2012年04月

2012年04月30日

定義・ヘリ空母は全通型甲板を有するヘリを運用する艦船

日本の4隻のヘリ空母の運用に関して、対潜の他に巡航ミサイルや対艦ミサイルの早期警戒、哨戒活動があると先に記したが、より現在のヘリ空母の運用に関して知りたいと思い、日本語で「ヘリ空母」のWIKIを見てみた。

すると全通型甲板を有する揚陸艦艦船は認めないとの由。なに、狭い訓古学的儒教学者ではあるまいにと頭に来て、英字「HelicopterCarrier」を見た。

こちらはやはりしっかりしている。まあ、WIKIも、玉石混交ではあるが。

ASW CarriersとAmphibious assault shipsからなるとのこと。

小生は、全通甲板を有するV/STOL機や固定翼機を持たない、ヘリのみを搭載する艦船と定義したい。
英文WIKIは次の艦船としている。

イギリスでは「イラストリアス」「オーシャン」
フランスは「ミストラル」級3隻
アメリカは「タラワ」級「ワスプ」級
韓国「独島」
日本「ひゅうが」級
タイ「チャクリ・ナルエベト」

小生も同じである。だが、タイの空母はV/STOL機を有し、違うと思われるが、保留としておきたい。

スペインの「ファン・カルロス1世」、そのほぼ同級艦であるオーストラリアの「キャンベラ」「アデレード」はどうなるのと思ったが、こちらはV/STOL機を運用するのだっけと思いついた次第。

艦種も時代によって異なってくる。「ミストラル」級も揚陸艦を主として運用する場合もあろうが、リビア民主化戦争では、揚陸艦的運用はゼロであり、ヘリ空母としての運用が主であった。

英文WIKIの定義は鋭い。以下のようである。

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純粋のヘリ空母は21世紀においてはかっちりと区別することは難しいことである。

ハリアージャンプジェットのようなSTOVL(固定翼機)空母の到来は、クラス分けを困難にしている。例えば、アメリカ海軍のワスプ級は、6機から8機のハリヤーを有し、30機のヘリも有している。

ハリヤーや、より古いプレハリヤーを運用出来得ない、より小さな空母は、ヘリコプター空母として見ることが出来る。

多くのケースで、STOVL機を運用出来得る他の空母は、軽空母としてクラス分けできる。ワスプ級のような他の艦船は、海兵隊の軍隊を乗艦させることが出来るし、彼らを上陸させることも出来る。彼らは、だいたいとしては、強襲揚陸艦とクラス分けすべきだろう。

例えば、「ハームズ」と姉妹艦の2隻は22,000トンの艦隊空母を変更し、ヘリのみが運用できる「コマンド空母」になった。しかし、「ハームズ」は後にSTOVL空母に変更されたのであった。

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小生は、であるから「空母型艦船」として、とらえないと時代の動きに対応できない時になったなと思っている。











軽空母「ひゅうが」搭載ヘリは対巡航ミサイル探知が目的

イラク・アフガニスタン戦争、リビア民主化戦争で大いに活躍したひとつとしてトマホーク巡航ミサイルがある。

現在のところ、そのミサイルを撃ち落としたという情報は無い。この巡航ミサイル、ますます命中精度、巡航飛行距離を伸ばしており、国家自衛を目指す海上自衛隊もこの巡航ミサイル対策は肝要である。

海上自衛隊の軽空母「ひゅうが」「いせ」および22DDH、24DDHは、2万トン前後の大きさである。

なぜ、これまでの潜水艦対策なら、これほど大きくする必要はあるまいに。また、災害支援にも多大な活躍を、現に軽空母「ひゅうが」は東日本大震災では大きな実績を上げたが、うーん、それだけだろうかとは、以前から指摘してきた。

やはり、原点に戻ろうと軽空母建造発表時点の新聞を読み返して見た。

すると、「海中の潜水艦を監視・捜索するヘリに加え、敵のミサイルの射程の外、できるだけ遠距離から水上艦を警戒できるヘリも必要」との防衛省幹部の声を見つけた。(朝日新聞2009年10月27日)

これは早期警戒ヘリのことを指すのであろう。

これがメインか、納得まではいかなくとも、なるほどねという感じではある。すると、搭載する哨戒ヘリというか早期警戒ヘリは何なのであろうか???



アメリカ海軍、BMD対応艦は23隻!!?

しつこいのであるが、またも戦略ミサイルを防衛するBMD対応艦である。32年間出版にこだわっているのだから、これは性癖か!!!

