2010年10月

2010年10月31日

イギリス海軍の新「ウルフ」ミサイルは20マイル先のクリケットボールを破壊できる

イギリス海軍は長期改修で23型フリゲートに新型「ウルフ」ミサイルを搭載しつつある。

このミサイルは、20マイル先のクリケットボールを迎撃できると、イギリス海軍のHPは記している。

1マイルは1.6キロであるから32キロ先である。この迎撃成績はどうみるかは艦船ファンである小生には分からないと言うのが実感である。

先に記した弾道ミサイルと比べてどうなのかも分からない。

しかし対空レーダーが32キロ以上先のクリケットボールをとらえることができるということは了解できる。また、新ウルフが32キロ前後の射程距離であることもわかる。

アメリカ海軍の発展型シースパロー(ESSM)は、射程最大50キロで、高機動有効射程は18キロとされている。高機動有効射程とはWIKIの解説で、まあクリケットボールをとらえることができる距離と解釈してそう間違いはないであろうから、この新シーウルフの優秀性が評価される。

DDG「きりしま」、弾道ミサイル迎撃に成功!!

海上自衛隊HPにDDG「きりしま」が弾道弾ミサイル迎撃に成功した。その詳細ビデオは後日掲載すると記した。

小生は過日、アメリカ第3艦隊HPニュース情報で、迎撃実験は11月7日と記した。しかし、その同じ第3艦隊HPで29日「スターストライプス」情報で、成功したと記してあった。

あれ、11月ではないのと確かめ、ああ、11月7日だと思い、そのままにしておいたら、あまり、発信しない、海上自衛隊で、「成功しました」である。

海上自衛隊の予算は、国民の税金からなり、そんな固いことはともかく、国民とともに歩んで欲しい。

「スターストライプス」は、この「きりしま」のミサイル防衛は北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)からのミサイル防衛であるとしている。

北朝鮮が真にそういうことをしようとしているかは、わからないが、それを駆け引きの材料の一つにしていることは現実である。

なぜ、「きりしま」の迎撃ミサイルの発射が11月7日でなくなったのかは、情報元に確かめないとわからないが、いずれにしろ成功は、エライ、カネがかかっているのだから、僥倖であり、ミサイル発射は万万が一は否定できないのであるから、国家予算は縮小を必要と考えている小生でも、うーん、やむを得ないかと思うのである。

この迎撃成功はどの程度のレベルか(発射時間、迎撃コース)はともかく、大気圏を越えての迎撃であるから、もう少し日本は喜んだ方が良い。いつか大きな実績となることは事実である。




2010年10月30日

「アドミラル・ゴルシコフ」進水式が29日1時半開催された!!

ロシア海軍の22350型フリゲート1番艦の「アドミラル・ゴルシコフ」が29日1時半(現地時間)に進水式が行われた。造船所はセントペテルブルグのセヴェールナヤ・ヴェルフィ造船所。

ソ連崩壊後では、コルベット「ステレグーシーティ」級とともに、初の本格的設計の艦船と言える。

満載排水量4500トン、ロシア海軍情報筋では、沿海域戦闘とともに、遠海域の海洋向きの戦闘艦としている。2006年2月2日起工である。

ロシア海軍は20隻建造の予定としているが、2番艦「アドミラル・カサトノフ」が2009年11月26日起工されたことしか、それ以外の情報はまだ入っていない。

まあ、何はともあれ、本格的大型汎用艦が進水式を迎えたことは、ロシア海軍にとっては大きな朗報であろう。この艦が、ソマリア沖アデン湾に派遣される時が楽しみである。



2010年10月29日

NATO SNMG艦隊への疑問 3 2009年上期のイギリス艦船の動き

これまでアデン湾ソマリア沖海賊対策として、EU NAVFOR艦隊が2008年12月に結成され、さらにこれまで同海域も対象としていたCTF150艦隊が、アラビア湾(ペルシア湾)、インド洋などを含む全体を管理するようになり、海賊対策専用としてCTF151艦隊が2009年1月に結成されたのに対し、NATOは2009年3月に常設海軍部隊SNMG艦隊をソマリア沖に任務を拡げることになった。

これはNATO、つまり米英主導なら、CTF151艦隊で十分であり、なぜ急に設置する必要があったのか。それにはアメリカ海軍太平洋艦隊と大西洋艦隊の関係もあったのではないかとした。

NATOは当初、EU艦隊が2008年12月に結成されたなら、海賊対策のNATO艦隊は撤退し、解隊するとしていたのである。

海賊行動が活発化しているのでが再結成の要因としているが、それならCTF151艦隊を補強すれば良いだけのことであった。何も国際艦隊を3つも結成する必要はなかったのである。

