2013年04月

2013年04月30日

中国空母(航母)艦隊某基地に集結写真!!

日本は高度成長時代、エコノミックアニマルと言われて世界から嫌われた。また、経済にどん欲な姿は世界から批評の的となった。そして日本人もロンドンやニューヨークに資本進出し、アメリカ全土も買えるなどと驕った。

中国は次第に自由化するであろう。あるところでは日本よりも報道を流している。つまり、自由化はできるところからできる範囲で行っていこうとしている。それは、徐々にではあり、限界はあろうが、進んで行くであろう。文人魯迅が生きていたら、今の中国をどう見るであろうか。

さて、中国の軍事ブログ「新浪軍事」2013年4月30日興味深い写真を流してくれた。

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「新浪軍事」の写真見出しでは、労働節前に遠海演習に集結しているであり、この港は海軍の某基地で、港には051C級2隻、054A級4隻があるとのこと。

051C級2隻は北海艦隊の「瀋陽」であり「石家荘」であり、では北海艦隊の青島近くの軍港と思える。この軍港の同定は、グーグルマップなどで、マジに調べればすぐに分かり、それが分かったところで、何の危険性も無いであろうが、中国は某基地とする。

さて、上記の写真では港内に何がいるかはさっぱり分からない。ではもう少しアップした写真を見てみよう。

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やや判別してくる。中央の山は、上の写真の右から2番目の山で、同一の港であることが了解される。埠頭の赤い施設が目立つが、これも上の写真では僅かに視認されている。しかし、ここで分かるのは054A級の3隻だけである。

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港に入る空母「燎寧」である。この港が上記の遠方から撮影した2枚の写真と同じ港かは分からない。

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もう一枚の写真である。前方にあるフネもそれなりに大きいので、大型船が停泊するバースであろうか。

ここいらまでは、なるほどそうかいなと思える。

しかし、同じ写真図集では下のような写真が掲載されている。motono0276


















誰が見ても上の写真とは異なる時期であり、全然これから出港する写真とは違う写真である。

どういう意味で入れたのか、さっぱりその意図が読めない写真で、おちょくっているのか、馬鹿にしているのか。

こういう写真が時々中国の軍事情報には入っている。それで信用できないとなる。

まあご愛敬として、労働節前(4月29日から5月1日)に集結とあるが、これは、この「新浪軍事」の推測であり、中国海軍が発表したものでは無い。

中国の一部の方にとっては、早く空母「燎寧」が出港し、魚釣島(尖閣諸島)沖を通過し、小日本人を驚かし、自己の不満を吐き出したいのであろうが、どうも艦載機の製造、訓練が遅れているようで、まだまだ時間がかるかも知れない。

なぜなら発着訓練はかなり高度なので、遠洋航海出港前に何回も訓練を重ねないと出港できないからである。

中国海軍のパイロットはこの発着に初めてなので、遠洋航海出航前に少なくとも半年はかけることになると思える。であるから、まだ当分は遠洋航海どころではないのである。



「ドーンブリッツ」演習参加の「ひゅうが」艦隊は5月10日過ぎに出港か!!

アメリカ西岸で行われる島嶼防衛攻撃演習「ドーンブリッツDawn Blitz」は自衛隊統合幕僚監部発表では6月10日より開始され、6月26日に終了する。

その演習に海上自衛隊のヘリ空母「ひゅうが」、イージスDDG「あたご」、全通型揚陸艦「しもきた」が参加する。

この艦隊いつ頃出港するのであろうか。「ひゅうが」は横須賀、「あたご」は舞鶴、「しもきた」は呉である。多分、横須賀に集合し、出港となるのであろう。

何と言っても太平洋は広大であるので、当然、パールハーバーには寄港すると思われる。

2012年リムパック演習に参加したDDH「しらね」は4月3日舞鶴出港、パールハーバーに4月15日〜4月19日訪問、4月29日マンサニーヨ寄港である。そしてアメリカ東岸に行っている。マンサニーヨは、メキシコ西岸にあり、首都メキシコシティの西側に位置している。今回行われる「ドーンブリッツ」演習の地であるサンディエゴ附近よりやや遠いが、せいぜい1日か2日の違いである。

するとマンサニーヨまで約26日間の航路であるから、24〜25日間の航路とすると、5月15日前後の出港となるであろう。まあ、余裕を持って5月10日過ぎの出港か!!??




