスル」はインドを経て、中東任務中である。

最左列の先頭艦は不明であるが、その後ろはF05「メルボルン」と思われる。この「メルボルン」もこの演習に参加とオーストラリア海軍HPにある。 この先頭艦は2,000トンクラスの調査船と思われる。間違っていたら訂正致します。



35956117381_88b0b95045_z






















Photo/US Navy

FFH156「トゥーウムバ」とパトロール艇、左から3列目の「ボノム・リシャール」の後ろを走っている。


35956114501_e03168ac39_z






















Photo/US Navy

この満載排水量約2万5千トンの「グリーン・ベイ」、他の国では主力艦クラスであるが、アメリカ海軍では中堅クラスと言えようか??

向こうを行くのはCG「シャイロー」、さらにその向こうを行くのはFFG「ダーウイン」である。O・H・ペリー級の特徴ある艦影を映し出している。


35956118321_9443a14820_z






















Photo/US Navy

右から3列目のトップを行く「キャンベラ」。オーストラリア海軍の主力艦と言える。満載排水量27,500トン。


35249606774_159d096998_z






















Photo/US Navy

「グリーン・ベイ」から見た「ボノム・リシャール」。「ボノム・リシャール」は左から3列目、「グリーン・ベイ」は中央列であった。「ボノム・リシャール」の後ろに続こうとしているので、Photo Exerciseが終わった後なのであろうか??


35956119101_f3b2ed9355_z






















Photo/US Navy

「グリーン・ベイ」と続航する「アシュランド」である。「グリーン・ベイ」の飛行甲板にヘリが7機駐機している。要目では3機程度であるが、こんなに駐機できるとは!!


35249608484_5b396919fa_z






















Photo/US Navy

CG「シャイロー」とオーストラリア海軍の「チョールズ」である。「シャイロー」は「キャンベラ」の後ろを続航している。これまでの写真から「グリーン・ベイ」から撮影したものであろう。


35249609574_3a09f78cac_z






















Photo/US Navy

156「トゥーウムバ」と続航するオーストラリア海軍パトロール艇。オーストラリア海軍HPではブルーム(P90)とバサースト(P85)が参加とあり、現に2隻のパトロール艇が、このPhotoExerciseに参加している。



結局、このPhoto Exerciseでは、アメリカ海軍のCGは1隻、DDGは1隻が撮影に参加したのみであった。ということはDDG3隻は空母の随航をしていたということであろうか。














 

ma2221 at 11:59|この記事のURLComments(0)

「あまぎり」が第28次海賊対策部隊として8月6日に佐世保を出港する

統合幕僚監部2017年7月21日より。

第28次アデン湾ソマリア沖海賊対策部隊として、護衛艦「あまぎり」が8月6日に佐世保を出港する。 

指揮官は、第2護衛隊司令の齊藤浩司1佐、「あまぎり」艦長は森陸晃(みちあき)2佐、乗員は海上保安官8名を含めて約210名。 

「あまぎり」はこれまで、第2次、第20次に参加しており、これが3回目である。

「あまいり」は現在第2護衛隊群第2護衛隊所属である。「霧」級で第1〜第4護衛隊群に入っている艦船は「せとぎり」と本艦のみである。 

ma2221 at 07:24|この記事のURLComments(0)

バルト海の中国・ロシア海上連合2017演習開幕式典が挙行された!!

日本語ブログ「ロシア海軍情報管理局」より。

***********************


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2017年7月22日15時5分配信
【バルチースクで国際演習『海洋協同-2017』の開会式典が開催された】

カリーニングラード州のバルチースクで、ロシア-中国海軍演習『海洋協同-2017』の開会式典が開催された。

式典中に双方の統制官は、演習の主な目的は、海上及び空中での組織的合同活動の改善への取り組みであり、他の国に対して向けられたものでは無い事を想い起した。
演習の主な特徴は、海上での複雑な合同活動の水準の向上にある。

公式部分の後、ロシア及び中国の艦船連合支隊戦術グループの指揮官へ、演習実施の為の戦闘指示書が手渡された。

演習『海洋協同-2017』の統制官〜ロシア海軍副総司令官アレクサンドル・フェドテンコフ中将と中国人民解放軍海軍副司令員ティアン・ツォン(田中)中将は、演習の統制機能を果たす為の合同統制指揮本部の準備状態に関する報告書を採択した。

