2009年08月

2009年08月31日

行政と市民との協働事業 鶴ヶ島市の場合

NPOは税金の配分である。と記すとわかりづらいが、行政が行っている公共サービスは費用がかり、多角化している住民ニーズに対応しきれない。

であるから、教育・福祉・環境・まちづくり・人支援などなどで、これまでの税金の振り分けの仕方を変え、それらの分野にシフトするとともに、それら事業を担っているNPO法人(イギリスなどではフィランソロピー)と事業契約を締結し、委託する。

自民党はこのことをほとんど理解できなかった。

さて、そんな流れが民主党の誕生で本格化するであろうが、その流れの先を行っているのが、鶴ヶ島市の「企画提案型協働事業」である。市単位であるので、資金援助なしなど足りない面が多いが、しかし近隣市町村ではしていないだけに、先駆的試みといえる。

その平成21年度中間報告会および22年度の企画公開プレゼンテーションに過日(8/27)行ってきた。

報告会は5報告、プレゼンテーションは小生も参加しているLLP法人じもとメディアが提案する「市民参加型で市の広報紙等の作成」事業など3提案。

広報紙の作成に関しては、既に大阪府が制作事業者(NPO企業を問わず)に対し、この8月に2次審査のコンペを開催している。

いよいよ来たかという感じであるが、読まれない広報、楽しくない広報であるので、改善は当然とも言える。しかしこれは橋本知事だからできたことであろう。

7月に行われた内容説明会では、今年度から「府政だより」を担当する民間からの採用の職員に質問しますという質問があり、ああなるほどね、かなり高飛車にやらないとこういう画期的な事業はできないよなと思った。

今後はかなり中枢に入る事業のNPO埼玉ツーリズム協議会協働化も入ってくるだろうし、協働、事業委託などさまざまな動きとなっていくだろう。

ロシア海軍のミサイル戦 補遺

NATOコード ロプチャー型の海戦への参加目的がよくわからないと記したが、大変勉強不足でした。お詫びいたします。

この揚陸艦2隻は、10日海戦したあと、12日に軍港ポチに進出、ロシア海軍特殊部隊「スペッナズ」を送り込み、先のミサイル艇や哨戒艇などを破壊し、グルジア海軍を壊滅させている。

同日両国は和平案を受諾している。

なお、この海戦は、ソ連ロシアが1945年の第2次世界大戦終了時から初の海戦としている。

ソ連は冷戦下、軍艦外交で派手に動き、アメリカイギリスなどのNATOの軍艦とスワというところもあったが、戦はしていないのである。

アメリカの派手な戦いと比べると、ソ連の地味さがわかる。

そういえば本日の選挙結果、自民党は1年も我慢すれば、また政権が戻ってくるような口振りである。あの細川政権が1年未満だったから。

敗戦のショックはあろうが、政権感覚はそんなものである。

なぜ機構変動が起きたかはわかっていない。

先の海戦の第1回ロシアのミサイルでグルジアは哨戒艇1隻を失っている。しかし敵は見えない。おそるおそるであろうが、彼我の実力の差を認識せず、前に進んだ。さらに1隻を失い、さすがにやばいと感じ、引き上げた。

グルジアの小さな哨戒艇、ミサイル艇のレーダーの機能や索敵能力は、自国の軍艦であったのだから、ロシアは知り尽くしている。

しかし、実戦は何がおきるかわからない面もある。ミサイルが発射できないこともあるし、あらぬ方向に行くこともある。だから、このアブハジア沖海戦、ロシア戦後初の海戦と言うことも覚えておこう。



ロシア海軍のミサイル戦

黒海、アブハジア沖で08年8月10日に発生したロシア海軍とグルジア海軍とのミサイル戦、これからの海戦はこんなものであろう。

日本では、衆議院選挙で民主党が予想通り大勝を果たした。政治に市民が参加する態勢に少しでも持っていければ良い。

さて、それに海戦に参加したフネであるが、雑誌「世界の艦船」では、小型対潜艦「スーズダレッツ」を、NATOコード、グリシャ3型(ローマ数字)フリゲートとしている。ブログの管理者、ロシアソ連海軍報道情報・管理部機動六課は5型(同)としている。この違いは主砲が、3型が57mm連装砲、5型が76mm単装砲の違いであるから、SA−N−4ミサイル連装一基は同一。満載排水量1200トン。

小型ロケット艦は、NATOコードナヌチャカ3型(ローマ数字)、満載排水量770トン、SS−N−9ミサイル3連装2基、SA−N−4ミサイル連装一基を有している。これは両者一致。

大型揚陸艦は、NATOコードロプチャー型揚陸艦かアリゲーター型揚陸艦と思われるが、同ブログの黒海艦隊から調べると、ロプチャー型と思われる。満載排水量4400トン。ホント、この艦は使い勝手が良いらしく、演習やら海外にも良く行っている。もっともポーランド製。

−−なお、ブログの元、ロシアソ連海軍報道情報・管理部機動六課で、参加揚陸艦の写真を見ましたら、一隻の揚陸艦はロプチャー型でしたが、もう一隻はアリゲーター型でした。訂正させてお詫びいたします。