F-35Bは滑走路120mで短距離離陸できる!!

現在開発中のF−35はまだまだ実戦配備には時間がかかりそうであるが、この短距離離陸垂直離陸型のF−35Bは時速130キロで120mの滑走路があると離陸できるとのことである。

これなら、軽空母、ヘリ型強襲揚陸艦のほとんどが同機を運用できることになる。

リビア民主化戦争におけるイタリアの軽空母「ジョセッペ・ガリバルディ」の活躍が、フランスの中型空母「シャルル・ド・ゴール」とともに注目されたが、より高性能なF−35Bの運用が期待されるところである。

イタリアの軽空母は、最大16機のAV−8B戦闘機か最大18機のアウグスタヘリを搭載できる。もちろん、通常はこの混ざり合いとなる。

2011年のリビア民主化戦争ではNATO軍に属し、4機プラスのAV−Bを投入し参加したとのこと。実戦であり、制空権を確保した後は、捜索用救助用警備用にヘリの運用は必要だろうから、この程度の機数で充分なのだろうか。イタリアの軽空母は満載排水量13,850トンであり、ほぼ「おおすみ」級と同じであった。こちらは14,000トン。

今回、6月10日から26日までアメリカ西岸で行われる3自衛隊とアメリカ、カナダ、ニュージーランドの島嶼防衛攻撃演習「ドーンブリッツ」では、ヘリ空母「ひゅうが」、イージスDDG「あたご」、全通型揚陸艦「しもきた」が参加するが、ヘリは「ひゅうが」の3機のみである。まあ、こんなものなのか。

しかし、今回は初めての準実戦演習であり、その記録写真、ただしアメリカ海軍HPに対しであるが、期待したい。




中国海軍艦船の退役進む、中堅艦船2隻は海洋監視船になるのか!!

中国海軍の旅大型駆逐艦と053H型フリゲートは1970年代から大量に建造されたが、現在では多くの艦船が第1線には参加しておらず、徐々に新型の就役に伴い、退役してきている。

この交替に際し、中国海軍やマスコミは増強の一途と宣伝している。

ではどのくらい建造されたかを見ると、旅大型は17隻、053H、053H1、053H1Gから、053H2級(黄石級)までで32隻であった。計49隻であった。必ずしも正確な数字では無く、目安として見て欲しい。

現在中国艦船は建造中を除くと、駆逐艦は14隻、054A級054級大型フリゲートは12隻+2隻、フリゲート053H3級10隻、053H2G級4隻であり、これらが近年の南西諸島通過実績艦である。計42隻であり、現在、駆逐艦052C級、052D級駆逐艦、054A級フリゲート、056級コルベットを建造中であるから、確かに増強か!!

さて、中国の軍事ブログ「新浪軍事」は、2013年4月27日「535」、「536」艦が退役したと報じた。

「535」は「黄石」、「536」は「蕪湖」である。しかし、この2隻そんなに古くないのである。

「黄石」は1986年12月、「蕪湖」は1987年就役である。あれれである。また、「蕪湖」は「蕪滬」となっている情報もあるが、ここでは、「蕪湖」としておく。

中国2隻が退役














先日に旧型フリゲートの「康定」の艦砲射撃演習の写真(新浪軍事)を紹介したが、それよりも新型の艦船が退役である。

旅大型の「南京」は2012年2月に退役し、「銀川」も2012年4月に退役している。なお大変世話になっている雑誌「世界の艦船」は2013年3月号で特集「中国海軍」で2隻の退役を記しておらず現役としている。

他にも抜けているところがあり、この雑誌編集部が中国の動きを中国国防部HPやブログ「新浪軍事」などなどの電子媒体でそれほど追っていないのは残念である。

本旨は、それでは無く、この「南京」は退役後、海洋監視船となることである。この1986年、1987年就役の2隻も海洋監視船になるのではないか??