今後2日間に合同統制本部で一連の会合が行なわれ、計画が明確化され、戦術グループ指揮官の報告を聞き、活動段階の図上演習が実施される。

演習の自由時間にロシアと中国の船員は、バスケットボール、サッカー、綱引きの競技を行なう。

また、ロシアと中国の司令部の代表は、大祖国戦争中にピラウ(現バルチースク)で死亡したソヴィエト兵士の記念碑への献花へ参加する。

**************************
情報は以上。下の写真は同記事に掲載されていたものである。




バルト海演習開幕式典ロシア日本語情報




















写真/ロシア海軍情報管理局より


バルト海演習開幕

























写真/中国国防部

中国国防部HP2017年7月22日によると、上の写真右の田中海軍副司令が開幕の挨拶を行い、ロシア海軍のフェドテンコフ海軍副司令が演習開始に宣言を行ったとある。お二人とも中将である。



バルト海演習開幕式典

























写真/中国国防部

バルチースク基地の中なのであろうか。

一番上の写真は、推測であるが、手前の方はフェドテンコフ中将であろう。敬礼している中国海軍の方は、少将である。このバルト海遠征編隊は、編隊参謀として李輝介少将、編隊指揮員(司令官)として兪満江少将が乗艦している。お二人のうちのどなたかであろう。であるとすると、ロシア海軍副司令から、演習を行う指揮官に対する演習実施式典なのであろう。右のロシア海軍将官(少将)も参加するバルト編隊の指揮官であろう。

なお、兪少将は第21次海賊対策艦隊指揮員として2015年8月4日に三亜を出港している。


 



ma2221 at 07:04|この記事のURLComments(0)

2017年07月22日

ロシアより「Tiny」と馬鹿にされたイギリス海軍/欧州の関心は、中国バルト海遠征編隊よりロシアの空母「クズネツォフ」や「ピョトール・ヴェリキー」の動向

何しろ、2016年10月に北海艦隊の空母「クズネツォフ」や原子力ミサイル巡洋艦「ピヨトール・ヴェリキー」、さらに大型対潜艦2隻「セヴェロモルスク」「ヴィッェ・アドミラル・クラコフ」などの艦隊が、イギリス海峡を通過した際、Shadow(追跡監視)するイギリスフリゲート2隻とイギリス海軍に対し、「Tiny」と揶揄したのであるから、いかに中国の最も進んだDDGであろうと、中国海軍のDDG1隻FFG1隻補給艦1隻計3隻がイギリス海峡を北進し、北海に入り、バルト海に行き、バルチースクに入ろうと、欧州の関心はロシア海軍の巨大艦船部隊となるのであろう。

結構、見出しは、「イギリス海軍は中国艦船を追跡監視するためにスクランブル発進した」(Telegraph2017年7月19日)、「中国は、ロシア艦隊と共同演習の準備をするためにイギリス海峡を通過する、その中国艦船をイギリス海軍はエスコートする」(大衆紙The Sun2017年7月18日)、「アメリカはバルト海で行われるロシア・中国海軍演習をモニターする」(Star and Stripe2017年7月20日)、「アメリカはバルト海でロシアと演習を行う中国海軍を緊切で追跡する」(Telegraph2017年7月21日)と見出しは厳しいものもあるのであるが、中味は、遠来の中国海軍はバルト海に来た、その意味は中国海軍は遠航出来る海軍であることを示すものであろう。

何しろ、西欧+アメリカは、黒海でバルト海でロシアと緊張関係にあるのだから、その緊張関係に中国海軍の来訪は何ら関係のないことであると報道している。

現実には、戦闘はあり得ないが、この2016年10月のロシア艦隊に拮抗出来る西欧(NATO)艦隊は無いのである。

ma2221 at 18:07|この記事のURLComments(0)

バルト海における中ロ演習に対する西欧の報道、やはり中国は遠い世界か

多くの西欧のマスコミがバルト海における中ロ演習を報じたが、一見、熱く報じているようだが、ゆっくり読んでいくと、遠いアジアの艦船がなぜバルト海にが中心軸にあるような記事が多かった。第1、7月21日付けイギリスの「Telegraph」では、参加艦船は、中国の最も進んだDDG、Changshaと記しているのである。

Changshaは「長沙」であり、その艦はインド洋あたりで故障となり、7月8日には中国国防部発表で、「合肥Hefei」と交替しているのにである。

西欧の反応をそのTelegraphの2017年7月19日の記事で追ってみよう。

見出しは「イギリス海軍はイギリス海峡で中国艦船を追跡監視するべくスクランブル発進した 中国艦船はロシアと最初の海軍演習をバルチック海に向かっている」 である。スクランブル発進と見出しは派手であるが。

