2012年06月

2012年06月30日

オーストラリア海軍「パース」もパールハーバー着

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オーストラリア海軍はリムパック演習2012に「パース」「ダーウイン」および潜水艦「ファーンコン」を参加させるが、2012年6月28日に「パース」がパールハーバーに到着したと、アメリカ海軍HPが報じた。

見て分かるように「パース」は、新型レーダーを装備している。多目標迎撃レーダーである。

EU艦隊とNATO艦隊が協力し、WFP船を護衛

こちらはEUNAVFOR情報2012年6月28日。

この情報は、まずNATO情報から、6月21日に、NATO SNMG1艦隊に属するアメリカ海軍の「テイラー」が、今週早く、WFP(世界食糧計画)に雇用されたTupi Maiden号をアデン湾からジブチ西方への航海で護衛していると報道されていた。

Tupl Maiden号はEU艦隊の「ゲパラット」が護衛していた。テイラーはジブチ西方への護衛を引き継いだのである。NATO情報概要は以上。

現在、ソマリア政府が機能していないために、多くのソマリア避難民が各地に非難している。そこでWFPが食糧を商船でその避難地近くの港へ搬送しているのである。海賊が蟠踞している海岸まで行かなければならないため、直接、EUやNATOの艦船が直接護衛している。主として、ケニアやタンザニアから輸出されている。

さて、EU情報である。6月18日〜21日に、EU NAVFOR艦隊の「ゲプラット」と「レイナ・ソフィア」とNATO艦隊の「テイラー」は協働で、WFPの商船Tupi Maiden号を護衛した。

商船の護衛は、オマーンのサラーラ港を出港した。そして「ゲプラット」が護衛した。国際安全航路(IRTC)入り口
の東のポイントまで護衛した。

IRTCに入るや、「テイラー」が護衛した。再びEU艦船にバトンタッチするまで。今度は「レイナ・ソフィア」が商船を守り、6月21日にジブチに到着した。

EU情報概要は以上。これまでロシア艦船もWFP船を護衛している。

「テイラー」はアメリカ海軍FFG「O・H・ペリー級」の1隻でFFG50.「ゲプラット」はフランス海軍「ラファイエット」級5隻の5番艦。「レイナ・ソフィア」はスペイン海軍「サンタマリア」級6隻の4番艦で、「サンタマリア」級はアメリカの「O・H・ペリー」級の国産建造艦。

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EU情報に掲載されている写真。





エヴェルトセンの海賊船退治に日本のP−3Cも支援活動

NATO SNMG海賊対策2012年6月29日。

アデン湾やアラビア海で2日間の追跡の後、NATO艦隊の旗艦であるオランダ海軍の「エヴェルトセン」は今朝早くハイジャックされた小船に乗船した。そしてハイジャックされた7名のインド人とバングラデシュの乗員を解放した。

オマーン船籍のネバカッド号は、6月20日にオマーン海岸沖でハイジャックされた。そしてアラビア海で商船を攻撃する海賊船として使われていた。

6月27日にマルタ船籍のバルク商船「ナムルン」号から緊急警報を受けた。船長は、見知らぬ船が攻撃を仕掛けている、そして射撃を行ったと連絡した。

EU軍を含む、他の海軍とともに素早い対応で、NATO軍は、エヴェルトセンを発進させた。

ソコトラの北西部地域へ10時間で約300海里を艦船は走った。海賊船がいる位置は分かっていたけれども、ソマリアに向かって南下した。悪天候は、強いモンスーンの風であり、浪も高かった。

日本の捜索機の支援もあり、エヴェルトセンがイエーメンの領海に入った時、エヴェルトセンのリンクスヘリは木曜日午後に小船を探知した。

まず最初に、今朝、小船がソマリアに向かって南に舳先を向けたので、エヴェルトセンは乗船するべく小船に近接した。乗船チームが近づいたとき、ハイジャッククルーは、jumped overboardした。7人の海賊容疑者を確保し、オランダ艦船は小船を救出した。

エヴェルトセンに遭遇するや、海賊容疑者たちは、抵抗を少しもしようとはしなかった。「海賊はこの地域で諦めてはいないし、しかし多国籍や協働の努力が大切であることを示している」とエヴェルトセンの艦長であるブーツ中佐は語った。



2012年06月29日

シヴィリアン・コントロール、田母神論文など

もうそろそろ、日本人は軍事に大人になった方が良い時期である。

元空幕長の田母神論文を少々読んだことがあるが、内容は真面目に日本を憂えて書いた論文であり、どう見ても危険思想とは思えず、なぜ更迭されたのかさっぱり分からなかった。

内容的には、それほど新規では無く、刺激もなく、しかし、同氏が真面目であることは理解された文章である。

問題は現役の軍官が過去のこととは言え、かつての政局に言動したということであった。しかし、現役の軍官が現在の軍事関係の事柄に関してさえ、発言するということは禁止された事柄なのであろうか。

そこでシヴィリアンコントロールとなるわけだが、これは、国民が、選挙で選出された代議士(国会議員)に戦争、軍事同盟などの大きな選択を委託するというものであり、それが最大限の優先事項となるものである。ただし、代議士が国民の意見と異なることを選択したら選挙を通じて落とすという手段がある。

さて、その代議士に重要軍事施策の選択権があるということ以外には、シヴィリアンコントロールは重要では無いのである。

つまり、軍官が時の軍事施策に関し、発言してはいけないとは、これまでの日本的シヴィリアンコントロールであり、誤った事柄である。

幼稚な文民優先主義なのである。

これでは重要な政治判断ができなくなる。軍官その他の専門的多角的意見が必要だからである。

今回の統合幕僚長のベトナム、フィリピン、ロシア訪問は、日本の幼児的文民優先主義を修正する良い機会である。しかしそれらが国会で論議されず、闇雲になっていくのは、良いことでは無い。

シンガポール海軍「ファーミダブル」がパールハーバーに

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シンガポール海軍のFF「フォーミダブル」が2012年6月27日、パールハーバーに到着した。

リムパック演習に参加するためである。同演習には22カ国、42隻の水上艦、6隻の潜水艦、25,000名が参加する。

向こうにいるのは、日本の掃海母艦「ぶんご」である。「うらが」と同型艦であるが、「ぶんご」だけが7.6mm単装砲を装備している。