グルジアのミサイル艇は、沿岸警備に友好諸国にもかなりの数が引き渡されている(「世界の艦船1985年1月号ソ連特集」)とされている、NATOコード、オーサ型ミサイル艇であろう。

まあソ連崩壊後(上の特集号はソ連崩壊前。ちなみにロシアの軍艦は90年代、2000年代新しい軍艦の就役は極端に少ないので、この特集号は今でも役立つ)、新しい独立国に渡してもロシアの防衛に危険性の少ない軍艦を渡すだろうから、このミサイル艇以外には考えられない。

オーサ型は、基準排水量165トン、SS−N−2Bのミサイル単装4基を有する。艦対艦ミサイルの初期のものである。

つまり先の海戦報告では8基のミサイルを発射したことになるが、よくわからない。そして報告では8基のミサイル全基をロシア海軍は撃ち落としたことになる。

イランイラク戦争でも互いにミサイルを撃ち合っているが、成果はイマイチとのこと。動く軍艦相手であるから、実戦はかなり難しいのかも。つまり。実際はあらぬ方角に行ってしまった。まあ推測である。


2009年08月30日

ロシア海軍のミサイル戦、グルジアとの海戦

国家間どうしの戦いの時代ではないと記した。現代は、テロ集団・国家と、EU NAVFOR(ヨーロッパ連合、ヨーロッパ連合部隊)みたいな国連決議に基づいた連合部隊との戦いの時代なのかも知れない。

もちろん、国家間の領土を求める短期的な小競り合いは続くであろうし、小艇どうしの戦いはあるだろうが。

軍事ファンが求める、最新鋭のレーダー、戦闘機、イージス艦、艦対艦ミサイル、空対艦ミサイルが戦い合うというのは、軍艦の仕様のなかの話になりそうだ。

しかし、興味ある話もある。詳細は、ブログ「ロシア・ソ連海軍報道・情報管理部機動六課」に記されたものであるが、整理して紹介したい。ややわからない点もあるので、その点は補足で述べる。ロシアの番組[アブハジア沖海戦の詳細な説明]より引用とのこと。

初めは、ブログからの整理である。

ロシアとグルジアとのアブハジア沖戦闘は、2008年8月10日に行われた。参加したのは、ロシア軍は、大型揚陸艦2隻、小型ロケット艦1隻「ミラーシュ」、小型対潜艦1隻(スーズダレッツ)の合計5隻。

対するグルジア海軍は、ミサイル艇2隻(トビリシ、ディオスクリア)、哨戒艇3隻のこちらも5隻。

双方35キロに接近したところで、ロシア側は警告射撃のために対空ミサイルを発射した。

そこでブログは距離35キロで到達できる対空ミサイルを持つ艦はロシアの5隻にはないとして、近くにいたと思われるスラバ級巡洋艦「モスクワ」(旧・艦名スラバ)および警備艦スメトリブイ(NATOコードカシン級,対空ミサイルが主力)の2隻が発射したものであろうとしている。小型ロケット艦、小型対潜艦の対空ミサイルは射程15キロであるから。

モスクワは、射程90キロの「フォールト」(SA-N-6)、スメトリブイは30キロの「ヴォルナ」(SA-N-1)の対空ミサイルを持つ。

それでも、グルジア艦艇は接近。そこでロシアの小型ロケット艦が25キロの距離で対艦ミサイルを一斉発射、ブログでは、哨戒艇の一隻を撃沈したと記している。ミサイルは小型ロケット艦の対艦ミサイル「マラヒート」。

しかし、さらに4隻になりながら接近。それはミサイル艇2隻(トビリシ、ディオスクリア)が健在だからと言っている。この間にグルジア艦隊は対艦ミサイルを発射したのであろうと記している。しかし、ロシア艦隊は、それらを対空ミサイルで迎撃したとしている。

さらに両方の艦隊は、15キロに接近したので、小型ロケット艦は、射程15キロの「オーサ」M対空ミサイル(SA-N-4)を発射し、1隻の哨戒艇を撃沈。そこで2隻のミサイル艇と1隻の哨戒艇になったグルジア艦隊はグルジアの軍港ポチに撤退した。

補足=まず第一、対空ミサイルで警告を行ったと言う。戦争で警告をすると言うのも面白い。この意味が良くわからない。しかし、レーダーなどの電測機器または哨戒機などで圧倒的にロシア側が有利というのが、まず了解される。

また、距離35キロの時点で、ロシアの小型ロケット艦と小型対潜艦の対空ミサイルではないというのも面白い。両艦の対空ミサイルは「オーサM」(SA-N-6)で、ロシア関係の軍艦に多用されているミサイルであり、その最大射程は15キロ。いわゆる短SAMと言われるものである。西側では、フランスのクロタール、アメリカのシースパローがそれに当たる。

また、この海戦の情報が入って来た当初、モスクワが海戦に参加との情報もあった。今回、ブログの著者は、モスクワの対空ミサイルであろうと推測している。威嚇のために警告発射、うーん、ホントカイナ。面白い。