3隻の中国艦船はドーバー海峡をウイークエンドに23型フリゲート「リッチモンド」の監視の下に先週遅く(7月15日頃)に通過した。 

彼らはそれから北海に向かった。そしてそこでは今週早く(7月17日頃)オランダの艦船がエスコートを行った。金曜日(21日)に始まるプーチンの海軍との演習を行う以前に。

中国系の「グローバルタイムズ」紙は、木曜日(20日)に報道した。052D級、最も進んだDDGが1週間の共同演習に参加すると。そのフネはフェーズドアレイレーダーを有し、垂直発射システムを装備していると「グローバルタイムズ」は報道した。

ロシアのメディアは、10隻の艦船が演習の最初のフェーズに参加する。そして10機以上の航空機とへりが参加する。

情報概要は以上。といった具合で文体はきわめて冷静である。

やはり西欧の関心は、ロシア海軍であり、空母「クズネツォフ」であり、原子力ミサイル巡洋艦「ピョトール・ヴェリキー」である。 

ma2221 at 11:07|この記事のURLComments(0)

中国国防部がバルト海歓迎式典を報道!!

中国国防部2017年7月21日。見出しは「中国・ロシア海上連合2017演習に参加する中国の参加艦艇はバルチースクに入港した」。

中国・ロシア海上連合2017演習に参加する中国艦艇編隊は7月21日午前、ロシアのバルチースク軍港に入港した。

バルト海合肥2017.7

























写真/中国国防部

バルチースク軍港に入港するDDG「合肥」である。左の艦船はロシア海軍のステレグーシティ級である。へり格納庫の高さなど、このクラスを特定するものである。



バルト海合肥その2

























写真/中国国防部

歓迎式典のロシア海軍吹奏楽団、中国国防部の写真説明では中国国家を演奏しているとのこと。


バルト海合肥その3

























写真/中国国防部

入港する「運城」。

中国の参加艦艇編隊は6月18日に三亜を出港。インド洋、大西洋を経てバルチースクに到着した。途中、マラッカ海峡、スエズ運河、ジブラルタル海峡、イギリス海峡など著名な海峡、水道を通過した。航行途中、射撃訓練を行い、海上航行補給を行った。

情報概要は以上。なお、細かい話であるが、写真サイズは、最近ではアメリカ海軍と上のサイズになってきている。これは小生のようなブログでは最適な大きさである。中国のものは、これまで大きかった。すべてが統一されているわけではないが、ビッグニュースではこのサイズである。







 

ma2221 at 09:29|この記事のURLComments(0)

バルト海で中国・ロシア海上連合演習が始まった!!

中国海軍バルト海遠征編隊が欧州のバルト海のカリーニングラードに2017年7月21日に到着した。この歴史的寄港に際し、欧州のマスコミは大いに書き始めた。なかには「冷戦の再来」とまで。

中国国防部記事はさておき、ここは日本語ブログ「ロシア海軍情報管理局」より紹介させていただく。

************************

『タス通信』より
2017年7月21日0時56分配信
【バルト海でロシア-中国演習『海洋協同-2017』が始まった】
カリーニングラード、7月21日/タス通信

ロシア-中国の2ヶ国間海軍演習『海洋協同-2017』第1段階は、金曜日にバルト海で始まった。
『タス通信』はバルト艦隊公式代理人ローマン・マルトフより伝えられた。

「ロシア-中国海軍演習『海洋協同-2017』第1段階は、2017年7月21日から28日まで実施されます。
それは2つのフェーズから成ります。
7月21日から24日までは沿岸フェーズ、7月25日から28日までは海上でのアクティブフェーズ」
彼は話した。

午前に(バルト)艦隊主要基地〜カリーニングラード州のバルチースク市で、駆逐艦「合肥」、フリゲート「運城」、支援船「駱馬湖」から成る中国海軍艦船支隊の歓迎式典が開催される。

「ロシア・中国関係の歴史上、これは同国海軍艦船の初のバルチースク訪問となります」
マルトフは強調した。

ロシア海軍からは演習へ、新世代のプロジェクト20380コルベット「ステレグーシチー」と「ボイキー」、救助曳船、更には多目的艦載ヘリコプターKa-27、戦術前線爆撃機Su-24、軍事輸送機An-26が関与する。

