2010年09月

2010年09月30日

イギリス海軍FF「カンバーランド」、中東へ30日3回目の出発

イギリス海軍の22型FF「カンバーランド」は9月30日中東へ出発する。

この中東への任務は3回目であるという。

調べてみると、2008年10月にNATO SNMG2艦隊として、第1次ソマリア沖アデン湾海賊対策に参加している。この際は、2008年12月にEU NAVFOR艦隊が創設されたため、この12月に一応解散している。むしろ解隊で、このSNMG2艦隊が任務を終えたとは限らない。他のケースでもそうであるから。

ともかく、2008年12月にソマリア沖は離れたことは確かである。

続いてこのFF「カンバーランド」は2009年12月に帰港するソマリア沖海賊対策に従事している。イギリス海軍は長期任務が多いが、それでも1年間はなく、4カ月から7カ月任務が多いので、2009年中半から後半に海賊対策に従事したと言えよう。

イギリス海軍のHPを丹念に調べれば分かるのであるが、なにせ発信数が多すぎる。日本の情報発信の少なさはこういうときに助かる。

2回目のこの時はCTF151艦隊で参加したようである。NATO艦隊ではこの時は09年6月29日〜11月9日まで、同じ22型のFF「コーンウオール」がSNMG2艦隊として参加している。

今回、「カンバーランド」はソマリア沖の海賊対策では、ペルシア湾(アラビア湾)のイラク沖などの警備をするようである。現在、ソマリア沖には23型のFF「モントローズ」がやはりNATO SNMG1艦隊として参加している。

「カンバーランド」は前回の任務から9カ月で実任務に復帰したことになり、イギリス海軍の忙しさが了解される。この任務の間にも、海軍デイに参加するとか演習に参加するとかあり、いやいやたいしたものである。機関整備とか忙しかったようであるが、そのことにも考慮してHPが書かれている。



中国海軍 アメリカ海軍と交渉再開へ。急速に路線変更!!

先のブログでは、アメリカ政府は中国政府と安全問題に関し、交渉再開するとのことであった。

日本に関しても尖閣諸島問題以来、かなり先鋭的になっていたが、昨日から急速に穏和になってきている。

これはアメリカ政府筋の発表では、アメリカとの北京における2日間の交渉結果で再開となったとしているが、この結果なのであろうか。またはかなり先に記したが中国の政府内の権力問題が片づいたためであろうか。

いずれにしろ、日中、米中は世界第1位、第2位、第3位の経済大国である。競い合うのは良いが、こじれるのは良くないし、まして、過激なナショナリズムに頼るのはまずい。

まず海軍関係の話をしようということである。やって欲しいのは、医療支援の来年も行う「パシフィックパートナー2011」である。

国連とか赤十字の役割とか言われることもあるが、しかし、現実的には、医療支援は今後も大いに必要であろう。今年、ベトナム、カンボジア、インドネシアなどで実施したが、その支援できた人は、真に必要とする人のほんの僅かであったろう。

これをアメリカ、中国、日本、オーストラリアなどが共同でやって欲しい。





アメリカ、中国 国防問題で会合再開へ!!まず海軍関係で話し合い

アメリカのペンタゴン筋は、2010年の早期以来中断していた両国の会合を来月のハワイで再開すると発表した。

両国は、北京で話し合い、10月14日から15日にかけてハワイで海軍関係の話し合いを行い、さらに今年の遅く、ワシントンで国防関係の話し合いをすると発表した。

この発表は北京での二日間の話し合いの後に行われたとのことである。



SSGN「ミシガン」横須賀に到着

アメリカ海軍第7艦隊情報によると、西太平洋の任務で28日、「オハイオ」クラスのSSGN727の「ミシガン」が横須賀に到着した。艦船撮影ファンにはご承知のことであろうが。

現在「オハイオ」級は18隻あり、そのうち4隻がSSGN(巡航ミサイル潜水艦)に改装されている。「ミシガン」はその4隻のうちの1隻。

水中排水量18750トンとのことだが、これはSSBN(戦略弾道ミサイル艦)と同一トンであるので、改装後も同じかはやや疑問である。

搭乗員は170名で、SSBNの公称155名より増加している。1982年9月就役、2007年6月改装後再就役である。巡航ミサイルは当然のごとくトマホークで、7連装VLSを22基装備している。

海上自衛隊 中国海軍の衛星追跡船に偵察行為 お互い様である

秋幸華さんから、明日から来る10月にふさわしい情報をいただいた。

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1)
今宵は東シナ海で行われている日中の熾烈な角逐の一端をとりあげてみたいと思いまする。

http://news.xinhuanet.com/mil/2010-09/29/c_12619207.htm

中国は10月1日(予備日は2日ないし3日)に四川省・西昌において月探査衛星「ジョウガ2号」を打ち上げる予定でありまする。

それに伴い、打ち上げ・追尾・観測支援のため事前に宇宙飛翔体観測支援船3隻(「遠望3号」「遠望5号」「遠望6号」)を太平洋の所定の海域に派遣したとのことでありまする。

2)
このうちの「遠望6号」について、この「遠望6号」、長期間にわたって大海原で活動することに備えてトレーニングルーム等相当に豪華で快適な設備を備えているとのことでありまするが、それはさておき、注目すべきはこの文章の一番最後の方でありまする。

http://club.china.com/data/thread/1013/2718/31/22/5_1.html

正確な日時は不明でありまするが、この「遠望6号」が中国・上海方面を出発して、日本の南西諸島、いわゆる第一列島線付近の公海を航行中の正午頃、1機の日本の飛行機(おそらくはP−3Cのことだと思われまする。)が「遠望6号」付近の空域を旋回していったとのことでありまする。

この船のベテランの船員が語るところによりますと、船が出港するたびに日本の飛行機が飛んできてぴったりとくっついてあとを追っかけてくるとのことでありまする。

さらにこの日の午後4時頃、船上において祖国に(しばしの)別れを告げる儀式を実施している最中、「132」の艦番号が記された日本の海上自衛隊の艦艇(「あさゆき」の事だと思われまする。)がやってきて1000m位の距離にまで近寄ってきたとのことでありまする。

この「遠望6号」が速力を上げると、日本の艦艇も同様の速力を出してあとを追っかけてきたとのことでありまする。

その後、この日本の護衛艦に「護衛」された「遠望6号」の船上では勇壮な国家を奏で、五星紅旗をはためかせながら、船員たちが祖国に向けて任務を完遂することを誓い、使命を辱めないという旨を厳かに
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最後の部分は文字化けしているので、省略したが、中国海軍が言いたいことは容易に読みとれるであろう。続いて秋さんの続続編。

念のためであるが、「あさゆき」は佐世保所属。第13護衛隊。「あさゆき」かP−3Cが撮影した写真を見たいものである。

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3)
中国の宇宙開発は陰に日なたに中央軍事委員会、人民解放軍が支援・関与しており、当然、この宇宙飛翔体観測支援船についても所属は人民解放軍海軍ではありませんが、実質的な運用には海軍が関与していると言われておりまする(軍事関連のネットにこうした記事が掲載されるのも一つの証明でありまする。)。

我らが極めて有能にして極めてサービス精神旺盛なる防衛省統合幕僚監部や海上幕僚監部は特に告示を出したりは致しませんが、東シナ海、第一列島線付近の海域では海上自衛隊護衛艦VS人民解放軍海軍艦艇以外にもこうした「おっかけっこ」が行われているのだなと思った次第でありまする。
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まあお互い仕事ですから、熱心です。