距離25キロの時点で、小型ロケット艦は対艦ミサイル「マラヒート」を発射している。35キロの時点でもこのミサイルを発射できたのだが、実戦では発射していない。多分、実際に命中する距離として25キロで発射したものであろう。

さらに対艦ミサイルは、この警告、威嚇は出来ないというのも興味あるところである。対艦ミサイルは当たってしまうのだろうか。対空ミサイルなら上空へ行き、そこで爆発して、警告、威嚇の役割を果たせるのだろうか。

15キロで短SAM「オーサM」を発射し、命中させたとのこと。対空ミサイルが対艦ミサイルにもなるとは、時々記されているが、その実戦例である。ブログでは小型ミサイル艦としているが、小型対潜艦も同じミサイルを持っているのだからどうなのだろうか。まあ、ここはブログの言う通りとしておこう。

いずれにしろ、グルジアの艦艇は元ソ連の艦艇であり、ロシアとしてはやりやすい。グルジアの軍艦のレーダーに映ったのは、どこの距離であろうか。知りたいところである。

また、グルジアのミサイル艇の対艦ミサイル発射に対し、対空ミサイルで撃ち落とした言う点も興味あるところである。それほど精度が良い対空ミサイルなのだろうか。またはグルジアの対艦ミサイルの精度が悪かったのだろうか。

グルジアの索敵能力が圧倒的に悪いのだから、勝負は目に見えていた。実際、ソ連、ロシア開発のミサイルが飛び交った実戦であった。なお、揚陸艦2隻が参加しているが、ロシアではこの揚陸艦、結構重宝に使っており、現在でも、揚陸用ではなく、日本近海で、連絡やら物資輸送に良く走っている。

ロシアの大型軍艦は、軍艦外交には良く使われるが、実務的にはどうかと何回も記しているが、この揚陸艦、実務的には最高使用度ではないか。また、今回の海戦では、支援艦的に参加したのだろうか。もう少し調べてみたい。



国どうしの戦い、軍艦どうしの戦い、攻撃機と軍艦との戦い

軍艦どうしの戦い(小艇をのぞく)は、1944年の日本とアメリカとの戦いが最終である、軍艦と攻撃機との戦いは1982年のフォークランド戦争が最後で、それからはそのような戦いを起こっていないと記しているが、かなり不安である。

小艇などの戦いは、ちょくちょく起こっているし、先に起きたロシアとグルジアとの戦いでも、ミサイルが飛び交っている。

アメリカなどの強国は、まず空母の艦載機で攻めるのであるため、軍艦と攻撃機の戦いはある可能性が高い。しかし、イラクの駆逐艦を撃沈させたとのニュースは聞かない。小艇は沈没しているであろうが。

戦後の戦争は朝鮮戦争、ベトナム戦争などの大戦争をのぞくと意外に少ない。いつも戦闘戦闘を聞いてきた記憶があるが、中堅、先進国家間の戦争は意外に少ないのだ。中東をのぞけばの話であるが。

結局、第2次世界大戦後をみると、世界各地で植民地独立戦争があり、イスラエルをめぐる中東の戦争があった。しかし冷戦下で、朝鮮戦争、ベトナム戦争があった後、アフリカで起こり、中東では今も進行中という、大きなとらえ方があると思う。

その他では、1971年の第3次印パ゚戦争がある。記憶では派手に戦ったと思っていたら、年表(岩波「日本史年表」)を見ると、12/3全面戦争開始、16日東パキスタン軍降伏、17日西パキスタンでも停戦受託。翌年1/12バングラ・デシュ独立で、戦自体は14日、二週間であった。

さらに、1973年キプロス紛争がある。7/15ギリシャ側が仕掛けたキプロス島の軍事クーデターが発生。トルコ系住民も多数住んでいるので、トルコ軍はキプロス島に上陸、第1次平和部隊派遣、第2次平和部隊派遣とあるが、22日には停戦、23日にはギリシャ軍事政権が崩壊している。
こちらは1週間である。

国家間どうしの戦いは、のちのフォークランド戦争(イギリス・アルゼンチン)、イラクイラン戦争、コソボ紛争時のユーゴスラビアの国家間くらい。あとはイスラエルがらみ、アメリカがらみである。そして命名がこれで良いのかと最近思っているのだが、テロ集団・国家との戦いとなってきている。

思えば1800年代、1900年代前半は国家間の戦いが多かった。帝国主義国家間だけでなく、帝国主義国家と植民地にしようとした国家間の戦い、それだけでなく国家間の戦いも多かった。例えば、先の1800年代からのトルコとギリシャの戦いなど。

話は、軍艦どうしの砲戦、攻撃機と軍艦との戦いであるが、トルコのキプロス島への上陸では海戦もあったような記憶がほんのちょっとあるのだが、資料がない。

いずれにしろ、国家間の戦い、さらに最新武器どうしの正統的戦いは減ってきている。どうもゲームの世界になりつつある。