「ロシア側の演習統制官は、ロシア海軍副総司令官アレクサンドル・フェドテンコフ中将、中国は、中国人民解放軍海軍副司令員ティアン・ツォン(田中)中将です」
マルトフは指摘し、演習の公用語はロシア語が承認されたと付け加えた。

演習の活動段階(アクティブフェーズ)計画に沿って、ロシアと中国の軍事船員及び海軍航空隊は、バルト海水域で艦船の組織的な対潜、対空、対艦防衛の問題へ取り組み、更に、海賊に乗っ取られた想定の船を解放し、遭難した艦を援助する為の捜索救助活動を行なう。
また、船員は、水上及び空中目標への戦闘射撃を実行する。

**********************

中国国防部HP2017年7月21日の「到着した」と言う記事「海上連合−2017 中ロ双方演習兵力集結」ではロシア海軍の参加艦、FFG「勇敢」号などとしている。

小生、ロシア海軍バルト海艦隊の主力艦は、FF「ネウストラシムイ」、「ヤロスラブ・ムードルイ」 であり、この2隻のうちの1隻が対応かと思っていたらそうではなかった。



ma2221 at 07:35|この記事のURLComments(0)

2017年07月21日

中国海軍、世界展開を加速 バルト海でロシアと合同軍事演習/CNNが報道!!

小生の知る限りではこのCNNの報道が、ロシア筋の英文情報や日本語ブログ「ロシア海軍情報管理局」をのぞく、バルト海における中ロ演習に関する欧米筋の最初の本格的な情報である。

なぜ、このバルト海における中ロ演習が欧米筋のマスコミでは評判にならないかに関し、欧州では中国海軍の動きは遠い東アジアの動きであり、東アジアにとって遠いバルト海のことであるからと、小生はひがみながら記してきた。

*****************************

見出し「中国海軍、世界展開を加速 バルト海でロシアと合同軍事演習」
CNN2017年7月21日

(CNN) 中国最先端の誘導ミサイル駆逐艦率いる艦隊が、バルト海でロシア海軍と合同軍事演習を実施する。両国の国防相が21日までに確認した。

中国の人民解放軍によると、演習は1週間にわたって実施予定。欧州の海域で中ロが合同軍事演習を行うのは初めてとなる。

ロシア国防相によると、演習では対潜水艦や対空訓練を実施する。演習の拠点は、北大西洋条約機構(NATO)の加盟国であるポーランドとリトアニアにはさまれたロシアの飛び地、カリーニングラードに置く。

中国から初めて参加する052D型駆逐艦「合肥」は、2年前に就航したばかり。演習にはほかに、ミサイルフリゲート艦1隻と補給船1隻、ロシアの艦船約10隻が加わる。

中国が地球の反対側に艦隊を派遣することは、10年前までは考えられなかった。NATO加盟国の英国やオランダ、デンマークの海軍艦は、英仏海峡や北海を横断して演習へ向かう中国の艦隊を何度もエスコートしている。

バルト海では、ロシアと米国、NATO加盟国との間で今も緊張が続く。中国のこの海域への到達には、そうした大国に匹敵する軍事力を見せつけたい狙いがあると思われる。

バルト海での合同演習について中国は、「第3国」を想定しているわけではないと説明する。しかし国営英字紙グローバル・タイムズは、海軍事情に詳しい北京の専門家の話として、「最先端の誘導ミサイル駆逐艦を派遣することで、中国はロシアへの誠意を示し、我が国を挑発しようとする他国を強く牽制(けんせい)している」と伝えた。

中国の艦隊は約1万6000キロを航行してバルト海に到達。中国国防相によると、先週、この航海の途中で地中海を横断した際に、実弾射撃訓練を実施した。

それと同時期に地中海では、誘導ミサイル駆逐艦「長春」率いる中国の艦隊が、イタリア海軍と合同軍事演習を実施している。

人民解放軍は世界中に勢力を拡大しつつある。今月に入ってアフリカ東部のジブチにも軍事基地を開設し、海軍艦隊を派遣した。

************************

この記事では、6月18日に三亜を出港した「合肥」バルト海遠征編隊、4月23日に上海を出港した「長春」遠航訪問編隊、さらに7月11日に湛江を出港したジブチ基地建設編隊のことも記されている。

このバルト海遠征編隊は欧州での航海途中で、イギリス、オランダ、デンマーク艦船によって、Shadow(追跡監視)され、エスコートされたとのこと。 


 

ma2221 at 12:55|この記事のURLComments(0)