さて、英文情報でも、現在2012年4月現在で、22隻(4月6日)、24隻(巡洋艦5隻、駆逐艦19隻、さらに太平洋16隻、大西洋8隻、3月24日)と分かれており、さらに現在23隻(4月20日)であるとの情報もあった。

ここ3日間調べた結果では、現在のところ23隻が判明している。

タイコンデロガ級巡洋艦で、BMD対応艦は、「アンティータム」(CG54)「レークエリー」(CG70)「モントレイ」(CG61)「シャイロー」(CG67)「ヴェラ・ガルフ」(CG72)「ポートロイヤル」(CG73)計6隻。

うち、「モントレー」「ヴェラ・ガルフ」が大西洋艦隊。
太平洋艦隊は4隻で、「シャイロー」が横須賀所属。

「アーレイ・バーグ」級DDGは17隻。

太平洋艦隊は12隻。
「ジョン・ポールジョーンズ」(DDG53)
「ラッセル」(DDG59)
「ポール・ハミルトン」(DDG60)
「フィッツジェラルド」(DDG62)横須賀所属
「ステザム」(DDG63)横須賀所属
「ベンフォルド」(DDG65)
「ミリアス」(DDG69)
「ホッパー」(DDG70)
「ディケーター」(DDG73)
「ヒギンス」(DDG76)
「オカーン」(DDG77)
「チャンフーン」(DDG93)

大西洋艦隊は5隻。
「スタウト」(DDG55)
「ラメージ」(DDG61)
「ゴンザレス」(DDG66)
「コール」(DDG67)
「ザ・サリヴァンス」(DDG68)

フライト1は、DDG51「アーレイ・バーク」〜DDG71「ロス」まで21隻であるが、うち、BMD対応艦に改装されていないのは、8隻。改装されているのは13隻(太平洋8隻、大西洋5隻)。

改装されていない8隻のうち、横須賀所属は「カーティス・ウイルバー」(DDG54)、「ジョン・S・マッケーン」(DDG56)。



イラン向けの中東BMD対応艦は、現在は「ミリウス」が任務

アメリカ軍に何か言いたいことがあっても、その情報公開、広報体制がしっかりしていることには、異論はないであろう。

「分からないと言われましたが、それはあなたがしっかりと調べていないからではないでしょうか」という声が聞こえてくるようである。

さて、しつこくBMD対応艦である。アラビア湾のイランのミサイル発射に対応する中東BMD派遣艦は、2008年から始まった。

まだ調査ミスがあろうが、現在分かっている範囲では、2008年「ベンフォルド」、2009年「ジョン・ポール・ジョーンズ」「ベンフォルド」、2010年「ディケーター」、2011年「ヒギンズ」、「チャンフーン」「ジョン・ポール・ジョンズ」であり、その後は分からないと2012年4月29日に記した。2012年1月に「ミリウス」が出港している。

その後の艦は「ラッセル」(DDG59)であった。2011年9月1日出港である。7カ月独立任務である。


これもまだ分かっていないのであるが、現在のBMD対応艦は、22隻とも24隻とも言われている。
うち、巡洋艦は5〜6隻、これは確定のようである。残りはアーレイバーク級DDGである。

タイコンデロガ級巡洋艦で、BMD対応艦は、「アンティータム」「レークエリー」「モントレイ」「ポートロイヤル」「シャイロー」「ヴェラ・ガルフ」。

アーレイバーク級DDG17隻とすると、横須賀所属2隻、パールハーバー・サンディエゴ所属10隻、アメリカ西岸5隻程度であろうか。

第11次中国海賊対策艦隊、NATOSNMG1艦隊指揮官と会合!!

こちらは秋幸華さん情報である。ありがとうございます。

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上等なラクでも飲んで明日に向けての活力を取り戻したいと思いまする。
つまみはこちらでありまする。

http://news.xinhuanet.com/mil/2012-04/27/c_123049829.htm

4月27日、445回目の護衛任務を遂行中の中国海軍第11次海賊対処部隊の指揮官である北海艦隊の副司令官氏・楊駿飛少将がNATOの第508特別混成部隊指揮官氏とアデン湾中部の海域において交流を行ったとの事でありまする。これは、第11次海賊対処部隊が護衛任務を開始して2ヶ月の間のうち、海賊対処部隊指揮官と外国艦艇部隊指揮官との間の初めての訪問交流になるとのことでありまする。

当日の現地時間午前10時30分、特別混成部隊指揮官一行3人は「青島」艦に乗艦、迎えた楊駿飛少将は歓迎の意を表明したとの事でありまする。その後両者は中国とトルコの友好関係を祝するとともに海賊対処分野での中国海軍と第508混成部隊等との間で交流・協力を強めることについて話し合ったとの事でありまする。(仲良きことは本当に麗しい限りでありまする。)
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NATO SNMG1艦隊司令官はトルコ海軍である。しかし、この会合、NATO SNMG情報では掲載されていないし、昨年6月から9月までほとんど情報が掲載されなかったと同様、4月12日から更新されていない。