考えられるのは、EU艦隊がうまくいくかいなという疑問、また、EU艦隊が機能することで、NATO常設艦隊はその必要性が無くなることへの心配があったことは十分考えれられるが、さらに、先にも述べたようにCTF151艦隊は、バーレーンを本部とするCTF151艦隊はアメリカ艦船の場合、第5艦隊に属し、それは第7艦隊にひいては太平洋艦隊にだけ活躍することになり、大西洋艦隊の活躍が減るという要因もあったであろうと記した。

EU艦隊がうまくいくかいなということはかなりあったようであり、この点はEU海軍本部でもそうであったようである。

太平洋艦隊に独占されないために、大西洋艦隊がというのは、小生の邪推であり、何の証拠もないことを述べておく。

しかし、NATO SNMG2艦隊がEU艦隊に引き継いだのは2008年12月で、参加したイギリス海軍の22型FF「カンバーランド」は当初、湾岸(アラビア湾)に任務に予定であったが、急遽SNMG2艦隊として、海賊対策に参加している。

「カンバーランド」は2008年8月29日出港し(イギリス海軍HPを追っていくと、すべての艦船の動向がわかる。分からない艦船は長期または中短期修理中である)、10月末に海賊対策任務についている。

当初の任務は湾岸であるから、これは東地中海警備を任務とするSNMG艦隊の任務では無い。

このNATO SNMG2艦隊は、イタリアのDDG「デ・ラ・ペンネ」、ドイツのFF「カールスルーへ」、同補給艦「レーン」、ギリシアのFF「テミストクレス」、トルコFF「ゴゴヴァ」、イギリスのFF「カンバーランド」、アメリカのDDG「ザ・サリバン」の7隻からなっている。そして08年12月13日EU艦隊が機動するや、解隊し、「カンバーランド」は一時帰港したことが確認されている。

NATO艦隊はほぼ6カ月任務である。東地中海任務は3ヶ月間でそれが修了すると大西洋にもどり、東地中海はそれまで大西洋にいた、もう一つのSNMG艦隊が任務につくようになっている。

なぜイギリス海軍の「カンバーランド」が急に海賊対策に従事することになったか。2008年1月から8月まで23型FF「サマセット」が地中海(9月16日帰港)に任務についている。通常、アメリカ海軍は保有隻数の余裕からSNMG1艦隊にもSNMG2艦隊にも参加させているが、イギリスは当時アラビア湾に通常3隻〜4隻のフリゲート・駆逐艦を派遣していたので、SNMG艦隊のどちらかに派遣させていたようである。

次の地中海任務は23型FF「セント・アルバンス」が2009年1月29日に出港している。「カンバーランド」が急遽は分かる気がする。

このNATO SNMG2艦隊は、2009年6月19日(ニュースによっては6月29日)に、再度海賊対策(第3次)に従事することになり、旗艦はイギリスの22型FF「コーンウオール」がなるが、旗艦引き継ぎは、「デ・ラ・ペンネ」からとしている。つまり、SNMG2艦隊はそのままあったことになる。その正解な動きは今のところわからない。

いずれにしろ、2009年3月にNATO SNMG1艦隊が、第2次として、ソマリア沖に展開することになるわけである。つまりSNMG艦隊はその任務先の一つをソマリア沖海賊対策としたということである。もう少し言えば、重点地域を東地中海からソマリア沖に移動したとも言える。

すると先に記した「セント・アルバンス」の動きが良くわからなくなる。イギリス海軍独自の動きなのであろうか。確認したらNATO艦隊の動きであった。長くなるので終了する。次からは見出しを変更して、このNATOの動きを追っていきたい。


2010年10月28日

中国病院船と海上自衛隊は協働で医療支援を!!

アメリカ海軍は、太平洋大西洋両岸に大きな病院船2隻を有している。太平洋では「マーシー号」があり、今年ベトナム、カンボジア、インドネシア、南太平洋諸国を回り、最後には、オーストラリア海軍の揚陸艦にその役目を任せ、帰航したのは既に記した。

ベトナム、カンボジア、さらに休養としてのシンガポール寄港までは、日本の輸送艦「くにさき」が同航したのは、自衛隊のHP「パシフィック・パートナーシップ」をご覧いただきたい。

アメリカのはもう終わっているのだから、中国も身近な東南アジアを、まず訪ねれば良かったのである。人道的な観点からなら。みてもらいたい病人は多い、アメリカの病院船、日本の医療団(NGOを含め)が診療できた人の数はたかが知れているのである。

もし同じところがまずいなら交通費も払えない人が多いのだから、ベトナム、カンボジアの違った地に行けば良いのである。

アメリカが賢明なのは、ベトナム、カンボジアを主催国としている点である。お手伝いに行かせてもらっているのがアメリカと日本と言う点である。

来年は日本と中国と一緒に東南アジア、または、アメリカ、日本、中国3カ国が一緒に行けば良い。