というのは、ブログ「新浪軍事」が解説しているように、艦の横幕に「退役儀式」ではなく、「交接儀式」と書かれているからである。

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写真は「新浪軍事」より、横幕に「交接儀式」と書かれている。


中国の海洋監視船の充実は必要であり、その建造に追われているが、そう性急には完成しないし、乗員の要請も急務である。

であるから中国海軍中堅のフリゲートを改装しているものと思われる。

ドイツ海軍FFG「ハンブルク」、アフガニスタン任務まで空母艦隊に随航

ドイツ海軍の最新FFGが現在、なぜアフガニスタンの空爆作戦時まで、アメリカ空母「アイゼンハワー」に随航し、護衛活動を実施しているのかは考える必要がある。同じ敗戦国として。

アメリカ海軍HPは2013年4月3日に「ハンブルクは最初のドイツの艦船、アメリカ空母機動艦隊に参加した」という ゴーマン(Timothy Gorman)大尉の署名記事を掲載した。以下要訳する。

ドイツ艦船がアメリカ空母に随航するのは初めてでは無い。2010年に同じくFFG「ヘッセン」が空母「トルーマン」の護衛を行っている。

ゴーマン大尉は「ヘッセンは国際的演習を完了し、トルーマンと一緒に2010年に任務した。しかし、地中海でのみであった。(その後は)ドイツの艦船はEUのオペレーション、つまり、アタランタ海賊対策の艦船として、その海賊対策の一環としてアメリカの艦船と動いたのであった。2011年のハンブルクと同じように」と語る。

「ハンブルク」は空母の護衛に適している。つまり、地対空ミサイル、対艦ミサイルを持っているので。ザクセンクラスのフリゲートは3種の地対空ミサイルを有する欧州では唯一の艦船である。スタンダードSM−2、発展型シースパロ−ミサイル、そしてRAMミサイル。

また、「ハンブルク」はAPARレーダーとSMART−L捜索用レーダーは、新型の欧州の発展タイプである。APARはアメリカのSPYレーダーに匹敵(比較)できる、広範囲の火器統制レーダーである。さらに、SMART−Lは200海里以上の距離の飛行物体を探知でき、1,000飛行物体を自動的に追跡できる。その3Dの画面はAPARに迅速にAPARに目標のデータを送ることができる。

「これらのフネはこのタイプのミッションのためにデザインされているのです」とハンブルクの上級士官(中佐)は語った。

艦長のKuchler中佐は「私の個人的ゴールは、今回の任務を通じてドイツの124型フリゲート(ザクセン級)がアメリカの空母機動艦隊と、常態的に2年間参加(2-year participation)できる道を舗装することである」と語った。

ゴーマン大尉の要訳は以上。

ドイツ海軍「ハンブルク」は2010年11月21日にEU NAVFOR艦隊に参加し、2011年3月21日まで海賊対策に従事している。

「ヘッセン」に関しては、2009年にはアメリカ東岸で「アイゼンハワー」と共同演習をし、さらに2010年3月から「トルーマン」と半年間任務している。この間、今回と同様にアメリカ空母の指揮下に入っている。

ドイツ海軍は大体長くて6カ月任務、通常は4カ月から5カ月任務である。「ヘッセン」は2010年地中海や海賊対策に従事したというが、これは違っている。「ヘッセン」は第5艦隊海域に入っており、アフガニスタン攻撃に参加しているのである。

小生のEUとNATOの海賊対策参加艦の資料にも「ヘッセン」の参加は掲載されていない。

ということで、この「ハンブルク」のアラビア海におけるアメリカ空母護衛は2回目である。