2008年03月

2008年03月24日

埼玉県河川100選

埼玉県は、県民の投票方式で県内のすてきな景色、魅力ある河川100選を明日、発表する。

これまで河川は、生活排水の流れるところ、ゴミを捨てるところ、ヘドロのたまっているところが県民の多くの方の意識であった。

小生、都幾川と語る会(1994年に都幾川源流に大野ダムをつくるということから設立された)以来河川活動に従事しており、ミズガキ復活や水辺活動の指導などしているが、川のすばらしさを、県民が、日本人が理解してくれるにはいまだ少数派だよなと感じてきた。

県北県西も汚れているのだが、県南県東県央地区の川の汚れを見ると、これでは川をきれいにしようという、我々仲間の活動も難しいよと思ってきた。

今回はその川の管理者が、100選を選んでと呼びかけている。もちろん、管理者もきれいにしたいのは山々であったろうが、ここで上田知事が選挙マニフェストで訴えたのであるから、これを機会に本格的にということであろう。

この動きは、河川関係の市民団体も大歓迎であり、この動き、県民運動へ持って行かなければ、百年河清を待つようなものである。

有史以来、生活、文化、歴史は常に川とつきあってきた。昭和40年代の高度成長以来、人は川と離れ生きてきた。つまり、川と離れたのは僅か40年間なのであるが、人生は80歳前後の平均寿命だから、40年間は現代人にとっては短くはないのである。

少しづつ川の魅力、川を見直そうという言葉が散見されるが、ここに来て、かつて環境問題が1990年前後で大きく取り上げられるようになったのと同じで、大きく一般化してくれることを期待している。埼玉県の川再生県民運動にも大きく動いていきたい。

 

 

 

 

 



2008年03月21日

荒川流域の本企画さがしています

豊島襄著「荒川流域 ジョーさんの 植物そぞろ歩き」の本を発刊したことは、以前のブログで紹介したが、その後のこの荒川流域シリーズの原稿が揃わないので、探していますので、ぜひ何でも結構ですから教えてください。

埼玉県は、人口700万人、小さな国をはるかに凌駕するだけの人口です。それだけの人がおり、さまざまな志向を見せている。「埼玉」という一体感はかなり難しいし、県内の他の出版社のヒット作を見ても、「埼玉」を題名にしたヒット作は少ない。

小社で見ると、第1作まつやま書房編「埼玉夜話」、第2作榎本了著「新埼玉文学散歩上・下」はヒットしたが、その後はそれほどない。

何か実体感のある言葉は「武藏」「秩父」「奥武蔵」などである。また「狭山地方」とか「高麗」なども実体感がある。県東では「羽生加須」とか言った方が、読者へのインパクトがある。狭く見ると、「春日部」など市単位ぐらいがインパクトがある。これは地方出版をしてきた、28年間の感想である。

さて表記の本さがしであるが、古来から川を流域にして文化が形成され、人は生きてきているが、その流れなどを本にしたいと考えています。ぜひ情報をお知らせいただければと存じます。

 

 

 



2008年03月11日

打木村治と飯能

打木村治の晩年は、飯能市の図書館近くのマンションであった。

榎本了先生とお宅にお邪魔し、作品集の打合せを行った。

飯能市は、文化レベルが高く、同人誌「高麗峠」は、納品および集金などで飯能の書店に行った際の楽しみでもあった。市長さんやら飯能の著名人が同人であるから、面白い同人誌である。その同人は、打木村治を尊敬し、打木さんもその人達を愛していた。

作品集が発刊された時、これを機会に文学碑を建てようという運動が盛り上がった。一度前に起こったそうだが、何かで駄目になってしまったとのことであった。

作品集は1987年(昭和62)7月、そして、「高麗峠」同人を中心とした出版記念会は同年11月1日に開催され、小生はそれに招待された。小生40歳の時であった。

除幕式は、翌年の6月4日であるから、超スピードであった。もっとも子の権現に場所が決まったのは、1月17日であるから、その超スピードぶりが了解されるというものである。

いかに飯能の方々が打木さんの文学碑建立を待望していたか、出版記念会の写真が手元にあり、打木さん、参加者の皆さまが写っているが、楽しそうであったこと、今でも思い出される。

打木さんを児童文学作家と決める方もいるが、ご本人は小説家であると意識されていた。戦前、戦後を問わず、小説は書き続けている。しかし、戦後作品は数少ない。

作品集には、戦前作「喉佛」「小坪物語」「支流を集めて」の3篇、戦後では「耽美地獄」「原罪歌の人」「亀」「落日の賦」の4篇である。

戦後作のうち、地名が特定できるのは、「原罪歌の人」の豊岡(現・入間市)、「亀」の西川材産地の飯能市、都幾川が出てくる「落日の賦」東松山、「耽美地獄」もS鉄道との名前が出るので西武鉄道沿線であろう。

まつやま書房では在地を描いた作家として「大谷藤子作品集」とこの打木さんの作品集を発刊させていただいたが、在地作家の面目躍如といったところであろう。

今、所沢、飯能、東松山に文学碑、記念碑が建立されている。今年あたりは新しい打木文学の展開をしていきたい。

 

 

 

 

 



2008年03月07日

水辺への関心

近年のここ2〜3年、ようやく一般市民の水辺への関心が高まってきたように思えます。

埼玉県では上田知事の肝いりで「みどりと川の再生」を実施することになった。埼玉県では正直言って川への関心は、行政・自治体・市民三者ぐるみで川への参加、水辺活動は活発でなかった。川は生活排水の流れるところ、自転車を捨てるところ、ゴミが流れるのが河川という認識が多かった。

ところが笹目川の護岸をきれいにしたのがきっかけであったろうか。県南の河川に荒川や江戸川の水を導入したり、綾瀬川が2006年度に汚い川日本一になったため、そのきれいにするキャンペーン活動が県と市民団体が協働で実施したり、少しづつきれいになってきた。

各地でゴミ拾い、植樹の手入れ、川の生き物調査、水生昆虫調査、水辺活動、川祭りを市民団体・自治会が主体となり、時には河川管理者、自治体も加わり、開催するようになってきた。始めたのは、1995年頃からなのだが、ここ数年はかなり活発に開催されるようになってきた。

埼玉県での「みどりと川の再生」でも住民と市民団体と河川管理者、自治体いやさまざまな団体・組織が一緒になって、川の再生・整備に関する議論を県民運動で展開しようと提案している。

まつやま書房では、近く豊島襄著「森林インストラクターのフィールドノート  荒川流域の植物そぞろ歩き」を発刊します。定価は1785円。荒川流域の各地の植物を、うんちくを傾けて展開しています。人気の巨木も紹介。ぜひお求め下さい。河畔の植物を楽しんでくだされば幸いです。